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サックス ケース

Written By: sax on 5月 10, 2017 No Comment

最近の100均は奥が深い。かつては、「これが100円?凄い!」が基本的な100均の感想でしたが、今では、「こんな物まで100均で売ってるの?」、という感想のほうが多い気がします。とにかく100円ショップでの買い物は発見が多くてめちゃ楽しいですよね。そんな100円ショップで、サックス演奏に関わる多くの便利グッズを仕入れてますので、そのいくつかをご紹介します。
 「椅子の靴下」というものを100均で見かけたことはありませんか?椅子の四つの足に履かせるニットや布のカバーで、椅子の足を覆って床に傷がつかないようにするものですが、見た目はまるで赤ちゃん用の小さな靴下みたいなものです。これがマウスピースのケースにドンぴしゃなんです。サイズがテナーやアルトのマウスピースにぴったりで、尚かつクッション性があってマウスピースへのダメージも防げます。必ずしも椅子の靴下にこだわらなくても100均には膨大な種類の小物入れが「生息」していますので、気長に探せばあなたのニーズに合致した「入れ物」が見つかると思います。特にウェットスーツのようなウレタン生地でできた「クッションバッグ」は大きさのバリエーションが豊富なので、メトロノームやチューナー、コンタクトマイク、譜面ライト、ケーブル類等のケースにピッタリなものが探せます。入れる物主体で入れ物を探すのが普通ですが、品目の種類が多い100均では、入れ物を見ながら、「それに入れる物」を考える、というのもお勧めです。「あ、このポーチ。スワブを入れるのにちょうど良いじゃん!」、なんて探し方も良いと思います。
 100均で是非揃えたい(?)のが、「譜面整理系文房具」です。透明のシート状のフォルダで文書をまとめる「クリアファイル」は、譜面の整理にピッタリです。色々な色がありますので、曲のジャンルや使うバンドによって色分けするのも良いでしょう。譜面の入ったクリアファイルを入れるための「書類ケース」も100均で揃えてしまいましょう。A4やB4など、大きさも豊富ですので、中に詰め込む譜面の量によって選びましょう。屋外の演奏で必須な、クリアブックも100均で売っているようです。譜面を入れて、ページを開いて洗濯ばさみで譜面台に留めれば、屋外の多少の風でも譜面が飛ばされることがありません。譜面用には、開いた状態がなるべく平坦になるような綴じ代のブックが良いと思います。100均のクリアブックは総じて収納ページが少ないのが難点ですが、文房具店のクリアブックは軽く千円を超える物ばかりですので、工夫して100均クリアブックが使えるなら、それに越したことは無いでしょう。
 その他にも、シールやゴムバンド、ペン立や名札など、みなさんの楽器ライフに役立ちそうなものが、沢山100均の棚に並んでいます。音楽家の為の道具があるのは、楽器屋さんだけじゃありませんよ。

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Written By: sax on 4月 5, 2017 No Comment

