Written By: sax on 12月 12, 2018 No Comment

楽器屋さんやネットショップには、様々な形のサックスストラップが溢れています。おぶい紐のようなハーネス型、肩に掛けるフック型、ズボンの後ろに留めるズボン吊り型、スリングのV字を押し広げるワイドスライダー型等々、形や仕組みが多種多様な、「サックス吹きの体に優しいストラップ」が数多く出回っています。かたや昔ながらの、「ペルトにひも」のストラップも健在です。サックス奏者にとっては切っても切れない縁のストラップを、細かく考えてみましょう。
 サックスストラップに対する恒久的な悩みはいくつかあります。首にサックスの重量が集中し、肩こりや頸椎ヘルニアを起こす、とか、サックスの重さで首が絞められ、喉が開け難い、なんて悩みもあります。ま、単純に書けば、「重い」とか「痛い」とか「苦しい」でしょうか。それ故に斬新な機構のサックスストラップが多数開発され、それらはかなりの数のサックス奏者に支持されています。ストラップに悩みを持つサックス奏者が、沢山いるという事でしょう。しかしサックス奏者の友人達の中には、まったく「重い」、「痛い」、「苦しい」を頓着しない人達もいます。彼らはむしろ、スライダーの安定性やストラップフックの材質、外れ難さなどにこだわっています。細いベルトのストラップなのに、「別に痛くねえし、喉も閉まらない」と言ってのけます。そんな「こだわらない派」の演奏姿勢を観察すると、共通点が見つかります。まずストラップのネックベルト部分が、首の付け根に置かれています。「首でサックスを吊る」、というより、首の付け根の肩との境界でストラップを支える、といった感じです。またサックス奏者特有の「猫背」にも特徴があります。やや背を丸めるのと同時に、腰をちょっと突き出しています。これは結果的に、身体の重心の垂直線に対し、サックスが近くなります。多くのサックスプレーヤーが知らず知らずにしてしまう。「身体という釣竿から垂れた糸の先にサックスをぶら下げる」ような姿勢ではなく、サックスがぴったりと体に密着し、横から見てもストラップはほとんど見えない状態です。これが「重い」、「痛い」、「苦しい」が回避できる演奏姿勢のようです。

 ストラップは出来るだけ首の付け根で受けましょう。イメージ的には「鎖骨」に乗せる感覚です。ワイシャツ等の硬い襟の服を着ていたなら、その襟の外側に回します。アンブシャ(マウスピースを咥える角度)の為に背を丸める場合は、やや腰を突出し、身体のS字を保つようにしましょう。基本、サックスはなるべく自分に近いところで操作します。右手のひらの付け根や右腕の先を、体のどこかに触らせて演奏するのも得策です。演奏姿勢が安定し、サックスの重量も分散します。ここで重要なのは、左右の肩を前方に丸めない事です。コンパクトな演奏姿勢は、往々にして肩で胸を締めがちです。喉から肺、肋骨へのスムースな空気の通りを確保するため、「胸を閉じない」事は重要です。この姿勢を意識すれば、かなり安価な「あたりまえのストラップ」でも、快適に演奏できるのではないかと思います。

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Written By: sax on 12月 5, 2018 No Comment

1920年、アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ生まれの「モダン・ジャズの父」、チャーリー・パーカー。「バード」の愛称で呼ばれ、天才的なひらめきを伴ったそのアドリブは、ジャズの歴史の中で伝説となっている。…と皆さんご存知の超天才ジャズアルトサックス奏者です。正統派のチャーリー・パーカー紹介は他の資料に任せ、少し横道の情報を紹介しましょう。
 今でこそ、「アドリブソロはその場での即興演奏」が当たり前のようになっていますが、パーカーが活躍した1940年代初頭、多くのプレーヤーは「準備したアドリブ」を演奏するのが常識だったようです。「そんなの即興じゃないじゃん!」と非難されそうですが、曲のメロディやコード進行に沿った完成されたフレーズの貯金を組み合わせ、聴衆に受け入れられるソロを演奏するという事は、それ自身まさに「ジャズ」でした。そこに出て来たのがとんでもない天才、パーカーでありディジー・ガレスピーです。ダンス音楽でしかなかったスイング・ジャズに飽き、新しい何かを探していたプレーヤー達のライブハウス閉店後のセッションから、新しいジャズ「ビバップ」が生まれ、ジャズはダンス音楽から「芸術」と評価されるようになりました。ビバップの創世記、パーカーやガレスピーらは曲のコード進行を極限まで拡張させ、使える音の範囲を広げました。原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いたり、頻繁な内部転調やテンションノートを使用したりと、その曲の持つ可能性を無限に広げたのです。しかも「雰囲気で」。そうなんです、パーカーは代理和音やテンション、内部転調などという現代ジャズの「語法」をさほど意識せずに、天才的なひらめきでアドリブソロに昇華したと言われています。後年多くのプレーヤーがおこなった、「パーカーのアドリブ分析」は、きっとパーカー自身に見せたら、「へえ、そうなんだ?」という具合なのでしょう。だからこそ、泥酔して居眠りしていたパーカーが突然目を覚まし、圧倒的な迫力と完成度のソロを演奏する、といったことが可能だったのでしょう。

