Home » Archive

11月 2013

Written By: user on 11月 22, 2013 No Comment
サックスの常識:ソプラノ

同じサックス吹きでも、アルト奏者はバリトンサックスやテナーサックスの多くは知りません。自分の吹いているサックス以外のことは意外と知らないものです。何かの際の役に立つかも、程度のノリで、各種サックスのそれぞれの常識や「あるあるネタ」を紹介しましょう。今回はソプラノ編です。
 ソプラノサックスはアルト奏者やテナー奏者の持ち替え演奏の場合が多いので、そのサックスの「理解者」は少なくないと思います。しかし、それゆえに、「テナーなら、こう出来るのに」や「アルトなら、ここはやり易いのだが」という文句が数多く寄せられる楽器です。はい、ソプラノはかなり可哀そうなサックスだと思います。可哀そうな筆頭は、「棒」であること。カーブドソプラノも近年多く普及していますが、古くは「ソプラノサックス=ストレート」です。今でも8:2程度の比率でストレートソプラノがマジョリティ(多数派)でしょう。あの、「棒」はどう構えれば良いのでしょう。いちおストラップリングは着いています。ストラップに引っかけて、ほかのサックスと同じように吹こうとしたら、当然真下を向いて吹くことになります。あまり格好良くないですよね。で、前を向けばかなりの重量が右手親指に掛かります。重いです。かなり親指が痛くなります。多くの「棒」ソプラノサックス奏者は、この重量配分の按配を自分で考慮して、上向きになったり下向きになったり、親指を鍛えたりと、日々努力しています。ちなみにヴィンテージの名器、セルマーMark VIのソプラノは非常に軽く作られており、思いの外親指に負担がかかりません。必要が無いので標準ではストラップリングが着いていません。
次のソプラノサックスの特徴は、「音程キープの難しさ」です。正しい表現では、「イントネーション・コントロールの難しさ」ということですが、チューニングをしっかりとした後でも、各音の音程を正しく出すのに高い技術が必要なのです。サックスは管体の穴の間隔を、音の高さの「波長」に一致させて、音の高さをコントロールする楽器です。ソプラノサックスの上のほうのトーンホールは、満員電車のように「穴が混んで近づいて」います。ソプラノサックスの高音域では、半音の違いの波長の差が非常に小さくなります。要は、どんな状態でも簡単に一音くらいはずれてしまうのです。ずれてしまうので直すのは奏者です。また、楽器自身もそこまで正確に作ることが出来ません。ソプラノサックスは本当に、「耳で吹く」サックスなのです。

残り2名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 18, 2013 No Comment
サックスの常識:アルト

同じサックス吹きでも、アルト奏者はバリトンサックスやテナーサックスの多くは知りません。自分の吹いているサックス以外のことは意外と知らないものです。何かの際の役に立つかも、程度のノリで、各種サックスのそれぞれの常識や「あるあるネタ」を紹介しましょう。今回はアルト編です。
 アルトサックスはサックスの王道とも言うべき、最もプレーヤーの多いサックスです。その音色、大きさの手頃さ、操作のし易さは同じサックスの仲間の中でも群を抜いており、それゆえに「初心者はアルトから」というアドバイスが定番になっています。アルトサックスのネックの角度は、奏者に対して理想とも言える角度が実現されており、演奏姿勢も無理なく理想形を維持することが出来ます。またベルも奏者に近く、「自分の音が良く聞こえる」のがアルトサックスです。操作系をコントロールするシャフトの長さにも無理がなく、指の操作に対する楽器の反応もスピーディーです。速いフレーズを吹くためには、アルトサックスは最適のサックスです。
 なにか、「パーフェクト・サックス」の感があるアルトサックスですが、アルトサックス吹きにはそれなりの悩みや不具合も、決して無い訳ではありません。ま、ほかのサックスの奏者からは、贅沢な悩みと言われかねないものもありますが。悩みの第一番目は、座奏時の構え方です。アルトサックスの長さだと、体の右側に構えようとすると、妙に両足を左側に捻らなければなりません。男性奏者がこれをやると、妙な「シナ」を作ってる感じです。なもので、通常ビッグバンドのアルト奏者は、サックスを両足の間に挟みます。例えるならば、「釣りの格好」とでも言いましょうか。男性の場合はそれなりに収まりますが、こんどは女性アルト奏者の場合に、なにか違和感のある見栄えになります。要は、アルトサックスは「非常に中途半端な大きさ」なのです。
急にまじめ、かつ哲学的な話に移りますが、今度はアルト奏者のサウンドの悩みです。多くの音楽好き、ミュージシャンに聞きましたが、その多くは、「アルトサックスらしいサウンドというのがある!」と断言します。聞くほうも吹くほうも、一緒に演奏する仲間にも、アルトサックス奏者は「アルトらしい音」を期待されているのです。それなのにマルセル・ミュールのサウンドもディビッド・サンボーンのサウンドも、時代を超えたアルトサウンドです。だれにも、「何がアルトらしいか」が分からないのです。テナーもバリトンも、「自分らしいサウンド」で多くの皆さんは納得してくれます。しかしアルトの場合は、「なんか、アルトの良さが出てないな!」なんて文句を言われたりします。アルトサックス吹きの皆さん、経験ありますよね?

