サックス 練習・レッスン

体格で決まるサックスのサウンド


実はサックス奏者の体型によって、そのサックスのサウンドは変化します。
以前お話しましたが、サックスという楽器は(というより管楽器全般は)、奏者の体に共振・共鳴して音が出てきます。したがって演奏者の体系がサウンドに影響を与えるのです。
厳密に言うと、骨格の影響と肉付きの影響は少し違います。同じ体つきでも骨太な人と、骨の細い人とは共鳴の特性が違います。大きな体の人は低音域が良く響くサウンドになり、小さな体の人は高音域や中音域でシャープなサウンドを出す傾向にあります。要は、「見た感じ通り」なんです(笑。
なぁんて言ってると、「ぼくは体が小さいから、テナーサックスを吹いても、あの重厚な太い音は出せないんだ」なんて諦めてしまう気の早い人が居そうなので付け加えさせて頂きます。サウンドに影響する「体格」は自分の意思で変えることができます。いや、ご飯を一杯食べて体重を増やす、などということではなく、奏法や演奏中の姿勢を意識することで、「サックス奏者としての体型」を意図的に変えることができるのです。
サックスのサウンドに影響する「体の影響」は、その響き方にあります。サックスのサウンドに関与する「からだの太さ」は、喉から胸にかけての息の容積と同義です。
つまり喉を大きく開け、気管を広げ、胸を大きく広げて肋骨内の容積を増やせば、サックス奏者的に「太い人」になります。そしてその体勢によって太く、大きなサックスサウンドを出すことができます。同様に喉を絞めることでシャープで切れ味のある中音域・高音域を出すことも出来ます。ただしこの一般論は、意外と例外が多く存在します。サックスは本当にこのへんが面白く、また困った楽器です。
サックスのサウンドは自分で作るものであり、1000人のサックス奏者が居れば、1000種の違ったサウンドがあります。これは多分「真理」です。自分の出すサックスのサウンドによぉく耳を傾けてください。演奏中も、また録音もして…。
そして色々吹き方を工夫して自分のサックスサウンドを探し出し、かつコントロールしてください。マウスピースや各種アクセサリを替えるのも良し、アンブシャをあれこれ工夫するも良し、吹く姿勢や呼吸法の研究も重要です。腹筋を鍛えろ、と言う指導者も居ます。サックスのサウンドは「メーカー」や「機種」で決まるのではなく、「あなた自身」によって決められるのです。
前のマウスピースでは一番高い音のF♯が出せなかったのが、これにしたらすぐ出ました。あとサブトーンも簡単に出せるので、これからの練習が楽しみです。
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