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4月 2013

Written By: user on 4月 29, 2013 No Comment
マウスピースの仕舞い方

例え経験を積んだサックス奏者でも、意外と気を配っていないのがマウスピースの仕舞い方です。たかだか使い終わったマウスピースをケースに仕舞うときの方法でも、色々なやり方と、それに伴う色々な意味があります。今日はそんな些細で、かつマニアックなテーマでお話しします。
 昔のジャズサックスプレーヤーは、「リードはマウスピースから外さず、吹いてそのまま冷蔵庫で貯蔵」、なんて都市伝説的な方法を信じていたという話を聞いています。リードを乾燥させないため、マウスピースにリードを馴染ませる為、等の理由からとのことですが、あまり納得できる根拠はありません。リードの保存という観点で言えば、今は多くの「リードのコンディションを維持する道具」が出回っていますので、練習や演奏をした後は、リードをマウスピースから外し、それなりの方法で保管するのがベストでしょう。マウスピースにリードを付けたままにしておくのは、決して良い事ではありません。
 吹いた後のマウスピースは、内部の水分を拭き取ってから仕舞います。このときマウスピース内部を傷つけないよう、スワブなどは一方向で優しく通してください。そしてマウスピースを仕舞うとき、使わなくなった「死んだリード」をリガチャーで固定しましょう。リードの先端はマウスピースの先端より、少し出っ張らせて取り付けます。そうすることでマウスピースの先端に、キャップが当たって傷つくことが防げます。またリードを挟んでいるので、リガチャー、キャップがしっかりと固定されます。リードを挟んでおかないと、キャップとリガチャーが一緒にマウスピースから外れてしまうことが良くあります。リガチャーの形状にもよりますが、「死んだリード」は使ったほうが良いでしょう。どうせ捨ててしまうものなのですから。
リガチャーによっては、使用時(吹いているとき)と保存時は逆向きに着けたほうが良いものもあります。オットーリンク・メタルの付属リガチャーは、死んだリードを使わなくても上手く仕舞うことが出来ます。リードを占める部分を上部(通常と180度反対側)にしてリガチャーをちょっと締めると…。あら不思議、ぴったりとリガチャーがマウスピースに収まり、かつキャップもちゃんと装着できます。このやりかたは昔からリンク(オットーリンクの略称)ユーザーの間で伝承されているようです。是非お試しください。そして、乾いてキャップをしたマウスピースは小さなクロスなどで包み保管します。銀メッキのマウスピースなら、銀サビ止めの効果のあるポーチやクロスで保管すると黒ずみが防げます。

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Written By: user on 4月 26, 2013 No Comment
マウスピースの良い傷、悪い傷

最近ではかなり高額なマウスピースでも、オークション等で安値で落札できる場合が少なくありません。楽器店でも「ユースド(中古品)」のマウスピースを販売しているところも多くなってきました。ただし、オークションや中古であるため、新品箱入りに比べて、やはりその状態は気になるところです。試しに吹いてみるのが一番ですが、オークションではそれもままなりません。今日はマウスピースの傷の判断と、音への影響についてお話しします。
 一番注意すべきはマウスピース先端(ディップ)の傷です。ここはマウスピース使用時に、うっかりと傷を付けてしまいがちな一番の危険個所です。その上ここの傷は、「音が出ない」、なんて場合も引き起こす、重大な影響をマウスピースにもたらします。この先端の欠けや傷は要注意です。次に重要な個所はサイドレール、マウスピースの左右の壁の、幅の細い、先端まで続く廊下のような部分です。ここに傷があったり、また内側の壁に対する角が磨耗して丸まっていたりすると、吹奏感や音質に影響を与えます。左右のサイドレールの幅が同じであることも重要です。極端に左右のサイドレールの幅が異なる場合は、あまり良いマウスピースではないと言えます。また、この部分がやすりなどで後で調整されているかどうかも重要なポイントです。サイドレールがリードから離れ、先端に向かっていくカーブを「フェイシング」と言いますが、この曲線は非常に微妙なもので、むやみにいじるととんでもない結果を引き起こします。サイドレールのフェイシングをいじった形跡が見られるマウスピースには、手を出さないほうが無難です。結構見逃しがちなのが、マウスピースをリード側から見たときの切り欠きの根元のU字型の部分です。ここの部分には、小さな傷でもマウスピースがリードをちゃんと振動させられなくなってしまう場合がありますので注意が必要です。
使い込んだマウスピースでよくある、マウスピースの前歯を当てる部分に付いた歯型、「バイトマーク」は機能的にはあまり影響を与えません。気になる場合はパッチを貼ったり、パテで埋めてしまえばOKです。マウスピース外側のリガチヤーの傷跡もあまり気にする必要はないでしょう。また、先にお話しした、「危険な傷」もほとんどの場合修理することが出来ます。「マウスピース・リフェース」の技術を待ったリペアマンなら、マウスピース先端の大きな損傷も、跡形もないほどに直してしまいます。ま、それなりの金額を覚悟する必要はありますが…。

