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4月 2012

Written By: sax on 4月 30, 2012 No Comment
サックスに溜まった唾はどこに捨てましょう?

トランペットやトロンボーン等の金管楽器の部品、「ウォーターキー」は日本語で「唾抜き」と訳されているので、管楽器から出てくる水分を「全部、演奏者の唾」と勘違いされている方が少なくありません。

しかし、演奏して管楽器の中に溜まる水分のほとんどは「唾」ではなく、息に含まれた水蒸気が結露(気体だった水分が、冷えて液体に戻ること)して溜まったものです。唾液のような不衛生な不純物はほとんど含まれていません。かといって「唾液」成分が皆無とは言えませんし、口にくわえていた楽器に溜まった「お水」を不用意に捨てるのは見ていて気持ちの良いものではありません。

あえて言います。今日はサックスに溜まった「水分」の捨て方をお教えします。

トランペットやトロンボーン奏者用には、水分を多く吸収する成分を含んだ紙製の「水受けシート」が各種発売しています。その紙を足元に置き、その上で「唾抜き」、おっと、「ウォーターキー」を操作して水分を吐き出して、紙に吸ってもらいます。

金管楽器はリップリード方式で唇を震わせて音を作り出すので、実は唾液が楽器に入る可能性も高いです。ですので、かなり頻繁に「水抜き」をしてますよね。サックスの場合はベルの底に水分が溜まります。

ただし気温、楽器の温度、奏者の体調、演奏姿勢等の要素によって、「今日はまったく水分が溜まらない」、というケースも頻繁に起こります。また金管楽器のように水分が管体内で「ジュルジュルと響く」ということもほとんど無いので、サックス吹きは「水抜き」には意外と無頓着ですね。でも溜まるときもありますので、そんなときはベルの端にハンカチや布をあて、楽器を傾けてそこに溜まった水分を流して吸い取らせましょう。

「サックスをひっくり返して、床にバシャッ!」、というプレーヤーをステージでも見ることがありますが、ちょっと格好良くないですよね。またリードに付着した水分で音にノイズが乗り、その水分を取り除くためにリードを指でパチンと弾く方がいらっしゃいますが、リードのためにもこれは避けたい対処です。

音を鳴らさずにマウスピースに「ふっ」と息を吹き込めば、リード上の水分も飛んでいきます。演奏中にキーのパッドから垂れてくる水分は、パッドの吸水シートで取り除きましょう。ほおっておくと指が滑ってしまうこともあります。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

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Written By: sax on 4月 27, 2012 No Comment
サックスの手入れにオイルは必要ですか?

金管楽器奏者の方々は、とにかくやたら色んな種類のオイルや薬品(笑)を持ってますよね。あれを見ると、サックスの手入れにもなんか薬品かオイルを使いたくなってしまうと思います。

でも絶対に、サックスの手入れにオイルは使わないでください!

もちろんプロのリペアマン(修理技術者)は、目的によってオイルを使います。しかしプレーヤーが自分の楽器の手入れをおこなうレベルでは、オイルは必要ありません。というより、オイルは絶対使ってはいけません。

シャフトの稼動部にオイルを注したら動きがスムースになるでしょう?と思っているあなた。もちろん軸受けとシャフトの間に少量の潤滑剤を含ませ、すべりを滑らかにすることは重要な「修理」です。

でもその前に、オイルをさす箇所のホコリを完全に取り去らないと、潤滑剤のオイルの効果が「ヤスリ」に変わってしまうんです。ホコリの混ざったオイルは軸受けとシャフトの接点をゴリゴリと削り、酷いときには接続部がぐらぐらになってしまう場合もあります。

サックスは擦れる「稼動部」が非常に多い楽器です。しかも極々小さい部分がほとんどです。そしてそこはサックスを演奏する場合にほとんどいつも動いています。ですので「ホコリで削れる」というのは、決して大袈裟な表現ではないんです。リペアマンは調整や修理の際には細心の注意を払ってホコリを取り除き、そこに少量のオイルを注します。素人の出来る技ではありません。

意図的にオイルを注すのはもちろん厳禁&要注意ですが、意図せずに油分がサックスのどこかに付いてしまわないよう注意も払ってください。コルクグリスは唯一サックス奏者が使う「油もの」ですが、コルクグリスを塗った指でそのままサックスに触れ、油分が稼動部に入ってしまう場合も少なくありません。この事故を防ぐため、ネックコルクの潤滑剤としてコルクグリスを使わず、ロウソクのパラフィンをネックコルクに塗りつけているサックスプレーヤーも沢山います。工場でのサックス組み立て時に注したオイルが、稼動部より染み出して来て、シャフトの根元が黒くなってくる場合があります。ちょっとなら綿棒等で拭き取り、「多いな?」と感じたら、迷わずリペアマンに見てもらうのが得策です。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

到着の午後、指導者のレッスンを受け、自慢げに先生に見せ使用しましたが、指導者もサックスに合った音色だとほめて頂き、限界高音もきれいに吹く事ができました。ありがとうございました。
(AIZEN SO テナーサックスマウスピースご購入 宇野輝彦様 のお声)

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Written By: sax on 4月 23, 2012 No Comment
サックス都市伝説:ネックコルク

自分のサックスの一番身近な部分、顔の目の前にあるサックスネックのネックコルクを気にしたことがありますか?

マウスピースを挿してしまえば見えなくなってしまうので、ネックコルクは、「マウスピースとネックの間の隙間を埋める詰め物」、くらいにしか考えられていないことが多いようです。

実はこのネックコルク、とってもサウンドに関係するんですよ。今日はネックコルクのお話を!

年配のプロサックス奏者、またはビンテージサックスファンの間のみに通用する言葉ですが、「アメセル巻き」という言葉があります。これはアメセル(アメリカで組み立て・調整された、ジャズ向けのビンテージセルマーサックスの総称。1983年で製造を終了。)

独特のネックコルクの巻き方を示します。ビンテージサックスの中でもダントツの人気のアメセルは、ほぼ熟練工の手作業で組み立てられており、フランスセルマーと大きく違う箇所があちらこちらに見られます。

そしてアメセルのネックコルクは普通のものよりやや長く巻かれているものが多いのです。ジャズの場合、多くのプレーヤーのアンブシャ(マウスピースの咥え方)は、唇に力を入れない「ルーズリップ」です。そのためサックスの楽器全体のピッチが下がり気味になります。

ゆえにマウスピースをより深くネックに差し込むため、アメセルのネックコルクは長めに巻かれていると言われています。また、そんなにマウスピースを奥まで差し込まないサックス奏者でも、「音が落ち着く」との理由で、アメセル巻きをリペアマンにオーダーする方も少なくないようです。

またネックコルクをネックに固定する接着剤によって、サウンドや吹奏感が変わります。現在ほとんどのリペアマンが、「シェラック」というパッドをカップに固定するときにも使用する、熱で溶ける接着剤を使ってネックコルクを取り付けます。

しかしこれを接着後でもある程度柔らかい、粘着系のボンドを使うことで、音の輪郭が柔らかく変わるというサックスプレーヤーもいます。ネックコルクはとにかくぴったりとネックに着いていないとサウンドが細くなってしまいます。

あ、古くなってカチカチになったネックコルクは空気の漏れや、サウンドの不均一性の原因となりますので、「ちょっとボロボロになったかな?」と思ったら、すぐに交換しましょう。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

レッスンをうけている講師からもクラシックにも使えるとても良いマウスピースだとのお墨付きをいただいた。このマウスピースは私を一段も二段も上の領域に連れていってくれた。
(AIZEN SO テナーサックスマウスピースご購入 NK様 のお声)

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Written By: sax on 4月 20, 2012 No Comment
リガチャーを替えると音は変わりますか?

サックスのアクセサリーや部品は、サックスの先端(ベルの逆の端。口にくわえる部分)に近いほどサウンドへの効果は大きいと言われています。

この理屈でいうと、マウスピースを変えるとサウンドは劇的に変わるということになります。これは既に多くのサックスプレーヤーが実感されていることだと思います。

そしてマウスピースにリードを止める金具、リガチャーも大きくサウンドの変化に影響します。

「え?ただの金具でしょ!」、と思われている方が多いので、リガチャーを変えることでサウンドが大きく変化するのに驚かれる方も多いようです。リガチャーは二つの要素でサックスのサウンドに影響を与えます。リードの締め方、と振動のしかたです。今日はその辺についてお話させて頂きます。

多くのメーカーが単独の製品として各種のリガチャーを販売している大きな理由には、「マウスピースに付属のリガチャーは、リガチャーとして正しく機能していない場合が多い」、ということがあげられると思います。

確かに「ただの金具」ですので、マウスピースは非常に念入りに作ってあっても、付属のリガチャーやキャップには頓着していないマウスピースメーカーが沢山あります。当然ですが、付属リガチャーの価格もマウスピースの値段に含まれますので、リガチャーを念入りに造り込めば、それだけ全体の値段が上がってしまいます。

高級マウスピースと呼ばれるジャンルのものは、完璧に相性の良い高性能リガチャーを付属させることで、かなりのお値段になっているものも少なくありません。

逆にお手ごろな値段のマウスピースに、単独のお手ごろ価格のリガチャーを組み合わせただけで、吹き易さやサウンドが劇的に良くなる場合も少なくありません。是非お試しください。

そしてリガチャー選びのもうひとつの要素、振動の特性です。マウスピースにぴったりとくっついているリガチャーはマウスピースと一体となって振動し、そのサックスのサウンドの源流となる振動を生み出します。リガチャーには、「なるべくマウスピースの振動に影響を与えない設計」と「マウスピースの振動に積極的に倍音を付加してサウンドを作り出す設計」の二種類のリガチャーがあります。

どちらが自分のサウンドに向いているかは好みが分かれるところですが、「名リガチャー」として多くのサックスプレーヤーに支持されているのは、「積極型」が多いようです。リガチャーの種類によってどのようにサウンドが変化するかは、また別の機会に紹介します。「サウンドを改善したい」と思っている方は、お使いのリガチャーを替えてみるのも良い作戦です。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

想像よりかなりストレス無く吹きやすいです。低音がストレス無くここまで出るとは想像してませんでした。
(AIZEN SO テナーサックスマウスピースご購入 山崎雅弘様 のお声)

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Written By: sax on 4月 16, 2012 No Comment
サックスが喘息の治療に良いというのは本当ですか?

デビッドサンボーンが幼少期に小児麻痺にかかり、医師の勧めでリハビリを兼ねてサックスをやり始めた、という有名な実話が紆余曲折して、サックスで喘息を治し、超一流のプロとして活躍している、というスジに入れ替わってしまった誤解の噂があります。

また、サックスは比較的吹き易い管楽器なので、例え話の極端な例等で、「サックスが喘息の治療に良い」という話がまことしやかに世間で語られています。

こういうシリアスな話題ですので結論から言いましょう。

サックスでは喘息の治療は出来ません。

多分、喘息治療中の方がお医者さんに、「サックスを練習して喘息を治療しようと思いますが」、と相談したとしたら、絶対にお医者さんは反対すると思います。喘息はアレルギー等に起因する気管支の慢性的な炎症で、呼吸困難の発作を起こす場合もあります。

こんな気管の状況にサックスを吹くことで、呼吸に負担を強要することが良いわけがありません。
が、しかぁ~し!軽い喘息の方がサックスを始めて気管が丈夫になり、発作が起こり難くなった、という話はあるようです。

これはサックスを吹くことで腹式呼吸をマスターし、それによって背筋と腹筋による深い呼吸が出来るようになったことが、喘息の治療につながった例です。

腹式呼吸は肺や気管に負担をかけず、大量の息を出し入れすることの出来る呼吸法です。

腹式呼吸はヨガや気功、太極拳などに取り入れられてもいますので、サックス等の管楽器だけが腹式呼吸習得の方法ではありませんが、楽しさと健康との組み合わせという観点で、私はサックスに一票入れたいと思います。もちろん気功をやっているサックス奏者もいますがね(笑)。

逆に正しい呼吸法でサックスを吹かないと、気管を痛める原因に成りかねませんので注意してください。サックスを鳴らすには、日常の呼吸以上の空気の量を吐き出します。しっかりと腹式呼吸をマスターして、サックスを楽しく演奏するようにしてください。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

AIZENだと、本当に楽に鳴るのです。コントロールの良さに逆に戸惑ってしまいました。いいものを手に入れることができた!!これが最初の印象です。これからはこの素晴らしいマウスピースで、音楽に集中していけると感じました。
(AIZEN SO テナーサックスマウスピースご購入 安原克俊様 のお声)

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Written By: sax on 4月 13, 2012 No Comment
一種類のサックスが吹ければ、他のサックスも吹けますか?

「一種類のサックスが吹ければ、他のサックスも吹けますか?」という質問をよく受けます。

質問される方は、持ち替え用にソプラノサックスを買いたいとか、テナーが重いので(笑)アルトに替えよう、等の方です。

大概は、「はい、サックスはどの種類も同じ指使いで、マウスピースとリードで音を出すという機構は同じなので、問題なく吹けます。」という答えを期待してらっしゃるのですが、真面目な私は、「そう簡単ではないですよ。」、とかなりへそ曲がりな答えをしてしまいます。その理由を今日は説明させてください。
まず皆さんが忘れていることのひとつが、「サックスは種類が変わればマウスピースのサイズも変わる」ことです。ソプラニーノサックスのマウスピースとバリトンサックスのそれを較べたら、まるで親子、まるで相撲の力士と幼稚園児、ナスと落花生(これが一番合ってる例えかな?)てなもんです。

そしてマウスピースのサイズが変われば、アンブシャ(マウスピースの咥え方)も変わります。落花生を唇で締め付けるのと、ナスを口に突っ込んで唇で締め付けるのとは、どう考えても力の入れ具合が変わることは容易に想像できると思います。

ソプラノからバリトンへの移行が簡単とか、いやその逆とかの大小の方向性は無いようです。またもうひとつの要素が、「サックスは高い音域の楽器ほど、音程が不安定になる」、ということです。音程が不安定ということは、アンブシャによって音程を調整する技が必要になります。

唇の締める力を調節して、楽器から正しい音程の音が出るように、吹き方のコントロールを意識する必要性の度合いが、バリトンよりテナー、テナーよりアルト、アルトよりソプラノのほうが高くなります。つまり、短いサックスほど音程のコントロールが難しくなります。テナー奏者やアルト奏者のソプラノサックスへの持ち替えは一般的ですが、プレーヤーはそれなりの苦労をしています。

ここまで言っておいて何なのですが、クラシックの先生にこの話をすると叱られます。クラッシックのサックスでは、「サックスの種類が変わってもアンブシャは変わらない」ようなアンブシャを「正しいアンブシャ」としている方が多いようです。

ま、何が正しいかは、アンブシャではなく、出てくるサウンドで判断するのが一番だと思います。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

音は低音から高音まで「あの枯れたような何とも言えない理想的な音質」です。感覚が鋭くミスにも反応しますが、技量はまだまだなので練習の励みにもなります。
(AIZEN SO テナーサックスマウスピースご購入 柿崎広志様 のお声)

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Written By: sax on 4月 9, 2012 No Comment
サックス都市伝説:鉛のオモリ

サックスほど胡散臭いアクセサリー(ゴメンナサイ!)が多い管楽器は他に無いと思います。それだけプレーヤーが音質や吹奏感に敏感で、かつ各種の努力や工夫で何らかの変化が得られるということでしょう。

それゆえに、「え~?本当?」、と言いたくなるような、いわゆる「都市伝説」ネタも数多く存在します。もはや当たり前の領域のネタ、技術的に証明されているネタ、絶対嘘としか思えないネタ等、色々なサックスにまつわる「都市伝説」を思いつくがままに紹介します。

50歳以上のサックス奏者のサックスのケースには、高い確率で釣り用の「板オモリ」が入っていると思います。鉛を平たく延ばした、「サランラップのモノ凄く厚い奴」って感じです。

古い時代のサックスプレーヤーは、両面テープや接着剤を使って、この板オモリをサックスの色んな場所にくっ付けてサウンドの調整をしていました。というか、その方法が世界的に流行った時期があるのです。

一番良く見た例がU字管への取り付けです。この処置によって音の抜けが良くなると言われていました。実際、セルマーのヴィンテージサックス、「アメセル(アメリカで再組み立てされたセルマーのサックス。マークVIとVIIの時代のみ。)」のなかには、U字管の内部にオモリがハンダ着けされているものもあるそうです。

次に多いのが低音域C以下のトーンホールを塞ぐカップへの鉛装着です。低音部のトーンホールは穴の径も大きく、空気が逃げようとする力も強いので、オモリを着けると低音域が安定する、という噂からの工夫のようです。この処方は実際にプロのリペアマンも施す場合があり、低音域のフルブロー(目一杯に息を吹き込んだ状態)で音がフラッター(ブルブルと震える音)を起こす場合は、トーンホールカップに鉛を着けてフラッターを止める場合もあるようです。

最近でもたまに見かける「鉛使いテクニック」は、ネックのネックコルク手前の部分に板オモリを巻きつける処方です。何周か重ね巻きをして、ある程度の重量を付加します。板オモリより重い、金属製のブロックをネジ止めするアクセサリーも販売されています。サウンドのフォーカスが締まり、音が太くなるといわれています。信じるか信じないかは、あなた次第です!
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

いい音がでました。低音~高音まで実に楽にでます。音のバランス・切れも良いです。息を入れるとスコーンと出ますね。本当に良いマウスピースです。
(AIZEN LS テナーサックスマウスピースご購入 児玉美治様 のお声)

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Written By: sax on 4月 6, 2012 No Comment
アルトとテナーの持ち替えが無いのは何故ですか?

あんまり見かけませんよね。原因は何でしょう?私が考えるのは、アルトもテナーもそれぞれが個性的な主役になり得るサックスで、どちらかを選んだ理由が、「俺はアルトじゃないな」、「私はテナー向きじゃないと思う」というような、「引き算の選択」が大なり小なりあった結果、アルトとテナーの持ち替えでの演奏スタイルが少ない、という結果を呼んでいるのではないかと思います。

しかし、プロのスタジオミュージシャンや、ビッグバンド・プレーヤーの間では、決してアルトとテナーの持ち替えは珍しいことではありません。ほとんどのプロサックス奏者はアルトもテナーも所有しています。もちろん、仕事を選んでいては収入に影響が出るからです(汗)。

それに加えて、多くのプロサックス奏者はアルトとテナーの両方を吹くことを肯定的にとらえています。アルトを吹くことでテナー吹きが得られる利点、テナーを吹くこととでアルト吹きが得られることのそれぞれがあるからです。今日はその辺をお話しましょう。

アルトサックス奏者がテナーを吹いた場合、まず要求されるのがアルト以上の息のパワーです。より長い管体を鳴らすために、より多くの息、より高い息の圧力が必要となります。マウスピースも一回り大きくなりますので、口の周りの筋肉、「口輪筋」の強さも増す必要があるでしょう。

またキーを動かす指への力も、ほんの少しですが抵抗感が増します。微妙な楽器のコントロールですので、「う、キーが重い。」、と感じるかもしれません。アルトとテナーで一番違うのが、音程のコントロールの幅です。テナーを始めて吹いたアルト吹きは、総じて、「なんて音程が取り難いんだ。」、という感想を漏らします。ということで「テナーの苦労」は意外と多く、口の形、アンブシャも必然的に変更を余儀なくされます。

テナーサックス奏者がアルトを吹いた場合には、まずコントロールの繊細さに困惑するようです。

ちょっとした息の角度の差、アンブシャの違い、タンギングのタイミング等、細かなコントロールがテナーの場合よりも繊細で、テナーよりも細かいコントロールを要求されます。

またアルトサックスのサウンドとしての「美しいアルトの音」というものが確立されているため、自分の演奏の癖を「個性」と誤魔化すことが難しくなってきます。いきおい、サウンドに関してより細かい注意を払うことになります。また、「息が余る」という感想も良く耳にします。

ここまで読んでお気付きいただいたと思いますが、アルトとテナーの持ち替えは、自分のオリジナルの楽器の技術を向上させるためにはとても良い方法です。経済的に余裕があれば、是非「別のもう一本」の所有をお勧めします。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

都会に出るチャンスがなかなか無い方はとにかくAIZENを試しておけば間違い無いでしょう。演奏と練習に集中したければ極めて均質に仕上げられているAIZENは良いパートナーになるでしょう。
(AIZEN LS テナーサックスマウスピースご購入 藤田清様 のお声)

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Written By: sax on 4月 2, 2012 No Comment
サックスはどうして木管楽器なのですか?

誰でもそう思いますよね。一番多いデタラメ回答が、「サックスも昔は木で出来ていた。だからサックスは木管楽器なのだ。」です。100%のデタラメです。

サックスは発明者、アドルフ・サックスがそれを始めて世に出したときから既に金属製でした。ウィキペディアによれば、「木管楽器(もっかんがっき)とは、管楽器のうち、金管楽器以外の物を総称して言う。 金管楽器が日本語の「喇叭(ラッパ)」に概ね相当するのに対して、ほぼ「笛」に相当する。」、とあります。身もフタも無いですね。

金管じゃないものが木管ですと…。でも、じつはそうなんです。ハーモニカですら「木管楽器」とされています。ま、厳密には「リード楽器属」だと思いますが。
金管楽器ではない、ということは基本的に発音構造が「リップリード」ではない、ということに通じます。穴の開いた「おちょこ」のようなマウスピースに唇を当て、唇をブルブル震わせて音を出すのが「リップリード方式」です。金管楽器はすべてこの発音方式です。

スイスの民族楽器で有名な「アルペンホルン」は天然木材で出来ていますが、リップリードで発音するので金管楽器なのです。「金管楽器以外が木管楽器」という乱暴な言い方にはもうひとつ理由があります。金管楽器は先にお話したように「リップリード全般」なのですが、木管楽器には発音構造が色々存在してしまっています。

サックスの「シングルリード属」、オーボエやファゴット等の「ダブルリード属」、フルートや尺八の「エアリード属」、リコーダーの「リコーダー属」、オカリナ等の「リードレス属(リードなし)」など等、なんか色々あります。ですので、面倒だから、「管楽器っぽくて、金管じゃないのは木管楽器としておこう」という感じです。大雑把ですね。

またサックスの先祖はクラリネットだから木管楽器、と覚えるのも良いかと思います。クラリネットの透き通ったサウンドに、より音量とパンチを与えたくて作られたのがサックスです。また金属で作ったのは、その加工性の良さと、演奏時の耐久性を考えたためだと言われています。木製のクラリネットやオーボエは野外演奏には向きませんが、サックスは「どんと来い!」ですからね。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。

通販で手に入れた、ただ1本のマウスピースが、楽器屋めぐりの後にようやく手に入れたものよりも素晴らしいだなんて、ありえないことだと思う。でも、事実、これは、そんなマウスピースです。
(AIZEN LS テナーサックスマウスピースご購入 辻田裕樹様 のお声)

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