 パーカーは楽器を選ばなかったことでも有名です。というか、麻薬と酒、+αに明け暮れたパーカーは、自分の楽器を売って現金を作ることに躊躇しませんでした。ですので、誰かからの借り物の楽器をステージで演奏するのは当たり前でした。パーカーが演奏したことで有名なグラフトン社製の白いアクリルサックスも、購入したサックスかどうかは不明らしいですが、1994年にパーカーの遺族によってオークションに出品され、1,600万円ほどで落札されたそうです。多くのサックスメーカーが、パーカーに使って欲しくて楽器を提供したとの記録もあり、管体にパーカーの名前彫刻が入ったKing Super20も写真が残っていますが、パーカーがお金を出して買ったとは考え難いと思います。パーカーのマウスピースはBrilhartの白トナリンが有名ですが、黒エボリンやオットーリンクのメタルも使っています。でも、何を使ってもパーカーの音になっています。「弘法筆を選ばず」なんですかね。

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Written By: sax on 11月 28, 2018 No Comment

マイクスタンドにすっぽりはまり、床やテーブルから生えていたり、ブームで吊るされているものばかりが「マイク」ではないのはご存知かと思います。歌や声を集めるための「マイク」に対し、楽器の音を集めることに特化したマイクが多種あります。今日は、「管楽器専用マイク学」です。

 楽器用マイクを大別すると、接触型の「コンタクトマイク」と、楽器装着型の「クリップマイク」とに分けられます。コンタクトマイクは、電子チューナーに付属している、楽器本体を挟み込んで、クリップのように取り付けるマイクが馴染み深いでしょう。クリップ形状なのに「クリップマイク」では無く、「コンタクトマイク」だなんてややこしいですが、楽器そのものにマイク集音部が接触するのが「コンタクトマイク」、楽器に固定器具で取り付け、楽器とマイク部の関係を密に、かつ固定的にするのが「クリップマイク」ということですので、見た目で誤解しないようにしてください。チューナー用のコンタクトマイクは音程を検出するだけの「音質はどうでも良い」簡易マイクですが、コンタクト型でコンサート品質のマイクも数多くあります。 1963年に世界で初めてピエソ圧電素子を使ったアコースティックギター用ピックアップを世に広めた楽器用マイクの老舗バーカスペリ一社は、楽器用コンタクトマイクを数多く開発しています。ギターのボディーやウッドベース、ヴァイオリンの「駒」に張り付けるマイクはもちろん、フルートのヘッドスクリューにマイクを仕込んだものや、サックスのリードに接着剤で張り付けるサックス用マイクも開発しました。1960年代以降には、サックスのネックに穴を開けてコンタクトマイクを仕込むのが流行ったようです。ヴィンテージ楽器の中には、ネックの「マイク用の穴」を塞いだ痕跡があるものに稀に遭遇します。アメリカセルマー社が販売した電子サックスシステム、VARITONEは、ネックにガッツリとマイクが溶接されており、そこからコントロールボックスを経由して、専用アンプにワイヤがつながっています。コンタクトマイクは楽器に接触してその音を拾うので、周囲の他の音が混ざらず、純粋に楽器からの音のみを増幅し、ワウワウペダルやコーラス等のエフェクターで電子的に音を加工する場合に適しています。
 現在のステージシーンでは、高性能なクリップ型のマイクが主流です。管楽器のベルの部分等に専用クリップでマイクのアームを留め、アームの角度や曲がり具合を調整して、マイクが楽器のベルの中央に向くようにします。スタンド式のマイクに対し、クリップ型はマイクをギリギリまで楽器の発音部に接近させることが出来、かつその位置関係を変化させずに、奏者が自由にステージ上を動き回ることが出来ます。ワイヤレスのシステムを使えば、奏者はうっとおしいマイクケーブルから解放され、ステージどころか客席にまで移動することが出来ます。ポップスやロック系の「目立ちたがりの管楽器奏者(?)」には必須のアイテムになっています。

