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サックス お手入れ

Written By: sax on 6月 20, 2018 No Comment

他の楽器にも言える事ですが、サックスを吹くという事は、その道を究める長い旅でしょう。そして、道には必ず経験豊かな「先輩」が先を歩いており、後から来るものに適切なアドバイスをくれます。そんな先輩たちに私たちは憧れます。先輩は、「モノの見分け方」を良く知っています。野草の達人が毒キノコの見分け方を教えてくれるように、「サックス吹きがしてはいけない事」を沢山教えてくれます。私が多くの先輩から教えていただいた、毒キノコの見分け方(?)をほんの少しお伝えします。
 リペアマンの巨匠は、かなり独断型に我々の道具を否定します。私は使っているスワブを3回ほど、色々なリペアマンさんに否定されました。特に製品名を挙げることはしませんが、「毛羽」、「繊維」、「事故対応」に関して、スワブの良し悪しが決まるそうです。「使っていて少しでも毛や繊維がスワブから落ちる物は使っちゃダメ」、また「管体にスワブが詰まった時に、逆に引き出せないスワブは要注意」、だそうです。細かい繊維はトーンホールの縁とパッドの間にくっ付き、空気漏れの原因となるそうです。目に見えない程の細かい繊維が一番厄介で、分解しないと分からない場合もあるそうです。逆引きの紐の無いスワブは管内のオクターブパイプに絡んでしまった場合、スワブを「破壊」しないと取れません。いずれにしろ、悪いスワブは「修理代」を発生させます。

 悪いリードの話しも沢山聞きました。「皮に黒いしみが多いと鳴らない/鳴る」、「黄色より茶色が濃いほうが鳴る/鳴らない」、「光にかざして、透ける光が左右対称なら鳴る」など等。そう、これなら鳴る、が鳴らないと言われる場合も数多く、何か何だか信用できません。真理かなと思ったコメントは、「鳴らないリードは、何をやっても鳴らない」かもしれません。削ったり、形を整えたりしても、「抜群の鳴り」には届かない事がほとんどです。
 楽器本体やケースについても、先輩方の名言は沢山あります。「持って、振って、カチャカチヤ音がするサックスはダメ」とか、「サックスを前倒しの水平にし、下側から覗いて管体が曲がっていたら、そのサックスはダメ」、「各キーの戻る力が極端にばらついているサックスは要注意」、「ネックを手で撫でて、どこか出っ張りを感じたら、そのネックは変形している」などというサックスの見分け方。「蓋を開けて、その蓋が簡単にねじれるサックスケースは強度不足」、「サックスを入れて、振って、力夕力夕と中でサックスが動くようなら、そのケースは買わぬが吉」、「ベルトの金具や開閉金具がツルッツルではなく、ブツブツの表面だったら、強度不足の金属の可能性あり」など等、どれも良く考えれば理に適ったアドバイスです。先輩方の講釈には良く耳を傾け、しっかりと取捨選択して(笑)自分の役に立てましょう。

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Written By: sax on 5月 23, 2018 No Comment

サックス奏者が絶対に起こってほしくない事故は、「自分のサックスが車に轢かれてペシャンコになる」でしょうか(?)。その次位のレベル(?)のアクシデントが、「サックスの盗難」でしょう。決して遭遇したくない、このアクシデントについて考えましょう。

冒頭から怖いことを話すようで恐縮ですが、皆さんはリハーサルスタジオやカラオケ店で個人練習をするとき、自分のサックスやその周りの物の「盗難」に注意を払っていますか?さすがにサックス本体の「置き引き」の話しはあまり聞きませんが、マウスピースやメトロノーム、チューナーや録音機の盗難は、決して珍しい話ではありません。一般的にスタジオやカラオケ店の個室には鍵は着いていません。あなたがトイレに行った時、一服しに喫煙室に行ってる間、ロビーでコーヒー休憩しながらスマホでメールを打っているとき、あなたのサックスもマウスピースも、すべての持ち物は「無防備」なのです。部屋がいくつもある大きなスタジオやカラオケ店では、あなたの「留守」を見計らって、不届き者がこっそり部屋に入っても、誰にも見とがめられない確率は高いでしょう。昔は「スタジオ荒らし」は決して珍しくなく、利用者は細心の注意を払っていました。監視カメラが発達した現代でも、その手の悪行は無くなりはしないようですし、たとえ犯人を特定できる手段があっても、そこまでお店側か対応してくれるかの問題もあります。練習個室を離れるときは、大事なものは身に着けて出て行くか、分かり難いようにケースや大きなカバンの中に仕舞っておくのが得策です。

