Written By: sax on 2月 21, 2018 No Comment

シンリップ、ファットリップ、ダブルリップ等、サックスのアンブシャ(マウスピースの咥え方)は色々です。そしてそれらのアンブシャタイプも奏者によって微妙に変化します。またアンブシャを変化させると音質や音の安定性が激変します。サックス奏者にとってアンブシャは、目標のサウンドを実現するための「試練」であったり、時折自分を襲う「不安」だったり、答えの出ない「研究対象」だったりもします。どんなアンブシャが良い、とかいう長くなりそうな話は置いておき、サックス演奏のアンブシャの原点を考えてみます。

 サックスのアンブシャは「パラドックス」そのものだ、という人がいます。パラドックスとは矛盾やジレンマ、逆説などと訳されますが、「一見間違っていそうだが正しい説」、もしくは「一見正しく見えるが正しいと認められない説」等を指して用いられます。アンブシャのどこがパラドックスなのでしょう。それはサウンドを作り出すリードの自由度と、そのサウンドのコントロール性の関係がパラドックスを生んでいるということのようです。やや哲学的な解釈はここまでにして、具体的な矛盾の例を説明しましょう。ファットリップは上下の唇の力のみでマウスピースを咥え、息を吹き込んでリードを振動させるアンブシャです。リードを締め付ける力が少なく、リードは最大限に振動することが出来ます。しかし音のコントロールは大変難しく、安定した音を出すためには相当な訓練が必要です。シンリップは逆に、マウスピースをかなりの力で締め付けるアンブシャです。音のコントロールは非常にやり易いアンブシャですが、リードを鳴らし、太く大きな音を出すことと両立するためには、こちらも高い技術が必要です。

 サックスを楽器として機能させるためには、音のコントロールが必須です。正しい音程で、求められたタイミングで音を出し、意図した音の大きさで、意図した長さの音を出すことが 「コントロール」です。そしてサックスの誕生と同時に生まれたのがシンリップです。長きに渡り、クラシックサックスの世界では「王道」のアンブシャです。しかしサックスが色々なジャンルの音楽で活躍するようになってくると、「これがサックスの限界なの?」、「もっと面白いサウンド出せそう」、とかの欲が出てきました。そしてサックスの音の源泉であるリードの振動を、より自由にしてあげようというアンブシャが考えられ出しました。しかしリードに自由度を与えると、コントロールが難しくなりました。豊かな太いジャジーなサウンドでも、音程が悪すぎれば音楽になりません。吠えるような轟音でも、音のタイミングは重要です。サックスのアンブシャは、何かを得るためには何かを捨てなければいけないのかもしれません。そして捨てる物と得る物の価値は、プレーヤーひとりひとり、それぞれによって違います。アンブシャの基本形はあっても、それが自分の欲しいサウンドを作り出してくれる保証はありません。

 シンリップは正しくもあり間違っている。ジャズで標準的なファットリップも、正しくもあり間違ってもいる。確かにパラドックスです。重要なのは捨てる物と得る物に対する、「あなたにとっての価値」を自覚することではないでしょうか?

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Written By: sax on 2月 14, 2018 No Comment

かつては「贅沢品(?)」だったサックススタンドも、最近では価格も安く、かつサイズもコンパクトになり、プロ・アマを問わず多くのサックス奏者が使用するようになっています。ただし、そのスタンドの普及ゆえの、「サックススタンド絡みの事故」も多く聞くようになっています。サックスをスタンド事故から守る、「スタンドさばきのコツ」を紹介します。

 スタンドさばきの原点は「スタンド選び」でしょう。やはり重量のあるスタンドは安定していますし、丈夫です。小型軽量のスタンドはそれなりのリスクを持っていると考えて良いでしょう。またサックスをセットした状態でのスタンドの「重心」も重要です。全体の重心がなるべく低く、床に近づくほど安全なスタンドと考えられます。セットしたサックスの最下部が床から数センチしか離れていない場合と、10センチ以上離れている場合を較べたら、サックスがスタンドごと倒れた際のダメージは、両者で格段の差があります。軽くてコンパクトで、持ち運びしやすいサックススタンドは、楽器に自分の目がしっかり届く練習時用。大勢の人が動き回る本番のステージ上では、重く頑丈で倒れにくいスタンド、と状況によってスタンドを使い分けるサックス奏者は数多くいます。