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Written By: sax on 11月 22, 2018 No Comment

ベルギー生まれのアドルフ・サックス。名前でバレバレですね。サックスを発明した、サックスの生みの親です。1840年代に現在のサキソフォンを発明し、ソプラノサックスからバスサックスを開発、販売しました。当初サックスは14種類もあったそうです。アドルフ・サックスは優れた楽器開発の技術者であっただけでなく、さまざまな吹奏楽器の演奏者でもありました。彼は、木管楽器の運指の自由度と金管楽器の明るい音色を合体した楽器が作れないかと考え、サキソフォンを考案したそうです。ほとんどの管楽器はその起源をバロック時代以前にまで遡ることが出来、1820年代には現代のトランペットに酷似した3本ピストンのトランペットが発明されていますから、アドルフ・サックスが一から考え出したサックスという楽器は、「もの凄く新しい管楽器」と言う事が出来るでしょう。それまでの多くの管楽器が、管の太さが均一な「円筒管」であったのに対し、アドルフ・サックスは管の入り口から出口まで、その直径がながらかに広がっていく「円錐管」に着目し、多くの円錐管金管楽器も開発しました。これらの金管楽器は「サクソルン属」と呼ばれ、サクソルン属の楽器には、コルネット、フリューゲルホン、アルトホルン、テナーホルン、バリトンホーン、ユーフォニアム、チューバ、等が含まれますが、これらすべてをアドルフ・サックスが開発したわけではありません。

 アドルフ・サックスは優れた技術者だった故に、その生涯は特許紛争に明け暮れた日々だったようです。まるで「下町なんとか」ですね。Wikipediaによれば、彼のライバルの楽器製作業者たちは、アドルフ・サックスの持つ特許に対して長期にわたる訴訟を仕掛け、それが原因で彼の会社は2度も破産の憂き目に会うことになったとのことです。長きにわたる法廷闘争はアドルフの健康をも損ね、2度にわたって入院を余儀なくされました。1800年代後半からアメリカとヨーロッパは所謂「第二次産業革命」の時代を迎えており、サキソフォンと同時期の発明品には、白熱電球、タイプライター、ミシン、輪転印刷機、発電機などがあります。まさに新時代の幕開けと同時にサキソフォンは誕生したのです。
 アドルフ・サックスは楽器製作に加え、パリ国立高等音楽院のサキソフォン科での音楽教育にも生涯を捧げました。同学のサキソフォン科は1942年に開設され、アドルフ・サックス自身が初代教授を務めました。1870年、財政難により他のいくつかの楽器科と共にサキソフォン科は廃止され、クラスの再開はなんと72年後の1942年まで待たねばなりませんでした。そして、当時すでにサックス奏者としても教育者としても名声の高かったマルセル・ミュールが、アドルフ・サックスの跡を継ぐことになったのです。最後に20世紀ドイツを代表する作曲家、指揮者、そしてヴィオラ、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノなど様々な楽器を弾きこなす多才な演奏家であったパウル・ヒンデミットの言葉を引用します。「18世紀末から管弦楽が急速な進歩をとげ、その要求を満たそうと新しい楽器がたくさん現れた。しかしその中で、生き続ける能力と重要さを持っていたのは、サキソフォンだけだった」。やっぱりサックスって凄いですよね。

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Written By: sax on 11月 14, 2018 No Comment

