サックス 練習・レッスン

サックスで正確な音程を出すには?


音程はサックスの初心者が必ず悩む問題です。ちゃんとチューニングしたはずなのに、高音域で音程が上ずる、とか、低音域で音がぶら下がる(音程が低くなることを、よくこう表現します)。こんな思いをしたことは少なからずあると思います。
今日はそんな音程の克服法をお話しましょう。
 「音程傾向表」というものをご存知でしょうか?一般的なサックスの各音に対する音程の傾向を示した図なのですが、サックスは一般的にオクターブキーを使わないソ♯~ド♯はやや低く、オクターブキーを押さえたレ~ミは高くなる傾向を持っています。
これをベースに自分のサックスの音程傾向表を作るかたもいらっしゃいます。何故かというとメーカーの設計によってサックスの音程の傾向が変わるためです。
先生によっては「音程傾向表」を使ってサックスのコントロールのツボを説明するようです。音程傾向表を作るのは大変なことではありません。シ♭から2オクターブ上のファ♯までのサックスで出せる音の全部の名前を書き、その下に音程の傾向を上下の矢印で記載していきます。
通常の運指が数種あるものは、それぞれを書いておくと良いでしょう。数種類の音でチューニングをした上でこの調査を繰り返すと、自分のサックスの音程傾向が正確に分かります。
というように、サックスとはその構造上、音程が上ずる音と、下がり気味になる音が決まっています。
そしてそれを理解したうえでアンブシャ(咥える力)や息のコントロールで音程の簿調整をする必要があります。また、真ん中のドやド♯の音等には音程が改善される運指が、良く知られているのもがあります。一般的なフレーズでは通常の指使い、2分音符以上の長い音にはその特殊な運指を使う等、自分で指使いを使い分けると良いでしょう。
 もちろん自分のサックスの音程の傾向を理解しておくことも重要ですが、それが総てではありません。その日のご自分のコンディション、また気温によっても音程は変わってしまいます。管楽器はは管の長さで音程を変える楽器なので、気温が変わることで空気の音の伝播速度が変化すると、共鳴する音の周波数が変わります(詳しいことはまた後日)。
そのような条件の変化を捕らえるのに一番役立つのは、「自分の耳」です。自分の吹いているサックスの音をよく聞いて、音程を確認し、狂っていたら調整しましょう。これは理屈よりも実践です。がんばってください。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。
息がスムーズに入っていく感じがしました、又高音部もやわらかく遠鳴りを感じました。
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