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サックス 本体

Written By: sax on 11月 22, 2017 No Comment

今日はサックスの彫刻の話しをしましょう。どうやって彫るか、何故彫るか、彫るとどうなるのか、など等、意外と知られていないようです。サックスの「刺青」とも言われる管体彫刻の「へえ~!」なネタです。
 管楽器の彫刻は何故するのか。簡単です、「綺麗だから」です。どんな楽器も美しい音を奏でるというその特質から、楽器そのもの自体も美しくあることを望まれました。近代の我々は電子・電気楽器の台頭で、楽器自身の美しさについて無頓着になってしまっている感は否めませんが、かつて楽器は高度な工芸品であり、絶対的な美しさが求められていました。サックスも彫刻入りは彫刻無しより、価格も高く設定されています。また「ピカピカ・ツルツル」な表面を多く持つ管楽器では、傷や汚れ、サビなどの表面劣化を目立たなくするという意味心有るようです。しかし良く言われる、「楽器管体の振動特性を変化させ、音色を変える」というような効果は、科学的には「?」なようです。

 管楽器彫刻の方法には、職人による手彫りとレーザー彫刻の二種類があります。レーザー彫刻はその名の通り、コンピュータ制御されたレーザー照射機が、管体に微細な傷を焼き付けておこないます。プログラムされたパターンが寸分の狂いもなく刻印されますが、主流はいまだに、職人の味が出る「手彫り彫刻」です。手彫り彫刻の道具は幅1~2ミリの彫刻平刀(ひらとう)です。この刃物を左右に細かく捻っていき、管体の上を「右、左、右、左…」と刃の左右を交互に進めながらジグザグの線を描いて行きます。サックスの彫刻を良く見ると、どんな細かい線も一本の直線・曲線ではなく、「W」が縦に連続したギザギザ線によって模様が描かれています。彫刻刀は非常に細く浅く、塗装面のみに傷を付けていきますが、それをジグザグの線にすることで、「模様を構成する目立つ線」になります。ジグザグ線の太さは彫刻刀の幅を変えて表現します。線の濃さはジグザグ線の波の密度で調整されます。このように管楽器の彫刻には高度な技術と芸術的センスが必要とされるため、一流と呼ばれる彫刻職人の数は決して多くないようです。真偽は定かではありませんが、数十年前に米国セルマー社のサックス彫刻の専属の職人さんが亡くなり、ある期間「彫刻なしモデル」しか生産されなかった、という逸話もあります。

 サックスの彫刻には花やツタ等の植物系やリボン等の柔らかいカーブの図柄が多いようですが、変わり種としては、ヴィンテージコーンの「Naked Lady(裸の女性)」や、建物や船などもあるようです。ヅインテージのアメセルとフラセルの見分け方のひとつで、フレンチセルマーは花のつぽみで、同時代のアメリカンセルマーは花が咲いている図案、というのも有名な話ですね。ほとんどのサックスの彫刻はベル部のみですが、ネックやキーカップにまで彫刻を施した、「特殊彫刻モデル」も数多く存在します。一部のサックスプレーヤーはこのようなモデルを「バリ刻」と呼んだりしています。「バリバリに彫刻したモデル」という意味なんでしょうか?
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Written By: sax on 9月 27, 2017 No Comment