ネットのQ&Aサイトでサックス関連質問を検索すると、かなりの頻度で出てくる質問に、 「音が出ない!どうして」があります。サックスを吹いていると多分何度かは、「あれ?音が出ない。何故?」、という場面に出くわすのではないでしょうか。そんなときのヒントをご紹介します。
 サックスから全く音が出ない場合、真っ先に疑うのはリードです。というか、リードが振動していないので音が出ないのです。リードが振動しないのには、いくつかの原因が考えられます。一番多いのはリードがマウスピースに正しくセットされておらず、リードが振動することが出来ないケースです。リードとリガチャーの装着状態を確認しましょう。次に疑うのは、「振動できるリードかどうか」です。リードが折れていたり、波打っていたり、ねじれていたりして、まったくリードが音を出せない場合です。ま、この場合はリード交換です。マウスピースの先端に対し、リードの先端が遠すぎる(ディップが広過ぎるかずれている)場合や、リードが柔らかすぎてマウスピースの先端にくっ付いて蓋をしてしまう事も考えられます。この場合は、マウスピースを啼える深さを変える事で、音が出てくる場合があります。咥え方を深くしたり、浅くしたりして様子を見ましょう。このケースはアンブシャの唇の締め具合が大きく影響しますので、テナーサックスからソプラノへ持ち替えたり、アルトサックスを吹いた直後にバリトンを吹くなど、マウスピースの大きさの差に起因することも少なくありません。唇の地下鉄力加減と、マウスピースの咥える深さに対する感覚が、実際の状態と自分の思っている状態とで、かい離を起こしている場合が多いようです。

 いちお音は出るが、何か芯の無いスカスカの音で、全部の息が音に変わっていない感じ。これは息漏れと考えて良いでしょう。サックスは多くの「隙間」を持っています。マウスピースとネックコルクの間、ネックと本体のネックレシーバー、オクターブキーが不適切に開いていたらこれも隙間です。各トーンホールのパッドのズレによる隙間、解放パッドの開き加減も「隙間」として影響する場合もあります。これらの場合は完全に「故障」ですので、自分で原因の究明と解決が出来なければ、早々にリペアマンのお世話になるのが得策でしょう。
 一番やっかいなのが、物理的に音は出るが、サックスとしてまともな音が出ない、という場合です。サックスという楽器としての能力が出ず、「ちゃんと、音が出ない」というケースです。これはもう、原因は千差万別です。バッドの張り付き、ズレはもちろん、メカニズムの故障や管体の曲がり等、考え出したらキリがありません。基本的にリペアマンに助けを求めるのが最善だと思います。ここでちょっとしたアドバイスをひとつ。Fの音が出ないからといって、Fのトーンホールだけを気にするのは間違いです。とんでもない場所のパッドのズレでFの音がおかしくなるケースもあります。サックスって複雑な楽器なんです。

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Written By: sax on 11月 7, 2018 No Comment

フランス、ノルマンディー地方に生まれたマルセル・ミュール(以下ミュール)。多分、人類史上最高のサックス奏者のひとりと言っても誰も文句を言わないでしょう。彼のために多くのサックス曲が作られ、彼によって演奏されました。それらの曲は今でもクラシックサックスの名曲として引き継がれ、多くのサックス奏者によって演奏されています。その偉業ゆえに、まるでミュールがサックスを普及したかのような誤解をしている人が少なくありませんが、サックスは1840年代に発明されており、セルマー社も1885年にサックスの製造を開始しています。ミュールは1901年生まれ(没は2001年。 21世紀まで生きました!)ですので、ミュールがサックスを手に取ったときには、すでにサックスは楽器としてそれなりの存在になっており、多くの歴史に残るサックス奏者がすでに登場していました。ですので、ミュールがサックスを普及させたという訳ではないようです。