 

 サックスを電車の網棚に置き忘れて、後で気が付いたが出てこなかった。駐車場で車上荒らしにあい、トランクに入れておいたサックスが盗られた。野外ライブに出演し、バンド用の楽器置き場に置いておいた楽器が、いつの間にか無くなった。など等。みんな、「有り得る」悲しい話です。楽器が盗難にあったら、当然警察に盗難届を出します。楽器のシリアル番号は重要な情報です。写真や形状の特徴、モデル名、ケースのメーカー等も役に立ちます。とはいえ警察もあなたのサックスの為だけに仕事をしてくれるわけではありません。近隣の質屋さんや中古楽器買取りの店に情報を提供し、その楽器が持ち込まれたら連絡を欲しい旨お願いをしておくのも良いでしょう。SNSで情報を拡散するのも最近の常とう手段です。楽器保険も各損保保険会社が扱っていますが、保険料が出てもあなたのサックスは戻りません。ましてやヴィンテージサックスの場合は、保険会社からお金をもらっても、もうどうにもなるものではありません。保険金で同等品は買えても、あなたが吹いていたあの楽器ではないのですから。

所有する楽器が盗難にあえば、それは身を切られるほどの辛さでしょう。まずは絶対に目を離さない。目を離すときには絶対に取られない、チェーンロックやアラーム等の工夫をする。シリアル番号の控えや写真など、盗難届の際の資料の準備をしておく。今日の話しを聞いて、少しでも注意していただければ幸いです。

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Written By: sax on 5月 9, 2018 No Comment

サックス奏者の中には、サックス好きが高じて、サックスの調整や修理、改造に手を出す方々が少なくありません。そんなサックス奏者のサックスケースの中には、「何故?」と言いたくなるような工具や部品が入っていたりします。いわく、「突然の故障や不具合にも、いつでも対応出来るよう、工具や部品を持ち歩いている。」、とのこと。かなりの大掛かりな調整や修理も、DIY精神を発揮し自分でやってしまうようです。そんなマニアックサックス奏者仲間への「お誘い」として、サックスの調整・修理についてお話しします。

 ぶつけたり、倒したりしてサックス管体に出来た「打痕」、いわゆる凹みは、裏側から押すことで直します。長くて丈夫な「芯金」という金属棒を固定し、その先端に磨き上げた金属球(テントボール)を取り付けます。そしてサックスの管体を手で持って芯金を内側に差し込んでいき、凹んだ部分に芯金の先端の金属球を擦りつけて、内側の凹みを外へ押し出します。感が勝負の難しい作業です。また芯金でなく、「マグネットデントボール」という道具で直す方法もあります。強力な磁石と大きさの違う超硬金属ボールがセットになったもので、管体の外側に磁石、内側には金属ボールを当て、両者がくっ付こうとする力で凹みを潰していきます。サックス管体の金属の凹みを平らにしてしまうほどの強力な磁気ですので、使うときには細心の注意が必要です。最近では人間の手術に使うカテーテルとステントのような凹み修理道具もあるようです。凹みの場所まで管を差し込み、根元の機械のペダルを踏むと管の先端の部分が膨らみ、管体を内側から押し出します。

 テナーサックスの場合、最高音のF♯キーは無くても替え指で対応出来ます。逆にF♯キーが有ることで、楽器が重くなり響きに影響が出るとか、F♯のトーンホールで倍音が少なくなる、等の理由で「F♯キーを取ってしまう」改造が珍しくありません。F♯キーのメカニズムは意外に簡単に取り外せます。難しいのはパッドが無くなって開放になってしまったF♯トーンホールの塞ぎです。トーンホールにピッタリとした円形の銅板をロウ付けして穴をぴったり塞ぎます。銅板は管体内側の表面に凹凸無く付けなければいけませんので、管体の曲面に合った円弧を描いていなければなりません。ちょっと難しいかな?
 サックス奏者の多くの方が「やりたい!」のがパッド(タンポ)交換でしょうか。パッドの交換には、交換するパッド、熱で溶ける接着剤のシェラック、炎るバーナー、パッドを平たく押さえるタンポヘラ、トーンホールとパッドの間の隙間を確認するリークライト、等が必要です。比較的頻繁に交換が必要な高音部のトーンホールのパッドは、多くのキーが独立していますし、パッドもトーンホールも小さいので、交換はそんなに難しくありません。挑戦する価値はあると思います。
 サックスの修理・調整・改造の道具は、ほとんどネットから入手可能です。どうですか?やる気になりました?

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Written By: sax on 4月 4, 2018 No Comment

今更ながらの発言ですが、サックスはテーパーの付いた(先太り・先細りの)円錐管です。ネックの先端の直径が一番小さく、ベルの端の直径が一番大きくなっている、「徐々に太くなっているパイプ」です。という訳なので、とある部分を除いては、サックスの断面は全部 「斜め」になります。さて、サックスで唯一断面が平行なある部分とは…それはネックコルクです。ネックコルクの外形は基本的に円柱になるように削られています。その理由は、マウスピースを抜き差しして、チューニングするからです。重ねた紙コップを思い浮かべてください。円錐が円錐にはまると身動き出来なくなります。ですからマウスピースのシャンク(ネックを差す部分)も円柱の穴です。という訳で今回は「ネックコルク」の話しです。

 先にお話ししたように円柱のネックコルクに対し、円柱の穴のシャンクを持ったマウスピースを差せば、スムースに出し入れが出来、チューニングの際に不要な力を使う事はありません。ところがぎっちょん(?)、最近はシャンクの穴にテーパーが付いているマウスピースが少なくおりません。この構造だと、あるところで「行き止まり」ができ、それ以上マウスピースを深くさせない場所が出来てしまいます。それどころか、ちょっと抜いたら、マウスピースがグラグラする、ということにもなります。それを考慮して、ネックコルクにテーパーを付けるリペアマンさんもいます。これも実は考え物です。抜き差しの許容度は上がっても、マウスピースの位置でコルクの圧縮率が変わり、マウスピースからネックに伝達される振動が、マウスピースの位置によって変化してしまいます。深く差せばコルクは硬く絞まり、より直接的にマウスピースの振動をネックに伝えますが、浅く差せばコルクは膨らみ、振動を吸収するようになってしまいます。これを防ぐには、テーパーの付いたマウスピースのシャンクを円柱状に「彫り直す」のがベストですが、そのマウスピースに合った専用の工具を必要としますので、多くのリペアマンさんはコルクの削り具合で対応します。その場合、あなたのアンブシャでは、ネックのどのあたりが「マウスピースの標準ポジション」になるかを指定する必要がありますので、楽器を吹きながらコルクを調整してもらうのが良いと思います。

 ネックコルクをネックに接着するには、パッドをカップに接着する「シェラック」を使う場合がほとんどです。シェラックは熱で溶け、冷えるとカチカチになるため、マウスピースの振動をコルク経由でネックに効率的に伝えることが出来ます。サックス奏者の中には、このシェラックの硬さによる振動伝達を嫌い、あえて柔らかいボンド系接着剤を好む方もいらっしゃいます。柔らかい接着剤がクッションとなり、音がまろやかになるそうです。いずれにしろネックコルクとマウスピースのシャンクは、「ぴったり」と結合しなければなりません。ガッチリとマウスピースを掴んでねじることで、初めてマウスピースが動く。そのぐらいがちょうど良いでしょう。

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Written By: sax on 3月 7, 2018 No Comment

サックスのリペア道具、と聞いて思いつくのがリークライトでしょう。列になった小さな光源をサックス内部に差し入れ、管体内部から光を当ててパッドの密着度を調べる道具です。最近では通販で手軽に入手できるので、購入して自分のサックスの「息漏れ」を確認し、ご自分で調整されている方も多いようです。でも、息漏れの隙間って、状況によってはまったく音に影響しない、ってことご存知でした?実はサックスは「息漏れ」よりも「開いているパッドの角度」のほうが重要な場合が多いんです。

 木管楽器は、「音孔(卜-レホール)」の開閉で共鳴周波数を変化させ、音階を出せるような機構になっています。単純に音孔を順番に開いて、構造的にパイプの共振周波数を上げていくだけでなく、離れた二つ以上の音孔を開けることで、倍音での共鳴をもさせて数オクターブの音域を実現しています。「気柱振動」という高校物理で習う理屈なのですが、難しいことは置いておきましょう。要は、「サックスの音孔(キー)でも、共鳴周波数に積極的に関与してる穴とそうでない穴がある」ということを覚えてください。例えばラの音を出すとき、そのために絶対開いてなければいけないトーンホールと、ぴったりと閉まっていなければならないトーンホールがありますが、「多少開いていてもあまり影響しない」トーンホールもあるのです。ですので、何らかのサックスのトラブルが生じたとき、リーグライトで隙間の空いたトーンホールを見つけ出し、それを完璧に治したとしても、その不具合が治るとは限らないのです。隙間が無いに越したことは無いので、その隙間は他の不具合の原因かもしれません。

 トーンホールは「塞ぐ」ことだけに注意を払いがちですが、実は「開いている状態」もとても重要です。サックスにはかなりの数の音孔(トーンホール)と、それを塞ぐためのパッドがありますが、いくつかのパッドには、その開き角度を調整するための機構が付いています。調整ネジを締めるとパッドが音孔に近づき(角度が急になる)、ネジを緩めると音孔からパッドが離れる(角度が緩くなる)機構です。パッドが音孔に近くなると、その音孔が関与している音のピッチが低めになります。逆に離せば高くなります。リペアマンはサックスのバランス調整で、パッドのリーグ除去と同時に、パッド解放時の開き調整を必ずおこないます。

 リークライトでパッドの隙間を見つけそれを治しても、パッドの開き角度を調整しなければ、正しい音程で音が出るようにはなりません。パッドの調整は「閉め」と「開き」の両方の組み合わせです。あなたがリークライトをお持ちで、ご自分でサックスの調整をしているサックス奏者であれば、是非パッドの閉めの調整だけでなく、開きの調整も出来るよう技術を習得してください。

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Written By: sax on 1月 31, 2018 No Comment

サックスはリードが決して安価でない消耗品であることや、高音部パッドの定期的な交換やメンテナンスが欠かせない事で、楽器の維持にはそれ相応のコストがかかります。安く見積もっても年間、2、3万円は「維持費」として使っているのではないでしょうか?そんなサックス奏者が生きていくため(?)には、近頃流行の「もったいない精神」が必須です。

 さて、どのへんで「もったいない精神」が発揮できるのでしょうか?リードに関してはテナーサックスのリードはバスクラリネットに流用可能です。ソプラノサックスは一般のクラリネットとリードの互換性があります。E♭調アルトクラリネットにはアルトサックスのリードが使えます。まあこれらの楽器を両方持っていなければ、なんの節約にもならない訳ですが…。流用を考え始めると、次に思いつくのが「リガチャー」です。セルマー社のメタルマウスピース「ジャズメタル」に付属のリガチャーは、ソプラノ用はベルグラーセンメタルに、アルト用はデーブガーデラのテナーメタルマウスピースとかで使っている人が多いようです。

テナー用はトサカの部分に当たるところを少し曲げて、オットーリンクメタルテナーに使うのが定番です。近年はリンクメタル付属のリガチャーの品質のばらつきが多いので、かなりのリンク使いがセルマージャズメタルのリガチャーを使っているようです。相性はバッチリで、サウンドも安定します。高価な別売高機能リガチャーよりもかなり安価に入手できるところもうれしいところです。マウスピースはメーカーやモデルによって直径や長さが微妙に異なるので、リガチャーやキャップは沢山持っているに超したことはないでしょう。いつかどこかで役に立つはずです。

 節約精神はストラップにも使えます。アルトサックス用のストラップがテナーサックスには短いので、テナー用ストラップを買う?いやいや、伸ばせば良いでしょう。紐のストラップなら登山靴の靴ひも等が使えます。太さも色々あり、伸縮性も様々なので、自分の好みにピッタリなストラップが出来ると思います。ネックパッドへの連結は、「もやい結び」等のロープワークを参考にして、絶対に外れないようにしてください。