サックスのような操作方法でシンセサイザーの電子音を出す楽器、いわゆる電子サックスには、サックス奏者である皆さんは、一度は興味を持ったことがあると思います。て言うか、かなりの方がもうすでに所有されているかもしれません。出る音が電子音ですので、深夜でもイヤホンで聞けば、誰に遠慮する事無く演奏する事が出来ますし、音程も取り易い、キーの変更(移調)もボタン一つです。今日はこんな夢の楽器、電子サックスの歴史をお話しします。
 最近では電子サックスなどという泥臭い名前ではなく、ウインドシンセサイザーという呼び名が一般的になっていますが、その「始祖」は1974年にコンピュトーン社が発売した「リリコン(Lyricon)」です。ストレートソプラノサックスのようなりードのついた機械、「スティック」でシンセサイザーをコントロールするシステムです。マウスピース部分にはリードを咥える力を感知するセンサーや、吹き込んだ息の量やスピードを検知するセンサーが付いており、キーボードよりも細かいニュアンスでのシンセサイザーのコントロールが可能でした。キーがメカニカルタイプだったのでサックス奏者に親和性が高く、トム・スコット、デビッド・サンボーン、伊藤たけし等、多くのサックス奏者がステージで使用しました。同じころ、トランペット奏者のナイル・スタイナーがトランペット型のウインドシンセサイザー、「EVI」を世に出します。そしてそれは改良され、サックス型の「EWI」となり、両者は「スタイナーホーン」と呼ばれました。ほぼ手作りだったリリコンもスタイナーホーンも、革命的な電子楽器でしたがビジネスとしては成功とは言えませんでした。 リリコンの特許はYAMAHAに譲渡され、ヤマハWX-7を生み出し、またスタイナーホーンはAKAIがライセンスを買い取り、EWI1000として製品化します。 AKAIのEWIシリーズはステージ楽器としても成功し、マイケル・ブレッカー、伊藤たけし等、多くのミュージシャンがステージや録音でこのシリーズを使用しています。リリコン系のYAMAHA WXシリーズがメカキーであるのに対し、スタイナー系のAKAI EWIは静電式タッチキーを採用しており、サックスのように「押さないときもキーの上に指を置いておく」ことが出来ませんが、それによって特殊な奏法が可能にもなっています。
 ヤマハは管楽器の発音特性をシミュレーションした物理モデル音源VL-70mとスティックコントローラーWX- 11 やWX-5を組み合わせてシステムを展開していましたが、今では生産を終了しています。 AKAI のEWIは、赤井電機(2000年経営破たん)からAKAI ProfessionalMI(2005年倒産)、そして現在はアメリカのDJ機器メーカーinMusic Brand社と製造元は移り変わりましたが、EWI4000S音源内蔵タイプ、EWI5000ワイヤレストランスミッター内臓と進化しており、現在でも多くのミュージシャンに支持されています。
 これらの「2強」に埋もれている感はありますが、カシオ計算機が1988年~90年代初期に製造・販売した、音源、スピーカー内蔵のウインドシンセサイザー、デジタルホーン(Digital Horn)」もありました。またローランドが2016年に発売した、「AE-10エアロフォン」はサックスの小指キーやサイドキーまでも備えたコントローラーで、今までのどのサックスシンセサイザーよりも「サックスらしい」とプレーヤー達に注目されています。
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Written By: sax on 8月 30, 2017 No Comment

サックスに限らず、管楽器奏者には多くの都市伝説や迷信とも言うべき「言い伝え」が存在します。それだけサウンド作りが微妙であり、かつ奏者たちの注意、愛情が多く注がれている事の結果だと思います。それらのいくつかの迷信を考えてみましょう。
 最近よく耳にするサックスの表面処理についての解説で、「ノーラッカーのサックスは渋い音がする」という意見があります。本当でしょうか?渋い音ってなんでしょう?サックスの場合、スモーキーで枯れた音というのが、ヴィンテージサックスの音に似ているとして高い評価を得る場合があります。音質を倍音成分について考えると、枯れた音は広範囲に倍音成分が分布しているもので、倍音が少なく、楽器のセンタートーンに音の成分が集中しているのが、いわゆる「ストレートな音」です。ノーラッカーのサックスの場合、ラッカーによる表面塗装によって失われる振動成分が生きている、つまり倍音成分がラッカー塗装の場合に比べて多い、そしてそれが広く分布していると言って良いでしょう。ですので、多くの意見で、「ノーラッカーは良く鳴る、渋い音がする」と言われるのだと思います。ただし、「渋い」に関しては、ノーラッカー故の表面の腐食系変化が視覚的に影響していると思います。そしてサックスの表面のラッカーは決して倍音を殺す悪役ではなく、サックス表面を腐食変化から守る、という役割もありますので、ノーラッカーのサックスは、「どうサウンドが育つか分からない」という部分もあります。
 リードは硬いほうが良い、というサックス奏者少なからずいます。リードは「Hardを使ってます」、「4番です」なんてサックス奏者を、「凄いなあ!」なんて感心する風潮もあります。これ、完全に無意味です。リードの一枚一枚の振動性能(鳴り)とマウスピースとの相性、そして奏者の吹き方でサックスのサウンドが決まります。固いリードが柔らかいリードより良い音が出るという根拠はありません。ただし柔らかいリードより硬いリードの方が鳴らせ難いという傾向はあながち間違いではありません。そして奏法として、柔らかいリードの「暴れる振動を抑え込んで吹く」のと、硬いリードの「振動し難いものを息でどう振動させるか」という相異する奏法のどちらが効果的でやり易いかは奏者によって異なるようです。
 ストラップによってサックスの音色が変わる、というのはサックス奏者の知識として常識になりつつあります。本当でしょうか?ストラップ側のフックとサックス側のストラップリングとの接点はせいぜい2、3平方mmです。プラ製フックは弾力が有るので接触面積が大きいです。金属製フックは硬いので、ストラップリングとの接触面積は少なくなります。この面積でサックスの響きにどれだけの影響が出せるのでしょうか。ストラップがサックスのサウンドに影響が無いとは言いませんが、フックやスリングの材質をあれこれ考えるより、楽な演奏姿勢を考えたほうが、効果的に良い音が出せるのではないかと考えるのは、私だけでしょうか?
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Written By: sax on 8月 16, 2017 No Comment

良いサックスとはどんな楽器か、またどんなサックスが良いと言えるのかは、ネットや書籍、雑誌等、多くの場所で語られています。逆に良いサックスでも、その残念な部分も話題になります。多くのヴィンテージサックスの名器はその秀逸な音質の魅力に対し、音程や操作性に難があることが多いようです。サックスに関して「良い」だ「悪い」だを我々サック奏者は毎日のように話題にしていますが、サックスの、「良い子、悪い子、普通の子」とは何なんでしょう。
 「良いサックス」の定義は意外と簡単です。演奏者に愛されているサックスであれば、それは良いサックスでしょう。楽器という音を出す機械の性能としての、音程、音質、操作性、耐久性、反応速度等、色々な「尺度」はありますが、奏者が気に入って吹いているのなら、多少の不具合は気にならないでしょう。しかし奏者の技術の上達や嗜好の変化によって、「良いサックス」でも、あっという間に「今いちなサックス」になってしまうことは言うまでもありません。サックスに限らず、楽器の「良さ」は、その奏者の求めるものとのバランスの結果であるとも言えるかもしれません。ある著名なプロサックス奏者は、「音程を捨てても音質やサウンドを取る、というサックス奏者は居るし、間違いではない。自分のやりたい音楽がそれで出来るのなら。しかしビッグバンドのサックスセクションがそれを言うのはダメだと思う。」と言っていました。プレーヤーのそれぞれの立ち位置で、サックスの「良し悪し」も変わるという事ですね。
 「悪いサックス」はもちろん「良くないサックス」です。サックスとしての性能、音程や音質、操作性、耐久性等々の要素が、必要なレベルに達していないサックスが「悪いサックス」と言えるでしょう。でも市場にあるサックスで、少なくとも商品として新品、もしくは中古商品としてショップで売っているサックスには、本当の意味での「悪いサックス」は無いのではないかと思います。ある程度の機能満足度の違いはあっても、その店やメーカーが商品として堂々と市場に出しているものですので、それなりの楽器だと思います。ならば100万円のサックスと3万円のサックスの違いは何なのでしょう。その違いは、機械としてそのサックスを作るためのコストの差によるものです。上質な素材を使い、高度な生産技術で作り上げ、入念に検品や調整をしたサックスは、やはり高額にならざるを得ません。それらのどこかに目をつぶれば、かなり安価にサックスを製造できます。しかしコストの削減は、多くの場合耐久性に現れます。安価なサックスは、買った当初は「普通のサックス」でも、数か月で「悪いサックス」に近づきます。調整で復活する場合もあれば、調整すら無理なサックスもあるようです。頻繁な調整を必要とすれば、調整にかかる費用が最初の価格を上回る場合もあるでしょう。あるベテランリペアマンが言っていました。「良いサックス?修理し易いサックスかな。」、だそうです。「良い子悪い子普通の子」、難しいですね。
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Written By: sax on 6月 28, 2017 No Comment

サックスを初めてうん十年になりますが、「サックス奏者候補生」の方々に必ずと言って良いほど訊かれるのが、「自分に合うサックスを見つけるには、どうしたらよいのですか?」という難問です。この問いに対する答えは有るようで無い、無いようで有る、といった禅問答のようなものです。
 初めてのマイサックスを購入するときは、サックス奏者の先輩として信頼できる技術と経験を持ち、かつ自分の好みを理解している方に付き添ってもらう、というのが「優等生的答え」に他なりません。とはいえ、そんな理想的な環境にいるサックス志望者はそういらっしゃらないと思います。高い確率のストーリーは、「何も分からず吹奏楽部に入部→サックスをやれと言われる→学校の楽器で練習→後輩が入ってきたので、先輩にマイサックスを選んでもらう」、という「吹奏楽コース」か、「楽器店のサックス教室に入会→お店の推薦のサックスを購入(またはレンタル)→より良い楽器が欲しくなったので、先生に選定してもらう」、という「音楽教室コース」でしょう。どちらにしろ、誰かが傍にいてくれています。自分にサックスという楽器の良し悪しを見分ける力がないのなら、他人に頼るしかありません。売り手と買い手の微妙な関係であっても、楽器屋さんのスタッフに意見を求めるのは良い手段だと思います。
 こんな回答はネットを検索すれば、千件はヒットしそうなコメントです。信じるか信じないか、実行するかしないかは別として、誰も勧めない、「自分に合うサックスを見つける方法」をご紹介しましょう。
 楽器屋さんでもネットでも、自分の想定予算に合った、見た目の気に入った、「俺(私)がこれを吹いている姿は、良いかも」というサックスをとりあえず買いましょう。個体の差?性能?そんな難しい事分からないでしょう?唯一意味のある努力は、値引き交渉位です。サックスの始め方は何でも良いでしょう。独学、音楽教室、プロ奏者の個人レッスン、知り合いの「上手い人」の指導、など等、サックスを上達する道は無限にあります。そしてある程度サックスが吹けるようになったら、楽器屋さんで色々なサックスを試奏するなり、友人のサックスを吹かせてもらうなりして、自分のサックス以外のサックスはどういうものかを知ることに励みましょう。それと同時に貯金を始めます。サックス買い替え貯金です。自分の懐具合と、「サックス買い替えたい欲求」のバランスが取れたら、躊躇なくサックスを買い替えましょう。ちなみに下取り価格はあまり期待しないほうが良いでしょう。この買い替えを自分の音楽に対する価値観の範囲で、出来る限り繰り返しましょう。多分10年もすれば「自分に合うサックス」に出会えるはずです(気の長い話ですみません)。この方法を多くの識者が推奨しないのは、そのひとの所有する楽器に対する愛晴、愛着を考えてしまうことと、コストパフォーマンスがとても悪いからです。多くのプロサックス奏者が、「サックスはただの道具。そこから出てくるのが自分の音楽。楽器に愛着なんて全くない。」と断言します。楽器を必要以上に愛さないのが、自分に合ったサックスに出会うためのコツではないでしょうか。

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Written By: sax on 4月 12, 2017 No Comment

春となり、温かくなってくると外に出たくなります。サックス奏者の皆さんも、公園や空き地、河原などでの「外練」をしたくなる、おあつらえ向きの天気になってきます。サックスだけでなく、管楽器は総じて大きな音が出るため、家での練習にはいきおい制限がかかります。外で伸び伸びと大きな音が出せるこの季節、「外練」でのいくつかの注意を紹介しましょう。
 「外練」の基本は、なにはともあれ「自分」を大事にすることです。寒さや雨などの天候で「外錬」を強行すれば、あなたが風邪をひいてしまいます。サックスの練習で風邪をひいたなんて、誰も同情してくれません。まずは自分の体を第一にいたわってください。体の次にいたわるのが楽器です。サックスは木管楽器と言っても、ほとんどの部品は金属製なので、かなり丈夫な部類の管楽器です。クラリネットなど自然木材で出来た楽器は、室内と屋外との湿度や温度の差で木材が膨張してしまい、ひどい場合には主管の割れ(クラック)も引き起こしてしまいます。湿度はともかく、サックスも大きな温度差は決して良い条件ではありませんので、室温と外気の温度差には注意を払ってください。また、「外錬」での直射日光にも注意が必要です。サックスの表面処理にはラッカー等の塗料が使用されていますが、これらの塗料は概ね太陽光に含まれる紫外線の影響を受けます。強い紫外線下に長時間サックスをさらすことで、塗料の色が変色する「焼け」や、塗装面にしわがよる「ちじれ」等の影響が出る場合がありますので、夏の直射日光などには十分注意してください。
 「外錬」では風にも注意してください。ま、風が当たるくらいではサックスは壊れませんが、警戒ポイントは風が飛ばしてくる「砂ぼこり」です。外気には風に運ばれた細かい砂や埃が含まれ、空気中を舞っています。これらの砂や埃がサックスのシャフトの軸受けや、回転部に付着すると、機械油の中に留まって、可動部を擦る「やすり」のように機能してしまいます。目に見えないような砂埃でも、長い間にサックスの可動部をすり減らします。気が付いたら、「シャフトがガクガク」なんてことにもなり兼ねません。風邪で埃が舞っているような日に、外で練習するようなことは避けるのが賢明でしょう。
 「外錬」では、サックスの故障などの楽器への配慮に加え、練習の方法そのものにも注意が必要です。広い屋外では、自分のサックスの音を反射する壁等は無いことがほとんどですので、自分の耳を使った音量のコントロールが難しくなります。ついつい無理して大きな音を出してしまう傾向が出てきますので、それがもとで喉にダメージを与える場合もあります。また小さな音が聞こえ難いので、サックスのコントロールが雑になりがちです。しかし、広い場所で、自分の音を「遠くに飛ばす」のはとても気持ちが良く、かつ重要な練習です。気持ちの良い「外錬」をしてください。

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Written By: sax on 3月 22, 2017 No Comment

管楽器は空気を振動させて音を出す道具です。その楽器の長さ、もしくは共振する波長によって、その楽器から出る音の高さが決まります。普通の気温の変化程度では、楽器素材の熱膨張は無視できるほどの些細なものです。すると、気温が上がると空気の波長が変わり、その長さの楽器で出る音の振動数が大きくなる、つまり音が高くなってしまいます。楽器がいつもより冷えているとき、いつも吹き方では楽器から出る音は低くなります。そして楽器を吹くにしたがって暖かい息が楽器の中を温めていき、音がだんだん高くなります。今日は温度とピッチのコントロールについてお話しします。
 真冬のアンサンブル練習。みんなが楽器を準備したら、各々が自分の楽器をチューニングします。練習が進むにつれて、楽器達のハーモニーが崩れていきます。みんなの楽器のピッチがめちゃくちゃ高くなっています。真夏の野外コンサート。控室でチューニングしたはずなのに、楽器のピッチがどんどん高くなっていきます。自分の音を聞きながら、マウスピースを抜いてピッチを合わせていますが、もうこれ以上抜けません。楽器はもの凄く熱くなっています。皆さんにもこんな経験はありませんか?サックスでもトランペットでも、管楽器は冷えていれば音のピッチが低くなり、熱くなれば高くなります。奏者の息の温度は36度前後で均一ですので、外気の寒さやエアコンで冷えた楽器を吹いていれば、だんだん温まりピッチが高くなります。真夏の日差しで高温になった管楽器は、息を通したくらいでは温度は下がってくれません。アッチッチでピッチの恐ろしく高い楽器になります。
 サックスに限らず、管楽器奏者はこの「楽器の温度と気温」に注意して演奏しなければなりません。「ウォーミングアップ」とは、演奏前の肩慣らしだけでなく、文字通り「楽器を温める」ことが必要です。あなたの楽器が冷たいと感じたら、全トーンホールを塞ぎ、温かい息を大量にサックスに入れましょう。マウスピースやネックを手で温めるのも効果的です。ベルに軽くタオルを詰め、低い「ド」の運指で息を入れると、息が楽器を効率的に温めてくれます。温まった楽器は決して寒い場所には持って行かないように。すぐに冷たくなってしまいます。ステージ本番前などで楽器を温める時間が無い場合は、楽器が吹いていると温まり、ピッチが上がることを想定してチューニングをします。あらかじめ低めにチューニングする、ということです。もしくはアンブシャを強めに、口をきつく締めた状態でチューニングをし、演奏中に普通に戻していく、という難度の高いやり方もあります。
 炎天下の直射日光で熱くなった楽器は…。霧吹きをして楽器を冷やすトロンボーン奏者を見たことかおりますが、効果はどうなのでしょう。日陰に入るのが一番。日向に出ない、楽器を日向に置かないのが基本です。

