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6月 2012

Written By: user on 6月 29, 2012 No Comment
ビンテージ・サックスは何故あんなに人気があるのですか?

サックスという楽器の市場についてあまり知識の無い方々は、ヴィンテージ・サックスの値段を見て、皆さんこうおっしゃいます。そりゃあそうですよね。モノによっては錆だらけのクズ鉄にしか見えないサックスが、百万円を超える価格で提示されているのですから。ヴィンテージ・サックスはどうしてそこまで人気があるのでしょうか?今日はそのあたりを考えてみましょう。

 もちろん、高価格でも欲しい人がいるからあの値付けな訳です。需要と供給の原理で、ヴィンテージ・サックスは「新しく作れない」ものですから、競りの原理で高騰するのは仕方の無いことです。しかし何故、そんなに出してまで欲しいのか?ということですよね。先日、あるクラッシックサックスの大先生がおっしゃっていた言葉を引用すると、「サックスは進化し過ぎた」そうです。そしてそのサックス本来のDNAが、「便利さ」、「簡単さ」に埋没してしまっているのが、現代のサックスではないかとおっしゃっていました。つまり、ヴィンテージ・サックスには、現代のサックスで薄められてしまっている「何か」があるようです。例えば「音程」。現代のサックスでは、指使いさえ間違えなければ、ほとんど正しい音程が出せるように作られています。しかしヴィンテージと呼ばれるサックス達は、吹き手のコントロールが無ければまともな音程は出ません。
逆に言えば、プレーヤーによって微妙な音程のずれや合わせ方が自由になっています。ご存知のように1オクターブを12個の音に平均して割り付けた「平均律」では、和音を本当に調和させるにはピッチの上下が必須です。こんな演奏にはヴィンテージ・サックスが合っています。また、サウンドもヴィンテージの魅力の要因です。素材金属の経年変化だけではない、現行のサックスでは再現できないヴィンテージ特有の振動によるサウンドが確実にあります。また、古い設計のサックスには、奏者との協和が不可欠です。技術によって解決された「問題」達は、じつは奏者との絆を深めるための要因であったのかもしれません。それゆえに、ヴィンテージ・サックスには「一緒に会話する」魅力があるようです。100万円を出してヴィンテージ・サックスを購入することを勧めはしませんが、機会があったら是非試奏してみてください。ヴィンテージの魅力が垣間見えるかもしれません。

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Written By: user on 6月 25, 2012 No Comment
ジャズサックスはジャズ用の特別な練習が必要ですか?

「ジャズサックスはジャズ用の特別な練習が必要ですか?」、という質問を良く受けます。また、「どうやったら、ジャズらしい雰囲気の演奏が出来るようになりますか?」、とも聞かれます。確かに、サックスを演奏するにあたり、「ジャズっぽく吹く」というのは意外と難しいことなのかもしれません。アマチュアのビッグバンドやジャズコンボを聴き、「なんかジャズっぽくないなあ(ゴメンナサイ)」、と感じる経験は数多くあります。「ジャズっぽい」、とはどういうことで、「ジャズっぽく吹く」にはどうしたら良いのでしょうか?今日はその辺を考えてみましょう。

 アマチュアの「ジャズっぽくない演奏(またまた、ゴメンナサイ)」を作り出す最も多い原因は、「ジャズを聴かない」ケースです。「ジャズ」という言葉や、「ジャズ・スタンダード」という曲のジャンルにのみ意識が行き、「ジャズが好きで演奏している」という人が実はそんなに多くないのです。ジャズ・サックスプレーヤーを志向しているアマチュアプレーヤーの友人ですが、ジョン・コルトレーンの名前もマイルス・デイビスの名前も知りませんでした。「じゃ、どんなジャズを聴くの?」、という質問をしたら、ジャズを進んで聴こうとは思わない、CDも持っていないそうです。彼は、「ジャズを演奏する」ことのかっこ良さに憧れて、「ジャズ・サックスプレーヤー」になりたいのだそうです。私は、「??????」でした。