 1942年、ミュールは当時休止状態にあったパリ音楽院のサキソフォン科を復活させ、そこで多くのサックス奏者や教育者を育てたとのことです。名門音楽学校でサックスの専門科が休止してたということは、当時あまりサックス奏者を目指す音楽家がいなかったということでしょうか。他の楽器に比べてサックスはマイナーな楽器だったわけです。それが天才サックス奏者ミュールの登場によって、サックスの素晴らしい音色や演奏のテクニック、楽器としての成熟度が多くの音楽ファンに紹介され、「サックスって凄いじゃん!」となり、「俺もやりたい!でもパリ音楽院、サックス科無いじゃん」、「パリ音楽院:ミュールさんに教えてもらうしかないでしょ」、となったのではないかと思います。となると、やっぱりミュールは、「サックスを世にアピールし、定着させたひと」なのでしょう。
 この名門「パリ音楽院サキソフォン科」での教育者としての活動ばかりでなく、ミュールは自身の演奏活動も精力的におこないました。アルトサックスを吹いてのソロ活動に加え、当時の最高のメンバーで構成された「パリ・サクソフォン四重奏団」を結成し、自らもそこでソプラノ・サックスを演奏しました。ミュールの時代の音楽は、78回転のSPレコードでの録音・流通が主流でした。そのためこの時代の音楽家の多くは限られた数の録音しか残していませんが、幸いミュールは多くの録音を残しています。ミュールの演奏は多くのSPレコードから復刻されCD化されており、当時の艶やかなミュールの音色と驚異的な演奏テクニックを今でも感じる事が可能です。ミュールはサックスにビブラート奏法を導入したことで有名ですが、音の立ち上がりやタンギング、サウンドの作り方など、現代サックス奏法の原点と思われる技術を随所に聞くことが出来ます。私見ですが、初めてミュールの演奏を聴いたとき、「え?マーシャル・ロイヤル?」つて思いました。歴史的ビッグバンド、カウント・ペイシー楽団の名リードアルト、マーシャル・ロイヤルのサウンドとミュールのサウンドは劇似です(と、思います)。ミュールの「Lonely Street」、聞いてみたかった!

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Written By: sax on 10月 31, 2018 No Comment

女性のサックス奏者も沢山いらっしゃいますので、「サックスにもおしゃれを!」という声は少なくないと思います。自分の愛する楽器を少しでも「自分風」にアレンジして、サックスへの愛の表現と、自分のおしゃれセンスのアピールをしたいですよね。
 サックスケースへのおしゃれは古くから一般的だったと思います。ファイバーケースの表面にステッカーを貼ったり、ストラップマスコットをぶら下げたりは初心者。こだわる方はケース全面に好みのイラストやパターンを、オリジナル塗装で書き込んだりしています。ストラップのおしゃれも流行っていますね。ネックベルトを独自のデザインのものに変えたり、ストラップストリングを派手な柄物にしたりはシンプルなほうです。ビーズでの装飾やクジャクの羽のようなデザインを施したストラップもたまに見かけます。使うサックスそのものをおしゃれにするサックス奏者も沢山います。少し前に流行したA〇freeのサックスは、花柄シリーズがかなり人気だったようです。赤や青のカラーサックスも一時期流行しましたね。

 サックス本体へ手を加えてのおしゃれも多種多様です。1970年代、セルマーサックスの 「アメセル」と「フラセル」のすぐ分かる違いは、ネックのエンブレム部に青いペイントが入っている(フラセル)か入っていない(アメセル)かでした。プチ見栄貼りのフラセルオーナーは、ネックのエンブレムの塗料を削り、「なんちゃってアメセル」にして喜んでいました。ほんと、結構沢山いたんです。これも、ちょっとしたおしゃれと言えるでしょうか?サウンドへの影響が一番繊細なネックへのおしゃれ改造はあまり勧められないのですが、ネックそのものでなく、ネックのオクターブキーであればサウンドへの影響は軽微です。ですのでエンブレムの塗装を剥がしたり、目立つところに宝石類を貼って「なんちゃってキャ〇ンボール」にしたり、キラキラのラインストーンを散りばめる、なんていうのも個陛的なおしゃれだと思います。
 ラインストーンはサックスのおしゃれに良く利用されます。ステージのライトを受けてピカピカ光るとカッコ良いですよね。両面テープやホットメルト等の剥がし易い接着剤を使えば、気に入らなくなったらすぐに元に戻せます。ただラインストーンを散りばめる場所は選んでください。本体管体表面やシャフト周りへの装飾はお勧めしません。サウンドへの影響や、メカニズム動作への悪影響が心配です。気にせずに装飾できる部分は、パッドの付いた 「カップ」や「キーガード」です。
 素人では手は出ませんが、サックスの彫刻も究極のおしゃれですね。一般的にはベル周りのみの彫刻ですが、「バリ刻」と呼ばれる「全面彫刻モデル」では、ペルの朝顔の内側外周、カップ、二番管管体、U字管、ネックにも彫刻が彫られています。彫刻は「後彫り」も可能です。海外では管楽器彫刻専門の技術者も少なくありません。日本にも後彫り彫刻を請け負ってくれる工房がありますので、人より目立ちたい衝動が抑えられない方は調べてみてください。

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Written By: sax on 10月 24, 2018 No Comment

携帯やスマホの撮影機能が充実し、日常の「写真」や「映像」が気軽に撮れるようになった今、サックス奏者の皆さんも、自分の愛サックスの写真を撮る機会が増えたと思います。がしかし、サックスの撮影は思いの他難しいです。サックス撮影時のテクニックを紹介しましょう。
 サックスを被写体にする撮影は何故難しいか、それはサックスが「ピカピカ」だからです。鏡のように周りを映し込んでしまうサックスの表面は、最も撮影の難しいもののひとつでしょう。サックス撮影のコツは、この「映り込み」をどう処理するかにかかっています。普通の部屋でサックスをスマホで撮影しようとしたら、部屋の照明や窓からの外の明かり、もしくは「何か明るい周りのモノ」が皆サックスのあらゆる部分に映り込みます。そんなときは、映り込むものをすべて無くした状態から撮影を始めます。もちろん、明かりが無ければ被写体のサックスは真っ黒ですので、まずはスマホのLEDライトで照らしましょう。サックスの表面は平らな部分が少ないので、LEDライトの映り込みは意外とカメラ側に跳ね返りません。ただし一灯のLED照明だけだと、かなり固い質感になってしまうので、もっと全体に柔らかい光も欲しくなります。柔らかい光は壁や天井を利用します。ただし広い面積で全面フラットな壁や天井でなければなりません。なぜならば、その壁や天井の面をサックス全体に映り込ませ、「全体に映り込んでいるのだけど、何も映り込んでいない感じ」を出すための面光源だからです。何も飾りのない、全面薄いグレーやベージュの「壁」のようなものが最適です。そのそばにサックスを置き、角度を考えながらカメラ(スマホ)を構えれば、良いアングルが見つかると思います。

 映り込みを避けるのが基本中の基本ですが、映り込みを積極的に利用する撮影方法もあります。点光源となる電球や丸いライトはさほど映り込みが気になりませんが、線となって長さを持つ「蛍光灯」の映り込みは、サックスの写真のノイズになり、せっかくの美しさを阻害します。そんなときは、サックスの位置を調整し、蛍光灯の映り込みが管体の長さ方向に平行になるようにしましょう。蛍光灯の線が映り込みではなく、管体の曲面のハイライト(光の集まる箇所)に見えればOKです。サックスの写真は、とにかく映り込みをどう綺麗に誤魔化すか、が勝負です。
 サックスの美しい角度もあります。サックスのキーが集まった「右側」からの写真が、サックスの美人アングルです。逆にするとサックスがすごくつまらない物体になりますのでご注意を。またサックスを吹いている奏者ごと撮影する場合は、やや下からあおるようなアングルが良いでしょう。遠近感がサックスや奏者の存在感を強調し、ステージ上の演奏を低い位置の客席から見上げる感じとなり、写真にダイナミック感が出ます。さあ、あなたの待ち受け画面も、自分のサックスの写真にしちゃいましょう。

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Written By: sax on 10月 17, 2018 No Comment

かつてはデカくて重い箱ケースだけだったサックスも、今ではすばらしいケースが星の数ほど出回っています。極限まで小さくなったパックケース、軽くて丈夫な新素材を使ったウルトラライトケース、また収納力たっぷりな箱ケースでも、リュック/手提げ/ショルダーのスリーウェイになっているものなど、魅力的な高機能ケースが沢山あります。そんな「究極」と思えるケース達だって、まだまだ「パーソナライズ」の余地はあります。改造マニア、集合!
 サブウェイ・ハンドルという名前をご存知でしょうか。どのケースメーカーが初めに使ったのかは定かではありませんが、今ではケースの「機能」のうちの重要なひとつになっています。サブウェイ・ハンドルとは「縦にケースを床置きしたとき、ケースが倒れないように上から引っ張るハンドル」です。ケースを縦型に持ち歩くための取っ手とは違います。混雑した電車などでは、サックスを横に置いたり、持ったりするのは困難です。背負ったりしたら迷惑千万でしょう。細長いケースを縦に床に置くのが一番邪魔にならない持ち方ですが、サックスケースの「頭」を支えていないとケースは倒れてしまいます。自分の手を下に下げた状態で、サックスケースを支えられる取っ手やひもがあれば便利です。それがサブウェイ・ハンドルです。ケースと楽器の重量全体を支える必要はありません。「倒れないように支える」だけで良いのです。手作りカバンの材料ショップでリング状の「取っ手」を買って来て、自分のサックスケースのどこかに取り付け、自分の身長にピッタリなサブウェイ・ハンドルを付けましょう。カラビナや長さ調整可能なベルトも使うと便利です。取っ手はペットショップでも手に入ります。犬用のリードの取っ手が使い勝手が良いようです。サブウェイ・八ンドル、あるとかなり便利です。

 長年使って、ハゲハゲになったケースの内側が気になっている方も多いようです。ほとんどのサックスケースの緩衝材(サックス本体を受け止めるケース内側)はウレタンかスポンジです。長年使用することでその被服の布が擦れて破けたり、サックスの錆が付着して汚れて来てしまいます。たっぷりとした大きさの合成シルク布などをケース内部に敷き詰め、端をケースシェルと緩衝材の隙間に詰め込んでしまいます。結構きれいに蘇ります。内装を上手く改造できなければ、「サックス袋」を作る、という手もあります。大きなバスタオルや、大きなポリッシングクロスでサックスを包み込む袋を作り、それに入れた状態でケースに収納します。袋にしなくても風呂敷のように包むのも有りですね。クッション性も向上し、湿気も防ぎ、楽器の傷も防げます。
 カッコ良い改造でなくても、「こうなったら良いな」を実現すると、抜群に使い易くなったりします。特にケースはね…。

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Written By: sax on 10月 10, 2018 No Comment

音楽をするものには必須の「譜面」。今日はその「めくり」に特化してみたいと思います。クラッシックのピアノ奏者には、「譜面めくり係」が付き演奏中譜面をめくってくれます。ピアニストの傍らに立ち、演奏の進捗を確認し、演奏者が望むようなタイミングで楽譜のページをめくってくれます。こんな親切な制度があるのはピアニストだけで、我々サックス奏者には望むべくもありません。いや、ピアニストが天国の例だとしたら、地獄の例はベーシストかもしれません。曲の初めから終わりまで、ほとんど両手を休める事のないパートなのに、譜面は数ページにわたる勧進帳(長い譜面をこう呼びます。歌舞伎の演目で弁慶が長い手紙を朗々と読むところからきています)の譜面です。譜面台を何本も横に並べて、何ページも広げられるようにするのは一般的ですが、ほんの瞬間の休みを使って(無理に休んでしまい)、競技百人一首のような手さばきで譜面をめくるベーシストも少なくありません。
 我々サックス奏者の譜面めくりは、曲のアレンジによって運・不運が決まります。フレーズが長く、譜面めくりのタイミングが無い場合、いくつかの方法で窮地を回避します。その第一が「書き換え」です。譜面全体や一部を書き換えて、長休符のときに譜面をめくれるようなページ構成に書き換える訳です。書き換えまではしなくとも、同じページを2枚作り、長いフレーズが始める前に譜面をめくり、長いフレーズを最後まで左右見開きの中に収めることが出来る場合もあります。大胆な性格の奏者の場合、譜面のページを「切り張り」してしまうこともあるようです。各ページの高さが違う譜面を、平然と吹く姿には頭が下がります(笑)。

 譜面の各ページをテープでつなぎ、蛇腹状の一冊に綴るのが一般的な長尺譜面の姿ですが、今ではクリアフォルダーという便利なものも使えます。透明なフォルダが本のように綴られているので、譜面の各ページをフォルダに入れるだけでテープ留めの必要はありません。フォルダの上から紙を挿入するのが一般的ですが、楽譜の収納には「綴じ代方向から入れるタイプ」が便利です。これはフォルダを開いた状態で、左右ページの真ん中から紙を入れるようになっているクリアフォルダーです。 A4サイズレイアウトが2ページ見開きでA3用紙に印刷されている譜面がほとんどなので、このタイプのクリアフォルダーなら、譜面を切らずにそのままフォルダにセットすることが出来ます。
 どんな工夫をやるかに関わらず、「譜面めくり」には「リハーサル」と「検討」が重要です。譜面を頭から追って行き、「ここは休めないから、この前でページをめくっておく」とか、「2ページにまたがるフレーズは見開きにしておく」とかの作戦を完成させてから譜面を改造しましょう。譜面めくりをないがしろにしていると、ある場所でバンドの音がスカスカになる、なんて事になりますのでご注意を。

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