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12月 2013

Written By: sax on 12月 30, 2013 No Comment


意外と気が付かない、すんごい細かい気配りをお話ししましょう。
最近のサックス奏者のほとんどは、電車移動の際にはソフトケースやパックケース等の、小型軽量ケースでサックスを持ち運んでいると思います。
ケースが細身の場合、ケース本体にはネックを収納する場所は無く、ネックはネックポーチに入れたり、クロスに包んで、サックスのベルに収納する場合が多いと思います。
この「ネックポーチ」や「ネックの包み方」への気遣いは何かされていますか?
「あっ?」、と自分のケースを振り返るかもしれない、凄く細かい留意点を聞いてください。
 ネックはベルのカーブに沿って、ベルの中に収納します。ベルの内部が傷つかないように、ネックを何かで包む訳ですが、さて、ベルとネックはどこが接点になっていると思いますか?
まあ簡単な答えです。ベル内部下側のカーブが上側を向いている部分と、ネックのボディ接合部(シャンクまたはテノンと呼ぶ部分)の下側先端が、包んだポーチやクロスの布を通して当たっています。しかも、「点」で接触しています。そしてその「点」にはネックそのものの全重量がかかっています。
もし何も包まずに、裸のネックをサックスのベルの内部に差し込んだ状態を想像してみてください。ほら、曲がったパイプにネックが引っかかって、ブラブラしてますよね。しかもネックの付け根の円の一点だけで引っかかり、ネックの先端が左右にフラフラしています。
このネックの付け根は、サックス本体に差し込まれる部分で、完全な「円」でなければならない大事な部分です。もしこの部分が凹んで、ネックに差し込む部分が歪んでしまったら、本体にネックを差し込むことが出来なくなったり、ネックスクリューを締めても息が漏れる、なんてことになりかねません。
こんな大事な部分を、あなたはどんなもので包んで、ネックの中に仕舞っているのですか?

 
 市販のネックポーチはこのベル内部との接点は補強されるよう、厚手の布になっています。ただし、ものによってはネックの先端が左右にぶれる場合もあります。
移動の際にネック先端が、ベル内部にぶつかるかもしれません。ポーチに入れても全体にタオルを巻いたほうが良いかもしれません
。またクロスでネックを包んでいる方は、包み方や布の厚さを是非考えてみてください。
移動の際にサックスのベルの中で、ネックがあっちこっちにぶつからないように、ちゃんと対策をしておいてくださいね。

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Written By: sax on 12月 23, 2013 No Comment


年配のサックス奏者の方々は、「ムードテナー」という言葉をご存知かと思います。
テナーサックスの名プレーヤー、サム・テイラーや故・松本英彦さん、故・宮沢昭さん達が、演歌のメロディやポップスの名曲を、雰囲気たっぷりに朗々と歌いあげたインストの演奏です。むせび泣くテナー、唸る、吠える、囁く、あらゆる表現を歌の代わりにテナーサックスで演奏したものです。
テナーサックスの音域と音質が、人間の歌声に「ばっちり」合うので、テナーサックスが多用されました。「ムードテナー」という呼び方こそ死語に近くなってしまいましたが、歌の代わりに楽器で演奏するスタイルは、決して古臭いモノばかりではありません。お店などのBGMは、歌が入ると生々しくなってしまうので、インストの曲が多く流されています。
しかし、かつての「ムードテナー」ほど、「臭く」演奏することは少ないようです。しかし、この「臭さ」がサックスの表現力の原点だと私は勝手に思っています。

 
「歌の上手い人」の最大の武器は「表現力」です。もちろん声質や音程の正確さは最重点項目ですが、細かいビブラートや間の外し方、音程の揺らぎ、強弱のダイナミクス、擬音、こぶし、等々、表現の幅を拡大させる、また感動を作り上げる技術は数えきれないほどあります。そしてそれらを使いこなしているのが、プロをはじめとする「歌の上手い人」達です。
 好きな曲を一曲選んでください。
演歌じゃなくても良いですが演歌がお奨めです。多くの演歌歌手は極端に感情を入れて、その歌い上げてますので。そしてそれを思いっきり、感情をこめてサックスで演奏してください。
もちろん「棒吹き」で吹いたら、ただの雑音です。歌手の表現を出来る限り真似して、「歌って」みてください。何度も何度も練習して、演奏に色気が出てきたら、かなり高度なサックス演奏テクニックが会得出来ているはずです。
もちろん演歌とジャズ、ロックとはリズムもテンポも、またビートも異なります。
しかし演歌の曲をそれなりに歌い上げることができるようになれば、例えばカウント・ベイシー・オーケストラの伝説のリードアルト奏者、マーシャル・ロイヤルが、どうやってあのように「歌って」いるかが理解できるようになると思います。
賛否両論とは思いますが、「演歌は日本の心」らしいです。一曲演歌を練習してみませんか?

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Written By: sax on 12月 17, 2013 No Comment

サックスほど都市伝説や神話系のネタが多い楽器はそうないでしょう。ま、リガチャーの位置を数ミリずらしただけで音が変わるとか、ストラップのフックは金属のほうが響きが良くなるとか、まんざら嘘とも否定できない「めっちゃ細かいこだわり」が、当たり前のように伝承されている楽器ですので、どんなウソ臭い噂もつい信じてしまいます。そんな真贋の不明な噂の中で、今日は「リード」にまつわるネタについてお話しします。
 「リードは皮の表面に斑点があるほうが良く鳴る」。こんな噂を聞いたことはありませんか?剥いていない表皮の部分が滑らかなリードより、斑点やシミが付いているリードのほうが、良く鳴るし、持ちも良い、という都市伝説です。
あ、もう言っちゃった。これは口裂け女級の都市伝説です。
リードは天然の素材ですので、その表皮の状態も様々です。多分、経験上そのようなケースが多かったサックス奏者、または、きれいな表皮のリードの中にたまたま「汚い」リードを見付けて、なんとなく貴重な気がした人が居たのでしょう。私はまったく信じてはいません。ただし左右の端の厚さがあまりに異なるリードは、場合によっては外れかもしれません。(こんな状態で鳴るリードも無い訳ではありません。)

 「リードに小さな穴を空けると良く鳴るようになる」。これはそのための商品が、かなり昔から販売されていますので、何とも言えません。
私自身で穴を空けてみたことはありますが、効果は???でした。ただ、どうしようもないダメリードは、加工して救えればそれに越したことはありません。削るのもアリ、擦って押しつぶすのもアリ、先端カットもアリ、だと思います。
ちなみにリードに穴を空けると、息が漏れそうな感じがすると思いますが、それはありません。
また、「リードの裏面は、完全な平面でなければならない」、と言う方も少なからずいらっしゃいます。新品のリードはすべてガラスやすりで平たく削ってから試奏する、というかたも多いようです。
しかしリードは演奏による水分と、またリガチャーで締め付けられて形が多少変わりますので、「平面」にどこまでこだわるべきかは難しいと思います。ちなみにマウスピースのテーブル面(リードをセットする場所)は、完全な平面ではない場合が多いようです。明らかに中央部が少しくぼんだ「名マウスピース」もあります。
 ま、どんな神話も、やってみる価値はあると思います。それで効果があれば、「ラッキー!」でしょ?

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Written By: sax on 12月 11, 2013 No Comment

足のふくらはぎの反対側、足の部分では最も「肉の薄い部分」である「ムコウズネ」。ここは、「弁慶の泣き所」とも言われる、人間の共通した急所です。こんなところを不用意に柱にでもぶつけたら、息も出来ずに悶絶すること数分は間違いなしです。さてサックスの弁慶の泣き所、向こうずねはどこなのでしょう。サックスのどの部分も、「衝突事故」は避けるべきなのは当然ですが、特に注意を払うべき、「サックスの急所」についてお話ししましょう。
 「急所」には物理的に弱い、という部分もありますが、「ありがちな事故で傷つく部分」という急所もあります。それが、管体の右側、ネックに近い部分に立っている、ロングシャフト用のシャフトポストです。
サックスの転倒事故は、ほとんどの場合、右側に倒れます。横に「コテン!」でも縦に「バタン!」でも、多くの場合は左側に倒れ、この急所の頭に大きな衝撃がかかります。管体から直角に生えているシャフトポストの頭をたたいたら、板に釘を金づちで打ち込んでいるのと同じです。ポストの土台部分に大きな力がかかり、管体がそこだけ凹んでしまいます。ネックに近い部分なので、ここの凹みはサウンドへの影響力が大きいのはもちろんです。所有者が知らないうちにダメージを受けている場合も少なくありません。管体の上から指を入れ、このポストの付け根の部分を触ってみてください。管体の裏に向かって「膨らんで」いたら、どこかでこのポストに衝撃を受け、管体が凹んでいるということです。直すかどうかはリペアマンに相談してください。

 テナーサックス特有の急所もあります。分かりますよね。
そう、ネックです。
長くて細いテナーサックスのネックは、わずかな力でも簡単に曲がってしまいます。一旦曲がってしまうと、事通りに戻すにはかなりの技術を必要とします。ネックの各部を指で触り、どこかで管が楕円になっている感じがしたら、ネックは曲がっています。曲がったネックはサウンドにも、また音程の正確さにも悪影響を与えます。
 サックスの部品で一番「弱い」部分はベル(朝顔)の縁です。きれいに開いたベルのカーブは、外からの衝撃で簡単に変形してしまいます。まして、構えた時に前に出る部分ですので、事故に会う確率も少なくありません。
あなたのサックスの「ふわっと広がったベル」が、「ベロンと曲がったベル」になっていないか確認してみてください。ま、しかし、この辺の変形は、サックスの機能にはほとんど無関係です。

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Written By: sax on 12月 4, 2013 No Comment

サックスの場合「セッティング」と言うと、マウスピース、リガチャー、リードの種類とその組み合わせのことを指します。まあ、「口周りの工夫」てぇとこでしょうか。セッティングには色々な「定番」や「マニアックな噂」、ひいては「都市伝説」的なネタまで、様々な情報があります。そんな話を色々な角度からお話ししたいと思います。今回は、アルトの定番、「メイヤー・ラバー」をば。
 日本ではマイヤーとメイヤーとも呼ばれている(アメリカではマイヤーが正しい発音のようです)、アルトのマウスピースのレジェンド、MEYERは、まさにジャズアルトサックス用マウスピースの正統派です。ジャズアルト用のヴィンテージ・マウスピースには、セルマー・ソロイストとメイヤー・ブロスという両巨頭が存在し、両者はそれぞれ絶大な人気を持っています。ヴィンテージ同様、現代のマウスピースでも「セルマー」と「メイヤー」は人気を二分していますが、今回はメイヤーのセッティングについてお話ししましょう。メイヤー・マウスピースの特徴は、なんといってもそのサウンドにあります。基本的には抜けの良い遠鳴りする芯のしっかりしたサウンドですが、その中にほんの少しの「ザラザラ感」を含んでいます。その要素が「枯れたサウンド」を演出する訳ですが、メイヤーの場合、セッティングでその濃淡が調整できるのです。

 セルマーやハリソンなどの軽量・低質量系のリガチャーを選び、バンドレンの青箱等のアンファイルド(フレンチカット)のリードを組み合わせれば、透き通った透明感のある、明るめのサウンド。また逆に、ロブナーや石森などの重量級・振動吸収系のリガチャーと、RICOやラ・ボーズ、バンドレンJAVA等、「がっつりジャズ系」のリードを組み合わせれば、暖かく、スモークーな極太のサウンドを楽しむことも出来ます。また奏法によってもサウンドのコントロールが容易です。このように奏者のセッティングや好みで、多様なサウンドカラーを持たせることのできるメイヤー・ラバーは、「非常に便利なジャズマウスピース」と言えるでしょう。メイヤー・ラバーはマウスピースの中でも決して高価な部類ではありませんし、有名なジャズアルト奏者、リッチーコールの使用する、ヴィンテージ・ニューヨークメイヤー5番を基にデザインされた、暖かな音色、滑らかな音の芯が特徴の「リッチー・コール・モデル」や、 ポールデズモンドが使用したことで有名なヴィンテージ・マウスピース、MCグレゴリーを復刻したモデルなどもラインナップしています。

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メイヤー Meyer アルトサックスマウスピース
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