ポップス/ロック/フュージョン系のステージ立奏派のサックス奏者には、もう当たり前のようになっているサックス用マイク。超小型マイクをベルにクリップオンして、ステージ上を縦横無尽に動きながら、サックスを演奏する姿は超かっこう良いですよね。そしてそのサックス用マイクも、コードレスの時代になったようです。サックス用のワイヤレスマイクについて深掘りしてみましょう。
サックス用のクリップマイクは、オーディオテクニカのATM35、SHURE(シュア)のPGA98H、SENNHEISER(ゼンハイザー)のe908B等、多くの定番の高性能マイクが存在します。ちょっと前まではこういったクリップマイクを使用していても、長いコードでPAミキサーに繋げていたため、多少の動き辛さは否めませんでしたが、高性能なワイヤレス送信機/受信機の出現により、多くの管楽器奏者はワイヤレスでクリップマイクを使用するようになりました。しかし腰に装着した送信機ボックスにマイクケーブルを繋げる方式のワイヤレスシステムが多かったため、吹いていないときにサックスをスタンドに置くことが難しく。この時代のサックス奏者は、常にサックスを首から下げたままでした。そして今、技術は大きく進展しています。楽器装着型の超小型送信機や、クリップマイクに送信機が一体化した製品等、サックスと一体になったワイヤレスマイクが次々と発売され、ステージ上のサックス奏者は「ケーブル」から解放され、ステージ上どころか、客席にも入ってサックスを吹くことが出来るようになりました。
NUX(ヌークス) B-6(ネット参考価格約33,000円)はソプラノ/アルト/テナーサックスに対応したサンプリングレート44.1 kHz / 24bit の2.4GHz帯ワイヤレスマイクです。クリップ部と送信機が一体化しており、そこにグースネックマイクを取り付けるようになっています。最大20mの距離を4ms以下の超低遅延で伝送可能です。2.4GHz帯ワイヤレスマイクは、Wi-FiやBluetoothなど他の電波との干渉が起こり易いのですが、B-6のワイヤレスセットは送信機と受信機の電源を入れるだけで自動でペアリングし、お互いを検出して独自のIDを作成するので、他のシステムと混信する心配がありません。CLOUDVOCAL社のiSOLO PRIME WIND(ネット参考価格約66,000円)は、管楽器プレーヤーのサウンド演出や表現を強く意識した、新しい発想のステージパフォーマンスシステムです。最大使用可能距離30m(可視範囲)の専用受信機には、プリアンプ、EQ、エフェクト、MIXアウトに加え、ルーム・リバーブ、ホール・リバーブ、アリーナ・リバーブ、ディレイ、ディレイ・リバーブ、シマーの8種類のエフェクト機能が搭載されています。ベルに取り付けたベルクリップに、マジックテープでマイク&送信機を着けるタイプで、簡単に脱着が可能です。KIMAFUNブランドの2.4G楽器用ワイヤレスマイクシステム(ネット参考価格約15,000円)は、グースネックマイクとクリップ付送信機が一体化したタイプで、付属の受信機との通信距離は最大50m、2時間のUSB充電で8時間の連続使用を謳っています。
サックス用ワイヤレスマイクシステムの値段のバリエーションはかなり幅が広く、音質や性能、耐久性もそれぞれです。多くのプレーヤーは、「マイクは使ってみないと分からないよね」、と言います。マイク選びは難しいようです。
——————————————————————————————–
⇒『 AIZENより 秋のプレミアム キャンペーン 返品保証30日+豪華3大特典付き』
⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』














この記事へのコメントはありません。