 サックスのスタンドはバリトン、テナー、アルト用では「U字」型のベルレシーバーで支える物がほとんどです。畳むと小さくなるコンパクトスタンドでも、何らかの機構で同じようにベルを挟みます。サックスをスタンドに置く際、一番気を付けなければならないのがこの「U字」にベルを引っ掛けるときです。スタンド事故のトップは「ペルがスタンドから外れてサックスが転倒」ですし、2番目は「引っ掛け方が十分ではなく、全体のバランスが崩れて、サックスがスタンドごと倒れる」です。まずベルレシーバーにはサックスを「引っ掛ける」のではなく、しっかりと「置き」ましょう。軽く押し込むぐらいが良いと思います。そしてその際にサックスの下部中心が、しっかりスタンドの中心と一致していることを確認しましょう。多くのスタンドがベルレシーバーとその下のガイド(U字管あたりが接触する部分)の3点でサックスを支えるようになっています。この下の部分がちゃんとサックスを支えていないと、サックスの転落の原因になります。「サックスをスタンドに置く」→「スタンド下部の中心を確認」→「サックスを軽く押して安定させる」、というのがスタンドセットの基本ルーティーンです。

 ストレートソプラノサックスやフルート用の「差し込み型」のスタンドでは、足の長さと本数がポイントとなります。円錐形や棒状のレシーバーを支える「足」が硬くて長くて多いほどスタンドは安定します。短くて柔らかい脚は危険です。また3本足、4本足の場合は楽器と一体になった時の「全体の長さ」との関係が重要です。足が長ければ不用意に引っ掛けてしまう事故も多くなりそうですし、逆に足が短くて簡単に倒れてしまっても困ります。この種類のスタンドは、見栄えやコンパクトさだけでなく、自分の楽器を装着してみたうえで選ぶのが良いでしょう。

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Written By: sax on 2月 7, 2018 No Comment

ビッグバンドや吹奏楽等、日ごろの演奏を「譜面」でおこなっているサックス奏者は、いわゆる「白丸」と呼ばれる、全音符や二分音符を見ると安心します。馬鹿っ速い超絶フレーズの多いバンドのメンバーほど、その安心感は大きいでしょう。だって吹きながら休める(?)んですもの…。本当にそうなのでしょうか?

 実は「白丸」との付き合い方で、音楽の質は大きく変わります。シンプルなところから攻めるなら、その長さです。記譜のルールから言えば4/4拍子の小節頭から始まった全音符の 「止める場所」は次の小節の一拍目が始まる直前です。一拍目に音があれば、その音との間隔はほぼ無いはずです。しかしこの記譜でそんな演奏をすることは非常に稀です。一拍頭の少し前で止めたり、小節内4拍目の頭で止めたりする場合がほとんどでしょう。曲を高い質で演奏するためには、アンサンブルをするメンバー内で、音を止める場所をきっちりと決めておく必要があります。そうしないと音の止め場所がメンバーによってバラバラになり、「だらしない決め」の演奏になってしまいます。合奏でロングトーン練習をするときは、止めの場所を決め、その止め方を合わせることも重要な練習の課題です。止めも大事なら「入り」も重要です。音を長く延ばす「白丸」はその音符の始まりもとても目立ちます。

アタックせずに「スーっと」始めるのか、「タンン~」と軽いアタックで始めるか、「トン、ワア~」とフォルテ・ピアノで始めるか等、音の始まりには千差万別のバリエーションがあります。この「音の始め方」は通常、譜面上にアーティキュレーション記号(演奏記号)を使ってその吹き方が指示されていますが、演奏の表現を統一するため、バンド内でしっかりと取り決めておくべき部分でしょう。伸ばし方も重要です。その曲に最適の音質、音量、ビブラート、表情、ピッチ等、演奏で留意しなければならないことが沢山詰まっています。例を挙げれば、一流のスイングジャズバンドは、ビブラートのタイミングをぴったりと揃え、繊細な曲の表情を作り上げています。

 このように白丸は、「始まり」と「伸ばし」、そして「止め」というサックスの演奏技術が 「もろに出る」恐ろしいものなのです。一流のプロミュージシャンは、ロングトーンだけで音楽を表現できる、と言われます。高い演奏技術と濃厚な音楽演奏の体験により、どう音を出せば音楽になるか、が体に染み着いているが故の結果です。