 最初の質問に戻りましょう。「どうやったら、ジャズらしい雰囲気の演奏が出来るようになりますか?」という質問です。答えは簡単です。ジャズを好きになり、沢山の演奏を聴くことです。ジャズのアーティキュレーション(音の表情の付け方)を機械的になぞっても決してジャズっぽい音楽にはなりません。やはりジャズという音楽への愛情のみが、ジャズらしい演奏を生み出します。もちろん、思ったようにサックスから音を出すための練習は重要ですが、こと「ジャズ」に関して言えば、ジャズの名演をい聴きまくることが最も正統派の「練習」なのかもしれません。

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Written By: user on 6月 22, 2012 No Comment
サックス都市伝説:リラッカー


高価なヴィンテージ・サックスのカタログを、ヨダレを垂らしながら見ていると(笑)、何故か妙に価格が安いものが混じっていませんか?モデルや年代、痛みの程度が同じでも、15~20%低い値付けがされているのが「リラッカー」のヴィンテージ・サックスです。リラッカーとはオリジナルのラッカー塗装がそのままのものに対して、一旦オリジナルの塗装を剥がし、再度ラッカーをかけ直したものをそう呼びます。しかし、ここまで価格が安く設定されていると言うことは、「リラッカー」のヴィンテージ・サックスには何か難点があるのでしょうか?今日はそのへんを追及してみましょう。

 まず結論を言ってしまいます。リラッカーのヴィンテージ・サックスが、オリジナルラッカーのものに較べて、品質が劣るということはありません。何十年も前に製作されたヴィンテージ・サックスを欲しがる人の中に、「当時のオリジナル性」にこだわる人が多いので、リラッカーのものが比較的安価で流通しているだけです。オリジナルラッカーのものより、渋く、枯れたサウンドを持った「リラッカー」のサックスを沢山吹いた経験があります。要は市場での人気の問題です。しかし、多くのヴィンテージ・サックスがその個性を発揮している要因である、その独特のヴィンテージ・サウンドは、ラッカーの状態に関係していることは事実です。不動の人気を有するセルマーのマークVIでも、特に人気の高いアメリカセルマーのモデルは、フランスセルマーのものとラッカーの質とかけ方が異なります。また長期の使用で、自然にラッカーが剥げてきた状態のモデルは、独特の枯れたサウンドを持っています。またデッドストックとして長期に倉庫で保管されてきたような、「新品のぴかぴかのヴィンテージ・サックス」は、その製造年に対して、「うん?」、と思うようなサウンドである場合が多いのも事実でしょう。

 もう「定価」の価値がすっ飛んでしまったヴィンテージ・サックスの市場では、需要と供給、人気と差し値、希少度、そのような要素で価格が決定されます。リラッカーは決して「難点」ではありません。吹いてみて、もし気に入ったサウンドが出すことができたなら、とってもお得な買い物が出来るのではないでしょうか。

 *写真は全てflickrから掲載しています。
 

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Written By: sax on 6月 18, 2012 No Comment
サックスのパッドは自分で交換できますか?

日常生活ではDIYは大流行です。

ドゥー・イット・ユアセルフ、「自分でやってしまおうよ」、は上手くいけばコスト削減、時間短縮、細かいこだわりへの対応と、良いことだらけの結果になります。とはいえ、材木やペンキを買ってきて、愛犬の犬小屋を自作してみたら、愛犬も顔をしかめるような、沢山の釘の突き出た、見るも無残な作品が完成する場合は少なくありません。

そうですDIYはある意味ギャンブルです。また「練習」や「才能」も重要です。そしてその考え方を自分の愛するサックスに当てはめる方も多いようです。サックスのメンテナンスに関する一般的なDIYテクニックとその習得法を紹介しましょう。
サックスリペアの技術は、理論と実践練習の集大成です。そのどちらが欠けてもサックスリペア、サックスのメンテナンスは出来ません。ですので、最初は誰でも初心者ですので、失敗覚悟の挑戦が前提です。

そして果敢な挑戦が失敗した場合には、迷わずプロのリペアマンのところへ行って対処してもらいましょう。自前の調整で、失敗がシャレにならないのは「パッドの交換」です。小型のバーナーと「シェラック」と言う熱溶融性の接着材、そして出来ればパッドスリック(パッドを押さえるヘラ)があれば、器用なひとならパッドの交換は決して出来ないことではないと思います。

しかし、楽器としてバランスの取れた状態を維持した上でのパッドの交換はとても難しい作業です。ひとつのパッドの交換のみが目的でも、それによって他のパッドのバランスが変わり、あっちこっちを緻密に調整しながらの作業が必要です。特に中音域以下の大きなパッドの交換は鬼門です。

ネックコルクの交換も自分で出来そうですよね。しかしコルクとネックの金属部との接着部にムラがあると、マウスピースを出し入れしてる間にコルクが破れたり、コルクとネックの間の気泡でサウンドが影響を受けたりします。ネックコルクは「きつく、しっかりと巻く」ことが重要です。

 *写真は全てflickrから掲載しています。
 

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Written By: sax on 6月 15, 2012 No Comment
サックスは車に入れっぱなしで大丈夫ですか?

そろそろ全国的に「夏」が近づいています。今年も日本各地で蒸し暑い夏が、我々サックス吹きを困らせると思います。そう、夏はサックスにとっては「オフシーズン」なんです。何故オフシーズンか?そして夏の色々な「苦難」からサックスを守る方法をお話しましょう。
夏のサックスの一番の大敵はその暑さです。車で移動する際に、サックスをトランクに入れて運んでいますか?それ、やばいっす!

真夏のトランクの中はかなり温度が上がりますし、一旦高温になったサックスケースの中は、なかなか温度が下がらず、高温のままの状態が維持されてしまいます。50度以上の温度は金属素材の変形の原因にも成りますし、パッドも悪影響を受けます。

金属の伸縮で、稼動部のバランスも崩れます。また密室の高温イコール「高湿度」ですので、これも楽器に悪影響を及ぼします。錆の元になったり、パッドが波打ったりの原因に成ります。ということで、移動時はともかく、長時間、サックスをトランクに入れっぱなしに擦るのは避けてください。

あ、それに車が走っているとき、トランク内は意外と細かく揺れますので、クッションの多い、ボックス型ケースで運んでください。パックケース等は座席のシートに置くのが良いでしょう。でも、「ブレーク踏んだらコロコロ、がっちゃん」なんてことにならないよう、シートベルト等で固定してください。
夏の暑さは野外コンサート等でもサックス吹きを困らせます。クーラーの効いた控え室でチューニングをバッチリ決めたとしても、灼熱の野外に出るとサックス管体の温度が上昇し、ピッチが高めになります。注意してくださいね。

また、夏の直射日光にさらされたサックスは触れないくらい熱くなる場合があります。火傷する場合もありますので要注意です。サックスを抱いて、日陰に潜んでいてください。

またマニアックネタですが、ハードラバーのマウスピースには、直射日光の紫外線は天敵です。色が変化したり、材質の特性が変わったりします。また運が悪いとクラック(ヒビ割れ)が出来たりしますので注意してください。

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Written By: sax on 6月 11, 2012 No Comment
サックスの練習で息が続きません

管楽器奏者というと、多くの一般の方が、「肺活量が凄いんでしょうね。」とおっしゃいます。ま、息で音を出しますから、そう感じるのはごもっともですね。

しかし私の持論は、「サックス吹きには、必ずしも肺活量は必須ではない!」です。多分、私自身も、そんなに肺活量が多いわけではないと思います。またサックスを長年吹いていても肺活量はほとんど増加しません。

なぜならば、その人の体の「息の容積」は鍛えても(?)ほとんど変化しないからです。サックス等の管楽器を練習することで、呼吸法や息の圧力は楽器の演奏に耐えられるように改良されていきますが、肺活量は無理です。

「じゃあ、息が続かないのは諦めるしかないの?」ということになりますが、それも「否」です。そのへんを解説します。

管楽器の中で一番「空気の量」を必要とする楽器は、一般的に「フルート」と言われています。音を出す仕組みの効率が一番悪いからです。そんな「しんどい」フルートは、しっかりとした呼吸法で吹かないと楽器のコントロールも上手く出来ず、息を無駄に使いすぎて「頭がクラッ!」ってことも珍しくありません。

そう、キーワードは、「しっかりとした呼吸法」です。どんなに肺活量が少なくても、しっかりと腹式呼吸を身につけて、自分の呼吸能力を100%引き出せば、かなりの量の息を吐くことができるのです。

サックスはかなり息が音を作り出す仕組みが効率良く出来ている楽器です。体一杯に息を吸い込む腹式呼吸をマスターすれば、ほとんどの場合、「息が足りない」という状況はなくなると思います。

それでも楽譜に白いマル(全音符)が四個も五個も繋がって書かれている譜面や、息継ぎの暇の無い超ロングフレーズも、まるで「意地悪」のようにやってきます(汗)。そんなときはどうしたら良いのでしょうか?

