Home » Archive

サックス リガチャー

Written By: sax on 1月 16, 2019 No Comment

先日はリガチャーの形の変遷をお話ししたので、リガチャーのサックスサウンド全体への影響に関する変化ついてもお話ししたいと思います。
 もともとはリードをマウスピースに固定するという役割だけだったので、「糸で縛り付けとけ!」で始まったリガチャーですが、リード取り付けの簡便さを求めた結果、金属製のものが主流になって来ました。薄い金属ベルトをネジで締める、現在でも一般的なリガチャーの形式のものが多数出回るようになると、リガチャーの目的が少し変化して来ます。リガチャーに使う金属の種類や厚さ、デザイン等によって、サックスから出るサウンドに変化が現れる事に皆が気付いたのです。一番初歩的な工夫は、逆締めリガチャーでしょうか。それまでリード側に締めネジを付けていたのに対し、反対側のマウスピースの背中に締めネジを付けたのが逆締めリガチャーです。これだけの工夫ですが、リードの振動に対するネジの重さの負荷が軽減し、逆に締めネジがマウスピースの一部として振動し、サックスのサウンドに積極的に影響を与えるようになりました。

 初期の「個性的な構造の」リガチャーは多種多様です。金属ベルトの打ち抜き模様に工夫をすることで、ベルト自身に締め付けの張力を持たせ、ネジが無くてもリードを締め付けて、マウスピースにしっかりと固定するリガチャー。ロートンやオットーリンクのベン・ウェブスターモデルに見られるような、マウスピースにレールとなる切り込みを入れ、そこにはめ込んだリガチャーでリードを固定する、「スライダータイプ」もありました。逆締めリガチヤーが現れると同時に、「あれ、これなら金属ベルトじゃなくても良くね?」と誰かが考えたのか、樹脂ベルトのリガチャーが現れます。その構造から、逆締め一本ネジが普及しました。それがまた進化し、今では金属製の逆締め一本ネジリガチャーが数多く出回っています。当然ネジの総重量は軽くなっています。ひょっとしたら、最近のモデルでは、順締め二本ネジより逆締め一本ネジのリガチャーのほうが多いのかもしれません。
「ただリードを固定し、それ以外は何もしない」糸巻リガチャーは、「吹奏感やサックスのサウンドに大きな影響を与える重要な部品」である現代リガチャーヘと役割を変えました。サックスのサウンドの源であるマウスピースは、そう簡単に交換することは出来ませんが、リガチャーは同じマウスピースに、全く性質の違うものを取り付けることが簡単に出来ます。マウスピースとリガチャーの組み合わせによって、サウンドの作り込みをかなり多岐に渡って調整することが出来ます。現代のリガチャーの役割は、「リードを最適な圧力でマウスピーステーブルに固定」するだけでなく、「マウスピースの不要な振動を吸収」するとともに、 「サックスサウンドに有効な倍音成分を付加する」という、非常に重要なものです。あるときは「締め具」、あるときは「おもり」、あるときは「共鳴振動子」、あるときは「おしゃれなアクセサリー」などと、リガチャーは大変な重労働をしています。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 新春キャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 12月 26, 2018 No Comment

マウスピース放浪の旅はサックス奏者の性(さが)と言われていますが、最近では「リガチャー放浪記」も決して冗談では済まなくなっています。多種多様なリガチャーの中で、自分のセッティングにあったリガチャー、「うん、これだ!」というリガチャーにめぐり合うのは至難の業です。サックスのリガチャーの進化をちょっと振り返ってみましょう。