アマチュアサックス奏者の皆さんでも、「ロングトーンを音楽にする」ように練習する事も大切ではないでしょうか。ロングトーンは「腕立て伏せ」のような筋トレ練習ではありません。あくまでも、良い演奏を出来るようになるための基礎練習です。色々な始まり方、色々な伸ばし方、色々な止め方でロングトーンの練習をしてみてください。そして「白丸」の吹き方を考え尽くしてみてください。演奏する音楽の質が、格段にステップアップすると思います。

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Written By: sax on 1月 31, 2018 No Comment

サックスはリードが決して安価でない消耗品であることや、高音部パッドの定期的な交換やメンテナンスが欠かせない事で、楽器の維持にはそれ相応のコストがかかります。安く見積もっても年間、2、3万円は「維持費」として使っているのではないでしょうか?そんなサックス奏者が生きていくため(?)には、近頃流行の「もったいない精神」が必須です。

 さて、どのへんで「もったいない精神」が発揮できるのでしょうか?リードに関してはテナーサックスのリードはバスクラリネットに流用可能です。ソプラノサックスは一般のクラリネットとリードの互換性があります。E♭調アルトクラリネットにはアルトサックスのリードが使えます。まあこれらの楽器を両方持っていなければ、なんの節約にもならない訳ですが…。流用を考え始めると、次に思いつくのが「リガチャー」です。セルマー社のメタルマウスピース「ジャズメタル」に付属のリガチャーは、ソプラノ用はベルグラーセンメタルに、アルト用はデーブガーデラのテナーメタルマウスピースとかで使っている人が多いようです。

テナー用はトサカの部分に当たるところを少し曲げて、オットーリンクメタルテナーに使うのが定番です。近年はリンクメタル付属のリガチャーの品質のばらつきが多いので、かなりのリンク使いがセルマージャズメタルのリガチャーを使っているようです。相性はバッチリで、サウンドも安定します。高価な別売高機能リガチャーよりもかなり安価に入手できるところもうれしいところです。マウスピースはメーカーやモデルによって直径や長さが微妙に異なるので、リガチャーやキャップは沢山持っているに超したことはないでしょう。いつかどこかで役に立つはずです。

 節約精神はストラップにも使えます。アルトサックス用のストラップがテナーサックスには短いので、テナー用ストラップを買う?いやいや、伸ばせば良いでしょう。紐のストラップなら登山靴の靴ひも等が使えます。太さも色々あり、伸縮性も様々なので、自分の好みにピッタリなストラップが出来ると思います。ネックパッドへの連結は、「もやい結び」等のロープワークを参考にして、絶対に外れないようにしてください。

ベルトタイプのストラップでも、同じ幅のナイロンベルトがホームセンターにあると思います。ネックパッドがボロボロになったら、ズボンのベルトやバッグのショルダーベルトが使えます。市販のストラップのフックと長さ調整スライダーだけを使って、オリジナルのスリング(紐)とオリジナルのネックパッドを使って、自分だけの個性的なストラップを作るのも難しい話じゃありません。しかも、とても安価で実現できますよ。

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Written By: sax on 1月 24, 2018 No Comment

楽器の演奏は、ほとんどの場合が「合奏」です。もちろんソロ演奏も無い訳ではありませんが、多くのアマチュアサックス奏者は、何らかの異種・同種の楽器との合奏による演奏が主体だと思います。「練習」というとまずは個人練習ですが、アンサンブル練習、グループ練習もとても重要な練習です。

 ビッグバンドやブラスバンドのパート練習、サックスアンサンブルのグループ練習では、メンバーが車座になって音を出す風景を良く目にします。しかしこの「車座」、練習目的に応じて違う並びで練習することも必要です。お互いの音を平等に聴き合い、自分と他人の音やタイミングの違いを見つけ出し、互いに指摘し合うためには、車座の練習はとても効果があります。しかし本番のステージで車座になって演奏する事はあり得ません。ある時点で「本番の並び方」で練習をしなければ、本当の意味でのグループ練習にはなりません。「並ぶ」と隣の人の音ばかりが聞こえます。その向こうの人の音は小さく、そのまた向こうの人の音はほとんど聞こえないかもしれません。その状態で快適に演奏出来て、初めて本番のための練習になります。本番の並び方の練習では、聴衆役の聞き手が必要です。しっかりとアンサンブルの出来・不出来、改善すべき点を指摘してくれるひとがいれば最高です。そんなひとがいなければ録音です。