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Written By: sax on 3月 8, 2017 No Comment

前回はアルトサックスとテナーサックスの違いをお話ししましたので、今回はソプラノとアルトの違いをお話しします。サックスの持ち替え演奏をお考えの方や、「ケニーGが大好きなんですが、サックス入門にソプラノサックスはどうですか?」、などとお考えの方にポイントを合わせてお話しします。
 そもそもソプラノサックスは吹き難いサックスです。というより、「かなり高度な演奏技術が必要なサックス」、と呼んでも良いと思います。しかし最近では、数々の近代技術で吹き易さが実現された、「意外と吹き易いソプラノサックス」が数多くあります。近年の有名メーカーのソプラノサックスなら、初心者の方々でも恐れる必要は無いと思います。でもヴィンテージのソプラノサックスは別格です。音程のコントロールが難しく、無造作に吹いたら音楽にはなりませんのでご注意ください。
 ソプラノサックスの高音域では、口の締め方の強弱で音のピッチが極端に変わります。マウスピースはアルトサックスよりもかなり小さく、マウスピースの直径という点て、口輪筋 (口の周りの筋肉)を使ってマウスピースを締め付けるのが、極端に難しくなります。またマウスピースの短さが理由で、タンギングにも微妙なコントロールが必要となります。フラジオ音域も出し難いです。ま、そもそも高音域のサックスですので、それ以上の高音域が必要かどうかは疑問ですが…。トーンホールとパッドも、ソプラノサックスのものはとても小さくなります。各部が小さいので調整も微妙で、狂い易いですし、小さなトーンホールには、少しの汚れが溜まっていても音に影響が出ます。コンディションの維持にはより繊細な注意が必要です。

 ソプラノサックスについて、やたら脅かしてしまいましたが、良い点も沢山あります。とにかく軽くて小さいのは、ソプラノサックスの長所でしょう。また特徴のあるサウンドも、ソプラノサックスの魅力です。音域によってサウンドの性質が極端に変わるのがソプラノサックスの特徴で、アルトサックスの音域を吹いても、すぐに「あ、ソプラノ!」と分かります。そのサウンドは他のサックスには無い「味」があり、好きになると病み付きになります。サックス界の「クサヤ」(分からない人、ごめんなさい。)ですかね。
 ソプラノサックスが難易度の高いサックスと言われるのは、テナーとアルトの差と比較しての事だと思います。ジャズのジャンルではテナーサックス奏者もアルトサックス奏者も、さほど苦労せずに持ち替えて演奏しています。要は、「基礎演奏技術」がしっかりしていれば、どんなサックスでも臨機応変な奏法の微調整で、吹きこなすことは難しくない、ということです。バリトンサックスも独特の演奏方法が求められ、ある意味かなり難しいサックスです。でも「サックス演奏の基礎技術」は共通のものがあると思います。結論は、「どんなサックスも楽しいし、かっこ良いから、恐れずに挑戦しよう!」、ですね。

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Written By: sax on 3月 1, 2017 No Comment

サックスという楽器はある意味面倒です。一般的に楽器屋さんに飾ってあるサックスでも、バリトン、テナー、アルト、ソプラノと4種類もあります。特殊な種類ではバスサックス、コントラバスサックス、チューバックス、ソプラニーノ、ソプリロ、なんてサックスたちもあります。音域によって違う種類のサックスがあるわけですが、こんなにバリエーションが多い楽器は管楽器でもサックスくらいでしょう。ま、祖先とも言えるリコーダーでは、同等に沢山の種類があるようですが。サックスを始めようとしている方々には、「どう違うの?」と質問され、既にいずれかのサックスを吹いているサックス奏者の方々には、「これとどう違うの?」、と訊かれます。ではアルトサックスとテナーサックスの違いを、ざっくりとお話ししましょう。
 まずキーが違います。アルトはE♭調でテナーはB♭調です。「ド」を吹くとアルトはミ♭、テナーはシ♭の音が鳴ります。マウスピースの口径も違います。一般的に、音域が低いほうが太くて大きいマウスピースが必要です。リードの面積(長さと幅)も違います。流用することは出来ません。楽器全体の重さも違います。管体の全長が違うので、その分テナーのほうが金属がたくさん使われています。ストラップは同じものが使え、テナー用、アルト用の区別は無いようです。スワブ(内部を清掃する道具)はテナーとアルトでは大きさが違います。管の最小径が違うので同じものは使えません。テナーにアルト用のスワブを使えばスカスカですし、アルトにテナー用スワブを使えば、管の中で詰まること必至です。

