サックス お手入れ

サックスのパッドは自分で交換できますか?


日常生活ではDIYは大流行です。
ドゥー・イット・ユアセルフ、「自分でやってしまおうよ」、は上手くいけばコスト削減、時間短縮、細かいこだわりへの対応と、良いことだらけの結果になります。とはいえ、材木やペンキを買ってきて、愛犬の犬小屋を自作してみたら、愛犬も顔をしかめるような、沢山の釘の突き出た、見るも無残な作品が完成する場合は少なくありません。
そうですDIYはある意味ギャンブルです。また「練習」や「才能」も重要です。そしてその考え方を自分の愛するサックスに当てはめる方も多いようです。サックスのメンテナンスに関する一般的なDIYテクニックとその習得法を紹介しましょう。
サックスリペアの技術は、理論と実践練習の集大成です。そのどちらが欠けてもサックスリペア、サックスのメンテナンスは出来ません。ですので、最初は誰でも初心者ですので、失敗覚悟の挑戦が前提です。
そして果敢な挑戦が失敗した場合には、迷わずプロのリペアマンのところへ行って対処してもらいましょう。自前の調整で、失敗がシャレにならないのは「パッドの交換」です。小型のバーナーと「シェラック」と言う熱溶融性の接着材、そして出来ればパッドスリック(パッドを押さえるヘラ)があれば、器用なひとならパッドの交換は決して出来ないことではないと思います。
しかし、楽器としてバランスの取れた状態を維持した上でのパッドの交換はとても難しい作業です。ひとつのパッドの交換のみが目的でも、それによって他のパッドのバランスが変わり、あっちこっちを緻密に調整しながらの作業が必要です。特に中音域以下の大きなパッドの交換は鬼門です。
ネックコルクの交換も自分で出来そうですよね。しかしコルクとネックの金属部との接着部にムラがあると、マウスピースを出し入れしてる間にコルクが破れたり、コルクとネックの間の気泡でサウンドが影響を受けたりします。ネックコルクは「きつく、しっかりと巻く」ことが重要です。
 *写真は全てflickrから掲載しています。
 
残り78名様 イー楽器ドットコム6周年記念キャンペーン開催中
詳しくはこちら
決算キャンペーン開催中
AIZENテナーサックス特別モデル 残り1本

詳しくはこちら

関連記事

  1. サックス お手入れ

    コルクの話し

    サックスの重さは、ソプラノで1.4kg、アルトは2.6kg、テナーは…

  2. サックス お手入れ

    サックスのメカノイズ

    サックスという楽器はメカニズムの塊です。機械的な仕掛けが複雑に絡むこ…

  3. サックス お手入れ

    サックスの傷は治りますか?2

    「打痕(へこみ)」、「擦傷(すり傷)」、「サビ」、「表面剥離(塗装や…

  4. サックス お手入れ

    サックスケース考

    サックスのケースは本当に多種多様ですね。昔は管楽器のケースといえば…

  5. サックス お手入れ

    スワブの正しい使い方

    スワブとは掃除のモップとか綿棒って意味だそうです。サックスのお手入れ…

  6. サックス お手入れ

    サックスの唾はどこに溜まる?

    今回は管楽器に付き物の「ツバ」の話しです。でも多くの奏者の方は、あの…

previous arrow
next arrow
Slider

最近の記事

アーカイブ

2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  
PAGE TOP