 スピーカー付きの録音機で、演奏&録音→プレイバック→改善点の議論→練習→演奏&録音、というサイクルを繰り返します。またサックスはベルの向きで音の方向が大きく変わるので、本番の並びでメンバー全員が快適に音を聴き合えるような、ペルの構え方を研究するのも良いと思います。パート練習の必殺技に「トップ&サイド練習」があります。リード奏者(ビッグバンドならリードアルト、その他の編成ならトップパート)と各サイド奏者が1対1で練習演奏するのです。アーティキュレーションがトップと合っているか、どう違うか、どこが着いてこられないか、止めや延ばしがあっているか、など等をグループのリード奏者と誤魔化しの出来ない状況で合わせるのです。きついです。でも、もの凄く進歩が期待できる練習です。

 正直なところ、理想論だけでは音楽は出来ません。パート練習、アンサンブル練習では誤魔化し方を考えることも重要です。曲やフレーズには「合わせどころ」が必ず有ります。「3小節目の2拍目の頭と7小節目の4拍目の裏」等、ここさえ合わせれば何とかなる、失速してもここだけは絶対に合わせる、というポイントを「談合」して決めるのです。場合によっては、「おまえ、ここ吹くな!」なんて「議決」もあるかもしれません。

 音楽は瞬間の芸術です。どんな手を使っても、観客が感動する瞬間を届けられれば、それが正解です。あ、誤解しないでください。もちろんグループ練習は、皆で向上するのが目的です。しかしかばい合ったり、全体での解決策を議論したりするのもグループ練習です。ここが絶対に個人練習では出来ない事なんです。グループ練習を楽しんでください。

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Written By: sax on 1月 17, 2018 No Comment

サックスは一生ものになり得る楽器です。しかるべき頻度でメンテナンスをしていれば、製造から例え50年、60年以上経ったとしても、ちゃんとした楽器として演奏する事が可能です。自分の身の回りの物で、これほど「使い続けられるモノ」は他にあるでしょうか?そんな寿命の長いサックスですが、それ故に気にしてあげるべき、「長い間のいろいろ」があります。

 ヴィンテージサックスを見定めるときには、その「歴史」が作りだしたダメージを確認する必要があります。確認の第一のポイントはストラップリングです。リングの内側がストラップフックとの長年の接触で削れている場合があります。多少の削れは問題ありませんが、大きな削れはリングの破損の原因になります。演奏中にストラップリングが千切れ、サックスが床にドスン、なんて恐ろしいですよね。テナーサックスなら「ネックのお辞儀」も確認すべきでしょう。テナーサックスのネックは長いので、ほんのちょっとの力でも曲がってしまう場合があります。慎重に扱っていても、長年の本体との「装着・脱着」の繰り返し、また演奏中にネックへ伝わる力で、想像以上に元の状態から上下に変形します。曲がりの程度は他の同型のネックと並べてみればすぐに分かります。ネックの曲がりは音程の取り難さや、息の詰まり具合となって演奏に影響します。

 ベルの周り、またサックスボディ左側の「擦れ傷」もオールドサックスの「あるある」です。ペル周りの傷はスタンドに立て掛けることによる傷、ボディ左側の傷は演奏中に奏者の太ももに擦れることによる傷です。ちょっとやそっとでは傷にはなりませんが、何百回、何十年と擦り続ければ傷となります。細かい傷は塗装面を侵食し、露出された地金(じがね)を錆びさせます。サックス管体内部のサビや汚れも、長年蓄積されれば空気の流れや、サックス全体の振動にも影響を与え、そのサックスのサウンドに悪影響を及ぼします。ひどい汚れは、「悪臭」にさえ発展しますので要注意です。

 あなたの愛機であるマイサックスを、将来まで最高のコンディションで演奏し続けるためには、こんな「長い間のいろいろ」にちょっと配慮すれば良い訳です。まずは定期的なメンテナンスを、必要な頻度でプロのリペアマンにおこなってもらいましょう。部品の摩耗や、パッドなどの消耗品の交換はリペアマンがしっかりとしてくれるはずです。ストラップフックには樹脂のカバーを着ければ、リングとの摩擦が和らげられます。樹脂で振動を殺してしまうのは嫌だ、という方は、ストラップリングのフックと擦れる部分に、ほんの少しオイルを塗るのも良いでしょう。

 摩擦が低減し、擦れのダメージを防げます。スタンドのベルを引っ掛ける部分には、柔らかいクロスやセーム革を挟み、ペルの擦れを防ぎましょう。サックスボディの左側に関しては、なるべくここを擦らない演奏姿勢を心がけましょう。またサックス全体を拭き掃除するときは、擦り過ぎないよう注意しましょう。手脂を拭き取る程度で十分です。サックス内部は頻繁にスワブを通して埃や水分を取り除きましょう。サックス内部を傷つけないよう、柔らかめの布のスワブを選ぶと良いでしょう。これであなたのサックスは、50年経ってもピカピカの現役サックスだと思います。
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Written By: sax on 1月 10, 2018 No Comment

皆さんはチューニングのピッチは何ヘルツに合わせていますか?「え、どういう意味?」という方もいらっしゃるかもしれません。結構奥が深い、基準音についてお話ししましょう。

 五線譜の真ん中のラ(A)を440Hzに調律することが、1955年に国際標準化機構(ISO)によって決められました。それ以来、A=440Hzは音響器材の校正や、ピアノやバイオリンなどの楽器の調律の標準として用いられています。ところが、この国際標準はアメリカがそれ以前に国内で標準として使っていた周波数で、ヨーロッパではA=444HzやA=448Hzが今なお主流ですし、日本でもA=442Hzが実質的主流です。とはいえ、基準は単なる基準。奏者の好みでどうにでもピッチはコントロールできます。例えば古楽器であるチェンバロは、今もバロック時代の基準値A=415Hzで調律されます。時代によるピッチの変遷をたどると、15~16世紀ごろのルネッサンス期は466Hz、18世紀バロック時代後期には392Hz、モーツァルトは422Hz、1859年のフランス政府制定ピッチは435Hz、1884年のイタリア政府制定ピッチは432Hz、20世紀のカラヤンは446Hzのカラヤン・チューニングと呼ばれる標準ピッチを使っていました。凄い違いですね。

要は「基準音A=440Hz」という規格は、音楽をやるものにとっては、「ま、だいたいこの辺」でしかありません。実際に日本のコンサートホールやスタジオ、音楽練習室に置かれているピアノは、ほとんどがA=441~442Hzあたりで調律されています。高めのピッチのほうが、全体にハリのある音になるというのが一般的な意見です。電子キーボードが入ったバンドでは全員が「ピッチ調整」をすることができますので、高いピッチで合わせる傾向があります。アコースティックのピアノがバンドに入っている場合は、ま、ピアノに合わせるしかありません。

 ヴィンテージのサックスにはローピッチモデルとハイピッチモデルがあります。サックスはネックへのマウスピースの抜き差しでピッチを変えるので、楽器の「落としどころ」のピッチを設定することで、「もうこれ以上マウスピースが入らない/抜けない」という問題を解消していました。世界中で標準ピッチが異なっていた事への対応ですね。不用意にヴィンテージのローピッチサックスを買ってしまうと、現代のバンドのピッチに合わせられない場合がありますので注意が必要です。

 「奇跡のピッチA=432Hz」という言葉をご存知でしょうか?A=432Hzでチューニングされた音が、より美しく響き、調和がとれるだけでなく、脊椎や心臓で感じることができるという説です。「A=432Hzは、宇宙の規則性と数学的に一貫しており、意識や重力、磁気、物質は、A=432Hzで振動や光、時間、空間の性質を統一している。」、のだそうです。スマホのアプリで432プレーヤーというものがあり、普通の音楽音源のスピードを変えずに、ピッチを2%だけ下げて再生することができます。これを使って曲を聴くと、確かに音楽全体の雰囲気が少し変わります。感じ方は人それぞれだとは思いますが、是非一回聞いてみてください。音楽でのピッチの重要性が感じられると思います。

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Written By: sax on 1月 3, 2018 No Comment

楽器を演奏して音楽を作り出すという事は、もちろん自分一人で楽しむことも出来ますが、多くの場合は人前でおこなう行為です。それ故に、「あがる」、「恥ずかしい」、「頭が真っ白」等という、決して嬉しくない精神状態といつも付き合っていかねばなりません。「どうやったらステージであがらずに演奏できるか」は楽器演奏者のほとんどが、一度は考えたことがあるでしょう。今日は「気持ちのコントロール」の方法を考えてみましよう。