 クラリネットの初期には、リガチャーは「紐」でした。紐でぐるぐる巻きにしてリードをマウスピースに固定するか、紐を編み込んだ「帯」でリードを締め付けていました。この「編み込み帯式リガチャー」はいまだに健在で、サックス用にもいくつものブランドから販売されています。紐の次の時代は金属のベルトです。真鍮の薄い板を帯状にしてマウスピースに巻き付け、端をまとめてネジで締めつけるという、現在でも最も一般的なリガチャーの標準形です。金属板を色々な模様で打ち抜くことで、デザイン性に加えて、リガチャーの重量や締め付ける力の平均化、共振特性等を、各メーカーはそれぞれ工夫を凝らしているようです。金属ベルトの次には「樹脂ベルト」が登場しました。マウスピースを樹脂のベルトで締め付けて、リードを固定するリガチャーの形式です。このタイプのリガチャーを、「もともと本革で出来ていたベルト式リガチャーが、合成樹脂ベルト製に進化した」と思っている方々がいるようですが、本革は「延び」の制御が難しいため、ほとんどのベルト型リガチャーで使用されていません。ベルト式リガチャーは、合成樹脂あっての方式です。数本の細い金属パイプを円形の針金つないだタイプのリガチャーも出てきました。それまでマウスピースに 「べったり」と密着していたリガチャーを、マウスピースから離すことでマウスピースの振動を阻害しないようにする、という発想のリガチャーです。この方式は、針金が人工繊維の紐に置き換えられたり、マウスピースに縦線で触れるパイプが無垢の特殊金属に変わったりと、様々な工夫がなされ各種メーカーから販売されています。

 10年以上前に、それまで「リードを固定する」器具だったリガチャーに、「サウンドを調整するおもり」を付けた製品が発表されました。そのおもりは「バランサー」と呼ばれ、大きさや金属の質、形など、様々なバリエーションを持って、プレーヤーの好みやニーズに応えました。この頃にリガチャーの役割は、「サックス全体のサウンドつくりに積極的に貢献するもの」にはっきりと変わってきました。今では形を見ただけで、そのリガチャーの大体のサウンド傾向が把握できるので、リガチャーはサックスプレーヤーが自分のサウンドを調整するための、「心強いアクセサリー」になっています。ま、数千円から数万円までと、価格のバリエーションはあまり楽しくない場合もありますが…。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより クリスマスキャンペーン♪ 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 10月 18, 2017 No Comment

前回はリガチャーの一般的な特性についてお話ししましたので、今回は実際にリガチャーを 「選ぶ」際の注意点についてお話しします。
 新しいリガチャーを選ぼうとしているということは、今使っているリガチャーヘの不満があるという事です。はっきりした不満は感じていなくても、「何か音がぼやけている気がする」、「マウスピースの性能が十分出ていない気がする」等の、もやっとしたものかもしれません。少なくとも今使っているリガチャーがマウスピースに付属の物だったり、出所不明の雑な造作の物だったりする場合は、市販の個別売りのリガチャーに交換すれば、たとえそれが高価なものでなくても、ほぼ確実にサウンドは改善すると思います。良いリガチャーはサウンドばかりでなく、吹奏感も改善します。息が通り易く感じたり、少ない息で十分な音量を出せたり、音の強弱のコントロールがし易くなったりします。しかしここで、「わー、最高!このリガチャーにしよう。」、と決めてしまうのは考え物です。何故なら、普通のリガチャーを使えばみんなそうなるからです。要は今まで使っていたリガチャーが「ちゃんとしていなかった」だけなのです。リガチャー選別において、多くのサックス奏者がこのギャップに魅せられて、必要な検討にまで至らずに新リガチャー購入を決めてしまう傾向にあります。そしてそのリガチャーを使っているうちに、また新たな不満に気づき違うリガチャーを検討する、というリガチャー探しの無限ループに入り込んでしまいます。もちろん、息が通り難い、息のパワーを取られる、音の強弱のコントロールがし難い、なんて感じるリガチャーは論外ですが、その上にある「サウンドの改善」という目標を忘れないでください。もちろん、その目標があるならばですが…。吹奏感の改善目的でリガチャーを新調するのを否定するわけではありませんが、せっかくの高額な買い物ですので、サウンドの改善を目論まない手は無いと思います。現状のサウンドへの不満を思い返し、それを改善するリガチャーを、試奏を録音するなどして慎重に選んでください。
 リガチャーの交換で期待できるサウンドへの変化はいくつかありますが、そのひとつに 「音の濁りを取る」があります。なにかもっさりと濁っているサウンドが、適切なリガチャーを選ぶとすっきりとクリアな音になります。メタルマウスピースであれば、「共鳴する」リガチャーを使うことでサウンドの輪郭を増強することが出来ます。ラバーマウスピースであればベルト系のリガチャーで「倍音を整理」してサウンドを整えるのも良いでしょう。リガチャーで「音を明るく」することも出来ます。クリアと明るいは同一線上ですが別問題です。倍音豊かに響くリガチャーを探す訳ですが、この倍音構成(サウンドカラー)は奏者の好みです。リガチャー特有の個性を較べながら探してください。「音を締める」ことにもリガチャーが貢献できます。マウスピースを均一に振動させることでこの効果が出ますので、あまり共鳴しないリガチャーが良いでしょう。マウスピースが明る過ぎるサウンドなら、リガチャーで高音域の倍音を抑え込んで、「ダーク」にすることも可能です。このような、「方法」と「結果」を考えながら、リガチャーの選択をすることをお勧めします。
——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大典付き
⇒『AIZENより 秋のプレミアムキャンペーン』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 10月 11, 2017 No Comment