私の答えは簡単です、「息継ぎをすれば良い」です。もちろん、演奏のたびに息の都合でデタラメに息継ぎをすれば音楽にはなりません。

例えば、アンサンブルの場合なら、一緒のパート、類似のフレーズを吹く別の楽器と打ち合わせをし、聞き手に分からないような息継ぎの場所を決めておくのです。

また、超ロングフレーズでも「決める音」と「流す音」が必ずあります。流す音の部分で息継ぎをすれば意外とばれないものです。また異常に息が取られるのは、そのサックスのセッティングに難がある場合もあります。リードの厚さや、マウスピースの開きを替えてみると良いかもしれません。

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Written By: sax on 6月 8, 2012 No Comment
単体売りのケースを買うときの注意は?

多くのサックスは、新品のときはボックス型ケースが付属し、それに楽器が入っているのが通常です。

ボックス型ケースは丈夫で、楽器の保護性も抜群ですが、重かったり、ガサばったりと、難点も少なくありません。「もっと軽いケースで楽器を運びたい!」というニーズに合わせて、多くの楽器メーカー、またケース専用メーカーが「単体ケース」を発売しています。

肩から掛けるショルダーベルトが付いていたり、またリュック型に背負えたり、超軽量なのに楽器をがっちり守ってくれたりと、至れり尽くせりのケースが沢山出回っています。今日はそんな、「単体ケース」を購入する場合のチェックポイントをお話しましょう。
「アルトサックス用ケース」と書いてあれば、どんなアルトサックスでも入る、と思っている方はいらっしゃいませんか?

サックスはメーカーやモデルによって形状が結構異なります。従って、そのケースには「入らないサックス」もあるんです。例えば、カイルベルスやキャノンボールの現行品やヴィンテージサックスの一部のモデルは、「ラージベル」と言われる直径の大きいベル(朝顔部分)が採用されています。

これらのモデルは通常のサックスよりベルが大きいので、普通の単体ケースでは収納できません。ケース専門メーカーのPROTECでは、ラージベル用のケースバリエーションも発売しています。またベルの左側にB♭、Bキーがあるヴィンテージサックスも、通常のケースでは入らない場合があります。
新品購入時に付属してくるケース(オリジナル・ケースと呼びます)は、そのサックスのため専用に、しっかりと楽器をホールドするように作られています。サックスは長さこそほぼ同じですが、左手のパームキー(手のひらで押すキー)や左手小指で操作するキーは、大きさや位置、角度がかなり多様です。

オリジナル・ケースは、それらを考慮して収まるように作られていますが、単体ケースはそのあたりは対応しておらず、あくまでも「標準形」を考えて作られています。モデルによっては、「ちょっとキーが当たる」とか、「このキーが邪魔して収まらない」なんてことも少なくありません。

クッションがウレタンの場合は、先の丸い硬い棒でグイグイ擦って凹ませれば、ちゃんとサックスのキーが収まるように直る場合もあります。弾力性のあるスポンジ系の内装の場合は、当たっているキーを「押し続ける」ことになってしまうので、そのケースは「相性が悪い」と諦めたほうが良いでしょう。

その他にも「中で楽器が動かないか」とか、「楽器を入れた上での総重量や持ち方」等もチェックを忘れないでください。

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Written By: sax on 6月 4, 2012 No Comment
サックスはやっぱヨーロッパ製?

