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サックス 本体

Written By: sax on 6月 5, 2019 No Comment

サックスの値段は入門用で5、6万円、長く使い続けられる標準品で20万から40万円、憧れのプロモデルなら50万から80万円あたりというところでしょうか。すごい価格幅です。市場価格100万円を超えるセルマーマークVIなどの「ヴィンテージ名器」を使用している方からは、「入門用?あ、おもちゃのサックスね。」なんて中傷ぎみたコメントを聞くこともあります。安いサックスは、本当におもちゃなんでしょうか。
 廉価版のサックスは、確かに欠点は少なくありません。サウンド的な観点で言えば、「響きが単調」、「音域で音色が変わる」、「音量が出ない」、「音程が取り難い」等。また、機械的な性能で言ったら、「調整が狂い易い」、「バネの反発力が不均一で運指がやり難い」、「曲がり易い」、「へこみ易い」、「錆び易い」なんて、まあ、キリがありません。これらがサックスの価格の差で出てしまうのですね。機械構造で出来ている工業製品の価格差の原因は、ほとんどの場合「人件費」です。よほどの大量生産のモノでない限り、どれだけ人間が手をかけて作っているかでコストは増減します。かたや、多くの経験豊かなリペアマンの方々が口を揃えて言うのが、「安いサックスでも、それなりに手を入れれば充分に上級者の戦力になるサックスに化けるよ」、ということです。基本的にサックスは、定期的な調整を必要とする繊細な楽器です。パッド(タンポ)も消耗品ですし、使えば使うだけサックスの可動部には「狂い」が生じてきます。名器だって調整しなければ「動作不良サックス」ならば、「おもちゃのサックス」と言われる廉価版サックスだって、手を掛ければ充分魅力的な楽器に生まれ変わるのです。

 サックスのオーバーホールは安くて10万円、多少面倒な調整が入れば15万円くらいは必要です。しかしこれで、パッドの全交換、針バネの交換調整、キーバランス調整(パッドとトーンホールのすり合わせ、キータッチの調整、パッドの開き具合の調整、等)、可動部の磨き、オイル差し、等の作業がおこなわれます。ネックスクリューやベル支柱ネジなどを交換すると倍音が豊かになったりします。リペアマンによっては音質改善のための細かな裏技を持っている方々もいます。ネックのトーンホールを大きくしたり、ネックの先端に金属リングを溶接したり、U字管をはんだ接着したりと、色々なテクニックがあるようです。サムレストとサムフックを金属製に替えるのも、音質改善に有効です。マウスピースも「一流品」が良いですね。吹き易さも、音質も楽器付属のモノとは段違いです。おお、凄いですね。ここまですれば、かなり良い音の出る、良いサックスになっているはずです。しかしここまで手を掛けると、そこそこの中級サックスが買えるくらいのお金を費やしていますね。あっ!大事な事を忘れていました。吹き手が高い技術を持ったサックス上級者にならなければ、どんな良いサックスだって、ただの金属の塊ですね。

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Written By: sax on 5月 8, 2019 No Comment

サックスという楽器の構造には、ある特徴的な部分があります。もともと指でトーンホール(音孔)を塞いで音程を作り出す「笛」が原点であるサックスは、楽器の大型化によって「指が届かなくなった音孔」に対し、「棒(シャフト)」を使って指の動きが音孔を塞ぐ「パッド」に連動するようにしました。指の届かない背中の中心部分を掻く、「孫の手」みたいなものですね。サックスのメカニズムには、その「孫の手」となるシャフトが何本も装着されています。
 シャフトは「ポスト」と呼ばれる、サックス管体に建てられた支柱で両端を支えられ、他のメカニズムと連動して回転運動をします。30cmの長さのシャフトであれば、シャフトの片方の端を45度回転させれば、30cm離れたもう片方の端も45度回転します。テナーサックスのハイEキーのシャフトは、右手の人差し指の付け根でEキーを押すことで同じだけ回転し、50cm以上離れたネックジョイント近くのハイEのトーンホールを塞ぐパッドが、指の操作と連動して同じだけ開きます。バリトンサックスのハイEキーのシャフトの長さは、当然もっと長くなります。どうやっても指だけでは開け閉め出来ない音孔が、シャフトの働きで演奏者の意のままになるのです。これがサックスのシャフト連動機構です。