サックス奏者の特徴というか、宿命(?)が「セッティングの試行錯誤」です。マウスピースやネック等の部分の交換。サムレストやサムフック、ネックスクリュー等の部品の交換…。ストラップやクリーニングスワブ、リードケース等の周辺小物の検討…。お金と根性の続く限り、サックス奏者の「果てしのない旅」は続きます。その中でも一番「病気にかかり易い」のが「リガチャー」ではないでしょうか。千円前後の超安価なものから、数万円の「猛者」までバリエーションが多数あり、かつ見た目のアピール度も千差万別。はたまたサウンドへの影響も多大と来たら「病気」にならない訳がありません。そんな病気にお役にたてるかどうかは分かりませんが、リガチャーを理解するための、その仕組みについてお話しします。
 リガチャーの基本機能は単純です。リードをマウスピースに固定して、リードが安定的に振動して音を出せる環境を作るのがリガチャーの仕事です。リガチャーの原点は、「紐でぐるぐる巻きにして縛る」でした。それが「輪っか」型の金属ベルトをネジで締める形に変化し、ネジを上側にした「逆締め」が登場、またオットーリンクのリガチャーのようなネジでリードプレートを押し付けるタイプなども出てきました。リガチャーの構造による機能性は各々特徴がありますが、重要なのは「リードを均一な力でマウスピースに押し付けて固定する」ことです。どんな優秀な機構のリガチャーでも、無造作にセットすれば均一性や安定性が得られません。順締めリガチャーならギャップはリードの真ん中にしましょう。逆締めリガチャーは、左右からのベルトの力が均一になるよう、指でリードとリガチャーベルト部をしっかり押さえながら締めましょう。リードプレート型リガチャーでは、締めネジの中心がリードの中心とマウスピースの芯を貫くようにセットします。リガチャーがリードを最適に固定できるかできないかは、あなたの注意深さ次第です。ちゃんとセットすると、安価なリガチャーでも予想以上のサウンドが得られる場合もあります。
 リガチャーはリードを固定する以外に、「マウスピースの振動の手助け」という機能も持っています。マウスピースはリードの振動に共鳴し、サックスのサウンドの源流を生み出しますが、その源流の音の生成に参加しています。色々な形がある金属製リガチャーのほとんどは「共鳴子」として振動を増幅します。増幅する振動の周波数特性が「そのリガチャーのサウンド傾向」です。逆に厚い樹脂ベルト式のリガチャーは振動を吸収します。振動の吸収は決して「音を無くす」ことではなく、特定の倍音を制御することでもあり、マウスピースの不要な周波数を抑え込んでサウンドを改良します。糸系、紐系、針金系のリガチャーはあくまでも「振動しない」ことに重点が置かれていることが多いようです。マウスピースのサウンドに対して余計な足し算も引き算もしない、奥ゆかしいリガチャーです。
 以上のリガチャーの特性はあくまで一般論です。リガチャーによってサックスのサウンドは激変しますので、お財布と相談しながらリガチャー選択を楽しんでください。
——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大典付き
⇒『AIZENより 秋のプレミアムキャンペーン』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 10月 11, 2016 No Comment


