Written By: sax on 6月 20, 2018 No Comment

他の楽器にも言える事ですが、サックスを吹くという事は、その道を究める長い旅でしょう。そして、道には必ず経験豊かな「先輩」が先を歩いており、後から来るものに適切なアドバイスをくれます。そんな先輩たちに私たちは憧れます。先輩は、「モノの見分け方」を良く知っています。野草の達人が毒キノコの見分け方を教えてくれるように、「サックス吹きがしてはいけない事」を沢山教えてくれます。私が多くの先輩から教えていただいた、毒キノコの見分け方(?)をほんの少しお伝えします。
 リペアマンの巨匠は、かなり独断型に我々の道具を否定します。私は使っているスワブを3回ほど、色々なリペアマンさんに否定されました。特に製品名を挙げることはしませんが、「毛羽」、「繊維」、「事故対応」に関して、スワブの良し悪しが決まるそうです。「使っていて少しでも毛や繊維がスワブから落ちる物は使っちゃダメ」、また「管体にスワブが詰まった時に、逆に引き出せないスワブは要注意」、だそうです。細かい繊維はトーンホールの縁とパッドの間にくっ付き、空気漏れの原因となるそうです。目に見えない程の細かい繊維が一番厄介で、分解しないと分からない場合もあるそうです。逆引きの紐の無いスワブは管内のオクターブパイプに絡んでしまった場合、スワブを「破壊」しないと取れません。いずれにしろ、悪いスワブは「修理代」を発生させます。

 悪いリードの話しも沢山聞きました。「皮に黒いしみが多いと鳴らない/鳴る」、「黄色より茶色が濃いほうが鳴る/鳴らない」、「光にかざして、透ける光が左右対称なら鳴る」など等。そう、これなら鳴る、が鳴らないと言われる場合も数多く、何か何だか信用できません。真理かなと思ったコメントは、「鳴らないリードは、何をやっても鳴らない」かもしれません。削ったり、形を整えたりしても、「抜群の鳴り」には届かない事がほとんどです。
 楽器本体やケースについても、先輩方の名言は沢山あります。「持って、振って、カチャカチヤ音がするサックスはダメ」とか、「サックスを前倒しの水平にし、下側から覗いて管体が曲がっていたら、そのサックスはダメ」、「各キーの戻る力が極端にばらついているサックスは要注意」、「ネックを手で撫でて、どこか出っ張りを感じたら、そのネックは変形している」などというサックスの見分け方。「蓋を開けて、その蓋が簡単にねじれるサックスケースは強度不足」、「サックスを入れて、振って、力夕力夕と中でサックスが動くようなら、そのケースは買わぬが吉」、「ベルトの金具や開閉金具がツルッツルではなく、ブツブツの表面だったら、強度不足の金属の可能性あり」など等、どれも良く考えれば理に適ったアドバイスです。先輩方の講釈には良く耳を傾け、しっかりと取捨選択して(笑)自分の役に立てましょう。

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Written By: sax on 6月 13, 2018 No Comment

サックスをやっていると、色々な外国製の「用語」に出会います。おかしな和声英語は今の日本に氾濫していますが、サックスに関連する変なカタカナも少なくありません。
 マウスピースブランドの「Meyer」は何て読みますか?メイヤーでしょうか、マイヤーでしょうか。発音的にはマイヤーが近いようですが、日本ではほとんど「メイヤー」で通っています。たまに「マイヤー」と言うひとを見ますが、少数派のようです。「Buescher」はヴィンテージサックスのメーカーです。ついこの間まで、多くのサックス奏者が「ブッシャー」と呼んでいました。正しくは「ビッシャー」とのことです。ネットの動画で、アメリカのあるコレクターが、「これはビッシャー・トゥルートーンというサックスです。ブッシャーでもベッシャーでもありません。」と話しているのを見ました。思わず吹き出してしまいました。本国アメリカでも混乱していたんですね。まあ、これは人名なので混乱はしょうがないでしょう。