 両端をポストで挟まれるシャフトは、サックス全体で26から30本程度使われています。非常に短いものから、ものすごく長いものまで、千差万別の長さのバリエーションがあります。ほとんどのシャフトは管体と同じ金属素材のパイプ状になっており、その内部に「芯金」という鋼材の軸が通っています。その芯金の両端をポストに取り付け、ピボットスクリューというネジで固定します。ピボットスクリューは先端が円錐形に尖っており、芯金の中心=シャフトの中心を、ポストのシャフト受けの中心にびったりと固定します。ねじ込みの具合でシャフトの押さえ具合を調整しますが、締め過ぎるとシャフトが回り難くなり、緩め過ぎるとシャフトの中心がブレた状態になり、芯金の摩耗やパッドカップ(パッドが付いたカップ状の部品)のガタ、連動メカの不具合につながります。このように「真っ直ぐ」であることが重要なシャフトですので、長いシャフトの中間部分には、シャフトがたわんだり、ブレたりしないように、「シャフトガイド」が取り付けられています。
 サックスの管体を握ろうとすると、必然的に何本ものシャフトを握ってしまうことになります。シャフトに力が加わって曲がってしまい、その動作の伝達性が損なわれれば、サックスは動作不良を起こします。それゆえに、「サックスを持つときはベルを持ちましょう」というお勧めマナーとなるわけですが、決して実践向けな方法ではありません。どうしてもベルと管体の間に手を差し込んでサックスを持つのが便利で簡単です。このとき何本かのシャフトをつかんでしまうことになりますが、シャフトガイドの位置を気にしながらつかむ場所を考えれば、シャフトヘの不要な力は最低限で済ませることが出来ます。シャフトの重要性を理解すれば、それに見合った扱いが出来るようになると思います。

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Written By: sax on 3月 20, 2019 No Comment

ネットオークションやネットフリマでは、「ジャンク」と銘打ったサックスが多数出品されています。確かにあっちこっちの部品が欠落し、管体も朽ち果てそうなサビだらけの、「まじジャンク」も少なくありませんが、意外と程度の良い、「直したら吹けるんじゃない?」というサックスも見受けられます。うまくいけば一万円前後でテナーサックスやアルトサックスが手に入ります。職場での昼休み練習用の「置きサックス」のためにもう一本、なんて「有り」だと思いませんか。
 ネットオークションやネットフリマの「ジャンク」サックスを見ていくと、本当に年代物の朽ち果てたサックスと、ほとんど使わずに遺棄されていたと思われる廉価版サックスのジャンクの二種に分けられます。錆にまみれた「まじジャンク」を再生することは相当な技術を要しますが、凹みや歪み、些細な故障で見捨てられた入門用廉価版サックス、とくにアルトサックスは再生の可能性が大です。ある程度サックスの機構に対する知識があれば、自力での修理は不可能ではありません。アルトは、とあえて言ったのは、テナーサックスの場合はネックの曲がりや、自重が重いためシャフトや管体へのダメージが大きいので、安物買いの銭失いになる可能性が比較的高いからです。

 「まともに音が出ないジャンク」の原因にはいくつかあります。「ネックが本体にはまらない」、「オクターブキーが動かない」、「パッドが欠損」、「部品の歪みや破損」等です。ネックが本体にはまらないのは一見歪みと考えがちですが、「円」というのは意外に歪みに強く、多くの原因は接続部(ソケットとレシーバー)の汚れです。シンナーやジッポオイルを付けた布でネックソケットや本体のレシーバー部をひたすら擦ると、あら不思議、スコンとネックがはまります。オクターブキーの故障は、ほとんどの場合オクターブキー連結機構の「曲がり」です。サックス本体から飛び出たオクターブ連結棒は、ちょっとの衝撃で曲がってしまいます。ラジオペンチやプライヤーを使って、曲がりを強引に修正すればOKです。その際、折れないようにゆっくりと、かつ傷つかないよう当て布をして、を守ってください。ネック側のオクターブキーの円弧の修正が必要な場合もあります。右手人差し指のキーとBis(シ♭)キーの連結機構の小さなコルクが無くなってしまっているだけで、「シの♭が出ない」となっている場合があります。使用中の高級サックスですらこの部分での故障は少なくありません。この機構は調整ネジの押し込み、調整ネジの先端、それを受けるレバーのコルクで構成されています。ネジの頭を塩ビチューブで延長したり、レバーに薄くコルクを貼つたりするだけで治ります。
 パッドの欠損はパッドを入手する必要があります。トーンホールの凹みや歪みは特殊治具が無ければ直せません。シャフトの固着も難題です。でも一万円前後でセカンド楽器が手に入れば…。魅力的ですよね。賭けてみますか?