リードのマウスピースへの装着は、サックスを吹く上で必須の項目です。なにしろリードが着いていなければサックスは鳴ってくれません。教則本等の色々なところでリードの装着方法が説明されていますが、いまひとつおおまかな感じがします。馬鹿みたいに細かい、おせっかいなくらいにしつこい「リードの取り付け方法」の説明に挑戦します。
 リガチャー(リード留め具)はマウスピースに着けたままネジを緩め、そこにリードを差し込みます。リードを先にマウスピースに取り付けないのは、後からリガチャーを被せると、リードの先端をリガチャーで痛める恐れがあるからです。最初にマウスピースの先端とリードの先端を揃えます。リードの向こう側にマウスピースの先端が、「髪の毛一本ほど見える」のが良いという説もありますが、リードの先端を指で押し、マウスピースの先端にリード先端をぴったり付けたうえで、隙間の無いように揃えるのが基本型です。リードをそれより出すか、引っ込めるかは奏者の好みです。先端をそろえたらシードの後端をそろえます。右手の親指と人差し指でリードの左右を挟み、マウスピースのテーブルの中心にリードが乗るように調整します。リードの先端と後端の位置が決まるまで、この動作を繰り返します。
 リードの位置が決まったら左手の親指でリードを押さえて、マウスピースとリードの位置がずれないようにしっかりと固定したうえで、リガチャーの位置を調整します。リガチャーの位置はなるべくマウスピースの後ろ(ネックへ差す側)に寄せたほうが、リードの振動に良いようです。リガチャー装着位置の端から数ミリ残すのが定石です。これをやっている間にリードかすれた場合は、リードの位置決めからやり直しです。リガチャーはリードを左右均等の力で締め付けるよう注意してください。基本的には、リードの長さ方向の中心線にリガチャーの真ん中が来るようにします。ネジを締めているうちにリードやリガチャーがずれてくる場合がありますので、その場合は「振り出しに戻る」です。

 一般的な、「順締め2本ねじのリガチャー」では上下のネジを交代に少しずつ締めていきます。「ネジはきつ過ぎずゆる過ぎず」が基本ですが、締め付けがゆるいとリードの振動が吸収されます。しっかりと締めたほうがリードの鳴りは良いようです。リード先端側のネジだけを緩めると音が太くなる場合もあります。試してみてください。リードの装着後は実際に吹いて確認します。普通に吹いて音はどうか、吹き易いか、は勿論ですが、サックスを極端に左右に振って、下唇をリードの片側だけに着けた状態で吹いてみます。左右で同じ音ならOK。そうでない場合はリードがマウスピースの中心からずれているか、もしくはリードそのものの調整が必要です。
 10分も吹いてリードが湿ってくると、リガチャーが緩くなってきます。またチューニングでマウスピースをネックから抜き差ししても、リガチャーがずれる場合があります。このような場合は、ネックを本体から外して、リードやリガチャーの位置を調整します。こうするとチューニングをやり直す必要もありませんし、作業が格段とやり易いです。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 秋の感謝キャンペーン♪』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 4月 26, 2016 No Comment