残り2名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル2大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 15, 2013 No Comment
サックスの常識:テナー

同じサックス吹きでも、アルト奏者はバリトンサックスやテナーサックスの多くは知りません。自分の吹いているサックス以外のことは意外と知らないものです。何かの際の役に立つかも、程度のノリで、各種サックスのそれぞれの常識や「あるあるネタ」を紹介しましょう。今回はテナー編です。
 妙に中途半端な大きさのテナーサックスは、かなり譜面が見辛いサックスです。ネックがマウスピース側から一旦上に曲がっているため、そのネックの盛り上がり部分が視線の邪魔になります。バリトンも視線を邪魔しそうですが、ネックの角度と渦巻の巻き方で、そんなに視線を邪魔しません。なもんでテナーサックス吹きは、ちょっと横目で楽譜を見る癖がついています。またテナーサックス奏者のほとんどは、立奏時、座奏時ともに、右足の太ももの右側に楽器を充てて演奏します。そのため演奏姿勢が、妙に左に傾くのがテナーサックス吹きの標準演奏姿勢です。まれに体の中心にテナーサックスを構えた立奏姿勢で吹くプレーヤーも少なからず居ますが、ある程度両足を開いた、かなり「男らしい」姿勢になります。またほとんどのテナーサックスは、右足の太ももに擦れる管体左側部分から、ラッカーが擦り減り、細かい傷が付くようです。
 ネックのトラブルが多いのもテナーサックスです。細くて長いテナーサックスのネックは、不用意に力を加えると簡単に曲がってしまいます。マウスピースの抜き差しをしただけで、ネックが微妙に曲がります。テナー吹きは必ずネックに手を添え、しっかりと固定した状態でマウスピースを抜き差しします。テナーサックスの場合は、ネックのハンドリングには最新の注意を払う必要があるのです。ネックの交換が最もサウンドに対する影響が大きいのも、テナーサックスだと思います。
また、「手が濡れる」のもサックスの中でテナーが一番です。多かれ少なかれ、サックス奏者等の管楽器奏者は、息の水分が楽器の中で結露した水で、手や服を濡らしてしまいます。しかしテナーの場合はちょっと特別な事情があります。サックスを構えた姿勢と、管体内を流れる水、そしてトーンホールの位置が相互に関与して、「トーンホールから漏れ出す水が、左手を濡らす」確率が格段に高いのです。同じ理由でパッドが水分で劣化したり、トーンホールに張り付く確率も高いので、テナー吹きは演奏中も、神経質と思えるほど頻繁に、吸水ペーパーでパッドの水分を拭き取っているようです。

残り2名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 11, 2013 No Comment
サックスの常識:バリトン

同じサックス吹きでも、アルト奏者はバリトンサックスやテナーサックスの多くは知りません。自分の吹いているサックス以外のことは意外と知らないものです。何かの際の役に立つかも、程度のノリで、各種サックスのそれぞれの常識や「あるあるネタ」を紹介しましょう。今回はバリトン編です。
 バリトンサックス吹き以外の方で、バリトンサックスを吹いたことのある人は、かなり少ないと思います。あの大きさを見ただけで腰が引けますよね。いわゆる「バリサク」には、特殊な特徴が満載です。その第一が「スワブ要らず」でしょう。っていうか、あんな長いものにクリーニング用スワブは通せません。ネックの先がぐるりと一周回っているので、スワブはここに引っかかってしまうでしょう。それでも汚れは溜まりません。息の水分はすべて最初の「ぐるり」で管内に溜まり、ウォータードレイン(唾抜き)から排出されます。そうそう、トランペットやトロンボーン等の金管楽器では当たり前の「唾抜き」がバリトンサックスには着いています。唯一の掃除用具は曲がるシャフトを持ったバリトン用掃除棒です。くるりと回ったパイプの3/4ほどまで入り込み、水分や汚れを拭き取ります。
 バリトンサックスのもうひとつの特徴は、「足がある」ことでしょうか。U字管から、「ペグ」や「レスト」と呼ばれる足が出ています。この足は着脱可能、かつ伸縮自在(限度はあります)な丈夫な脚です。さすがに立奏時は使えませんが、座奏時にはこの足を「地に着けて」、その重量を感じること無く演奏することが出来ます。ペグの先端には滑り止めのゴムが付いています。
キーの間隔の広さもサックスの仲間の中では一番です。かなり指を開かないとキー操作が不自由になるモデルやメーカーもありますので、購入時には注意が必要です。また右手もかなり延ばしてキーを操作しますので、右手手首の曲がり具合もサックスで一番です。「吹いていて手首が痛くなる」サックスはバリトンサックスだけでしょう。もちろんキー位置の調整は可能ですので、演奏姿勢に無理がある場合は、それなりの改造が可能です。

残り4名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 8, 2013 No Comment
セッティングよもやま話:リンク・メタル

サックスの場合「セッティング」と言うと、マウスピース、リガチャー、リードの種類とその組み合わせのことを指します。まあ、「口周りの工夫」てぇとこでしょうか。セッティングには色々な「定番」や「マニアックな噂」、ひいては「都市伝説」的なネタまで、様々な情報があります。そんな話を色々な角度からお話ししたいと思います。まずは、テナーの定番、「リンク・メタル」から。
 リンク・メタルとは、言わずと知れた、オットーリンク・メタルマウスピースのことです。テナーサックス吹きのかなりの人数がこのマウスピースを使っている、いわゆる「定番」です。定番ゆえに、色々な工夫やアイデアが巷に出回っていますので、そんな情報をお話ししましょう。リンクメタルの場合付属のリガチャーの性能の、質のばらつきが多くのユーザーの悩みの種となっています。リガチャーによってはしっかりとリードを固定できなかったり、ネジがうまく回せなかったりします。リードを押さえるH型の「プレッシャープレート」の四隅をリード側に少し曲げる(手では無理。ペンチが必要です)と、リードの固定がしっかりする、というプレーヤーがいます。また付属のリガチャーは諦めて、セルマーのジャズメタル用のリガチャーを使っているプレーヤーも少なくありません。リンク・メタルとセルマーのアルト用ジャズメタルマウスピースのリガチャーとの相性は抜群のようです。有名なリフェース職人がチューニングして販売しているリンク・メタルは、このセルマーのジャズメタル用のリガチャーをフィッティングして付属させている場合も多いようです。また、リンク・メタルのマウスピースそのものではなく、ヴィンテージのリガチャーだけも高額で流通しています。昔のリガチャーは、非常に作りが良いようです。またウッドストーンのリンク・メタル用リガチャーも評判が高く、人気のセッティングです。
リンク・メタルはジャズテナープレーヤーの定番ですで、暖かで、やや枯れた、太いサウンドが身上です。これに合うリードとしては、ラ・ボーズが一番でしょう。とはいえ、50年前のメインストリームジャズでは、リンク・メタル+ラ・ボーズというセッティングは王道のそれでしたが、今はもっと多様なようです。ラ・ボーズのリードは、「バリバリ鳴るが、輪郭がまろやか」という評価が多いようです。

残り4名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 4, 2013 No Comment
サックス吹きは万能?

サックスにはソプラノ、アルト、テナー、そしてバリトンまで、通常使われるだけで四種類のサックスがあります。音域が高いほうにはソプラニーノ、ソプリロ、低いほうではバス、コントラバス、チューバックス等の特殊なサックスもラインナップされています。音の出る理屈と指使いはすべてのサックスで同じです。またアルトサックスやテナーサックスのプレーヤーが、曲によってソプラノサックスに持ち替えて演奏することもよくあることです。サックス吹きは、全部のサックスを簡単に吹いてしまうのでしょうか?
 すべての管楽器において、発音の原点であるマウスピースの大きさは、その楽器の音域に関係付けられています。金管であればチューバのマウスピースの直径はトランペットのそれの倍以上あります。サックスの場合も、バリトンサックスのマウスピースの長さは、ソプラノ用のモノに較べ3倍近くの長さがあります。くわえた感覚はおでんで例えたら、「ちくわぶ」と「赤ウインナ」くらいでしょうか?(分かり難くてすみません。汗)ま、とっても違う訳です。またリードの大きさも違います。バリトンのリードはソプラノの倍以上の長さです。そんな大物と小物のコントロールが同じな訳がありません。また現代のサックスは音域というだけでなく、それぞれのサックスに音楽的な個性が割り当てられています。バリトンサックスはパーカッシブな切れの良いサウンドで、ビッグバンドやソウル系バンドの低音域をリズム楽器のように支えます。またソプラノサックスは甘く抒情的なサウンドで歌い上げます。アルトやテナーにも各々の「個性」を持っています。
結論から言いましょう。持ち替えは非常に大変です。あなたがアルトサックス奏者だとして、ソプラノを持ち替えで吹きたいのなら、今の倍の練習が必要です。アルトの練習時間と同じだけの練習をソプラノにかけてください。あ、これは最初の最初の場合です。二本吹きに慣れて、両者の特徴と差を体が理解してくれば、そこまでストイックに練習は必要ありません。ただしバリトンでは必須のスラップタンギングをマスターすることや、ソプラノの音程のコントロール、テナーのサブトーン、アルトのレガートタンギング等、それぞれのサックスでその特徴を生かす技術も必要です。サックス奏者として持ち替えは「表現力の拡張」に他なりません。真面目に取り組んで、真面目に楽しんでください。

残り6名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 11月 1, 2013 No Comment
練習と休憩

サックス吹きの皆さん、練習してますか?そして、ちゃんと休憩してますか?練習も大事ですが、練習の間の「休憩」も大事です。ちゃんと必要な休憩をはさんだ練習こそが、本当に良い練習と言えるのです。
 大昔の体育系部活動では、「うさぎ跳び」なる基礎体力のための練習がありました。どのクラブも、「うさぎ跳び、校庭5週!」とかの先輩の号令で、部員全員が「しゃがんでジャンプする」うさぎ跳びを繰り返して校庭を回っていました。今ではそんな部活はほとんど無いそうです。「うさぎ跳び」の運動としての効果が、辛さに比べてほとんど無い事が近年になって証明されたからです。昔は「辛ければ鍛錬。心が強くなる!」、なんてことを平気で言う先輩や指導者がいました。いまだにシゴキが問題になっていますが、音楽の練習には、こんな「気合論」は取り入れないでくださいね。楽しくない練習で、楽しい音楽が出来る訳がありません。
 サックスの練習で思いつく基礎練習と言えば、「ロングトーン」、「タンギング練習」、「スケール練習」等がありますが、これらすべてに「休憩」が重大な意味を持ちます。基本的に金管楽器の場合は30分吹いたら10分休む、に近いことが多くの指導書に書いてあります。これは金管楽器の場合は、奏者は直接自分の唇を振動させるので、物理的に唇が「バテて」、音が出なくなってしまうからです。サックスの場合はそこまでの物理的疲労はありませんが、口輪筋(口の周りの筋肉)や背筋のストレスは甘く見ないほうが良いでしょう。サックスは練習の種類に応じて、それぞれ適切に休憩してください。ロングトーンは無造作な「長い音」ではなく、メトロノームを使って120くらいのテンポで、4拍、8拍というようにちゃんとした音符の長さで吹いてください。4拍吹いたら4拍休み、8拍吹いたら8拍休み。そして音程のコントロールが辛くなりそうなところで長い休憩、って感じです。ロングトーンは口輪筋に負担がかかりますが、どのくらいでバテるか、またどの位の時間でどの程度回復するかを知ることも重要です。タンギング等の「音を出す訓練」はすべて同様に考えて構わないでしょう。
スケール練習、12キーのフレーズ練習等の、「音楽の技術」の練習での休憩は、体の休憩というより、「頭の休憩」が重要です。これらの練習は適度な休憩で頭をリセットしてください。休憩後はスケールの最初の音を変えて練習を再開したり、練習するフレーズの順番を変えてみるとか、指や頭をリセットし、違うことに素早く順応できる自分を作ることで、「本番の演奏」で使える技術が身に着きます。スポーツも同じですが、実践で役に立つ練習、が一番重要ではないでしょうか。

残り6名様 AIZENから初秋の贈り物
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates