サックスケースの選び方については、過去に何回か言及していますが、小型化、軽量化、堅牢化、低価格化、が益々進む現在、あらためて「今の」サックスケースの選び方について考えてみましょう。
サックスケースの種類としては、箱型、パック型、コンツアー型、ソフトケースの大きく4種に分けられます。伝統的な楽器ケースの主流である箱型は、大柄ですが内容量も大きく、何でも入れることが出来、床に置いた時の安定感も抜群、サックスへの衝撃を防ぐ堅牢性も高いです。パック型は、ほとんどサックスの外形ぴったりに作られており、形状的には最小です。中身が明らかにサックスと分かる外観で、持ち歩く際のアピール度も抜群です。外側にポケットがある種類が多いですが、サックス以外の小物は最小限しか入りません。譜面や譜面台、サックススタンド等、大きめのものは別のカバンで持ち歩く必要があります。コンツアー型は英語のcontured(コンツアード)、「形状に合わせて作られた」という意味の英語の形容詞から来ており、サックス形状の外形をなぞる感じの曲線を持つ、小型でかつある程度の内容量があり、堅牢性も高い、という良いとこ取りのケースです。持ち替えのフルートが入ってしまう大型ポケットを持つ製品も多く、リュック式に背負うことが出来る製品が多く、価格も手頃な製品が多いようです。ソフトケースは、とにかく軽さが「売り」です。固い「シェル」に囲まれたハードケースに比較すると、「厚手生地の袋状」がソフトケースなので、楽器の防御性はあまり望めません。でも極限の軽さと小ささは、電車移動等には最適で、ソフトケースを愛用するサックス奏者も多いようです。いずれのタイプのケースも、近年機能的、デザイン的に著しい進歩を遂げており、サックスを保存し、運び、守る、というサックスケースとしての機能は非常に高いものとなっています。「入れたいものが全部入る、デザインの気に入ったもの」で、サックスケースを選んでも良いのが現状でしょう。
サックスケースの機能が高くなったと言っても、使用者が配慮すべき点が無い訳ではありません。サックスケースは、「ほとんどの機種のサックスが入る」という設計で作られており、特定の機種に特化したケースではありません。そのため、入れるサックスによっては、入れたときにぴったりはまらないことが少なくありません。いや、汎用ゆえ、ほとんどがぴったりはまりません。そして使用者が配慮すべきは「詰め物」です。自分のサックスをケースに入れた状態を精査し、隙間やそれによるグラつきを確認し、タオルやスポンジ材等で、密着性を高めます。ケース底、サックス左側の詰め物は工夫しているひとも多いようですが、上側、サックスの右側の詰め物、補強も忘れないでください。また詰め物で隙間を埋める際は、キーへの圧迫を避けることが重要です。詰めたタオルでキーに力が加わったり、パッドが塞がったりしてはいけません。詰め物の工夫が出来たら、ケースをいろいろな方向に揺らし、効果を確認するのは必須です。また「詰め物」は耐ショックのみに注目しがちですが、「擦れ」にも配慮が必要です。詰め物やケース内部に、振動でサックスが擦れ、細かい傷になってしまう場合もありますので要注意です。最近のサックス奏者は詰め物に加え、ケース内に乾燥剤を入れておく人も多いようです。ケース内の湿気による、パッドへの悪影響を防ぐことが出来ます。気に入ったサックスケースを、最適な状態で使用しましょう。
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