 人名といえば、有名なマウスピース職人、「Theo Wanne」は、今でこそ「セオ・ワニ」と正しく発音されていますが、彼のブランドのマウスピースが日本に出回り始めた初期のころは、多くのメディアで「テオ・ワン」などと呼ばれていました。 YouTube動画で本人が、「どうも、セオ・ワニです。」と言ってから、修正が進んだようです。ジャズ界で著名なギタリスト、「John McLaughlin」も色々言われました(笑)。「ジョン・マクラグリン」やら「ジョン・マクローリン」やら、色々なカタカナ表記が混在していました。来日公演をおこなった時、ハートの強い司会者が、「あなたの名前はなんて発音すれば良いのですか?」と聞いてくれ、本人から、「僕の名前は、ジョン・マクラーフリン」と言わせました。「フ」はちょっと小さめに発音するようです。
 サックスの部分にもいろいろな誤訳、誤使用があるようです。サックスネックの本体側に差し込む部分は、多くのサックス奏者が「シャンク」と呼んでいます。間違いではないのですが、英語のサックス修理マニュアル等では、ほとんどの場合「テノン(tenon)」と呼んでいます。英語圈の人と話すときはご注意を。サックスの卜-ンホールを塞いでいる部分を「キー」と呼ぶひとが少なくありませんが、あれは「カップ」です。「キー」は指で触る部分です。ですので、「サックスは、キーに連動するカップに収めたパッドで、管体に開いた数々のトーンホールを塞ぐことで、異なる高さの音を出すことが出来る楽器」、というのが正しい表現です。

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Written By: sax on 6月 6, 2018 No Comment

どんなケースにおいても、「慣れ」が「油断」を生み、結果を悪い方向に導いてしまう場合があります。サックスという楽器の演奏においても、「慣れ」への注意が必要です。演奏技術における「慣れ」は、演奏そのものに余裕を生み出してくれるはずですが、正しくない奏法に慣れてしまうと、思わぬ失敗や、不要な苦労をしなければならないかもしれません。サックス演奏技術の誤解や悪い癖について考えてみることで、悪い「慣れ」から抜け出しましょう。

 管楽器を演奏するひとが必ず教えられるのが、「息をいっぱいに吸いましょう」ということです。この「いっぱい」って、いったいどのくらいなのでしょうか。これ以上吸えないというくらい肺を息で満たすのでしょうか?うーん、通常の演奏では息継ぎ箇所も多いので、そんなに息を吸っても無駄になりそうです。そのような「現実」から、サックス奏者は「吸気」を怠けがちになります。長いテヌート等の息が大量に必要なフレーズでは、譜面に「Big Breath」と書き込んだり、パートのメンバーで息継ぎ場所の「談合」をしたりして、息の量の帳尻を合わせるのが通常ですが、これによって「少ない吸気」の癖がついてしまいます。その結果、やたら息継ぎが頻繁になったり、アドリブのフレーズがブツブツに途切れたりする結果を生み出すことがあります。「吸気」は、自分が自然にできる範囲で、「いっぱい」するのがベストです。自分なりの適正な「いっぱいの息」を練習の中で見つけ出し、それに慣れるようにしましょう。少ない吸気に慣れてしまっていないかどうか、時々チェックするのも良いでしょう。

 バンドやアンサンブルで、他人の音を聴かないのも、有りがちな良くない癖でしょう。自分の演奏の音だけに集中してしまい、周りの音を聴かないと、音程や発音のタイミングのずれが放置されたり、バンドの音量バランスの崩れの原因となります。楽器初心者の時期は、自分の音に神経を集中させ、いわゆる「いっぱいいっぱい」の状態だと思いますが、楽器に慣れるにしたがって、周りを聴く余裕を作る必要があります。周りの音を聴かない奏者のいるバンドは、いくら練習してもサウンドがまとまりません。合奏をするのなら、ひとの音に自分の音を合わせることに慣れましょう。

 首の角度も、サックス奏者の悪い癖になりがちです。左右、上下の首の角度は、そんなに厳密に決めなくてもサックスは音が出ます。しかしその影響は、少しずつ色々なところに出ています。あごの上下は息のリードへの当たり具合を変化させます。リードが最適に振動せず、音が曇ったりもします。下を向き過ぎて、喉が閉まってしまう場合もあります。首の角度は結果的にサックスの位置にも影響します。指が一番軽やかに動く、サックスの位置で構える必要があります。首の角度で運指の自由さを損なっているかもしれません。譜面を見ながら演奏をするビッグバンドのサックス奏者は、首をかしげて譜面にネックが重なるのを防ぐことがあります。そんな場合は、ちゃんとマウスピースを捻って、口に水平に当たるようにしなくてはなりません。悪い首の角度に、慣れないでくださいね。

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Written By: sax on 5月 30, 2018 No Comment

楽器の演奏は、少し前なら(今でも?)「習い事」の範疇でした。ピアノのお稽古、バイオリンのレッスン、三味線のお師匠さん、など等は、これらが習い事であるがゆえの呼び方です。サックスがいくら比較的簡単に音が出せる楽器だとしても、まったくの独学で超絶技術や豊かな音楽性にたどり着く人は少ないでしょう。ほとんどのサックス奏者は、専門の先生や先輩など、誰かしらにサックスを習った事があると思います。習う、教わるにしても、教えられる側の姿勢次第で、その効果は格段に変わります。演奏技術の向上、練習のヒント等については何度か紹介していますが、今日は「上手な習い方」についてお話しします。

 表題の「何故何故くん(なぜなぜくん)」というのは、何でも質問してくる生真面目な生徒の事です。「タンギングはトゥトゥトゥトウという発音で舌を動かして!」、「何故トゥトゥトウトウなんですか?」、「そうすると息を断続的に切ることが出来るからだよ」、「何故息を切るのですか?」、「音を適切な長さで切るためだよ」、「何故…?」、果てしない問答合戦のようですが、レッスンで「何故」はとても重要です。教えられたことの原因、意味を知ることで、その指示の真意が理解でき、練習の方向性や自分に合った修正方法も導き出せます。とは言え、「何故?」が嫌いな先生も少なくありません。「黙って言う通りにやっていれば良いんだ。質問なんて10年早い!」と言われたら…、謝って黙っていましょう(笑)。レッスン後に自分で、そのときの「何故」をゆっくり考えましょう。仲間に聞いても良いでしょう。少なくとも何かを教えられたら、その指示に隠れた「何故」を探し、その「何故」を解決したうえで練習に勤しみましょう。

 何故、何故にこだわるのか。それはあなたが「プレーヤー」だからです。音楽を聴いて感動する「聴衆」の側の人間では無く、音楽を通して感動を届ける、演奏者の側の人間だからです。聴衆に理屈は要りません。何故感動するのか、何故楽しく無いのかも、その理由を考える必要はありません。しかし演奏者は、何故聴衆が感動するのか、どうしたらどう感じるのか、どんな音がどんな感情を何故引き出すのかを考える必要があります。演奏者は常に「何故」を考える必要があるのです。もちろんあなたのサックス人生で解決した数えきれない数の「何故」は、いずれあなたの身体の中に溶け込んでしまい、意識からは消えてしまうでしょう。でもしっかり身体は記憶し続けます。

 ステージ上で客席に向かい、美しい旋律があなたのサックスから放たれます。あるときは艶やかな音で、またあるときは透明感あふれる繊細な音で旋律を歌い上げます。そのステージが聴衆を感動させているのは、あなたのその音が、あなたの中に積み重ねられた無数の「何故」から導き出された音だから、だと思いませんか?いやあ、説教臭くてすみません。

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Written By: sax on 5月 23, 2018 No Comment

サックス奏者が絶対に起こってほしくない事故は、「自分のサックスが車に轢かれてペシャンコになる」でしょうか(?)。その次位のレベル(?)のアクシデントが、「サックスの盗難」でしょう。決して遭遇したくない、このアクシデントについて考えましょう。

冒頭から怖いことを話すようで恐縮ですが、皆さんはリハーサルスタジオやカラオケ店で個人練習をするとき、自分のサックスやその周りの物の「盗難」に注意を払っていますか?さすがにサックス本体の「置き引き」の話しはあまり聞きませんが、マウスピースやメトロノーム、チューナーや録音機の盗難は、決して珍しい話ではありません。一般的にスタジオやカラオケ店の個室には鍵は着いていません。あなたがトイレに行った時、一服しに喫煙室に行ってる間、ロビーでコーヒー休憩しながらスマホでメールを打っているとき、あなたのサックスもマウスピースも、すべての持ち物は「無防備」なのです。部屋がいくつもある大きなスタジオやカラオケ店では、あなたの「留守」を見計らって、不届き者がこっそり部屋に入っても、誰にも見とがめられない確率は高いでしょう。昔は「スタジオ荒らし」は決して珍しくなく、利用者は細心の注意を払っていました。監視カメラが発達した現代でも、その手の悪行は無くなりはしないようですし、たとえ犯人を特定できる手段があっても、そこまでお店側か対応してくれるかの問題もあります。練習個室を離れるときは、大事なものは身に着けて出て行くか、分かり難いようにケースや大きなカバンの中に仕舞っておくのが得策です。

 

 サックスを電車の網棚に置き忘れて、後で気が付いたが出てこなかった。駐車場で車上荒らしにあい、トランクに入れておいたサックスが盗られた。野外ライブに出演し、バンド用の楽器置き場に置いておいた楽器が、いつの間にか無くなった。など等。みんな、「有り得る」悲しい話です。楽器が盗難にあったら、当然警察に盗難届を出します。楽器のシリアル番号は重要な情報です。写真や形状の特徴、モデル名、ケースのメーカー等も役に立ちます。とはいえ警察もあなたのサックスの為だけに仕事をしてくれるわけではありません。近隣の質屋さんや中古楽器買取りの店に情報を提供し、その楽器が持ち込まれたら連絡を欲しい旨お願いをしておくのも良いでしょう。SNSで情報を拡散するのも最近の常とう手段です。楽器保険も各損保保険会社が扱っていますが、保険料が出てもあなたのサックスは戻りません。ましてやヴィンテージサックスの場合は、保険会社からお金をもらっても、もうどうにもなるものではありません。保険金で同等品は買えても、あなたが吹いていたあの楽器ではないのですから。

所有する楽器が盗難にあえば、それは身を切られるほどの辛さでしょう。まずは絶対に目を離さない。目を離すときには絶対に取られない、チェーンロックやアラーム等の工夫をする。シリアル番号の控えや写真など、盗難届の際の資料の準備をしておく。今日の話しを聞いて、少しでも注意していただければ幸いです。

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Written By: sax on 5月 16, 2018 No Comment

サックスを吹いていると、避けることが出来ない…が、避けられるモノなら避けたいし、挑戦してもなかなか思うようにならない、ある技術の問題にぶち当たります。ビブラートです。ビブラートの有る無し、上手い下手でその音楽の表情は格段と変化します。ビブラートのかかった美しいサックスの音色は、聞いているものを恍惚とさせ、音楽の作った世界に引き込むほどの魅力を持ちます。ビブラートの練習に近道はありません。ひたすら練習を繰り返してください。

 ビブラートには音量型と音程型があります。前者は音量が小刻みに震え、後者は基準音を中心に音程が高低に揺れる音です。サックスのビブラートの基本は後者の音程型です。下あごを小刻みに前後させることでアンブシャの締まり具合を変化させ、音のピッチを変化させます。この顎の動きから「縦ビブラート」と呼ばれる場合もあります。音量型のビブラートはフルートなどの楽器で多用されますが、サックスの演奏で使う場合もあります。柔らかな音質で、ゆったりとした音量型のビブラートをかけると、風のうねりや小川のせせらぎをイメージするような優しいサウンドになります。基本、音量型のビブラートは腹筋で息の圧力をコントロールすることでおこないますが、同時に口腔内の形を変える事でより繊細に音量型のビブラートを生み出すことが出来ます。頬を動かす感じになるので、先の「縦ビブラート」に対して、「横ビブラート」と呼ばれたりもします。

 ビブラートは1拍に4回が基本、と言われますが、これは音程型のビブラートの場合です。往年のスイングビッグバンドのビブラートがこれに当たります。しかし正直なところ、1拍に4回、つまり16分音符の長さでぴったりビブラートをかけられたら奇跡です。重要なのは「合わせる」事です。ビブラートのタイミングがサックスセクション全体で合っていないと、それはまあ「ぐしゃぐしゃ」な音になります。揺れのタイミングも深さも、ぴったりと合うよう練習しましょう。音量型のビブラートは、アンサンブルよりもソロの演奏に使いたい「感情表現」のひとつです。長い音から次の音への変化の前に、助走として音量型のビブラートを付けると、よりフレーズに感情がこもります。パターンの定石はありませんので、名人たちの録音を聴き込んで真似ることで練習してください。

 ビブラートは、「オウオウオウオウ」やら「アウアウアウアウ」などの発音で練習するよう解説されている場合が多いようですが、自分に向いたやりかたは人それぞれです。手段を考えるより、自分のやりたい結果をイメージしての練習が重要です。ロングトーンでゆっくりとピッチを上げ下げし、その上げ下げのスピードを上げていきます。このとき「これ以上上げられない」と感じたら、きっと上げ下げの方法が間違っています。音量型ビブラートの練習でも同じです。求める結果は同じでも、それを実現する方法は人それぞれです。だからビブラートは難しいんです!

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Written By: sax on 5月 9, 2018 No Comment

サックス奏者の中には、サックス好きが高じて、サックスの調整や修理、改造に手を出す方々が少なくありません。そんなサックス奏者のサックスケースの中には、「何故?」と言いたくなるような工具や部品が入っていたりします。いわく、「突然の故障や不具合にも、いつでも対応出来るよう、工具や部品を持ち歩いている。」、とのこと。かなりの大掛かりな調整や修理も、DIY精神を発揮し自分でやってしまうようです。そんなマニアックサックス奏者仲間への「お誘い」として、サックスの調整・修理についてお話しします。

 ぶつけたり、倒したりしてサックス管体に出来た「打痕」、いわゆる凹みは、裏側から押すことで直します。長くて丈夫な「芯金」という金属棒を固定し、その先端に磨き上げた金属球(テントボール)を取り付けます。そしてサックスの管体を手で持って芯金を内側に差し込んでいき、凹んだ部分に芯金の先端の金属球を擦りつけて、内側の凹みを外へ押し出します。感が勝負の難しい作業です。また芯金でなく、「マグネットデントボール」という道具で直す方法もあります。強力な磁石と大きさの違う超硬金属ボールがセットになったもので、管体の外側に磁石、内側には金属ボールを当て、両者がくっ付こうとする力で凹みを潰していきます。サックス管体の金属の凹みを平らにしてしまうほどの強力な磁気ですので、使うときには細心の注意が必要です。最近では人間の手術に使うカテーテルとステントのような凹み修理道具もあるようです。凹みの場所まで管を差し込み、根元の機械のペダルを踏むと管の先端の部分が膨らみ、管体を内側から押し出します。

 テナーサックスの場合、最高音のF♯キーは無くても替え指で対応出来ます。逆にF♯キーが有ることで、楽器が重くなり響きに影響が出るとか、F♯のトーンホールで倍音が少なくなる、等の理由で「F♯キーを取ってしまう」改造が珍しくありません。F♯キーのメカニズムは意外に簡単に取り外せます。難しいのはパッドが無くなって開放になってしまったF♯トーンホールの塞ぎです。トーンホールにピッタリとした円形の銅板をロウ付けして穴をぴったり塞ぎます。銅板は管体内側の表面に凹凸無く付けなければいけませんので、管体の曲面に合った円弧を描いていなければなりません。ちょっと難しいかな?
 サックス奏者の多くの方が「やりたい!」のがパッド(タンポ)交換でしょうか。パッドの交換には、交換するパッド、熱で溶ける接着剤のシェラック、炎るバーナー、パッドを平たく押さえるタンポヘラ、トーンホールとパッドの間の隙間を確認するリークライト、等が必要です。比較的頻繁に交換が必要な高音部のトーンホールのパッドは、多くのキーが独立していますし、パッドもトーンホールも小さいので、交換はそんなに難しくありません。挑戦する価値はあると思います。
 サックスの修理・調整・改造の道具は、ほとんどネットから入手可能です。どうですか?やる気になりました?

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Written By: sax on 5月 2, 2018 No Comment

管楽器が音を発するには空気が必要です。人間の身体から発する空気で管楽器は音を鳴らします。サックスにしろトランペットにしろ、音の根源である息の供給をおこなうための呼吸、そしてそれを楽器に最適化するための呼吸法は、楽器をより良く鳴らすうえで必須の技術です。呼吸法、ブレスについて考えてみましょう。
 息を吐くためにはまず吸わなければなりません。サックスの呼吸法に関する教材では、多くの場合、この「息の吸い方」から学習を始めます。近年のサックス用呼吸法の解説には、 「背筋で腹腔を下側に広げ、肩甲骨を上げながら胸郭を広げて、瞬時に大量の息を吸い込む」、という上下から肺を引っ張って、最大限の空気を体に入れる方法が推奨されているようです。お腹の力だけで息をコントロールせず、身体全体で肺の容量を最大限にするという、「新腹式呼吸」とも言える呼吸法です。人間の身体の動きに関する限り、この方法が最善の方法です。「管楽器は腹で吹く」なんて思っていた方は、ちょっと頭を切り替えて、新しい吸気の理論を研究してください。「空気は肺にしか入らない→ならば肺を最大限に膨らませよう→下から上からそして前から肺を外側に引っ張る!」という概念から出てきた吸気法です。

 解剖学的には理論立った呼吸法でも、サックス奏者の立場で考えるともうひと工夫がなされます。まず呼吸のサイクルを、「吐くと吸う」という2アクションでなく3アクションで考える呼吸法です。アクション1は「息を吸う為に息を吐き切り、かつ身体全体の準備をする。アクション2は「体全体でたっぷりの息を吸い込む」、そしてアクション3は「楽器を鳴らしながら、ゆっくりとコントロールしながら息を吐く」です。アクション1と2は瞬間です。アクション3は出来る限り時間を取る、「サウンド」のためのアクションです。楽器を鳴らしながらの呼吸では、無意識のうちにアクション1を奏者はおこなっています。これをあえて意識することで、スムースにアクション2に移行出来、より良い吸気が出来るようです。
 たっぷりと息を吸うのは、長いフレーズを吹き切るためだけにする訳ではありません。サックスを鳴らしている間、リードの振動は楽器だけでなく、奏者の身体全体に共鳴します。血や肉には振動はあまり伝わりませんが、骨や肺の中の空気は、楽器から出るサウンドに影響を与えるほど振動するようです。なんてことを言っても、科学的な実験で証明されているわけでは無いようです。ただし経験的に、肺が息をたっぷり含んだの時に出すサウンドのほうが、息を排出しきる寸前のサウンドより「良く響く」という事は、サックス奏者の皆さんが実感していることではないでしょうか。限界容量の70%の息より、100%に近い息を吸ったほうが、絶対に良いサックスサウンドが得られます。沢山の空気が身体に力を与えてくれるのかもしれません。ということで、たっぷりと息を吸うのはとても重要です。良いブレスはサウンドにも確実に良い影響を与えます。

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Written By: sax on 4月 25, 2018 No Comment

どうにもこうにも答えられない質問のひとつに、「XXのマウスピースを使っています。このマウスピースに合うリードを教えてください。」、というのがあります。結論から言ってしまうと、マウスピースとリードの相性の良い組み合わせ、…なんてありません。奏者が吹き易く、欲するサウンドが出れば、どんなマウスピースにどんなリードを合わせても構いません。うーん、本当にそうなのでしょうか?
 バンドレン製のリードはバンドレン製のマウスピースでチェックされると思います。多分ね…。マウスピースのチェックという、逆の場合もそうだと思います。リコ社もマウスピースもリードも出していますので、同じかもしれません。しかし沢山のリードタイプのうち、どのタイプをチェックに使うかを類推するのは難しいので、「同じメーカーのリードとマウスピースは相性が良い」とは簡単に言えないかもしれません。ただし想像するに、「良い音」という曖昧なものに対する基準は共通しているのではないかと思います。そういう意味では、同じメーカーのリードとマウスピースは相性が良いのかもしれません。

 ティップオープニング(マウスピース先端の開きの大きさ)が大きいマウスピースには柔らかいリード、狭いティップには硬いリード、というのが一般的な組み合わせです。この常識も経験値でしかありません。狭いティップのマウスピースに柔らかいリードをセットすると、息の力でマウスピース先端にリードがくっ付いてしまい、音が出なくなってしまう場合が少なくありません。逆にティップの広いマウスピースに硬いリードをセットすると、リードを鳴らさずに息がマウスピースの中に入って行ってしまう場合があります。吹いても「スー」、吹いても「スー」です。これらの両極端の例にならないティップオープニングとリードの硬さの組み合わせが、「使えるセッティング」という事になるでしょう。ティップの広いマウスピースは、太くて大きな音が出し易く、ジャズテナー奏者の間では人気があります。狭いティップのマウスピースは、一般的にコントロールし易く、音程のピッチのブレも最小に押さえられます。ソプラノサックス奏者には、狭いマウスピースが好まれるようです。
 マウスピースのバッフル(リードに対面するマウスピース内部のリードとの距離。近いものをハイバッフル、遠いものをローバッフルと言います)の高さやボア(マウスピース内部の形と大きさ)のタイプによってもリードとの相性があります。ハイバッフルには硬いリード、ローバッフルには柔らかいリード、ラージボアには柔らかいリード、スモールボアには硬いリードを組み合わせるサックス奏者が多いようです。リードの振動の根元、「腰」の位置もサウンドや吹奏感に影響します。どれとは名指しは出来ないものの、やっぱりマウスピースとリードの相性って有るのかもしれませんね。ただ、吹くのが人間という個性豊かな存在ですので、きっとドンピシャの正解というのは無いのでしょう。吹いてて気持ち良いセッティング。これが一番です。

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Written By: sax on 4月 18, 2018 No Comment

サックスのサウンドは色々な要素で変化します。変化するし、してしまいます。奏者が望む方向にサウンドが変われば、それは進歩であり上達でしょう。逆ならば改悪、もしくは退化、スランプかもしれません。マウスピースやリードを変えるなどのセッティングの変化だけでなく、アンブシャの形、マウスピースを咥える深さ、息の吐き方など等、サックス奏者は「理想のサウンド」に向けてあらゆる努力をしています。しかし、それはあるときはただの徒労であり、無用な出費、無駄骨であり、あるときは目からうろこの大発見だったりします。いずれにしろ、サックス奏者のサウンド改善に対する苦労は、決して生やさしいものではありません。そんな「真面目な」サックス奏者に贈りたい言葉、それが「記録の重要性」です。

 サックス歴が10年程度あれば、かなりの種類のマウスピースを買ったり、試したりしていると思います。リードもしかりです。アンブシャも色々と試行錯誤してきたと思います。それが20年、30年となれば思い出せないくらいの努力が費やされたはずです。そう、「思い出せない」のです。「ああしたら、こうなった」、「アンブシャをこう直したら、こういうサウンドになった」、「xxのリードをリンクのx番で使っていた」、など等、覚えていられるのは数年が限度です。ですから私は、「記録」を推奨しています。

 自分のサックスのサウンドのチェックには、録音して聞いてみるのが一番効果的だと私は思っています。ですので、セッティングや奏法を変える場合には、是非、「録音して記録する」ことをお勧めします。今はデジタルレコーダーが安価ですし、操作も簡単です。「メイヤー6Mにリコジャズセレクトのミディアム、リガは付属品。ぶりぶり~(サックスの音)。」、というように練習のサックスサウンドの前に、そのときのセッティングを声で録音しておき、その一連の録音をファイルでPCやスマホに保存しておくのです。その録音は、当初はサウンドの比較の為の物でしかありませんが、保存を繰り返すことで溜まってきた音声ファイルは、あなたのサウンドの変遷の歴史的記録になり、セッティング改造の効果のサンプルにもなるのです。この音声ファイルが数年分溜まれば、あなたが今のサウンドや奏法に何かしらの疑問を持った時、その問題を瞬時に解決してくれる資料になるかもしれません。「あ、2年前のあのセッティングのほうが、今の音より良いかも」、なんて事に気づくかもしれません。サウンドファイルの保存が面倒臭い、という方はノートにメモするだけでも良いでしょう。サウンドの振り返りは難しいですが、吹奏感や楽器コントロールの難易度などは、紙へのメモでも十分役に立つでしょう。

 楽器を演奏する、音楽をやる側に立つ、ということは多くの場合、「長い旅」になります。旅の記録は単なる回顧の為だけでなく、次の旅の道筋を示す「道しるべ」にもなると思います。

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