サックスは確かにヨーロッパで生まれました。しかし、現代ではヨーロッパ製のサックスが一流、という図式は必ずしも成り立ちません。今や進歩した近代的な製造技術で、サックスの製造は世界各地でおこなわれています。

特に中国、台湾、韓国でのサックス製造産業は飛躍的に成長しており、数多くの有名ブランドのサックスはこれらのアジアの工場で生産されています。

工業製品としてサックスを見れば、中国、台湾、韓国の楽器工場の技術のほうが世界的にも高い水準かもしれません。サックスの製造技術の世界分布、…なあんて小難しい話をしてしまいましょう。

工場の生産技術は、導入されている製造機器の性能と作業に携わる「職人の技」のバランスで決まります。となると断然ヨーロッパ有利とお考えになるかもしれませんが、ご存知のように、先端のiPadやiPhoneは総て台湾で生産されています。

機械加工技術はアジアは世界でも相当な高い水準にあります。また、「やはり経験を積んだ職人さんは、アジアにはいないでしょう」、というコメントも的外れです。台湾や中国の楽器メーカーは、既に数十年以上、ヨーロッパの楽器メーカーの製造委託を受けており、サックスの製造にも長い経験を持っています。

それゆえ、技術を持った熟練の職人さんも少なくありません。アジアの楽器メーカーは自社ブランドでの販売より、製造委託による量産を多く手掛けていますので、仕様の異なる設計の楽器を、混在して能率よく生産する工場の設備が出来上がっています。

現在、数多く存在するサックスメーカーの中で、部品の一個一個から総て自社で作っているメーカーは希少です。多かれ少なかれ、アジアの楽器メーカーの技術が生かされています。

今、サックスの生産台数の統計(ブランド別)ではなく、その台数に使用された部品の工場の割合、という統計を取ったら圧倒的にアジアが一位になるはずです。

それだけ管楽器の製造、特にサックスはアジアの工場の技術に頼っています。そして製造委託側として水面下にいた彼ら、アジアの楽器メーカーも、どんどんと自社ブランドを展開し始めています。

H.COUFというヴィンテージの名サックスがありますが、このブランドはフルートで有名なアメリカの楽器メーカー、「アームストロング社」の社長が、自分の名前を付けてサックスのブランドとしました。製造はドイツのカイルベルス社。管体にも「Made by Keilwerth, Germany」と刻印されています。しかしカイルベルス社は部品の製造は中国に依頼していたようです。

アジア製サックス、最高!と言いたいところなのですが、実際、サックスはどこで作っていると言えるかがとても難しいのです。

 *写真は全てflickrから掲載しています。
 
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Written By: sax on 6月 1, 2012 No Comment
リードはサックス奏者の一生の悩み

あなたはリードをどうやって保存していますか?買ったリードは選定していますか?鳴らないリードは加工して改良していますか?番手は?メーカーは?

リードに関しては、プロ・アマを問わず、総てのサックスプレーヤーにそれぞれの「一家言」があるようです。それだけリードのハンドリングは繊細で、演奏に影響します。とにかく、「悩みの種」に他成りません。

ちょっとマニアックなリードに関する都市伝説をお教えしましょう。

まずは仰天の「渋茶リード再生法」。使い続けてへたってきたリード。良く鳴るので捨ててしまうには惜しい、ってときに、濃いお茶に一日そのリードを浸けておくとコシが戻る、という噂があります。タンニンの成分がリードの繊維質を再生させる、というおまけの噂つきです。

水分系の伝説はリードに関しては少なくありません。一回湿らせたリード、つまり使ったリードは二度と乾燥させないよう保管するのが最適な保存方法。というのも、かなり長い間、「都市伝説」扱いされていました。なにせこれを信じるサックスプレーヤー達は、リードを瓶詰めにして水に浸けて保存していましたので…。

しかしこの「湿度コントロール」は、現代ではRICO社のリードバイタライザ、またバンドレン社の湿度管理リードケースで科学的に有効だと証明されています。

RICO社のバイタライザの開発には、今は亡きサックスの巨人、マイケル・ブレッカーが協力していたとのことです。

水分以外でも都市伝説はあります。「リードの背に木目が出ているのは良いリード」、という伝説がありますが、リードの原料である「ケーン」は節のある竹のような植物です。木目のような部分は皮の「焼け」で、繊維部分の強度等に関与はしないようです。

また、「テーブル面(全体が平たい側)が丸く反っているリードは鳴らない」ということもリード選びのセオリーのように言われていますが、ケーンを乾燥させ、カット加工を施すリードでは、加工時に平坦な部分でも、湿度の変化で形状が変わる場合が少なくありません。

乾燥状態で反っていても、吹いていて湿ってきたら、平坦になる場合もあります。合成リードと違ってケーンの天然リードは生き物です。使っているうちに鳴るように変化してくる場合も少なくありません。
 
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