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Written By: user on 4月 22, 2013 No Comment
マウスピース初級改造術その2

前回はマウスピースの初級改造術として、「削り方」についてお話したので、今度は「盛り」についてお話しましょう。バッフル(マウスピースの内側の外から見えている部分)を低目から高めにして、ハイバッフル系マウスピースにすることで音色が明るくなります。この加工は結構リスク無しでできますので、「もうちょっと音を明るくしたい」、「息のスピードを上げたい」等の場合に有効です。チャーリー・パーカーやジョンコルトレーン等、彼らの時代はマウスピース内部にチューインガムをくっ付けてこのような改造をしたそうです。現代でお薦めなのは、小麦粘土です。ほんの少しづつマウスピースのバッフル部に盛り重ねていき、乾かしてから表面を紙やすり等で滑らかに削って試奏します。失敗した場合はマウスピースをしばらく水に浸けておけば、小麦粘土は再度柔らかくなり、何事も無かったかのように取り外せます。バッフルは各マウスピースで見事に千差万別の設計がなされていますので、目指すマウスピースを良く観察し、そのマウスピースのバッフルの形状を真似るのが一番の正攻法です。小麦粘土による「テスト」が成功した場合は、耐久性を持ったプラスチックパテで同じ形状を作るのも良いでしょう。しかしこの素材の場合は成分中に接着剤が含まれていますので、元に戻すためにはかなり苦労するので注意してください。
正直なところ、自分でのマウスピースの改造はお薦めできることではありません。何本もマウスピースを試して、自分に合ったものを選ぶ。または、プロのマウスピース・チューナー(マウスピースを調整し、機能や吹き心地を向上させる技術を持った職人。ハンドメイド・マウスピース製作者であることが多い)に依頼して改造してもらうのが一番の早道です。しかし、多くのサックス吹きはマウスピースをいじりたくなります。市販のマウスピースを見て、ちょっとした形状や仕上げの差で、とんでもなく吹き心地やサウンドが変わるのを知っているからです。マウスピース改造に熟練するには、それなりの「授業料」が必要です。そう、ダメにするマウスピースの値段x本数です。自分なりの技を身につけるまでには、その授業料は超レアなヴィンテージマウスピースが何本も変える値段になると思います。また改造の目標を作るには、名品マウスピースの知識も必要です。何十本もの名マウスピースを、買うなり借りるなりして知識を蓄える必要もあります。そう、良いマウスピースに巡り会うまで旅を続けるほうが得策です。

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Written By: user on 4月 19, 2013 No Comment
マウスピース初級改造術その1

