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6月 2014

Written By: sax on 6月 27, 2014 No Comment


あなたのサックスは、無傷のミント状態ですか?
サックスを長年使っていれば、いくら新品ピカピカのサックスを買っても、どこかにコツンとぶつけたり、知らない間に着いた傷や凹みは避けられないものです。どっかを曲げてしまうこともあるでしょう。
多くのサックス吹きがたぶん一回は、「この凹み(曲がり)、直すべきか、そのままで良いか?」、について悩んだことがあるかと思います。
今日はそんな悩みについてお話しします。

 サックスの曲がり、凹みは、よっぽど品質の悪い金属で作られた安価なサックスでない限り、跡形もなく修理することは可能です。ま、サックスの金額と修理金額とで、コスト的に見合わない、という場合は良くある話です。
 例えばネックの曲がりは、むやみに曲げ直すとパイプが平たくなってしまいますが、パイプの中に融点の低い金属を流し込んで固め、そのうえで不要な変形をしないように曲げ直し、形を整え、バーナーで炙って中の金属を流しだす、という工程で直します。砂をネック内部にぎゅうぎゅうに詰めて、同じように曲がりを治す方法も有るようです。
凹みは「芯金」という金属棒をサックスの内部に通して、凹みの裏側から擦って押し出します。色々な形の芯金を作業デスクに固定し、サックスを持って凹みの部分を芯金先端に合わせて擦る、という高度な技術を要する作業です。
また近年では「デントボール」という金属球を使った凹出し方法も有ります。数十種類のサイズの違う鋼鉄のボールの中から、凹みや修理する場所の曲面に合ったものを選び、それをサックスの内側に入れ、外側から超強力な磁石で引き付けて凹みを押し出します。
表面のラッカーが割れた場合には、再塗布してバフ掛けすれば、修理場所すら分からなくすることも出来ます。

  
 凹みや曲がりの修理の際、留意しなければならないことは、「見た目は治っているが、金属の状態は変わってしまっている」、ということです。凹んだり、直したりした部分はサックスの材料としての金属の振動の特性が変化します。金属工学的に言えば、サックスの凹みは、「局所的に金属を焼きナマシした」ことになり、そこはほかの部分より柔らかくなってしまっています。経験のあるリペアマンの中には、凹みの直しを、「もう一回外側に凹ませること」と称し、推奨しないと言い切る方もいらっしゃいます。
 一般的にサックスの音やサウンド、機能に影響のない凹みや曲がりは、修理する必要はありません。しかし、見る人見る人に、「ああ、やっちゃったねぇ~!」、なんて言われる凹みは、直して忘れたい気も分かります。信頼のおけるリペアマンさんと、よぉく相談してください。

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Written By: sax on 6月 23, 2014 No Comment


季節も春を超えて暖かく、暑くなってくると、リードのケアが心配な季節です。
水分、唾液、その他雑菌と密接なリードは、温度の高い状態では要注意です。春夏でケアすべきリードの保管方法についてお話しします。
 昨今の主流は、「一度湿らせたリードは乾燥した状態にしない」というリード保管方法です。各種のメーカーから、リードを適度な湿度で保管するリードケースが発売されています。
ただし、この方法も絶対という訳ではなく、特に乾燥に頓着しないサックスプレーヤーも少なくありません。リードの管理法、育てる方法は、本当に千差万別で、「これが正解」といった決め手は無いようです。
色々な方法を試して、自分が納得いくものを採用してください。

  
 リードのことを考えるのなら、その製造方法から振り返るべきでしょう。
湿地帯に群生したアシ(ケーン)は伐採され、適度な長さに切られたうえで乾燥工程に入ります。乾燥したケーンはリードの大きさに近いチップに切り分けられ、その素材が精密にリードとしてカット加工されます。加工後、検査器によって検品、硬さの分類をし、箱詰め、出荷となります。
つまり、工場ではリードは「濡らさない」のです。しかしリードを濡らさずにサックスを吹くことは不可能です。
つまり濡れたリードは「奏者の責任」なのです。過度に湿らせないように、演奏中もリードを交換するプレーヤーもいます。
リード購入後の選別作業では、まずすべてのリードを濡らすことから始めるのが常識です。最初の選別でならないリードでも、保管するうちに、また練習で使ううちに鳴るようになる場合もあります。ダメリードはすぐに加工して、調整を施すサックス奏者も多いようです。
 一旦湿ったリードは、適度な湿度、唾液のタンパク、口内の雑菌が住み込みます。不用意に温度の高い、高湿度な条件で保管すれば、すぐにカビが発生しますので夏場は要注意です。
演奏の後、アルコールでひと拭きしてから保管するかたもいます。水洗いもかなり有効です。保湿パックには除菌性能もあるようです。
意外と気づかないカビ除けに、「水に浸けっ放し」があります。水の中では酸素が無いのでカビは発生しません。水が傷まないように、水を入れた瓶にリードを浸けて、冷蔵庫にしまうのも良い保管方法です。
この方法でリードを保管しているサックス奏者は多くいます。早逝したテナーサックスの巨匠、マイケル・ブレッカーもこの方法でリードを管理していた、という「噂」もあります。あくまで「噂」です。

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Written By: sax on 6月 16, 2014 No Comment


いやあ、最近のサックスストラップの種類の多さにはびっくりしますよね。
古典的な首吊り下げタイプやハーネスタイプだけでなく、各種の構造で首や体への負担を少なくする工夫がなされたストラップも数多く発売されています。
金属製のアームを肩に引っかけるという、構造的にもうストラップとは呼び難い革新的なストラップも発明されました。
今日は自分に合ったストラップの選び方についてお話しします。

 ジャズ系のサックス奏者の間には、都市伝説とも言うべき「ストラップの条件」があります。
「フックは金属、スリングはヒモのストラップは音が良い」、というものです。これは、正真正銘の「都市伝説」で何の根拠もありません。
スリングの種類やフックの材質で、吹奏者への音のフィードバックや、微妙なサウンドへの影響があるかもしれませんが、「好み」の範疇を超えるものではありません。
使い易さやサックスのホールディングの頑丈さの方がはるかに重要な要素だと思います。

  
 ストラップ選びで最も重要なのは「カッコ良さ」です。あ、軽薄なことを言ってすみません。
でも、自信を持ってサックスを演奏するためには、ファッション的なコーディネートも重要だと思います。気に入ったデザインのストラップである、ということは演奏時のリラックスを呼べると思います。
 第二の要素は、首へのサックス重量の掛かり具合でしょう。
 サックス奏者のかなりの人数が、首への負担で悩んでいるようです。ひどい場合は頸椎ヘルニアに進行する場合もあります。各種のストラップが、首当ての形状のカーブやクッションの柔らかさ等で、首への負担を軽減させる工夫をしていますが、それを使う人たちの首の形状、その周りの筋肉の状態、サックスを吹くときの姿勢、等、千差万別の要素を持っています。
ストラップの首当ては、首の支点に近い位置に来れば、サックスの重さを首で支えなくて済むようになります。首の支点は肩の線より下になりますので、無造作にストラップを引っかけると首の高い位置で、てこの原理で首に余計な重量負担をかけることになります。ストラップを掛け、サックスを吊り下げた状態で首を前後に傾け、首の下の「動かない部分」に首当てが乗っていれば最高の状態です。この状態では、首ではなく肩がサックスの重量を支えています。
 首への負担がクリアできるストラップが選べたら、それが演奏時のアクションに耐えられるかのチェックも必要です。ちょっと体を動かしただけで胸が締まる感覚が生じる場合は、首当てとスリングの形状や長さのバランスが、自分の体に合っていないことが少なくありません。
 呼吸の深さに影響を与えますので、このようなストラップは選ばないほうが良いでしょう。

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Written By: sax on 6月 10, 2014 No Comment

管楽器の中で、サックスて本当に身近な存在だと思います。統計的には正しいところはわかりませんが、管楽器奏者人口の中でサックスが占める割合はかなりのモノだと思います。
それゆえに、サックスの構造の単純性も関係しているとは思いますが、サックスを愛する人たちがたくさんの変わり種サックスを製作しています。
今日はそんな「変なサックス」、「異種サックス」についてお話ししましょう。

 
 ここ数年注目されているのが、ポリカーボネートやABS樹脂で出来ている、いわゆる「プラスチックサックス」ですね。
 チャーリー・パーカーの時代の「グラフトン」はアクリルと金属で出来ており、見た目がプラスチックの割には、めちゃくちゃ重いサックスでした。
 しかし現代のプラスチックサックスは、ほとんど金属を使わない、正統派の「プラスチック製」と言えるでしょう。キーもシャフトもプラスチック、針バネを使わずに小さなコイルスプリングでキーアクションをサポートしています。
 特筆すべきは、トーンホールを塞ぐパッドがシリコンゴム製ということ。パッドの隙間はサックスにとって命とりですが、柔らかいシリコンゴムをパッドに使うことで、「フニャフニャしてるので、押さえれば変形してぴったりと穴を塞ぐ」という理屈で、調整不要なパッドを実現しています。
 構造的には完全な「サックス」で、決して「サックス風おもちゃ」ではありません。音程良し、サウンド良し、吹奏感もまぎれも無くサックスです。
 唯一の金属サックスとの違いは、全体の材料強度の弱さゆえ、大きな音が出し難い事でしょうか。息を過剰に突っ込んでブローすると、「バリバリ」と限界を超えた音になってしまいます。

EWI(Electronic Wind Instruments)やサックスシンセもサックスの変わり種です。
 サックス型のコントローラーでシンセサイザーを制御し、多種多様なサウンドをサックスの運指と息使いで出すことが出来ます。AKAIのEWIシリーズは静電タッチ型のキーで、「ちょっと触れるだけで押さえたことに成る」のに対して、YAMAHAのWXシリーズはメカ式キーによって、本当のサックスのキーアクションの様にキーを「パタパタ」と動かします。

  
 「ザフーン」に代表されるポケットサックスも変わり種サックスでしょうか。
 マウスピースはサックスのもの、そこから下は「リコーダー」という、あのサックスのキーメカニズムを完全になくしてしまったサックスの仲間です。というよりも、クラリネットに近いかもしれません。
 コントロールには多少の癖があるようですが、音の出し易さは抜群です。キャンプや旅行、宴会のお供にするポータブルサックスとしても、かなり本格的な音楽が出来ると思います。

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Written By: sax on 6月 5, 2014 No Comment


 アメリカンとフレンチと言っても、コーヒーやトーストの話しではありません。フルートの吹き方の話しです。サックス奏者はフルートの持ち替え演奏も多いので、たまには「フルートのうんちく話」もしてみたいと思います。
 フルートの演奏姿勢の基本形は、アメリカンスタイル(ジャーマンスタイルとも呼ばれます)とフレンチスタイルの2種類があります。アメリカンスタイルは、「外組み・外吹き」、フレンチスタイルは、「内組み・内吹き」とも呼ばれ、両者はフルートの組み立て方と、唇のリッププレートへの当て方の違いがあります。
アメリカンスタイルは、主管のキーの並びの中心線(ほとんどのキーの円の中心を通る線)にヘッドの歌口の穴の中心を合わせて頭部管をセットします。キーとリッププレートの穴がほぼ平行な状態です。その組み方で唇の下の顎の部分をリッププレート手前におき、アンブシャ(息を出し音を出す唇の形)を作ります。そうです、ほとんどのフルート教則本で紹介されているフルートの演奏姿勢はこのアメリカンスタイルです。
かたやフレンチスタイルは主管のキーの中心線に、リッププレートの穴の端(外側)を合わせます。アンブシャはリッププレートに顎を当てるというより、下唇をリッププレート手前側に当てる感じです。

 
 両者の違いは、歌口の音を出すエッジの部分と、アパチャー(上下の唇で作る、空気を出す穴)の距離です。簡単に言えば、唇の空気の出口と、音の出るエッジの位置が遠いのがアメリカンスタイルで、近いのがフレンチスタイルです。
極端な言い方は物議を醸しだすかもしれませんが、アメリカンスタイルはその距離の長さからサウンドに息の雑音を含み易く、ざらついた音になりがちと言われます。ただし、その距離ゆえ、ある程度アンブシャの許容度が増し、ぴったりとアパチャーの位置が合っていなくても音が出やすいというメリットもあるようです。
フレンチスタイルはアパチャーとエッジが近いため、よりピュアなサウンドが出せると言われています。ただしアンブシャの位置はかなりシビアで、ちょっと角度が狂えば音が出ない、なんてことにもなり兼ねません。多くのクラッシックのフルート奏者の巨匠たちは、このフレンチスタイルで演奏しています。
 実はフルートの設計も、これらのアメリカンスタイル、フレンチスタイルのどちらを基本とするかで変わってきます。メーカーによっては、取扱説明書にフレンチスタイルの組み方を明記してあるものもあります。
フルートは非常に繊細な楽器です。あなたに合っているのはアメリカンとフレンチの間の「ジャパニーズ(?)」かもしれません。
両者のスタイルの違いの存在を知り、自分のベストスタイルを作り出して構わないと思います。

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