 もう少し突っ込んだ違いをお話ししましょう。テナーとアルトでは、奏者が口や息の調整でおこなう、「イントネーション(音の高さ)の補正」の方法が異なります。アルトと同じ吹き方でテナーを吹くと、微妙に「音痴な音階」になります。「ピッチの取り易さ」、という意味からいえばアルトサックスに利かあると思います。演奏に必要な息の量もアルトとテナーでは違います。やはり大きなテナーのほうが、息を沢山必要とします。ただし奏法がちゃんとしていれば、そんなに無理な息の量が必要なわけではありません。フラジオ(高音域)の運指もテナーとアルトでは少々違います。出易い音も違います。テナーは奏者・奏法の違いによる「サウンドの変化」が、アルトより大きいと言われています。ジャズのジャンルで言えば、「個性が出し易い」、逆にクラッシックのサックスアンサンブルのジャンルでは、「他のサックスのサウンドに合わせ難い」、ということになります。
 テナーとアルト、どちらのサックスが取っ付き易い?と言われたら、「アルトサックス」です。大きさや重量も良い按配ですし、サックスの中では一番音が出し易く、かつ美しい音にたどり着き易いと思います。とはいえ、その後の苦労はそれなりに必要ですが、「入門サックス」には、私はアルトをお勧めします。

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Written By: sax on 2月 22, 2017 No Comment

サックスという楽器は真鍮等の金属で出来た、沢山の優雅な曲線で成り立っています。周りの光をその曲線が各所で反射し、複雑なメカニズムも細かく光を映し、その輝きは本当に美しく、誰もが魅了されます。しかしそれゆえに、「へこみ」に弱いことは、サックス奏者の誰もが熟知している事実でもあります。ズボンのベルトのバックルが少し当たっただけでも、サックスのボディはうっすらと凹んでしまう場合もあります。さあて困ったものです。管楽器の「凹み」は、サウンドに影響のない些細なものであっても、下取りの際には大きなマイナス査定ポイントとなります。管楽器販売関連の多くのプロがやっている、凹み確認のマル秘技をお教えしましょう。
 楽器屋さんやリペアマンさんが、白い布手袋をはめて楽器を触るのを見たことがあると思います。もちろんこれはご想像通り、手の油が楽器の表面に付着し、表面を汚してしまうのを避けるのが第一の目的です。しかし、手袋をはめていると良いことがもうひとつあるのです。それは、「楽器の表面の凹凸が細かく感じられる」、ということです。どこでも見る白い薄手の布手袋は、最近では100均でも買えますし、化粧品屋さんや薬局でも買えます。高額なものではないので、サックス奏者は是非この手袋を常備してください。この布手袋をしたうえで、自分のサックスのネックや、ボディのあらゆる部分を撫でてみてください。あらあら不思議、素手で触っても分からなかった凹凸が、手袋をすると非常に細かく感じられるのです。肉眼と素手ではまったくわからない、ネックのほんの少しの凹みでも、手袋越しに触れると、嘘のようにはっきりと分かります。光を映してみても分からなかった凹みや表面のうねりが、くっきりはっきりと指で感じることができます。

 この「技」でしか分からないような些細な凹みや歪みは、一般的にはサックスのサウンドにほとんど影響を与えません。ですので、自分の楽器を自分で演奏している分にはさほど必要な確認ではないでしょう。しかし、楽器を借りて演奏する場合や、逆に貸し出すときに、その楽器の状態をつぶさに確認するには役に立つでしょう。また、「音程がなんかおかしい。ネックが曲がっているのかな?」、なんてときに手袋をしてネックを擦れば、曲がって楕円になったネック管体が感じられるでしょう。また、中古楽器を購入するときの状態確認にも良いかもしれません。特にヴィンテージサックスなどでは、塗装が剥げたり、錆で表面が荒れていたりしているので、目ではなく、指で凹みや歪みを確認することは大切です。凹みを修理で直した後の微細な膨らみも感じることが出来るかもしれません。手袋をして愛器を撫でる。試してみてください。

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