 気持ちはしばしば身体に影響を与えます。強張った気持ちは身体をも強張らせ、緊張した筋肉は身体の痛みや不調を生み出します。肩がこる、首筋が痛い、指が突っ張る、そんな身体の不調は往々にして、気持ちのバランスの不調が生み出す結果の場合が多いようです。そんなときに我々は心の中で「落ち着け、落ち着け」と唱えるのが常ですが、100回言ってもほとんどの場合落ち着くことはありません。今、そのとき、心は平静を失っているのですから、そんな「言葉」で落ち着きを取り戻すのはほぼ不可能です。しかし音楽は太古の昔から、長い長い歴史の中で進歩や変化を続ける文化です。こういった状況に陥るのを防ぐための数々のノウハウを、多くの先達たちが編み出してくれています。

 演奏時の緊張を防ぐため、「気持ちを遠くに置く」という言葉があります。これだけでは意味が分からないですね。分かり易い説明は、「気持ちが近いとは?」から始まります。あなたがサックスで曲を演奏するとき、フレーズの音符をなぞる為に、指の動きに気持ちを集中させているとしましょう。「プレスの深さと、呼気のスピードを意識する」、「唇の調節で音程を維持する」、「タンギングを意識して音の切れを良くする」など等。これらはみんな、「気持ちが近い演奏」です。演奏中の意識の多くを、身体の各部分、もしくはそれらをコントロールすることに注いでいます。ほとんどが脳みそから1メートル以内の「近い部分」に意識が集中しています。もちろん身体の各部を動かさなければ、あなたのサックスから音は出てきませんが、これらの動きは「手段」であり、目的ではありません。サックスから生み出される美しいフレーズ、観客に届く豊かなサウンド、会場全体に満たされる音楽の幸福感。そんな「遠いもの」に意識を集中すると、身体がそれなりに自然に動いてくれるはずです。というか、そのために練習を積んでいるのです。

 ライブや演奏会での「自分の目標」は、指を間違えずに動かすことや、音の頭を正しく切ることではありません、「良い音楽を演奏する」事です。意識を近くに置けば置くほど、身体は緊張して動きを鈍くします。意識を遠くに置けば、ゆったりとした気持ちで音楽の演奏そのものを楽しむことが出来るでしょう。そのためには、練習においては徹底的に気持ちを近くに置き、身体のコントロールを緻密に鍛錬する必要があります。練習では徹底的に細かいことを攻め、本番では「成るようにしか成らん!」と大きな目標に向けて演奏する。これが練習と本番の気持ちの使い分けです。また練習中に気持ちの位置を変える事も良い方法です。細かいフレーズの指の練習をしながら、フレーズの全体に目線を変えて同じ練習をするのも効果的です。

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Written By: sax on 12月 27, 2017 No Comment

サックスを首から下げるためのストラップには、さまざまな種類やデザインのものがあります。ストラップの機能としての条件をあげるならば、重いサックスをぶら下げても「切れない」、「首が痛くならない」、「長さの調節が容易」、というところでしょうか。いや、「調節した長さが変わらない」、という大事な条件もありました。
 良いサックスストラップの条件は数多くありますが、かなり重要な条件が、この、「一旦長さを調節したら、簡単に伸びてこない」、という事ではないでしょうか。サックスの演奏中、奏者は結構サックスを揺らしています。質の悪いストラップを使っていると、この動きやサックスの重量そのもので、ストラップが演奏中に伸びて来てしまいます。ストラップの長さが伸びてくると、サックスが下に下がります。マウスピースを唾える角度が変わります。息の角度も変わります。ひどく伸びればサックスをまともに吹けなくなる場合だってあります。このようなアクシデントが頻繁に発生し、いちいち演奏の合間にストラップの長さを調整する羽目になったら、安心して演奏に集中できません。ストラップの長さの安定性はとても重要です。