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Written By: sax on 1月 30, 2019 No Comment

サックスがどのくらいの数の部品から出来ているかご存知ですか?一般的なアルトサックスで、約600点の部品から構成されています。その膨大な数の部品が、溶接やら、はんだ付けやら、ネジ留めやらの色々な方法で、ひとつのサックスに組み立てられている訳です。その方法の中で、「サックスはこれで組み立てられている」と言っても過言ではないのが、「はんだ付け」です。今日はちょっとディープな、サックスのはんだ付けの世界を紹介します。
 ラジオやオーディオアンプ等の、電子機器の製作を趣味としている方々は、熱したはんだごてと糸はんだで配線を結合します。電子製品の中にあるプリント基板の裏側の金属の 「点々」は、はんだ付けのはんだで基盤の回路と部品が接着された部分です。はんだは鉛とスズの合金で、電気配線用のはんだはスズ60%:鉛40%で、180℃前後で溶け、固まり方も速いです。それに対し金属接着用のはんだはスズ50%:鉛50%とスズの比率を落とし、融点も高く、ゆっくり固まるようにしてあり、はんだをしっかり盛るのに適しています。また固まった後も柔軟性があり、金属が収縮してもはんだ付け部分が割れ難いという特性があります。はんだとともにサックスの組み立てに使われるのが「銀ロウ」です。銀35%:銅35%:亜鉛30%前後の配合比率の合金で、700℃前後で溶け出します。アルミニウムやマグネシウム以外のほとんどの金属に使用可能で、伸びがよく、強度にも優れた汎用性の高い接合材です。銀ロウはかなりの高温で接着しているので、取れる事はほとんどありません。比べて、パンダ付けは溶ける温度が銀ロウより低いため耐久性は劣りますが、修理がし易いというメリットがあります。

 このように融点(溶ける温度)の違う合金を使うのには、サックスの組み立てと修理を考えた、合理的な理由があります。多くの部品を結合して組み立てるサックスでは、三つ以上の部品を熱接合する場面が多くあります。一種類のはんだだけで接合していたら、「一か所を接合した後、他の場所を接合していたら、その熱が伝わって前の部品が溶けて落ちた」、なんて事に成りかねないのです。また楽器の使用中の部品への力の加わり方、それによる修理や調整の確率の高い場所、振動を伝えるべき場所とそうでない場所、等々。サックスの製造に携わる技術者たちは、接合の温度差という凄く細かい事にも配慮しているのです。
 アメリカンセルマーのU字管ははんだ付けしてあるので有名です。管体を伝達する音のロスが少ないとの評価ですが、現代の楽器に取り入れられたという話は聞いたことはありません。コスト対効果の問題でしょうか。現代の楽器には化学系の「接着剤」が多用されているそうです。はんだや銀ロウに匹敵する性能があるようですが、修理は…困難だと思います。最強強度の「溶接」も近代設備では比較的容易に出来るようです。ロボットアームで高電圧を使ったスポット溶接、なんていうのも出来ちゃうらしいです。でも多くのリペアマンが、「昔ながらのロウ付けとはんだ付けが一番修理し易い」、とおっしゃってます。

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Written By: sax on 11月 22, 2018 No Comment

ベルギー生まれのアドルフ・サックス。名前でバレバレですね。サックスを発明した、サックスの生みの親です。1840年代に現在のサキソフォンを発明し、ソプラノサックスからバスサックスを開発、販売しました。当初サックスは14種類もあったそうです。アドルフ・サックスは優れた楽器開発の技術者であっただけでなく、さまざまな吹奏楽器の演奏者でもありました。彼は、木管楽器の運指の自由度と金管楽器の明るい音色を合体した楽器が作れないかと考え、サキソフォンを考案したそうです。ほとんどの管楽器はその起源をバロック時代以前にまで遡ることが出来、1820年代には現代のトランペットに酷似した3本ピストンのトランペットが発明されていますから、アドルフ・サックスが一から考え出したサックスという楽器は、「もの凄く新しい管楽器」と言う事が出来るでしょう。それまでの多くの管楽器が、管の太さが均一な「円筒管」であったのに対し、アドルフ・サックスは管の入り口から出口まで、その直径がながらかに広がっていく「円錐管」に着目し、多くの円錐管金管楽器も開発しました。これらの金管楽器は「サクソルン属」と呼ばれ、サクソルン属の楽器には、コルネット、フリューゲルホン、アルトホルン、テナーホルン、バリトンホーン、ユーフォニアム、チューバ、等が含まれますが、これらすべてをアドルフ・サックスが開発したわけではありません。