サックス奏者のほとんどが定番のように「マウスピースを探す長い旅」を経験します。自分の求める、自分に合ったマウスピースに巡り会うまで、あれやこれやと色々なマウスピースを試します。そして、「これだっ!」と思い、満足しながら演奏しているのも束の間。また、「うーん、何か違うかなぁ?」、との雑念がすぐに頭をもたげます。特に長くジャズサックスをやっている方は、10本や20本のマウスピースは当たり前のように「通過」しています。そしてこの「マウスピース病患者」のなかには、禁断の領域である「自分で改造」に至ってしまう方々も少なくありません。これらの患者さん、いやマウスピース改造ファン、または予備軍のために、危険を覚悟で(笑)、マウスピース改造法の初級を指南します。
 指南と言っても私はプロのマウスピース・リフェーサー(マウスピースを改造、修理する職人さん)ではありません。良いマウスピースに改造するポイント、なんてお教えすることは無理です。しかし「マウスピース改造ファン」のひとりの経験談として聞いてください。最初のポイントは、「ティップには絶対触らない」です。マウスピースの先端、いわゆるティップはそのマウスピース独特のカーブを描き、かつその先端は薄く、綿密に計算された厚さの変化が加工されています。それゆえに、事故によるマウスピースの先端の欠けや傷はマウスピースの機能に大きく影響します。カーブを変えようとしたり、厚みをヤスリで変えようとは決してしないでください。かなりの致命傷で、そのマウスピースが使えなくなってしまう可能性が高いです。改良または改造を目指して加工すべき部分は、バッフルやチェンバー、もしくはサイドウォールです。あ、それにマウスピースがゆっくり曲がっていき、リードとの間隔を形成しているカーブ、フェイシングもあまり触らないほうが懸命です。素人がここを加工すると、マウスピースからまったく音が出なくなってしまう場合があります。
バッフル、チェンバー、サイドウォール(横の内側)の加工はヤスリが良いでしょう。500番程度の細かい紙やすりが、やり過ぎや無駄な苦労の少ない粗さだと思います。紙やすりを小さく気って、「ここぞ!」と思う所を優しく擦ってください。チェンバーの入り口全体、バッフルの中程から奥にかけての中心部周辺、サイドウォールの凹み部分を少し擦ると、マウスピースの抜けが良くなる場合があります。あくまでも「場合がある」です。またこの作業で、他の部分に傷を付けないよう、細心の注意を払ってください。作業の時間を短縮するために金属のヤスリを使う方がいらっしゃいますが、熟練者以外にはお薦めできません。

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Written By: sax on 4月 15, 2013 No Comment
手に合わせるサックス改造術

10年以上も同じサックスを吹いていると、その楽器は自分の手の一部になり、ちょっとしたパッドの開きの変化や、キーの高さの変化にも敏感に気付くようになります。見事に「手に馴染んでいる」、という状態です。楽器奏者であれば皆、自分の楽器に対して早くこういう状態にしたいと考えていることと思います。しかしそれには年月も必要ですが、自分のサックスを自分の微妙な要求に合うように調整することも重要です。サックスを自分の手に、体に馴染ませるための「プチ改造術」についてお話しましょう。改造と言っても切ったり削ったりはご法度です。上級者かリペアマンにまかせましょう。ここで紹介するのは初心者でもできる、いや、「すべき」改造です。その初めの一歩は「サムフックの調整」です。
 意外とそのサックスを買った時のまま、サムフックを調整せずにサックスを吹いている人が多いようです。サムフックのネジは普通のマイナスドライバーやちょっとした金具で簡単に緩めたり締めたりすることができます。自分の演奏する姿勢に合わせ、サムフックの角度を最適に調整しましょう。サムフックと親指の角度の関係は、親指に掛かるサックスの重量に大きく変化を与えますので、「親指が痛い」というような悩みは、このサムフックの調整で瞬時に解決する場合があります。またサムフックのネジが緩んでいる場合は、サムフックがグラグラ動いて吹き難く、また親指に負担をかけますので、しっかりと固定するようにしましょう。
また手の大きさによってパームキー(手のひらや指の腹で押さえるキー)の高さが合わない場合がよくあります。左手のひらで押さえる高域の「レ」、「ミ♭」、「ミ」や、右手の「ラ♯」、「ファ」のキー等がこれにあたります。これらのキーの高さを変える「パームキーライザー」という市販部品や、パテ等を使って高さを自分に合うように調整すると、自然な動きでキーを押さえる事が出来る様になり、抜群にサックスの操作性が向上します。サックスのキーは、奏者に合わせてかなり細かく調整できますので、何か「ちょっとした違和感」があったら、迷わずにリペアマンに相談しましょう。

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Written By: sax on 4月 12, 2013 No Comment
サックスケース安全対策

自分の大事なサックスは、大事に、大事に扱いたいですよね。何処かにぶつけて凹ませてしまったり、傷つけてしまった時には気分は最悪。事故の程度によっては、しばらく気分的に立ち直れない場合もしばしばです。お財布に大打撃をくらう場合も少なくありません。今日は大事な楽器を事故から守る、安全対策のチョットした気遣いについてお話します。
 最近ではかなり一般的になってきた、サックスケースのストラップフックに結束バンドを通し、万が一フックが外れても、結束バンドで支えて、楽器がケースごと落下するのを防ぐ、という方法ですが、この対策にはちょっとした注意点があります。結束バンド(インシュロックとも言います)は、締め付ける耐久性は強く、かなり丈夫なバンドですが、瞬間の局所的な大きな力にはあまり強くありません。結束バンドを大きな輪にして緩く取り付けておくと、フックが外れた際に「ガツン」と力が掛かるり、「ブチッ」と切れてしまう場合がありますので注意してください。またケースの留め金が不用意に開き、フタが空いて楽器が落下するのを防ぐため、マジックテープのベルトでサックスケースを「締めておく」のも 最近では多く見かけます。楽器ケースのチャックや留め金は、往々にして「閉め忘れる」場合が考えられますので、この安全対策は効果があると思います。ま、 金具もベルトもするのも忘れたらそれまでですが(汗。ただし私の経験談ですが、ケースのチャックを閉め忘れて、ベルトだけして家まで帰ったことがあります。気が付いたときには冷や汗がドッと出てきました。ご注意ください。
ケースカバーも楽器を守るには有効です。箱型サックスケースを使用している場合は、それにケースカバーを掛ければ、不用意にフタが開くのも防げますし、雨の日のケース内部への雨水の流入もある程度防ぐことができます。最近のパック型ケースでもケースカバーが販売されているものもありますし、器用なひとは合成皮革やテント布を使って、自分でケースカバーを作ってしまう場合もあるようです。サックス吹きも、ミシン掛けが出来ると良い時代ではないでしょうか。

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Written By: sax on 4月 8, 2013 No Comment
ストラップのフック

ストラップはサックス吹きにとって必須のアイテムです。ネックベルトを柔らかい材質や特殊な弓形の形状にしたり、スライドアジャスターを幅の広い棒状にしたりと、首に負担がかからないよう、様々な工夫がなされた多様なストラップが市販されています。首への負担が重視されがちなサックスストラップですが、実はもう一ヶ所、特に気を使うべき場所があります。それは、「ストラップフック(サックスのリングに掛けるフック)」です。サックスの吹奏中の安全性だけでなく、ストラップフックの材質はサウンドの質にも関わっています。今日は微妙に奥が深い、そのストラップフックについてお話しすることにしましょう。
 ストラップフックの必須条件は、「引っ掛け易く、取れ難い。しかし簡単な操作で瞬時に外すことができる」です。ほとんどのストラップはこの基本性能を満足していますが、使う側にとっては種類によって多少の向き不向きが無い訳ではありません。例えば親指の力の弱い人が使いにくいストラップフックもあります。また、フックのレバーを人差し指で操作する癖のあるかたもいらっしゃいます。自分の指や操作性を確かめて、自分に合ったフックのストラップを買った方が良いでしょう。プラスチック系のフックはリリースレバー(フックを取り外しする時のレバー)が、金属製のものに較べて大きいものが多いようです。バネの硬さも色々あるので注意してください。カラピナタイプ(フックの一部が開閉する方式)は事故の危険性が少なくなりますが、装着は素早くできても、外すときには手惑う事もありますので、ちょっと慣れが必要かもしれません。
 またストラップフックはサックスの鳴りにも影響すると言われています。ジャズ系のサックス奏者でヴィンテージサックスを吹いている方々は、口を揃えて、「ストラップは紐スリングで金属フックが一番」と口をそろえて仰います。これはサックス側のストラップリングの振動を、接点が柔らかいプラスチック系のフック等では「吸収」してしまうのに対し、金属のフックでは「共振」してサックス自身の鳴りを殺さない、という理屈によるそうです。これが本当かどうかは分かりませんが、確かに金属フックとプラスチックフックではサックスのサウンドに変化が見られるのは確かなようです。

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Written By: sax on 4月 5, 2013 No Comment
サックス吹きの服装

楽器を演奏するミュージシャンは、自分の演奏する音楽を他人に聞いてもらって始めて、その目的を達したと言えるでしょう。せっかくステージに上がって音楽を聞いてもらうなら、「演奏する姿を見てもらう」ことにも気を使いたいものです。楽器そのものが「格好良い!」サックス(少なくとも私はそう思っています。汗)を吹く身としては、ステージでの自分の見栄えも気にしたいですよね。ま、服装のファッション系の話しは好みが分かれますので置いておくとして、実用面でのサックス吹の服装について考えてみましょう。
 スーツでもTシャツでもアロハシャツ(ビッグバンドはユニフォームがアロハの場合が少なくないです)でも、サックス奏者が服装で特に気にすべきポイントは二つあります。ひとつは「ベルト」、もうひとつは「襟(えり)」です。ベルトの件は以前お話ししたことがあると思いますが、サックスを演奏中にサックスを傷つけないような、ベルトバックル(ベルトの留め金)が必要です。もしベルトバックルが当たってサックスを傷付けてしまいそうな場合は、「ぐい」とバックルを左に寄せて、サックスに当たらないようにしましょう。これは練習の際でも同様です。
襟の周りの気遣いですが、これはストラップに関係します。ジャケットを着ている場合は、ストラップをジャケットの上から掛けるか、下に隠して掛けるかで見栄えも、サックスの操作性も変わります。ジャケットの上からストラップを首に掛けると、ジャ ケットが着崩れ、かつ襟の厚さで微妙にストラップ全体の長さに影響します。また安定性もあまり良くありません。ジャケットの下に隠してストラップを架けると、ストラップのベルトは上着の襟に隠れますし、ジャケットのボタンを閉めてもサックスを引っ掛けることが出来ます。ただし、これでもジャケットの着姿のシルエットが崩れるとして、たすき型のハーネスストラップを使う方も多いようです。ハーネス型のストラップは、そのままだとやたら目立ちますが、上着を着るとびっくりするほど目立たなくなります。

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Written By: sax on 4月 1, 2013 No Comment
音が「でちゃう」楽器、サックス

サックスでは、「ド」の音を出すのはこの指、というように音に対しての運指がほぼひとつずつ決まっています。しかし管楽器の中で音に対する運指が決まっている楽器は、実はサックスとクラリネットくらいで、非常に珍しいのです。例えば金管楽器はすべて倍音を唇でコントロールします。トロンボーンでは7つのスライドポジションで、すべての音域の音を出します。またトランペットではたった三個のピストンバルブの組み合わせで、すべての音を出すことが出来ます。サックスとは「親戚」とも言えるフルートでも、オクターブや倍音のコントロールを、唇や息の強弱で「意識的に」出すような仕組みです。なんとフルートにはサックスのような「オクターブキー」は付いていないのです。多くの管楽器奏者は、ハイノート(高音域)が出る、出ないの話をするとき、「俺達の楽器にも、サックスみたいにオクターブキーが欲しいよなあ!」と愚痴ります。そんな、「管楽器奏者の切望の的」であるサックスにも、その特徴ゆえに必要な注意があるのです。
フルートの場合、ある音を出そうとしたら、出そうと準備しない限り出ません。低い「ラ」の指使いは、オクターブ上の「ラ」等の他の音と同じ指使いだからです。トランペットも、まったくピストンを押さえないで、「ド」「ソ」「ド」「ミ」「ソ」と色々な音が出せます。このように「出そうとして音を出す」楽器に対して、サックスは「音が出てしまう楽器」と言ってよいでしょう。しかし正確には、「狙った音に近い音が出る楽器」です。実は指で操作するメカニズムだけで完全に音程をコントロールできるわけではありません。押したら音が出る「ピアノ」とは全く違います。出る音は狙った音に近いのですが、やはり奏者による意識的なコントロールで、「出したい音」にする必要があります。チューニングメーターと一緒にすべての音の練習をすれば、このコントロールがいかに難しいかを実感する事が出来ます。
また、他の管楽器は奏者が皆、「倍音(ある音の整数倍の振動数の音。同じ長さに共鳴する音。)」を意識して演奏しています。それゆえに、「狂い易い音程」や「演奏し難い音の跳躍のフレーズ」等を熟知したうえで演奏しています。日常的にはあまりサックス奏者は意識していませんが、楽器を演奏する場合にはこの倍音を意識し、楽器の吹きこなし方をマスターすることが重要です。倍音はオーバートーンとも言われ、色々な音をひとつの運指で喉のコントロールで鳴らす練習として、サックスの奏法上達のために推奨されています。低い「シ♭」の指で色んな倍音を出す練習です。これをマスターすると音質や音程が抜群に改善されます。

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