最近のリガチャーの進歩は目覚ましいようです。進歩だけではありません。サックスやクラリネットで大昔に使われていた、かつてのリガチャーの原型のスタイルにまで幅が広がっています。今日は注目すべきリガチャーのタイプや、リガチャー使用時の注意点などをお話しします。
 最近、復刻して人気が出てきたのが「ヒモ式リガチャー」です。クラッシック系のクラリネット奏者には、今も昔も歴史を越えて人気のあるヒモで編んだリガチャーです。毛糸よりもやや太い、丈夫な綿や化繊のヒモを編んで帯状にし、その帯でマウスピースとリードを「縛りつける」ものです。ヒモを引っ張って強度を調整するので、リード装着時は多少面倒な感じですが、リードの安定性やサウンドのクリアさは抜群です。リガチャーの原型は麻糸でリードとマウスピースをぐるぐる巻いて固定したものと言われていますが、近年のヒモ式リガチャーはいろいろな工夫で、締め易く、外し易くなっています。同じような「帯で締める」タイプにはベルト式があります。合成皮革や樹脂、または金属の帯でリードを固定します。逆締めタイプが多く、しっかりと固定できるので人気が高いようです。最近のベルト式リガチャーの中には、ネジを締めるとベルトを両側から引っ張る構造になっていて、リードを押さえる力が均等になるよう考えられたものもあります。これはベルト式のリガチャーを使うときに注意すべきポイントですが、ベルトとマウスピースの間に摩擦が多い、つまり滑り難い状態になっていると、ネジを締める事でベルトの一方のみを引っ張る事になる場合があります。これによってリードは不均等に締め付けられますので、自分のベルト式リガチャーとマウスピースがどんな状態で接しているかを確認してみてください。

 ハリガネ式のリガチャーもかなりの種類が出ています。リガチャーの重さやマウスピースに触れる部分の面積を最小限にし、マウスピース本来の「鳴り」を活かす構造のリガチャーです。しっかりとリードが固定され、マウスピースが良く響くのがこのタイプの長所ですが、チューニング時にマウスピースを抜き差しするとき、「手が痛い」ものもあるようです。こういう場合は、マウスピースの根元を持って抜き差ししたり、一旦リガチャーを外してマウスピースの抜き差しをする、なんて技が必要です。
 薄い金属の板を打ち抜いて丸めたタイプの、伝統的なリガチャーも多くの改良が施されて人気のリガチャーになっています。このタイプのリガチャーでは、材質の質や軽さ、金属の均一性、強さ、等、非常に細かい部分でサウンドの味付けが変わってきます。まったく同じ見た目でも、有名メーカーのものとメーカー不明のものでは、使ってみると雲泥の差、ということが珍しくありません。
 多くのメーカーが、各社の自信作としての各種リガチャーを出しており、その多くは総じて素晴らしい性能です。でも、リガチャーは自分のセッティングにフィットして初めて生きて来ます。必ず試奏することを勧めます。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』
根強い人気を誇る90シリーズがモデルチェンジです!
伝統と品質を世界に誇るヤナギサワは、ヤナギサワの求めるサウンドを追求し続けています。

⇒ヤナギサワ(YANAGISAWA) T-WO1 テナーサックス[x]

独自の技術によってBAMのケースは非常に堅牢で、かつ楽器の保護性も非常に高く、世界中のプレーヤーから高い評価を受けています。
⇒BAM バム ハイテックケース 「La Defense」(ラ・デファンス) アルトサックス用

見た目だけで無く、内装のクッションと機密性が高い防水仕様で楽器をしっかりガード。
ショルダーやリュックでも持ち運びでき、カラーバリエーション豊富なのも嬉しいですね。

⇒C.C.シャイニー 軽量ファイバーケース ソプラノサックス用

薄く織られた「Klassik」はリードとの設置面が広く、リードの振動を効率的にマウスピースに伝えることができます。
⇒Vandoren バンドレン Klassik クラシック リガチャー アルトサックス用

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+ポイント3倍+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより春のスマイルキャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 2月 11, 2014 No Comment


