本年3月、あの「Travel Sax 2(トラベルサックス2)」で一躍話題となったスペインのメーカー Odisei Music(オデッセイ・ミュージック) から、ついに待望のクラリネットバージョン「Travel Clarinet(トラベルクラリネット)」が日本上陸を果たしました。
ありそうで無かった、クラリネットタイプのキーレイアウトを持ったウインドシンセサイザーです。トラベルクラリネットの魅力に迫ってみましょう。
ビッグバンドのサックス奏者には、クラリネットとフルートの持ち替えが、当たり前のように要求されます。スイング時代のビッグバンドの名曲には、クラリネットリードは「必須」な編成となります。従って一部のサックス奏者には、クラリネットは「自分の担当楽器」となっています。
ところがクラリネットの運指は、フルートの場合と違い、サックスとは大きく異なります。大雑把に言うと、クラの低い「ド」はサックスの「ソ」の運指です。レはラ、ミはシ、ファはド♯、ソは全指開放、ラは左人差し指の腹でAキー、シはうって変わってサックスの全塞ぎのシ、そしてそれより高い音はサックスに類似、なんて感じです。
従ってクラリネットの運指練習は、ビッグバンドサックス奏者にはとても重要な練習です。とはいえメイン楽器ではないクラリネットですから、練習はお座なりになりがち。そんなサックス奏者に、どこでもいつでも、音を出さずに練習できるトラベルクラリネットは、喉から手が出るほどの魅力あるウインドシンセサイザーとも言えると思います。
トラベルクラリネットは、二つの目的で設計されています。そのひとつは、「いつでも、どこでも、練習できる」、頼れる練習パートナーとして、そしてもう一つは、クラリネット奏者の表現の幅を大きく広げる、ステージ使用も可能なクラリネット型ウインドシンセサイザーです。
サイズは通常のクラリネットの約半分(297mm × 88mm × 64mm、400g)、専用ケースもコンパクトかつ軽量です。キーの配置や押したときの感触は、ステンレス製バネを使い、アコースティッククラリネットのキータッチを忠実に再現しています。主要なアルティッシモ運指もプログラムされており、高音域の運指もストレス無く練習することができます。
マウスピースはクラリネットのもの(リガチャー、リード付き)が付属していますが、純然たる運指練習ではアンブシャに変な癖がつかないよう、別売のエクステンションネックとリコーダー型歌口を使うことが推奨されています。これによってクラリネットの指と口の距離を再現でき、アンブシャは息の強さとタンギングだけに集中できるようになります。
オートプレー機能を使用すれば、マウスピースをまったく口に付けずに運指動作だけで発音されるため、息を使わない練習が出来ます。この機能はコロナパンデミックの際に、マスクをしたまま練習したいと、開発者が考え出した機能だそうです。
フルートシンセサイザー、Aerophone Brisaのアンバサダーも言及していましたが、アンブシャと運指の練習を全く別にすることは、練習の効率と成果を上げるためにはとても重要と言われています。
トラベルクラリネットは高性能なウインドシンセサイザーでもあります。50種類以上の内蔵音色、内蔵スピーカー、スマホやタブレットからの音源をBluetooth経由でミックスし、好きな曲に合わせての演奏。トランスポーズ(移調)、運指のカスタマイズ、リバーブ調整なども専用アプリで簡単。もちろんMIDI入力機器としても使えます。内蔵モーションセンサーで、上下動作でピッチベンド、左右動作でビブラートがかけられます。価格は¥128,000(税込)です。
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