サックス アクセサリ

サウンド改造アクセサリ

最近のサックス業界(?)では、「アクセサリ熱」が静かに再燃しているようです。
正確な資料はありませんが、サックスのサウンド改造アクセサリとして、別売のネックスクリューやライアースクリューが出始めたのは2000年代初頭だったと思います。当時いくつかの製品を試してみて、「え、こんな小さな部品で、こんなに音が変わるんだ!」、と感動した覚えがあります。
その後しばらく目立った新製品の出現はありませんでしたが、最近になって形状や材質、多様な工夫が満載のサウンド改造アクセサリが、沢山市場に出回り始めています。流行の深層を覗いてみましょう。

サウンド改造アクセサリの新潮流と言えるのが、「チタンまたはチタン合金」でしょう。
管楽器になじみの深い、真鍮(銅と亜鉛の合金)や洋白(銅、ニッケル、亜鉛の合金)、スターリングシルバ ー(銀92. 5%の合金)等と比較して、何よりも硬く、軽く、錆び難くい金属です。そしてまた、金属であるにもかかわらず、金属アレルギーを起こし難く、医療用にも多用される安全な金属とも言われています。
そのあまりの硬さから、加工し難く、かつ価格も高い、「厄介な金属」だったチタンが、加工技術の進歩で身近なものになり、サックスのサウンド改造アクセサリの材料として多用され始めています。さすがにチタン製のサックス用マウスピースはまだ見かけませんが(トランペット用にはあるようです)、リガチャー、ネックスクリュー、ライアースクリュー、サムフック固定ネジ等に使われています。
チタンは音の伝播速度が速く、優れた音響材料でもあることから、真鍮や他の合金とは一味違うサウンド面での効果が期待できるようです。各種一般金属素材のアクセサリでも、チタンメッキという形態で、新しいサウンド改造の可能性を提案している製品もあります。

チタンと正反対の方向の素材は、天然木材でしょうか。木製マウスピース、木製ネック、木製サムフック、木製サムレスト等が市場に出回っています。
金属製のこれらの部品に対して、全体的に暖かく、甘い方向のサウンドを目指す際に効果的なようです。黒檀、紫檀、カシ等が、その高い硬度と強度から、サックス関連アクセサリに使用されています。
ちなみに世界一硬い自然木材は「リグナムバイタ」という木材で、上手く加工すれば、鋭い切れ味の包丁も出来てしまうそうです。

サックスに限らず「楽器の音色」とは、音の波形の違いであり倍音の構成形態です。
ある周波数の倍音を強調したり、逆に抑制したりすることで、サウンド改造アクセサリは効果を発揮します。アクセサリ導入の際には、この「足し引き」の感覚を判断の目安にするのが、好みのサウンドに早く近づく秘訣だと思います。
「本人が思ってるほど、聴いてる側には違いが感じられない」、とサウンド改造アクセサリの効果を郷撤する人も少なくありませんが、吹いてる本人の気持ちが一番、だと私は思います。

 

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