管楽器奏者には、「マニア」と呼ばれる人種が少なくありません。もちろん楽器という道具を使って、自分の感性を表現する音楽活動では、楽器という音の出る相棒は大切で掛け替えの無いモノです。
楽器の機能や構造、改造方法などにマニアックに興味を持つのは不思議なことではありません。サックス奏者としてのマニアックネタを初心者級から呆れられる級(笑)まで、幅広く紹介してみましょう。

今回はリガチャーです。
 自分の出す音に何か物足りなさを感じて来たり、楽器の吹奏感を変えたい等の、「何かの変化」をサックスに求めたくなった時、一番手っ取り早く、大きな変化が期待できるのが「リガチャー」です。
こんな小さな、かつサックス本体に付いているものでも無いくせに、サウンドと吹奏感に対する影響力は絶大なものがあります。
 サックスのパーツは口に近いほど、サウンドや吹奏感への影響力が大きいようです。マウスピースも「変化」のキーポイントですが、いかんせん高級なものは値段も高級です。
その点リガチャーは、数千円で感動を味わうことが可能です。
価格のポイントですが、リガチャーの場合は「高ければ良い」という法則はあまり当てはまりません。材料、構造、加工法、仕上げ方法等が価格設定の根拠になりますが、求めるサウンドによっては、もの凄く単純な形状がニーズにぴったり当てはまったり、逆に複雑で斬新な構造が、自分の持ち前の良さを消してしまう場合だってあります。
激安リガチャーで大満足!という結果は決して珍しい事ではないのです。

 
 今使っているリガチャーが、基本的な、金属板を打ち抜いて丸く曲げ、ネジを二つ着けてマウスピースを締め付ける、金属製純締め2本ネジのモノだとしたら、変化を求める場合にはいくつかの方向性があります。
まずは試して欲しいのは逆締め。
リードの締め付けの力の配分が変化し、吹奏感が変わります。
次は一本ネジ。重量が軽くなるのでサウンドの重みが変化します。
またはベルト型リガチャー。合成皮革や化学繊維のベルトでマウスピース全体を締め付けるタイプです。色々なモデルがありますが、基本的にはサウンドが「締まる」傾向となるでしょう。
 リガチャーの設計には、「リガチャー自身が共振し、サックスのサウンドに色を加えるもの」と、「リードの固定機能に特化し、極力マウスピースの振動への影響を避けるもの」の2種類の大きな方向性があります。
リガチャーの見た目で、ある程度個の方向性が分かりますが、吹いてみたら勘違いだった、なんてこともありますのでご注意ください。

——————————————————————————————–
イー楽器のおすすめリガチャー

「最強のリガチャー」と言っても良いでしょう。
⇒『Borgani 復刻版ボガーニ・リガチャー(ソプラノ用)』

リードの鳴りを最大限引き出します。
⇒『T-Balanceリガチャー byMarmaduke』

ベストセラーには理由があります。
⇒『オレガチャー』

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』

沢山の一流プレイヤーに愛されたヴィンテージ入荷!
⇒『テナー ヴィンテージ ブリルハート エボリン GreatNeck#41924』

人気シリーズのバリトン、取扱始めました。
  ⇒『ジョディジャズ Jody Jazz DV バリトンサックス用』
 
世界で3本の指に入る職人が削りだしたハンドメイドヴィンテージ!
  ⇒『テナー TedKlum ハンドメイド ブロンズ製シルバープレート リンク7番相当』

残り19名様
AIZENよりサックスライフ応援グッズプレゼント中!