 アドルフ・サックスは優れた技術者だった故に、その生涯は特許紛争に明け暮れた日々だったようです。まるで「下町なんとか」ですね。Wikipediaによれば、彼のライバルの楽器製作業者たちは、アドルフ・サックスの持つ特許に対して長期にわたる訴訟を仕掛け、それが原因で彼の会社は2度も破産の憂き目に会うことになったとのことです。長きにわたる法廷闘争はアドルフの健康をも損ね、2度にわたって入院を余儀なくされました。1800年代後半からアメリカとヨーロッパは所謂「第二次産業革命」の時代を迎えており、サキソフォンと同時期の発明品には、白熱電球、タイプライター、ミシン、輪転印刷機、発電機などがあります。まさに新時代の幕開けと同時にサキソフォンは誕生したのです。
 アドルフ・サックスは楽器製作に加え、パリ国立高等音楽院のサキソフォン科での音楽教育にも生涯を捧げました。同学のサキソフォン科は1942年に開設され、アドルフ・サックス自身が初代教授を務めました。1870年、財政難により他のいくつかの楽器科と共にサキソフォン科は廃止され、クラスの再開はなんと72年後の1942年まで待たねばなりませんでした。そして、当時すでにサックス奏者としても教育者としても名声の高かったマルセル・ミュールが、アドルフ・サックスの跡を継ぐことになったのです。最後に20世紀ドイツを代表する作曲家、指揮者、そしてヴィオラ、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノなど様々な楽器を弾きこなす多才な演奏家であったパウル・ヒンデミットの言葉を引用します。「18世紀末から管弦楽が急速な進歩をとげ、その要求を満たそうと新しい楽器がたくさん現れた。しかしその中で、生き続ける能力と重要さを持っていたのは、サキソフォンだけだった」。やっぱりサックスって凄いですよね。

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Written By: sax on 3月 7, 2018 No Comment

サックスのリペア道具、と聞いて思いつくのがリークライトでしょう。列になった小さな光源をサックス内部に差し入れ、管体内部から光を当ててパッドの密着度を調べる道具です。最近では通販で手軽に入手できるので、購入して自分のサックスの「息漏れ」を確認し、ご自分で調整されている方も多いようです。でも、息漏れの隙間って、状況によってはまったく音に影響しない、ってことご存知でした?実はサックスは「息漏れ」よりも「開いているパッドの角度」のほうが重要な場合が多いんです。

 木管楽器は、「音孔(卜-レホール)」の開閉で共鳴周波数を変化させ、音階を出せるような機構になっています。単純に音孔を順番に開いて、構造的にパイプの共振周波数を上げていくだけでなく、離れた二つ以上の音孔を開けることで、倍音での共鳴をもさせて数オクターブの音域を実現しています。「気柱振動」という高校物理で習う理屈なのですが、難しいことは置いておきましょう。要は、「サックスの音孔(キー)でも、共鳴周波数に積極的に関与してる穴とそうでない穴がある」ということを覚えてください。例えばラの音を出すとき、そのために絶対開いてなければいけないトーンホールと、ぴったりと閉まっていなければならないトーンホールがありますが、「多少開いていてもあまり影響しない」トーンホールもあるのです。ですので、何らかのサックスのトラブルが生じたとき、リーグライトで隙間の空いたトーンホールを見つけ出し、それを完璧に治したとしても、その不具合が治るとは限らないのです。隙間が無いに越したことは無いので、その隙間は他の不具合の原因かもしれません。

 トーンホールは「塞ぐ」ことだけに注意を払いがちですが、実は「開いている状態」もとても重要です。サックスにはかなりの数の音孔(トーンホール)と、それを塞ぐためのパッドがありますが、いくつかのパッドには、その開き角度を調整するための機構が付いています。調整ネジを締めるとパッドが音孔に近づき(角度が急になる)、ネジを緩めると音孔からパッドが離れる(角度が緩くなる)機構です。パッドが音孔に近くなると、その音孔が関与している音のピッチが低めになります。逆に離せば高くなります。リペアマンはサックスのバランス調整で、パッドのリーグ除去と同時に、パッド解放時の開き調整を必ずおこないます。

 リークライトでパッドの隙間を見つけそれを治しても、パッドの開き角度を調整しなければ、正しい音程で音が出るようにはなりません。パッドの調整は「閉め」と「開き」の両方の組み合わせです。あなたがリークライトをお持ちで、ご自分でサックスの調整をしているサックス奏者であれば、是非パッドの閉めの調整だけでなく、開きの調整も出来るよう技術を習得してください。

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Written By: sax on 2月 28, 2018 No Comment

サックスは楽器の一種であると同時に、ひとつの工業製品でもあります。 1840年代にアドルフ・サックスが作り出した「サキソフォン」の構造は、現在のサックスでも基本的なところに変化はありません。しかし、その「作り方」は大きく変化しています。初期のサックスと現代のサックスでは、どう作り方が変わっているか。そんなことを考えてみれば、ヴィンテージサックスの音の秘密解明の糸口になるかもしれません。

 サックスは基本的に金属製ですので、製造技術のほとんどは金属加工技術です。しかしサックスの金属加工技術の歴史を調べる前に、もう一歩踏み込んで、「金属材料」の今昔を考えてみましょう。何故ならば昔の金属と現代の金属が全く違うものだからです。その違いは1950年代に確立された国際工業規格(ISO)に起因します。世界の工業製品の品質の維持と均一化のため、工業製品に関する多くの標準規格が作成され、世界中のメーカーがそれに準拠してモノを製造するようになりました。サックスの材料、真鍮は、銅と亜鉛の合金ですが、現在は金属材料メーカーが規格に準じて生産しているので、均一の品質で希望の性能の 「真鍮」が安定的に入手出来ます。大げさに例えると、サックス初期の一枚の真鍮板は、部分によって合金配合率のムラがありました。セルマーMark Vlの時代の真鍮板は、多少ムラは改善しましたが、今日仕入れた材料と先月仕入れた材料では品質が一致しませんでした。現代はどんな時でも、均一で安定した同じ性能の真鍮板が入手できます。ヴィンテージサックスの豊かな響きは、この「合金のムラ」を含んだ金属材料に起因している、と言うヴィンテージ楽器ファンは少なくありません。

 サックス製造に多く使われる加工技術には溶接とロウ付けがあります。前者は材料部材の接合部を高温で溶かして接合する方法、後者は材料より融点(溶ける温度)の低い金属で接合する方法です(はんだ付けはロウ付けの一種です)。溶接は板材から管体のパイプ形状を作るとき、またロウ付けはキーポストを管体に立てるときや、シャフトにキーパッドを付けるとき等に使用します。これらの技術は1900年代に飛躍的に向上しており、加工のスピード、強度、安定度は、サックス誕生時の技術とは比べものになりません。溶接の温度も違えば、ロウ付けの金属の成分も、また使用する機具も違います。技術の進歩はサックスを組み立てるスピードを10倍以上にし、その結果の精度も飛躍的に向上させました。しかし「速くてちゃんとしてる」だけがどうも楽器の製造の理想ではないようです。ヴィンテージサックスの細部を見ると、微妙な「いい加減さ」がありますが、近代楽器にはありません。これも音の違いの原因でしょうか?

 材料のプレス、研磨、穴開け、塗装等の技術も進歩しています。多くのサックスメーカーが自社の製造工程をYouTubeや自社のサイトで紹介していますので、是非見てみてください。そして、「170年前にはどうやっていたのか」を想像してみてください。音の違いの理由がなんとなく分かるかもしれません。

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Written By: sax on 11月 22, 2017 No Comment

今日はサックスの彫刻の話しをしましょう。どうやって彫るか、何故彫るか、彫るとどうなるのか、など等、意外と知られていないようです。サックスの「刺青」とも言われる管体彫刻の「へえ~!」なネタです。
 管楽器の彫刻は何故するのか。簡単です、「綺麗だから」です。どんな楽器も美しい音を奏でるというその特質から、楽器そのもの自体も美しくあることを望まれました。近代の我々は電子・電気楽器の台頭で、楽器自身の美しさについて無頓着になってしまっている感は否めませんが、かつて楽器は高度な工芸品であり、絶対的な美しさが求められていました。サックスも彫刻入りは彫刻無しより、価格も高く設定されています。また「ピカピカ・ツルツル」な表面を多く持つ管楽器では、傷や汚れ、サビなどの表面劣化を目立たなくするという意味心有るようです。しかし良く言われる、「楽器管体の振動特性を変化させ、音色を変える」というような効果は、科学的には「?」なようです。

 管楽器彫刻の方法には、職人による手彫りとレーザー彫刻の二種類があります。レーザー彫刻はその名の通り、コンピュータ制御されたレーザー照射機が、管体に微細な傷を焼き付けておこないます。プログラムされたパターンが寸分の狂いもなく刻印されますが、主流はいまだに、職人の味が出る「手彫り彫刻」です。手彫り彫刻の道具は幅1~2ミリの彫刻平刀(ひらとう)です。この刃物を左右に細かく捻っていき、管体の上を「右、左、右、左…」と刃の左右を交互に進めながらジグザグの線を描いて行きます。サックスの彫刻を良く見ると、どんな細かい線も一本の直線・曲線ではなく、「W」が縦に連続したギザギザ線によって模様が描かれています。彫刻刀は非常に細く浅く、塗装面のみに傷を付けていきますが、それをジグザグの線にすることで、「模様を構成する目立つ線」になります。ジグザグ線の太さは彫刻刀の幅を変えて表現します。線の濃さはジグザグ線の波の密度で調整されます。このように管楽器の彫刻には高度な技術と芸術的センスが必要とされるため、一流と呼ばれる彫刻職人の数は決して多くないようです。真偽は定かではありませんが、数十年前に米国セルマー社のサックス彫刻の専属の職人さんが亡くなり、ある期間「彫刻なしモデル」しか生産されなかった、という逸話もあります。

 サックスの彫刻には花やツタ等の植物系やリボン等の柔らかいカーブの図柄が多いようですが、変わり種としては、ヴィンテージコーンの「Naked Lady(裸の女性)」や、建物や船などもあるようです。ヅインテージのアメセルとフラセルの見分け方のひとつで、フレンチセルマーは花のつぽみで、同時代のアメリカンセルマーは花が咲いている図案、というのも有名な話ですね。ほとんどのサックスの彫刻はベル部のみですが、ネックやキーカップにまで彫刻を施した、「特殊彫刻モデル」も数多く存在します。一部のサックスプレーヤーはこのようなモデルを「バリ刻」と呼んだりしています。「バリバリに彫刻したモデル」という意味なんでしょうか?
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Written By: sax on 9月 27, 2017 No Comment

サックスのような操作方法でシンセサイザーの電子音を出す楽器、いわゆる電子サックスには、サックス奏者である皆さんは、一度は興味を持ったことがあると思います。て言うか、かなりの方がもうすでに所有されているかもしれません。出る音が電子音ですので、深夜でもイヤホンで聞けば、誰に遠慮する事無く演奏する事が出来ますし、音程も取り易い、キーの変更(移調)もボタン一つです。今日はこんな夢の楽器、電子サックスの歴史をお話しします。
 最近では電子サックスなどという泥臭い名前ではなく、ウインドシンセサイザーという呼び名が一般的になっていますが、その「始祖」は1974年にコンピュトーン社が発売した「リリコン(Lyricon)」です。ストレートソプラノサックスのようなりードのついた機械、「スティック」でシンセサイザーをコントロールするシステムです。マウスピース部分にはリードを咥える力を感知するセンサーや、吹き込んだ息の量やスピードを検知するセンサーが付いており、キーボードよりも細かいニュアンスでのシンセサイザーのコントロールが可能でした。キーがメカニカルタイプだったのでサックス奏者に親和性が高く、トム・スコット、デビッド・サンボーン、伊藤たけし等、多くのサックス奏者がステージで使用しました。同じころ、トランペット奏者のナイル・スタイナーがトランペット型のウインドシンセサイザー、「EVI」を世に出します。そしてそれは改良され、サックス型の「EWI」となり、両者は「スタイナーホーン」と呼ばれました。ほぼ手作りだったリリコンもスタイナーホーンも、革命的な電子楽器でしたがビジネスとしては成功とは言えませんでした。 リリコンの特許はYAMAHAに譲渡され、ヤマハWX-7を生み出し、またスタイナーホーンはAKAIがライセンスを買い取り、EWI1000として製品化します。 AKAIのEWIシリーズはステージ楽器としても成功し、マイケル・ブレッカー、伊藤たけし等、多くのミュージシャンがステージや録音でこのシリーズを使用しています。リリコン系のYAMAHA WXシリーズがメカキーであるのに対し、スタイナー系のAKAI EWIは静電式タッチキーを採用しており、サックスのように「押さないときもキーの上に指を置いておく」ことが出来ませんが、それによって特殊な奏法が可能にもなっています。
 ヤマハは管楽器の発音特性をシミュレーションした物理モデル音源VL-70mとスティックコントローラーWX- 11 やWX-5を組み合わせてシステムを展開していましたが、今では生産を終了しています。 AKAI のEWIは、赤井電機(2000年経営破たん)からAKAI ProfessionalMI(2005年倒産)、そして現在はアメリカのDJ機器メーカーinMusic Brand社と製造元は移り変わりましたが、EWI4000S音源内蔵タイプ、EWI5000ワイヤレストランスミッター内臓と進化しており、現在でも多くのミュージシャンに支持されています。
 これらの「2強」に埋もれている感はありますが、カシオ計算機が1988年~90年代初期に製造・販売した、音源、スピーカー内蔵のウインドシンセサイザー、デジタルホーン(Digital Horn)」もありました。またローランドが2016年に発売した、「AE-10エアロフォン」はサックスの小指キーやサイドキーまでも備えたコントローラーで、今までのどのサックスシンセサイザーよりも「サックスらしい」とプレーヤー達に注目されています。
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Written By: sax on 8月 30, 2017 No Comment

サックスに限らず、管楽器奏者には多くの都市伝説や迷信とも言うべき「言い伝え」が存在します。それだけサウンド作りが微妙であり、かつ奏者たちの注意、愛情が多く注がれている事の結果だと思います。それらのいくつかの迷信を考えてみましょう。
 最近よく耳にするサックスの表面処理についての解説で、「ノーラッカーのサックスは渋い音がする」という意見があります。本当でしょうか?渋い音ってなんでしょう?サックスの場合、スモーキーで枯れた音というのが、ヴィンテージサックスの音に似ているとして高い評価を得る場合があります。音質を倍音成分について考えると、枯れた音は広範囲に倍音成分が分布しているもので、倍音が少なく、楽器のセンタートーンに音の成分が集中しているのが、いわゆる「ストレートな音」です。ノーラッカーのサックスの場合、ラッカーによる表面塗装によって失われる振動成分が生きている、つまり倍音成分がラッカー塗装の場合に比べて多い、そしてそれが広く分布していると言って良いでしょう。ですので、多くの意見で、「ノーラッカーは良く鳴る、渋い音がする」と言われるのだと思います。ただし、「渋い」に関しては、ノーラッカー故の表面の腐食系変化が視覚的に影響していると思います。そしてサックスの表面のラッカーは決して倍音を殺す悪役ではなく、サックス表面を腐食変化から守る、という役割もありますので、ノーラッカーのサックスは、「どうサウンドが育つか分からない」という部分もあります。
 リードは硬いほうが良い、というサックス奏者少なからずいます。リードは「Hardを使ってます」、「4番です」なんてサックス奏者を、「凄いなあ!」なんて感心する風潮もあります。これ、完全に無意味です。リードの一枚一枚の振動性能(鳴り)とマウスピースとの相性、そして奏者の吹き方でサックスのサウンドが決まります。固いリードが柔らかいリードより良い音が出るという根拠はありません。ただし柔らかいリードより硬いリードの方が鳴らせ難いという傾向はあながち間違いではありません。そして奏法として、柔らかいリードの「暴れる振動を抑え込んで吹く」のと、硬いリードの「振動し難いものを息でどう振動させるか」という相異する奏法のどちらが効果的でやり易いかは奏者によって異なるようです。
 ストラップによってサックスの音色が変わる、というのはサックス奏者の知識として常識になりつつあります。本当でしょうか?ストラップ側のフックとサックス側のストラップリングとの接点はせいぜい2、3平方mmです。プラ製フックは弾力が有るので接触面積が大きいです。金属製フックは硬いので、ストラップリングとの接触面積は少なくなります。この面積でサックスの響きにどれだけの影響が出せるのでしょうか。ストラップがサックスのサウンドに影響が無いとは言いませんが、フックやスリングの材質をあれこれ考えるより、楽な演奏姿勢を考えたほうが、効果的に良い音が出せるのではないかと考えるのは、私だけでしょうか?
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