 ストラップの長さの安定度は、アジャスター機構の能力によって決まります。ストラップのアジャスター部は「長さを変えるときには軽く滑り、演奏中は全く滑らない」という、かなり無茶な要求に応えなければなりません。ストラップに重量(引っ張る力)が掛かっていないときにはアジャスターはスルスルと移動して長さ調節が出来、一旦サックスを吊って重量がかかれば、アジャスターはぴくりとも動かず、ストラップの長さは変わらない、というのが理想です。紐やベルトなど、ストラップの材質は色々ありますが、テンション(張力)が無ければゆるゆる、テンションがかかれば摩擦でギチギチ、という条件は共通です。

 この条件は、実は紐式のストラップのほうが簡単な機構で実現できます。金属プレートに穴を開け、紐を特殊なルートで通せば、紐同志、また紐とプレートとの大きな摩擦を簡単に作り出すことが出来ます。そんな理由からか、最近は紐式のストラップの人気が高いようです。ただし、この摩擦力は紐の太さや材質による表面の摩擦に影響されます。自分で紐を交換する場合は太さや材質に注意してください。ベルト式でも良いアジャスター機構を備えたストラップも沢山あります。

しかしあるストラップメーカーは、見た目はまったく同じなのですが、アジャスターの内部構造をある時期から変えてしまいました。こだわりのサックスプレーヤーの中には、そのメーカーの昔のモデルのほうが「長さが変わらない」と言って、昔の製品しか使わないひとたちもいます。さすがサックス奏者。ストラップにも「ヴィンテージ嗜好」があるんですね。そうそう、「とほほ」なストラップでも、書類を挟むクリップを使えば、長さをぴったり固定できる場合もありますので、お困りの場合は試してみてください。

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Written By: sax on 12月 20, 2017 No Comment

サックス奏者にとって必要不可欠なリード。これがなければサックスは音が出ません。そして「鳴るリード」を求めるサックス奏者の執着は、並々ならぬものがあります。リードに泣き、リードに笑う。それがサックス奏者の宿命です。で、リードってそもそも何なんでしょ?

 目の前にあるリードは、ケーンというアシの一種の植物の茎を乾燥させ、薄くて長いヘラ状に加工したものです。リードの役割はサックス奏者の息のエネルギーを、楽器の音に変換することです。サックスが「ド」の音を出しているとき、リードは「ド」の音の周波数で振動しています。その振動が空気を震わせて、「ド」という音波になる訳です。サックスと同じように、リードの振動で音を出す楽器にハーモニカがあります。ハーモニカを分解すると小さな長さの違うリードが、ハーモニカの吹き込み口毎にずらりと並んでいます。ハーモニカは異なる音それぞれに、固有の振動数を持ったリードが付いています。

ですからハーモニカには、それが出せる音域の音の数だけのリードが取り付けられています。それに対し、サックスは一枚のリードでサックスの音域すべての音を出しています。この違いは、「共振」という物理現象が関わっています。ビンの口に息を吹き込み、「ボー」という音をさせる「ビン笛遊び」は皆さん経験があると思います。「ビン笛」の音の高低は、ビンの形やビンの中の液体の量で変えることが出来ます。同じビールビンを8本並べ、各々のビンに違う量の水を入れて調整すれば、「ドレミファソラシド」の出せる「ビン笛列」を作ることが可能です。ビン全体の「共振周波数」で音が決まるので、水を入れてビンの共振周波数を変えれば、異なる高さの音がでます。音のエネルギーの源はあなたの息ですが、それがビンの口の端で渦を作り、音の振動を作り出します。これを「エア・リード」と言います。フルートの原理と同じです。このときの振動の周波数が、ビン全体の共振周波数なのです。

 空気はあらゆる周波数で振動することが出来ます。そしてサックスのリードもそのサックスの音域内のあらゆる周波数で振動しなければなりません。そして、リードの「鳴る・鳴らない」はこの「あらゆる振動数」というところに起因します。天然植物の茎から作られたヘラですので、「あらゆる振動数」と言われてもやはり無理があります。サックスの管体が作り出す共鳴の周波数に、どれだけ効率良く応えられるか、がリードの良し悪しです。サックスの全音域で「鳴り難い」リードでも、ちょっと切ったり削ったりすれば劇的な変化をする場合があります。そして慣れてくると、「うん、高音域が鈍いな、ここを削ろう」というようなノウハウの習得も不可能な話ではありません。「リードが鳴らない!」、とリードを恨む前に、「あらゆる周波数で振動しなければならない」というリードの酷な役割に同情してあげてください。

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