詳しくはこちら

Written By: sax on 1月 30, 2014 No Comment


サックスの場合「セッティング」と言うと、マウスピース、リガチャー、リードの種類とその組み合わせのことを指します。まあ、「口周りの工夫」てぇとこでしょうか。
セッティングには色々な「定番」や「マニアックな噂」、ひいては「都市伝説」的なネタまで、様々な情報があります。そんな話を色々な角度からお話ししたいと思います。

今回は、フュージョン系アルトの定番、「ボビーデュコフ」をば。
 フュージョン系のアルトサックスと言えば「デビッド・サンボーン」。そして彼の愛用のボビーデュコフのメタルマウスピースは、必然的に「フュージョンアルトのマウスピースの代表」になっています。
細身でハイバッフル、突き刺すような鋭いサウンドが特徴の、いわゆる「デュコフ・メタル」の愛用者はとても多く、人気のマウスピースではありますが、セッティングには多くの悩みがあるようです。
まずはセッティング以前の問題で、「個体のばらつき」が大きいことで有名です。
例えば同じモデルのD7でも、5本吹き比べれば五つの個性、五つの吹奏感があります。
ハンドフィニッシュと製造法によるもので、ブランドマウスピースには決して珍しい事ではありませんが、デュコフの場合は特に顕著なようです。

 
 デュコフのセッティングの焦点は、リガチャーにあると思います。
 オリジナルの付属リガチャーは、マウスピースの個性を強調すべく、金属的で、シャープな響きがストレートに出ます。しかしこのへんの特徴には「塩梅」や「加減」というものが重要で、「もうちょっと柔らかめに」とか「もう少し太い輪郭を」などという変化のためには、別のリガチャーを試すのが一番効果的です。バランスや鳴りを重視するプレーヤーは、ハリソンやウッドストーンの「デュコフサイズ用(細身のメタル)」と銘打ったリガチャーを使用する方が多いようです。
 また輪郭のエッジを丸め、音の太さや圧力を重視する場合は、ロブナーやGFシステム等のベルト系のリガチャーを使うと効果があるようです。
 またデュコフメタルは典型的なハイバッフル系マウスピースで、マウスピースの息の入り口付近の容積が小さく、「息は入り易いが、コントロールし難い」という特徴があります。吹いてみて、「難しい」と感じたら少し番手の小さ目のリードを試してみると効果がある場合があります。今が2-1/2なら2とかです。
 またリコからバンドレンZZへ、等のリード全体のしなりの特徴を変えてみるのも得策です。

——————————————————————————————–

⇒『超希少 世界に100本 ビンテージ Bobby Dukoff ボビーデュコフ テナーメタル』

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』

飾らない良さがあります。シンプルなものをお探しの方に、
  ⇒『ブランチャー Brancher サックスストラップ スタンダード』

希少品!TedKlumリフェースのヴィンテージです!
  ⇒『アルト オットーリンク マスターリンク フォースターモデル 1930年代』

「JodyJazz DV」と「DV NY」の中間マウスピース
⇒『ジョディジャズ Jody Jazz DV CHI テナー 取扱開始!』

 

残り1名様 新春お年玉キャンペーン
AIZENスペシャル特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: sax on 12月 4, 2013 No Comment

サックスの場合「セッティング」と言うと、マウスピース、リガチャー、リードの種類とその組み合わせのことを指します。まあ、「口周りの工夫」てぇとこでしょうか。セッティングには色々な「定番」や「マニアックな噂」、ひいては「都市伝説」的なネタまで、様々な情報があります。そんな話を色々な角度からお話ししたいと思います。今回は、アルトの定番、「メイヤー・ラバー」をば。
 日本ではマイヤーとメイヤーとも呼ばれている(アメリカではマイヤーが正しい発音のようです)、アルトのマウスピースのレジェンド、MEYERは、まさにジャズアルトサックス用マウスピースの正統派です。ジャズアルト用のヴィンテージ・マウスピースには、セルマー・ソロイストとメイヤー・ブロスという両巨頭が存在し、両者はそれぞれ絶大な人気を持っています。ヴィンテージ同様、現代のマウスピースでも「セルマー」と「メイヤー」は人気を二分していますが、今回はメイヤーのセッティングについてお話ししましょう。メイヤー・マウスピースの特徴は、なんといってもそのサウンドにあります。基本的には抜けの良い遠鳴りする芯のしっかりしたサウンドですが、その中にほんの少しの「ザラザラ感」を含んでいます。その要素が「枯れたサウンド」を演出する訳ですが、メイヤーの場合、セッティングでその濃淡が調整できるのです。