ベルトタイプのストラップでも、同じ幅のナイロンベルトがホームセンターにあると思います。ネックパッドがボロボロになったら、ズボンのベルトやバッグのショルダーベルトが使えます。市販のストラップのフックと長さ調整スライダーだけを使って、オリジナルのスリング(紐)とオリジナルのネックパッドを使って、自分だけの個性的なストラップを作るのも難しい話じゃありません。しかも、とても安価で実現できますよ。

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Written By: sax on 1月 17, 2018 No Comment

サックスは一生ものになり得る楽器です。しかるべき頻度でメンテナンスをしていれば、製造から例え50年、60年以上経ったとしても、ちゃんとした楽器として演奏する事が可能です。自分の身の回りの物で、これほど「使い続けられるモノ」は他にあるでしょうか?そんな寿命の長いサックスですが、それ故に気にしてあげるべき、「長い間のいろいろ」があります。

 ヴィンテージサックスを見定めるときには、その「歴史」が作りだしたダメージを確認する必要があります。確認の第一のポイントはストラップリングです。リングの内側がストラップフックとの長年の接触で削れている場合があります。多少の削れは問題ありませんが、大きな削れはリングの破損の原因になります。演奏中にストラップリングが千切れ、サックスが床にドスン、なんて恐ろしいですよね。テナーサックスなら「ネックのお辞儀」も確認すべきでしょう。テナーサックスのネックは長いので、ほんのちょっとの力でも曲がってしまう場合があります。慎重に扱っていても、長年の本体との「装着・脱着」の繰り返し、また演奏中にネックへ伝わる力で、想像以上に元の状態から上下に変形します。曲がりの程度は他の同型のネックと並べてみればすぐに分かります。ネックの曲がりは音程の取り難さや、息の詰まり具合となって演奏に影響します。

 ベルの周り、またサックスボディ左側の「擦れ傷」もオールドサックスの「あるある」です。ペル周りの傷はスタンドに立て掛けることによる傷、ボディ左側の傷は演奏中に奏者の太ももに擦れることによる傷です。ちょっとやそっとでは傷にはなりませんが、何百回、何十年と擦り続ければ傷となります。細かい傷は塗装面を侵食し、露出された地金(じがね)を錆びさせます。サックス管体内部のサビや汚れも、長年蓄積されれば空気の流れや、サックス全体の振動にも影響を与え、そのサックスのサウンドに悪影響を及ぼします。ひどい汚れは、「悪臭」にさえ発展しますので要注意です。

 あなたの愛機であるマイサックスを、将来まで最高のコンディションで演奏し続けるためには、こんな「長い間のいろいろ」にちょっと配慮すれば良い訳です。まずは定期的なメンテナンスを、必要な頻度でプロのリペアマンにおこなってもらいましょう。部品の摩耗や、パッドなどの消耗品の交換はリペアマンがしっかりとしてくれるはずです。ストラップフックには樹脂のカバーを着ければ、リングとの摩擦が和らげられます。樹脂で振動を殺してしまうのは嫌だ、という方は、ストラップリングのフックと擦れる部分に、ほんの少しオイルを塗るのも良いでしょう。

 摩擦が低減し、擦れのダメージを防げます。スタンドのベルを引っ掛ける部分には、柔らかいクロスやセーム革を挟み、ペルの擦れを防ぎましょう。サックスボディの左側に関しては、なるべくここを擦らない演奏姿勢を心がけましょう。またサックス全体を拭き掃除するときは、擦り過ぎないよう注意しましょう。手脂を拭き取る程度で十分です。サックス内部は頻繁にスワブを通して埃や水分を取り除きましょう。サックス内部を傷つけないよう、柔らかめの布のスワブを選ぶと良いでしょう。これであなたのサックスは、50年経ってもピカピカの現役サックスだと思います。
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Written By: sax on 11月 29, 2017 No Comment

サックスを吹いた後は、必ずスワブを管体に通して水分を除去してください。サックスのお手入れの基本中の基本です。英語の「swab」は床を拭くモップとか綿棒の意味ですが、細くて覗くこともままならない、サックスの細いパイプの内部をしっかりと拭いてくれているのだろうか、とか、中で詰まってしまわないだろうか、とかスワブヘの「不安」は結構ありますよね。
 サックス用スワブクリーナーは、その形状から数パターンに分類出来ます。ハンカチ形状の布に紐をつけた「普及型」、何らかの形状保持構造を伴って管体内部を円形になぞるように作られた「パイプ内密着型」、布そのものの形状や構造で管体内部への接触率を上げようとした「もしゃもしゃ型(?)」等色々あります。近年の流行としてほとんどのスワブに、管体内にスワブが詰まってしまった場合に引き戻す、「詰まり防止戻し紐」が付いています。サックス管体の上部にはオクターブパイプと呼ばれる突起が出ているため、それがスワブを詰まらせてしまう場合が少なくありません。この戻し紐でベル側に引き戻せば、かなりの確率で詰まりを治すことが出来ます。ちなみにスワブ詰りがどうしようもなくなったときには、迷わずリペアスタッフに頼みましょう。素人技で何とかしようとすると、このオクターブパイプを破損したり、管体内部を傷つけたりしてしまいます。

 どんな形状のスワブでも、水分の吸収性能はかつての物から飛躍的に向上しているようです。かつてのスワブは木綿や合成シルクが吸水布の材質でしたが、いまではマイクロファイバー素材等の特殊な繊維で、ちょっとした水分も根こそぎ吸い取ってくれるようになっています。しかしポイントはここです。スワブは基本的に水分吸収のためのものです。管体内部を雑巾がけのように「擦って綺麗にする」訳ではありません。長期に渡ってお手入れをサボり、管体内部にホコリ等が溜まってしまった場合には、スワブによる掃除では効果がない場合があります。手入れをサボる→残った水分にホコリが付着する→管体内部にホコリが残る→ホコリにホコリが蓄積する、という最悪の展開は避けてください。「パイプ内密着型スワブ」や「もしゃもしゃ型スワブ」で何とかなる場合もありますが、最悪の場合、悪臭を放って来て、分解掃除という可能性も無い訳ではありません。

 スワブの正しい通し方、って有るんでしょうか。お勧めの作法はあります。基本、椅子に座ってやりましょう。膝の上にサックスを立てて、ベル側からスワブの「先紐(戻し紐ではないほう)」を入れ、管体を逆さにしてその先端をネック側から出します。そこからサックスを膝の上にサックスの上を右側にして置き(右利きの場合)、ゆっくりと先紐を引いていきます。そのときベルに吸い込まれていくスワブ本体が丸まったり、絡んだりしていないかを確認してください。スワブ本体が管体の中程あたりに達したら、左手で押さえるキーを左手で塞いで先紐を引いていきます。こうすると、パッドの裏側に付着した水分も吸収することが出来ます。スポン、とスワブがサックス上部から抜けたら大成功。これを数回繰り返して掃除はOKです。あ、ネックとマウスピースの掃除も忘れないでください。
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Written By: sax on 7月 19, 2017 No Comment

サックスという楽器も機械の一種です。例えば自動車のタイヤやブレーキパッド、エンジンオイルなどのように、消耗し、交換や手当が必要な部分が沢山あります。それらの消耗部品への注意を怠ると、「演奏中に音が出なくなった」、とか、「音程が修正できないほど狂ってきた」等の予想外のトラブルに通じることがあります。今日はサックスの消耗部品の話しです。
 サックスの一番の消耗部品は「リード」です。こればっかりは避けられない「使用による劣化」です。それにコストも安いものではありません。樹脂リードを使って寿命を延ばすという手もありますが、天然リードの「延命法」はいくつかあります。近代では常識になりつつある、リードの湿度管理もその一つです。保湿機能を持ったリードケースを使ったり、使用したリードをビンの中で水中に沈めて乾かないようにしたり、等の対策でリードの乾燥を防ぐことで寿命は延びるようです。何ら科学的根拠のない医療迷信のような方法ですが、 「渋いお茶にリードを浸しておくと、コシが生き返る!」というひともいます。ま、捨てる前に試すのも一考かと。
 リードに続くサックスの消耗部品となると、皆甲乙付け難い「消耗度」です。まず気になるのはネックコルクでしょうか。使っているうちに硬くなり、また擦り減って、マウスピースとの間で空気が漏れるようになる場合があります。カッチカチのネックコルクのサックスを平気で吹いている方をたまに見かけますが、「なんか硬そう」と感じたら交換しましょう。トーンホールを塞ぐパッド(タンポ)も影響が大きい消耗部品ですね。はっきり言って、そのサックスのオーナーが、「パッドが硬いな」と感じたらほぼ手遅れです。定期的にリペアマンに見てもらい、劣化したパッドを交換するようにしましょう。フェルトも地味ですが重要な消耗部品です。金属部品の間に入って「衝撃を防ぐ」のが主な役割ですが、もうひとつ 「パッドの開き具合を微調整する」という役割もあります。取れてしまったり、潰れてしまったフェルトによって、トーンホールカップの位置に不具合が生じる場合があります。たまに自分の楽器の「フェルト」をじっくり観察してあげましょう。
 多くのサックス奏者が、意外と無頓着なのがサックスの管体表面の消耗です。ソプラノを除くサックスの管体左側は、演奏中に奏者の太ももに擦られるので、塗装やメッキ、また地金も擦れて摩耗します。長きに渡って摩耗しますので、その影響に気が付き難いのですが、表面が変わればサウンドも変わります。クロス等で磨きすぎるのも考え物ですが、全く表面を掃除しないでサビが出るのも良くないかもしれません。またサックス表面のサビを研磨剤で磨く方をたまに見かけますが、研磨剤はお勧めしません。手の油を拭き取る程度で充分です。またサビは金属表面に酸化膜を作るので、それ以上の劣化を防ぐ「防御層」となる場合もあります。管体の大幅なクリーニングは、是非リペアマンに相談してからおこなってください。
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Written By: sax on 5月 10, 2017 No Comment

最近の100均は奥が深い。かつては、「これが100円?凄い!」が基本的な100均の感想でしたが、今では、「こんな物まで100均で売ってるの?」、という感想のほうが多い気がします。とにかく100円ショップでの買い物は発見が多くてめちゃ楽しいですよね。そんな100円ショップで、サックス演奏に関わる多くの便利グッズを仕入れてますので、そのいくつかをご紹介します。
 「椅子の靴下」というものを100均で見かけたことはありませんか?椅子の四つの足に履かせるニットや布のカバーで、椅子の足を覆って床に傷がつかないようにするものですが、見た目はまるで赤ちゃん用の小さな靴下みたいなものです。これがマウスピースのケースにドンぴしゃなんです。サイズがテナーやアルトのマウスピースにぴったりで、尚かつクッション性があってマウスピースへのダメージも防げます。必ずしも椅子の靴下にこだわらなくても100均には膨大な種類の小物入れが「生息」していますので、気長に探せばあなたのニーズに合致した「入れ物」が見つかると思います。特にウェットスーツのようなウレタン生地でできた「クッションバッグ」は大きさのバリエーションが豊富なので、メトロノームやチューナー、コンタクトマイク、譜面ライト、ケーブル類等のケースにピッタリなものが探せます。入れる物主体で入れ物を探すのが普通ですが、品目の種類が多い100均では、入れ物を見ながら、「それに入れる物」を考える、というのもお勧めです。「あ、このポーチ。スワブを入れるのにちょうど良いじゃん!」、なんて探し方も良いと思います。
 100均で是非揃えたい(?)のが、「譜面整理系文房具」です。透明のシート状のフォルダで文書をまとめる「クリアファイル」は、譜面の整理にピッタリです。色々な色がありますので、曲のジャンルや使うバンドによって色分けするのも良いでしょう。譜面の入ったクリアファイルを入れるための「書類ケース」も100均で揃えてしまいましょう。A4やB4など、大きさも豊富ですので、中に詰め込む譜面の量によって選びましょう。屋外の演奏で必須な、クリアブックも100均で売っているようです。譜面を入れて、ページを開いて洗濯ばさみで譜面台に留めれば、屋外の多少の風でも譜面が飛ばされることがありません。譜面用には、開いた状態がなるべく平坦になるような綴じ代のブックが良いと思います。100均のクリアブックは総じて収納ページが少ないのが難点ですが、文房具店のクリアブックは軽く千円を超える物ばかりですので、工夫して100均クリアブックが使えるなら、それに越したことは無いでしょう。
 その他にも、シールやゴムバンド、ペン立や名札など、みなさんの楽器ライフに役立ちそうなものが、沢山100均の棚に並んでいます。音楽家の為の道具があるのは、楽器屋さんだけじゃありませんよ。

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