最近、カッコ良くて機能的で、値段も手ごろなサックスのケースが沢山あります。でも、「気にいったケースでも、自分のサックスが入らない」、という悩みも多く聞きます。カイルベルスのサックスや、ヴィンテージのベルレフトトーンホール(ベルの左側にトーンホールがあるサックス)などのサックスの持ち主に多い悩みです。またバリトンサックスでは、ペグレシーバー(ペグ足のねじ込み部分)が出っ張っていてケースに入らない、なんて場合もあります。そんなときは…カッターやらトンカチの出番でしょ。(笑)
 管楽器ケースの内部で、楽器をホールドしショックから守る部分を「あんこ」と言います。自転車のサドル(座る部分)に入っているクッション材も「あんこ」ですし、段ボール梱包の荷物と段ボールの間に入れる風船のようなエアークッションも「空気あんこ」と呼ぶようです。「スポンジ」という便利な緩衝剤が発明されてから、楽器ケースのあんこはスポンジが主流です。必要なクッション性を実現するために、スポンジの柔らかさは多種多様ですし、高級なケースでは衝撃吸収性のあんこも入っているようです。しかし管楽器、特にサックスの外部形状は、メーカーやモデルによってまちまちです。したがって、楽器と一緒に付いてくる専用のケースはその楽器の形状に最適化して作られていますが、単独販売のケースはどんなメーカーやモデルのサックスでも入るよう、平均的なサイズを想定して作成されています。この「平均的サイズ」が問題です。入れるサックスによって、ある部分が「ゆるゆる」だったり、ある部分は「キツキツ」だったりする事があります。きつい位ならまだしも、「入らない」なんてことも無い訳ではありません。デザインや機能が気に入って「欲しい」と思ったケースでも、「自分のサックスが入らない」で諦める場合があります。でも、諦めるのは本当に必要でしょうか?何とか入りそうに感じたら、買ってしまったらどうでしょう。
 サックスケースの内部の「あんこ」のほとんどはカッターで切れます。クッション性の少ない発砲スチロール系のあんこなら、硬いものでぐいぐい押せば凹みます。緩くてグラグラする場所は、タオルやハンカチ、クリーニングクロス等を詰めてはいかがでしょうか。ケースの中身はしょせん「内側」です、ほとんど人目にさらされない部分です。自分しか見ないのですから、とりあえず見た目は気にしなくても良いのではないでしょうか。どうしても気になる場合は、大きなビロード等の生地をケース内部に敷きつめ、布の端をあんことケース外装の間に折り込んでしまうのもよくある手です。知人の「DIY系サックス奏者(?)」は、「ケースメーカーのあんこの設計は信用できない!」と、ケース内部のあんこを全部取り去って、自分の思うように衝撃吸収スポンジを敷き詰めたうえに、サックスを自作のバスタオル製の袋に入れてケースに収めています。見栄えはともかく、そのケースはそのサックスに、超絶「ぴったり」しています。 どうでしょ?

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Written By: sax on 3月 29, 2017 No Comment

最近のサックスケースの進化には目を見張るものがあります。丈夫で軽くて機能的で、昔の「管楽器と言えば木箱ケース」の時代とは隔世の感があります。そして最近のサックスケースの多くが備えている機能が、「バックパック型に背負える」ということです。ケースの裏に下駄の鼻緒のようにベルトが付いており、リュックサックのように背中に背負えるサックスケースです。楽器を持っての移動時でも、両手が開いているのでとても便利、かつ安全です。今日はサックス奏者のケースおよび荷物の持ち方について考えてみましょう。
 背負えるサックスケースを使って楽器を運ぶ時、注意すべきなのが「重心」です。軽いサックスならさほど問題にはなりませんが、テナーやバリトンサックスを背中に背負って移動するときは、ケース全体の重心があまり上に来ないように注意してください。何故ならば、「転び易くなる」からです。テナーサックスやバリトンサックスがケースに入っていれば、それ全体はかなりの重量の「荷物」です。重心が高くなれば、少しの弾みでバランスを崩し、悪くすれば転倒することになります。楽器を背負って前に倒れれば、あなたは楽器と道の間に挟まれて、楽器の重量ごと床に叩きつけられます。楽器を後ろに倒れれば、楽器はその重量プラスあなたの体に押しつぶされます。どちらにしろ、あなた自身にも楽器にも相当なダメージは避けられないでしょう。重心さえ低く保っておけば、「バタン」が「コテン」くらいに回避できるかもしれません。また、背中のケースの重心が低いほうが、歩くときに余計な力を入れないで済みます。ただし肩紐を延ばし過ぎてケースを下にし過ぎると、足に当たり、かえって歩き難い場合もあります。

 サックスにはダブルケースやトリプルケース等、複数の楽器をひとつのケースで収納できるものもあります。また、周辺小物の収容能力が高く、スタンドや譜面台、相当量の譜面等、かなりの荷物をひとパックに出来るものが少なくありません。しかしひとつの荷物にしても、その荷物の総量が軽くなる訳ではありません。ひとによっては「分散派」として、「背中や両手に荷物を分けたほうが軽く感じるし、移動がし易い!」、という方もいます。とはいえ、両手がふさがっているのは、かなり危ない感じはします。
 そういえば、楽器を手に持った状態で万が一転ぶようなことがあったら、まず楽器を手放して、両手で身を守る動作をするよう日頃から意識するのが良いと思います。なにか楽器に愛情が無い、楽器が壊れそう、と思うかもしれませんが、冷静に状況を考えると、転びそうなときに楽器を手放したほうが、結果的に楽器や自分の体へのダメージが少ないはずです。 「結果、転ばなかった。」ならハッピーエンドですが、「楽器を守って頭から転んだ!」となることは、決して少ない確率ではありません。

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Written By: sax on 3月 15, 2017 No Comment

最近のサックス奏者が使うサックスケースは、箱型ケースか「コンツアー型」と呼ばれるパックケースがほとんどです。箱型ケースも軽量化の工夫や、背負えるベルトが付いたりと、昔の重たくてかさ張る箱型サックスケースとは大違いです。パックケースも数々の工夫で、丈夫で軽く、持ち運び易いものが沢山出回っています。あれ?硬いハードケースも良いけれど、めちゃくちゃ軽いあのソフトケースはどこに行ったのでしょう。今日はソフトケースの話しです。
 プラスチックや人工樹脂の種類が増え、強度や加工方法が進歩してきた結果、サックスケースには軽量でもしっかりとした強度を持ったものが数多く、かつ安価で出回っています。しかしこんなに「プラスチック」が高機能になる前、サックスのケースは木製の箱型ケースとソフトケースの2種類だけでした。そして、「スタイリッシュに移動したい」、もしくは、「重いのは嫌!」、と我儘な(?)ジャズサックス奏者が、かなりの割合で「ソフトケース」で自分のサックスを運んでいました。その頃のソフトケースはほとんどが革製。厚手の丈夫な皮革を、職人がひとつひとつ縫製して作っていた革製ソフトケースは、使い込むほどに革に重厚さが増し、まあなんとも「ジャズ」な存在でした。この「渋さ」ゆえ、今でも革製ソフトケースを使っている管楽器プレーヤーは少なくはありません。厚手の革はそれ自体である程度の強度があり、適度な柔らかさと硬さが楽器を守ってくれます。そう、サックスに革シャンを着せた感じですかね。布製のソフトケースにも良いものが沢山あります。布と言っても、高い強度の合成繊維で作られた布や樹脂シートが使われており、簡単には破れないものがほとんどです。本革よりも抜群に軽く、かなりの安価のものでもしっかりとしています。テナーサックス用でも数百グラムなんて製品もあります。

 ソフトケースの軽さは言うまでもありません。本革製の格好良さ、布製の手軽さ。なのになぜ皆、ソフトケースを使わないのでしょう。ソフトケースを敬遠する楽器奏者は口を揃えて、「強度がないから楽器が心配」、とソフトケースの弱点を指摘します。しかしよく考えてください。ソフトケースはその名の通りソフトなので、パックケースや箱型ハードケースと違って、簡単に変形してしまいます。板と板に挟まれたらサックスもろとも潰れてしまいます。その上に座ってしまったら、中のサックスもつぶれるでしょう。しかし、そんな状況ってそう頻繁にありますか?倒したり、ぶつけたり、押されたりした時の強度は、さほど「変形しないケース」に劣る訳ではありません。丁寧に扱い、ぶつけずに、倒さずに、押さずに持って歩けば、ソフトケースもそんなに「弱いケース」ではありません。とんでもなく軽量なソフトケースは、荷物が沢山あるサックス奏者にとって、結構盲点だった解決策ではないでしょうか?

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Written By: sax on 1月 25, 2017 No Comment

あなたが楽器と一緒に持ち歩く小物入れの中には何か入っていますか?コルクグリスや吸水ペーパー、マウスピースパッチの予備。このへんは基本形でしょう。ドライバーやラジオペンチ、ピンセット等が入っていれば、「ちょっとした不具合は自分で修理」派ですかね。バネ掛け工具やコルク/フェルトの予備、瞬間接着剤や小型バーナー、なんてものを持ち歩くのは「ほぼリペアマンプレーヤー」ですね。サックス奏者には、こんなに持ち歩く小物があるのですが、「手鏡」は持ち歩いていますか?「はあ、なんで?」と思われるかもしれませんが、「手鏡」は是非小物入れに入れておくことをお勧めします。手鏡の意外に便利な使い道についてお話しします。
 手鏡はもちろんステージ上で使うものではありません。ステージ本番直前に、「顔に何か付いてないか」、「ネクタイは曲がってないか」、等の確認には使えますね。でもここでお話ししたい手鏡の使い方は、練習に役立つ使い方です。大ざっぱに言えば、「鏡を使って自分の演奏状態を見て、色んなことをチェックし確認する」ために手鏡を使います。手鏡といっても文庫本くらいの、ある程度の大きさのものが使い易いと思います。
 鏡の術:その一、アンブシャチェック!手鏡で自分のアンブシャを確認しましょう。マウスピースを啼える深さ、上下、左右の角度、口の周りの筋肉の閉まり具合、下あごの前後運動のストローク等。これらのすべてを、サックスプレーヤーは「つもり」でやっています。しっかりと鏡で確認すると、「え?こんなに下から吹いてたの?」とか、「曲がってマウスピースを唾えてるよぉ。息が真っ直ぐ入るわけないじゃん。」、のようなポイントに気が付くことができます。また、鏡を見ながら、「もう少し深く加えると、どういうサウンドになるか」等の、奏法の研究をすることもできます。自分の「つもり」を、鏡を使えばしっかりと自分の目で確認することが出来るのです。
 手鏡をちょっと離れたところに置いたり、壁に掛けたりすれば、自分の演奏姿勢を確認することも出来ます。鏡の術:その二です。背筋の曲がり具合、首の突き出し具合、あごとマウスピース/ネックの角度、楽器と自分の距離、演奏姿勢の体のねじれ、ストラップが首周りのどこに位置しているか、など等、演奏姿勢の全般を確認してください。高い確率で発見できるポイントは、「楽で自然な姿勢をとっているつもりが、鏡で見たらとても苦しそうな姿勢だった。」等の発見です。もちろんそのような発見後は、「楽に見える姿勢」と「楽に感じる姿勢」とを比べながら、客観視と主観が一致する、最適な演奏姿勢を見つけ出す努力が必頂です。
 と、言いながら、実は私、最近は手鏡を持ち歩いていません。スマホという便利なものが出来たので、鏡が無くても「客観視による観察」が出来てしまいます。写真を撮って改善前と改善後との比較、なんてことも可能です。動画を撮るのも良いでしょう。世の中便利になりました。

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Written By: sax on 7月 26, 2016 No Comment


サックスに限らず、楽器奏者の最終目的は、立派なステージで大勢の観衆の前で演奏することでしょう。とはいえ、いつもそんな「ハレ」の舞台ばかりではないと思います。忘年会・結婚式の余興や、内輪のパーティーでの演奏、ひどい場合は飲み会の席で突然の指名、なんてことも無い訳ではありません。学校や職場のまわりのひとが、あなたがサックスをやっていると知っていると、こんな厄介なケースが多々起きるものです。ライブやコンサートなどのちゃんとした演奏ではない、「サックス宴会芸」のテクニックについてお話しましょう。
 宴会芸としてのサックス奏者の最重要ポイントは、「素早い立ち上がり」です。お座敷やパーティーではリハーサルもないし、楽器のウォーミングアップの時間もありません。下手をすれば、楽器を組み立てている時間さえ、周りに「ブーブー」言われてしまいます。サックスのクイックセッティングには人工リードが最適です。天然リードと違い、リードを湿らせるというウォーミングアップをまったく必要とせず、マウスピースにセットした瞬間に100%の実力を発揮してくれる、宴会サックスには最高の武器です。マウスピースを仕舞う際に人工リードをセットしておけば、「吹いてよ!」のリクエストに対し、リードセットの時間すらも省けます。宴会サックスではサックスのチューニングも速攻でおこなう必要があります。いつもの適正なチューニングをした際のマウスピースの位置を、ネックのコルクにサインペンで線を引いてメモしておきましょう。マウスピースをその位置に「ズボッ」と差せば、ほぼ完ぺきなチューニング、という位置です。コンサートやライブではありませんから、微妙なピッチの違いはたぶん気付かれません(汗)。そうそう、マウスピースやストラップ、リード等の小物はケースの中か、ケースのポケットに収納しておきましょう。別のかばんの中に仕舞ってあると、これも時間のロスになります。

 宴会サックスのクイックセッティングの次は、宴会サックス奏法です。何も考えずにいつものように演奏するだけでは、宴会でヒンシュクを買うサックスの吹き方があります。それは「でかい音」です。サックスという楽器は、奏者が考えている以上に大きな音がします。ライブ会場やコンサートホールでは、音が散ってさほど気になりませんが、宴会やパーティーの会場のような小さな部屋では、サックスの音は「轟音」です。天井の高い吹き抜けのホールのような場所でもない限り、音量はp(ピアノ)かmp(メソピアノ)で十分です。演奏曲目?それはあなたの腕と趣味にお任せします。楽しい宴会を!

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Written By: sax on 7月 5, 2016 No Comment


最近のサックスのケースは本当に多様です。伝統的な箱型のケースでも、樹脂を使った驚くほど軽いものや、ジュラルミン等の金属素材で強度を上げ、空港での手荒い荷扱いでも中のサックスはビクともしないものもあります。布や革製のソフトケースも多種多様です。パック型とかコンツアー型と呼ばれる、サックスの外形にぴったりフィットした小型軽量なケースも人気です。ケースの内部も良く考えられており、パーツや小物類の収納性も高いモノが多いようです。しかし、ここで一言。便利な最新式のケースゆえに、「言われた通りの使い方」をしてませんか?サックスケースはサックス奏者の荷物のひとつです。もっと自分流に、便利に使えないでしょうか。

 皆さん、テナーサックスのケースにはテナーサックスを入れていると思います。でもこれは、そのケースが「テナーサックスのために設計された」だけなのではないでしょうか?便利ならば何を入れても良いのではないでしょうか。先日ネット上で、「テナーサックスのパックケースに、アルトサックスとクラリネットを収納している」写真を見かけました。いやあ、目からウロコですよね。また、私の友人のテナーサックス奏者は、3分割したフルートを丁寧にクロスで包み、テナーサックスのベルの内部に入れて運んでいます。パックケースなので、ベル内部から追い出されたネックは、別のカバンに入れています。サックスのベル内にはネック、マウスピース、スタンド、譜面等、あらゆるものが入れられます。楽器自身を傷付けなければ、かなり有効なスペースです。バリトンサックスのベル内は相当な収納力がありますね。収納力の高い箱型のケースなら、小物用のスペースに何でも入ってしまいます。テナーサックスの箱型ケースなら、フルート、クラリネット、ピッコロをそれぞれケースから出して、バラでクロスで包むことで、楽に全部収納出来てしまいます。ケースの収納力はアイデア次第でどうにでもなります。
 収納力の向上だけでなく、運び方も工夫で改善できます。リュックタイプではないサックスケースの周りをナイロンベルトで縛り、そこにストラップを付けて「リュック型に改造」した例も良く見かけます。こういう工夫で重要なのは、そのケースに取り付けられた「ストラップ固定金具」の位置や丈夫さです。ひとつの金具に想定以上の重さがかかると、金具がケースから外れてしまったりするので注意してください。固定ベルトやフックの強度も重要です。

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Written By: sax on 6月 7, 2016 No Comment


サックスという楽器は、ソプラノやアルトでも思いの外重いものです。サックスの中でも大きなテナーやバリトンは、当然相当に重い荷物になります。サックス奏者は皆、そんなサックスをケースに入れて持ち運ばねばなりません。サックス奏者のみなさんのために、サックスの持ち方とその際の歩き方のコツをまとめてみました。
 最近のサックスケースは、背負う、担ぐ、持つ、と「スリーウェイ」の持ち方が可能なものが多いようです。各々の持ち方でのポイントを紹介しましょう。リュックのように背負う場合は、なるべく背中の高い位置で、背負いベルトに緩みが無く、ぴったりとサックスケースが背中に密着するように背負うのがベストです。不安定な背負い方だと、思わぬ拍子に大きな重量がかかり、転んでしまうような場合もありますので注意してください。肩から下げる場合も「ぴったり」が大切です。肩ヒモが動かぬように、また提げたサックスケースがゆらゆら動かぬように手を添えるのが良いでしょう。「ぴったり」でサックスが驚くほどに軽く感じるはずです。また万が一ショルダーベルトのフックが外れたり、ベルトそのものが切れたりしても、楽器が地面に落下しないように、ベルトやフックを二重にするなどの安全策を打っておくことをお勧めします。手に持って運ぶ場合は、グリップが簡単に滑らないような配慮が必要です。また長時間取っ手を握っていても、手が疲れないような、取っ手の太さ、クッション、材質等も工夫してください。市販のグリップカバーをすることで、思いのほか快適になります。

 サックスのような重いものを持った場合の歩き方、電車の乗り方にもコツがあります。上りの階段はちょっと前傾姿勢になると、格段とひざの負担が軽くなります。起きた姿勢では階段を上るときの力は膝に集中しますが、前傾になると腰から腿で力を分散できるからです。平坦な道を歩くときは、膝のクッションを上手く使って、サックスが上下に振動することをなるべく避けてください。サックスは縦揺れに対し脆弱です。「サックスを担いで走る」なんてことは厳禁ですので、時間に余裕を持って出かけましょう。電車に乗って運良く座れたとき、多くの方はサックスを両足の間に挟んで置くでしょう。しかし、ついうっかり眠ってしまい、電車の揺れでサックスが倒れて転がった、なんていうことも珍しくありません。こんな場合は、ショルダーベルトを腕に巻きつけておくと、眠ってしまってもサックスを放り出す事はありません。横置き、ずれない、適度なクッション性が得られる電車の網棚は、サックスにとってかなり快適な保管場所です。しかし「置き忘れ」の最多発ポイントでもあります。網棚に置き忘れた楽器の「帰宅」率は非常に低いと聞いています。リスクを取るか、「楽」を取るか、です。ご注意ください。

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『今週の新着情報』
見た目だけで無く、内装のクッションと機密性が高い防水仕様で楽器をしっかりガード。
ショルダーやリュックでも持ち運びでき、カラーバリエーション豊富なのも嬉しいですね。

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効率を考えて設計されたチェンバーはダークなクリアサウンドでパワーがあり、高音域もバランスがいいです。
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蓋側の型と内蔵のウレタン素材、更に楽器を固定するマジックテープ式のストラップで楽器を固定。
またアクセサリの収納部分も広く使えるよう設計されています。

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Written By: sax on 5月 24, 2016 No Comment


サックスという楽器は複雑なメカニズムがかみ合っており、とても繊細な楽器です。ケースに入れて持ち歩いただけでも、小さな揺れでメカニズムの連動機構の調整が狂い、楽器としての性能が低下してしまう場合もあります。さてさて、こんな「ヤワ」な楽器に対して、どう扱ってあげるのがベストなのでしょうか?
 サックスを持ち運ぶときのベストな状態は何か?サックスばかりでなく、すべての工業製品の「移動」、「輸送」に関して共通な解が有ります。それは、「工場出荷時の状態」です。多くの工業製品は、製造ラインの工場から全世界へと発送されていきます。トラックで、船で、飛行機で、過酷な条件で長い距離を運ばれ、販売店、そして購入者の手へと移動します。この条件から比べれば、あなたが楽器をケースに仕舞い、電車でスタジオへ向かうなどという「輸送」は決して過酷なものではありません。しかし面倒なことに、ちょっと気を緩めると、ケースの中のサックスはダメージを受けてしまいます。サックスの工場出荷時の状態を考えてみましょう。

 サックスの梱包状態にさほど特別なことはありません。段ボールの外装箱と内部のウレタン材で、外部からの力やショックから内部を守ります。サックス本体はビニール袋やクロスに包まれ、金属を浸食するようなガスや、細かい擦れ等から守られています。サックス本体には小さなコルク片を使い、サックスのトーンホールカップが塞がれた状態になるよう固定された状態になっています。サックスのトーンホールのカップが開いた状態だと、外部からの振動でカップがシャフトを軸に揺れ、カップ自身の重量でカップの適切な位置がずれてしまいます。これを防ぐためにコルクで固定してあります。この仕組みを通常のケースによるサックスの持ち運びに対応したものが、俗に言う「サックスクランプ」や「キークランプ」です。いくつかのメーカーから出ているようですが、いずれも容易にサックスのトーンホールカップを塞いで固定することが出来ます。これらのクランプを、サックスをケースに仕舞う際にサックスに装着しておけば、移動時の多少の揺れでは、サックスのメカニズムはダメージを受けません。クランプはビニールコーティングされた太めの針金の場合が多いようですが、自分で自作することも不可能ではありません。締め付け過ぎない、サックスに傷を付けない、装着が簡単、を目指して針金で工夫してみてください。また、もっと簡単な自作クランプもあります。サックス梱包状態のようにコルクを使いますが、いくつものコルク片は着脱時にどこかにいってしまう場合があります。これを防ぐために、各コルク片に糸を通し、バラバラにならないようにします。コルクを大きめに作っておけば、装着、取り外しも、意外と簡単にできます。車移動や長距離電車移動が日常的なサックス奏者の方々は、是非お試しください。

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Written By: sax on 5月 10, 2016 No Comment


ヴィンテージサックスを所有するサックス奏者の中には、「サックスの臭い」に悩まされた方が多いのではないでしょうか。まっさらの新品のサックスは、ケースから出した時、臭いと言えばケースの接着剤の臭いくらいです。サックス自身が臭いといったことは無いでしょう。しかし何十年も前に製造され、何人ものオーナー、何年もの貯蔵期間を経て来たヴィンテージサックスの中には、耐えがたい臭いを持っている物も少なくありません。新しいサックスでも保存方法を誤れば、「臭い立つサックス」になる可能性は十分あります。今日はサックスの臭いとの戦い方をお話ししましょう。
 いやなサックスの「臭い」は、基本的にアンモニア系の腐敗臭です。金属のサビ自身はほとんど臭いません。どこかで何かが腐ってバクテリアが発生し、アンモニア系の臭いを放っているのです。サックスの臭いの「宝庫」はU字管の底の内部です。吹いた後の掃除を怠ると、息の水分がサックスの底に溜まったままになります。水分が周りのホコリやカビ菌、空気中の浮遊物や唾液のタンパク質成分を取り込み、それらが乾いて固着します。そこにまた水分が来て「湿った場所」になればバクテリアは喜んで繁殖し、アンモニア系の悪臭を放ちます。そのサックスが頻繁に使われていた頃はさしたる臭いでなくても、それが保存され、長い間放置されれば、想像を絶する臭いがサックス内部に「定着」します。その臭いは保存のケースの中にも吸着され、ケースごと「臭いの中のサックス」になるわけです。
 実はサックスは丸洗いできます。ちょっと手間ですが、分解洗浄をリペアマンに頼むのが、臭いをサックスから取り去る最善の方法でしょう。この場合はパッドも全交換したほうが良いでしょう。金属以外の部品をすべて取り払い、管体の内外を超音波洗浄します。ここまでやればサックスのほとんどの臭いは根こそぎ退治できます。多少作業の値は張りますが意外と簡単です。サックスを傷付けることもありません。手強いのが「ケースの臭い」です。ケースは分解洗浄出来ませんので、気の長い闘いです。緩衝剤のスポンジからホコリを叩き出し、消毒・除菌、そして乾燥。これを臭いが無くなるまで繰り返します。場合によっては、ケースの木材や内部素材の奥深くに臭いや菌、ダ二等が浸み込んでいるので、決して簡単な戦いではありません。ゴキブリ退治のために部屋で煙式の殺虫剤を使う際、その部屋にふたを開けた臭いサックスケースを置いておく、という方法でアンモニア臭を解消したという話は聞いたことがありますが、その後は殺虫剤の臭いとの付き合いとなった、というオチがあります。
 しつこいケースの臭いには、早く見切りをつけてケースを買い替えるのが得策だと思います。歴史的価値のある、また職人のこだわりによる高級ケースの場合は、「外だけ残して、内部は全部取り替え」という荒業を選択するのも良いかもしれません。しかし、ケースをオーダーで作るほどの金額になりますのでご注意を。

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