 セルマーやハリソンなどの軽量・低質量系のリガチャーを選び、バンドレンの青箱等のアンファイルド(フレンチカット)のリードを組み合わせれば、透き通った透明感のある、明るめのサウンド。また逆に、ロブナーや石森などの重量級・振動吸収系のリガチャーと、RICOやラ・ボーズ、バンドレンJAVA等、「がっつりジャズ系」のリードを組み合わせれば、暖かく、スモークーな極太のサウンドを楽しむことも出来ます。また奏法によってもサウンドのコントロールが容易です。このように奏者のセッティングや好みで、多様なサウンドカラーを持たせることのできるメイヤー・ラバーは、「非常に便利なジャズマウスピース」と言えるでしょう。メイヤー・ラバーはマウスピースの中でも決して高価な部類ではありませんし、有名なジャズアルト奏者、リッチーコールの使用する、ヴィンテージ・ニューヨークメイヤー5番を基にデザインされた、暖かな音色、滑らかな音の芯が特徴の「リッチー・コール・モデル」や、 ポールデズモンドが使用したことで有名なヴィンテージ・マウスピース、MCグレゴリーを復刻したモデルなどもラインナップしています。

メイヤー Meyer ソプラノサックスマウスピース
メイヤー Meyer アルトサックスマウスピース
メイヤー Meyer テナーサックスマウスピース
メイヤー Meyer バリトンサックスマウスピース

残り30名様 AIZENより冬のBIGプレゼント
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 8, 2013 No Comment
セッティングよもやま話:リンク・メタル

サックスの場合「セッティング」と言うと、マウスピース、リガチャー、リードの種類とその組み合わせのことを指します。まあ、「口周りの工夫」てぇとこでしょうか。セッティングには色々な「定番」や「マニアックな噂」、ひいては「都市伝説」的なネタまで、様々な情報があります。そんな話を色々な角度からお話ししたいと思います。まずは、テナーの定番、「リンク・メタル」から。
 リンク・メタルとは、言わずと知れた、オットーリンク・メタルマウスピースのことです。テナーサックス吹きのかなりの人数がこのマウスピースを使っている、いわゆる「定番」です。定番ゆえに、色々な工夫やアイデアが巷に出回っていますので、そんな情報をお話ししましょう。リンクメタルの場合付属のリガチャーの性能の、質のばらつきが多くのユーザーの悩みの種となっています。リガチャーによってはしっかりとリードを固定できなかったり、ネジがうまく回せなかったりします。リードを押さえるH型の「プレッシャープレート」の四隅をリード側に少し曲げる(手では無理。ペンチが必要です)と、リードの固定がしっかりする、というプレーヤーがいます。また付属のリガチャーは諦めて、セルマーのジャズメタル用のリガチャーを使っているプレーヤーも少なくありません。リンク・メタルとセルマーのアルト用ジャズメタルマウスピースのリガチャーとの相性は抜群のようです。有名なリフェース職人がチューニングして販売しているリンク・メタルは、このセルマーのジャズメタル用のリガチャーをフィッティングして付属させている場合も多いようです。また、リンク・メタルのマウスピースそのものではなく、ヴィンテージのリガチャーだけも高額で流通しています。昔のリガチャーは、非常に作りが良いようです。またウッドストーンのリンク・メタル用リガチャーも評判が高く、人気のセッティングです。
リンク・メタルはジャズテナープレーヤーの定番ですで、暖かで、やや枯れた、太いサウンドが身上です。これに合うリードとしては、ラ・ボーズが一番でしょう。とはいえ、50年前のメインストリームジャズでは、リンク・メタル+ラ・ボーズというセッティングは王道のそれでしたが、今はもっと多様なようです。ラ・ボーズのリードは、「バリバリ鳴るが、輪郭がまろやか」という評価が多いようです。

残り4名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates