ネットでサックスのアクセサリー、ストラップやマウスピース、リードなどを検索すると、「Temu」と「AliExpress」の商品がずらりと並んで表示されます。しかも「激安」です。TemuとAliExpressとは何か、また利用の際の注意点などを考えてみましょう。
Temu(テム)は、アメリカ経由で世界中に広まりつつある、激安オンラインショッピングサイトです。日本では2023年ごろからCMが流れはじめ、2024年にはテレビ、YouTube、SNSなどで爆発的に広告が展開され、一気に知名度を上げました。Temuを語る上で欠かせないのが、その運営母体であるPDD Holdings(ピーディーディー・ホールディングス)の存在です。この企業、中国ではアリババやJD.com(京東)と並ぶ巨大EC企業です。Temuは、その安さと手軽さで急速にユーザーを増やしている一方で、いくつかの懸念も指摘されています。その多くが商品の品質や信頼性で、Temuでは中国の無名メーカーの商品が多数並んでおり、届いた商品が写真と違う、品質が低い、説明と異なるといったレビューも少なくないようです。さらに、商標権や特許を侵害するような、模倣品が販売されているケースもあるようです。
AliExpress(アリエクスプレス)は、中国の大手企業、アリババが海外向けに運営している、主に中国メーカーや流通業者から様々な商品を購入することができる、中国の海外向け通販サイトです。AliExpressでは出品者から購入者へ、直接商品が発送される仕組みとなっており、輸入代行業者などの仲介業者を挟むことが無いので、その分低価格で販売できるようです。基本的に荷物が届かないということはないようですが、船便を使う場合は1ヶ月以上かかるケースもあるので、日本国内での購入のように数日で手元に届くような期待はしないほうが良いようです。AliExpressにおける商品の品質は販売者によるところが大きく、粗悪な商品を販売している販売者もいれば、安い値段でクオリティの高い商品を売ってくれる販売者もいます。まさに玉石混合です。
びっくりするような安価で、望みの物(らしい)商品が手に入るのですから、リスクは付き物と考えるべきでしょう。友人が買って良いものだったのでそれを買う、といったケースが間違えのなさそうな例ですが、同じ出品者なのに不良品が送られてきた、ということもあるようです。品質管理もコストアップの要因ですからね。TemuもAliExpressも、商品が届かないということはほとんどないようです。しかし商品の品質は購入者にとって重要です。サックス用のストラップやマウスピースは、類似の正規商品の20%ほどの価格で出品されていることもありますので、これらに飛びつきたくなる気持ちは分かります。しかしそれなりの値段のモノはそれなりの品質、というのが考慮すべき前提でしょう。大事なサックスを吊るすストラップでは、もし不具合があった場合にサックスへの重大なダメージにならないかを考えたほうが良いでしょう。紐が切れることはさすがに無いでしょうが、フックが折れればサックスは落下します。またマウスピースは見た目は馴染みのモノにそっくりでも、内部は全く違うのが常です。自分でリフェースの練習をするために買う方が多いようです。とはいえTemuもAliExpressも、しっかり配慮すれば、良いものを抜群に安く買えることもあります。
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