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サックス 譜面

Written By: sax on 4月 19, 2017 No Comment

譜面はバンドの命であり宝です。ビッグバンドやブラスバンド等の大きな編成のバンドは皆、譜面の有無で一喜一憂します。やりたい曲を持っているか、買うための資金、欠譜(パート譜の一部欠損)、書き込みだらけで見難い譜面、違法コピーへの対処、などなど、演奏環境を整えるための譜面に関する問題は沢山あります。色々なバンドが苦労しながら譜面管理をしています。今日は譜面管理のポイントについて考えてみましょう。
 アマチュアビッグバンドでは、パートごとに譜面を管理しているケースが少なからず見受けられます。各パートのメンバーひとりひとりが責任を持って「自分の譜面」を管理するのは、人任せにしない意味でも重要です。あるバンドでは、バンド所有のオリジナル譜面のパートファイルと、メンバー持ち帰り用のコピーファイルと2種類を常に持ち、オリジナルの譜面は絶対に持ち帰らせない、かつ練習には必ずオリジナルを用意する、という譜面管理をしています。この方式の良い点は、どのパートのメンバーがリハーサルを休んでも、その代役(トラ)さえ確保すれば、代役はオリジナル譜面でリハを遂行できるという点です。持ち出し禁止ですので、揃っている譜面がいつの間にか欠譜するのも防げます。ただし何かの理由で欠譜してしまうと、その発覚が遅れ、取り返しのつかないことにもる場合もあります。この譜面管理方法の場合は普通、各曲には番号がふられており、番号でやる曲を指示します。ビッグバンド全盛時代の歴史的なビッグバンドのほとんどが、各メンバーが数百曲もの譜面を各自ステージに持参し、「ナンバーXX!」のリーダーの掛け声で演奏曲を選んだそうです。
 逆に曲ごとにまとめて譜面を管理しているバンドも沢山あります。レギュラーメンバーが決まっていないプロのバンドは皆この方式です。リハや本番でその曲をやる度に譜面を各メンバーに配布します。この場合は曲単位の管理がやり易いのですが、メンバーは個人練習のために必ず自分の譜面をコピーしなければなりません。ちなみに、バンドで購人した譜面を、メンバーが自分のパートをコピーして持っていることは違法ではないそうです。

 IT技術を使った近代の譜面管理の進歩も素晴らしいものがあります。あるバンドではすべての譜面をデータ化し、リハ前の「リハ告知メール」に、そのリハで練習する曲の譜面データを添付しています。メンバーはデータをプリントして持参すれば、そのリハで譜面に困ることは無い訳です。ま、事前にそのリハーサルで練習する曲を決める必要はあります。またプリンターを練習場に用意するバンドもあります。紙の譜面は普通に用意していますが、必要な譜面が見つからない場合、また急きょ参加した助っ人メンバーの為などに、グラウト (ネット上の保存場所)に保存した譜面データから必要なものをダウンロードして、その場でプリントしてしまう、という荒業です。同じ方法で自分のパートの譜面をグラウト保存し、リハや本番ではタブレットPCで譜面を見て演奏する、というIT系サックスプレーヤーも数多くいるようです。譜面めくりがちょっと面倒臭いらしいです。

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Written By: sax on 11月 22, 2016 No Comment


楽譜は楽器を演奏するものには、切っても切れない大切な道具です。「演奏」という時間と空間の芸術を、平たい紙の上の五本の線の上に記録してしまうのですから、なんとも凄い発明です。楽譜の読み方のルールをマスターしさえすれば、何百年も前の音楽でも、また誰も聞いたことのないオリジナル曲でも、楽譜はそれを記録しており、全くその曲を知らない人でも、その楽譜を頼りに演奏を再現することが出来るのです。楽譜さえあって、それをちゃんと吹きさえすれば、初めてのひと達ともばっちり合奏が出来てしまいます。そう、「ちゃんと吹けば」です。楽譜の「ちゃんとした吹き方」についてお話しさせてください。

 八分音符や四分音符、二分音符や全音符。これら「オタマジャクシ」は音の長さを表し、その「居る場所」で音の高さを表します。あまりに当たり前の事ですが、四分音符の長さは「一拍」です。四拍子で、「パン、パン、パン、パン」と手を叩けば、「パン」の音の始まりから、次の「パン」の直前までが四分音符の長さです。ところがこの長さをめいっぱいに使うのは、その音符に「テヌートマーク」が付いている場合だけです。記譜上の約束では、次の「パ」の前に十六分音符程度の空白をつけるのが普通です。「パーア、パーア、パーア、パーア」つて感じです。スタカートマークが付いていれば、「パン」の頭で出した音はすぐに切って止めます。「パ、パ、パ、パ」という感じです。休符の場合は、音を出すのではなく、「出さない」というだけで、長さのルールは基本的に同じです。「休符」という名前から誤解し、本当に「演奏を休んでしまう」プレーヤーがたまにいますが、本当に休んではいけません。しっかりと拍を数えて、次の音符のために準備してください。「休符」というより「無音符」というほうが正しいかもしれません。当たり前のことばかりをお話ししたので、皆さんは読む必要がなかったと後悔しているかもしれませんが、本論はこれからです。「この当たり前の読譜ルールを、二分音符でも、全音符でも、タイで8拍分繋がった二つの全音符でも、同じ約束で伸ばす」というのが大切なのです。あなたのバンドのメンバーの合奏で、音の終わりがバラバラなことはありませんか?誰かが長さのルールを無視してしまえば、合奏は破たんしてしまいます。特に全音符や付点二分音符は要注意です。バンドでの申し合わせがない状態では、音符の長さ分、しっかり吹き切りましょう。 4/4拍子の場合の全音符は、一拍目の頭から吹き始め、次の小節の一拍目の頭の直前で音を止めるのが基本です。
 経験を積んで、高い「初見力(初めて見る譜面でもある程度曲が演奏できる)」を持ったプレーヤーでも、今お話しした、「音の長さ」や「音の切り方」がぞんざいな方も少なくおりません。自分自身が、「楽譜をその通りに吹いているか」、をもう一度確認してみてください。

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Written By: sax on 11月 15, 2016 No Comment

サックスという楽器を演奏して音楽を楽しんでいる皆さんの場合、ステージで演奏することが少なくないと思います。そりゃあ、こんなに格好良い、サックスという楽器で音楽を奏でられる技術を持っているのですから、少しでも多くの皆さんに聞いて欲しいと思うのが普通でしょう。かといって、ステージでの演奏はやはり「非日常」です。目の前の聴衆の目線で怖気づかないひとはいませんし、客席より一段高い舞台の高さは想像以上の高所です。「落ち着いて練習通りに演奏すればOK!」、なんて先生や先輩に言われても、そんなうまくはいきません。そんな恐怖の場所、「ステージ」であなたを助けてくれる頼もしいグッズ達を紹介します。
 ライブハウスの小さなステージでも、ホールの広いステージでも、必ず「舞台照明」の設備が付いています。ステージ上の演者をより良く見せるための大事な照明設備ですが、「客席にどう見せるか」は配慮されていますが、意外と舞台上の演者には優しくない照明設備が少なくありません。簡単に言うと、「照明のせいで譜面が見えない!」場合がもの凄く多いのです。演者の顔や、ステージのバックに当てる照明は沢山あっても、譜面を照らす真上、もしくは後方上からのライトが無いのです。昔のダンスホールのビッグバンド用の譜面台には、この問題を防ぐために、譜面台そのものに蛍光灯が仕込んでありました。そして今ではLEDの譜面台ライトがあなたの譜面を照らしてくれます。ちょっと前までは暗い豆電球の携帯用譜面台ライトしかありませんでしたが、急激に進歩したLED照明技術のおかげで、軽くて小さくて、もの凄く明るい譜面台ライトが2、3千円で買うことができます。照明を気にせず、譜面をしっかり見ることができます。

 サックススタンドもステージでは役に立ちます。楽器を持ち替えて演奏する場合はもちろんですが、そうでない場合も結構役に立ちます。他人のソロを目立たせるため、サックスをスタンドにおいてちょっと舞台の端に引っ込む、なんて格好良いですよね。マイクの位置を調整するときにも、サックスを置くと両手が空き、しっかりとマイク位置を決めることができます。また曲の間にちょっとサックスを置けば、気分が変わってリラックス出来るなんてこともありますね。意外とステージでは、「サックスを首から下げている」ということが邪魔になる場合が少なくありません。サックススタンドは、「要らないだろ?」と思っても、有るとなかなか便利です。
 最後にお勧めしたいのは「ベルトポーチ」。腰のベルトに取り付ける小さな小物入れです。客席から見えないように体の後ろ側に着けておき、リードケースやマウスピースキャップ、吸水ペーパー等の「まさかのときに役に立つ」ものを入れましょう。一見不要かもしれませんが、このポーチがあれば、「マウスピースキャップがポケットから落ちて、カランカランと会場中に音が響き渡った。」とか、「アクシデントでリードに触ってしまい、演奏を中断して、リードを取り換えに楽屋まで…。」なんてことも無くなります。

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Written By: sax on 10月 4, 2016 No Comment


スマホは私たちの生活を激変させました。通勤電車で映画が見られるとは思っていませんでしたし、自分がポケモンハンターになれるとも思いませんでした。手のひらの中のパソコン、「スマホ」には、私たちの音楽生活をも変えるアプリがたくさん用意されています。そんな「演奏系アプリ」の中のいくつかのお勧めをご紹介しましょう。
 メトロノームやチューナーアプリは非常に沢山の、個性的なアプリが出ています。これといって決めるのは難しいです。お勧めどころは、表示が見易い、好みに合う、ということはもちろんですが、メトロノームは振り子表示機能があることが大切です。ピッ、ピッ、ピッのような音や、単独のランプ点滅では、「拍の間」が感じられません。せっかくの高精細ディスプレイですので、振り子がアニメーションで動いたり、複数のランプで光が走るものがお勧めです。チューナーは音の測定反応が良いものを選んでください。ギター等の弦楽器用に作られたチューナーは測定反応が遅い(弦楽器チューニングの場合はそれで良いのです)ので、管楽器には向いていないものもあります。なかでもセンターチューニングメーターを備えたものがお勧めです。無料アプリをいくつかダウンロードしてみて試してみてください。
 コードの構成音を教えてくれるアプリもあります。「Pianochord」という無料アプリは、かなりの種類のコード名を指定でき、その構成音をピアノ鍵盤の上で確認できます。しかも第一、第二、第三展開も表示し、ピアノ音でハーモニーの確認ができます。アドリブソロの書きソロ作りや、フレーズ探しのガイドに超便利です。「ChordTracker」というアプリは、スマホ内の音源のコード進行を解析し、コード譜を作ってくれます。かなり精度も高いようです。スマホが才能をカバーしてくれ時代になったようです。
 譜面めくりの定番アブリ、「piaScore」も優秀なアプリです。pdfファイルの楽譜を表示し、書き込みや縦スクロール等の機能も持っています。凄いのは、スマホやタブレットのカメラで演奏者を監視し、演奏者が首を振るだけで楽譜をめくってくれるモーションセンサー機能です。もっと確実に譜めくりをしたい場合は、ワイヤレスのフットペダルも使えます。楽譜に対するあらゆるニーズに応えてくれる高性能なアプリです。音楽プレーヤーアプリも進化しています。音のピッチはそのままで、音楽のスピードだけを変えるもの、またスピードはそのままで、ピッチを半音単位で変えることもできます。音源から耳コピーをする場合には必須のツールです。再生速度が変えられるCDプレーヤー、小型のチューニングメーター、小型のリズムマシン等、楽器演奏者は色々な電子機器や道具を持っていましたが、いまや「スマホ一台で、全部OK!」という時代になったようですね。

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Written By: sax on 9月 27, 2016 No Comment


ジャンルや楽器の種類を問わず、楽器奏者には譜面が必須でしょう。譜面を一枚も持っていないという楽器奏者は、とても珍しいと思います。譜面は単に音符で音の進行を教えてくれるだけでなく、音楽を演奏するうえでの必要な情報が満載されています。作曲者、アレンジャーからの奏者への情報です。そしてその「譜面」に、奏者自身が色々とメモを書き込むことで、演奏のために必要な情報をさらに充実させることができます。それが「書き込み」です。思わず「そうか!」と膝を打つ(かもしれない)、書き込みのヒントをお話します。
 EやAのキーは、全体の音に#や♭が4つも付く恐ろしいキーです。「♯と♭が4個以上のキーの演奏は医者から止められています。」、というのは多くの奏者が言う冗談です。キーを決める全体の#と♭は先頭に記載されるだけで、小節の中では記載されません。もちろんその約束の中で読譜し、演奏するのが音楽の基本ですが、どうしても#、♭が付いていることを忘れてしまうようなフレーズが出てきます。そんなところには自分で#や♭を書き込みましょう。吹くときに忘れるよりは絶対マシです。ビッグバンドの勧進帳。楽譜が何ページにも渡る、大作の楽譜を指す言葉です。繰返し記号やダルセーニョ等があると、譜面のページをめくるのが一苦労です。譜めくりのタイミングを逃すと、吹くべき場所が見られない、なんてことも出てきます。「ここの12小節の休みでページを左にずらす」とか、次のページの4小節を手書きで追記しておいて、「その演奏後ページめくり」、とかの書き込みはとても重要です。屋外の演奏の際、風対策のクリアフォルダ一に楽譜を入れて、「常に2ページ見開き状態」で演奏するには、書き込みだけでなく、「同じページを2枚以上コピーする」といったテクニックも必要です。調を示す楽譜先頭、セーニョマーク、D.C.、D.S.等には赤ペンでマークしましょう。飛び先を分かり易くするように、D.S.からセーニョに線を引いちゃうのも手ですね。

 五線の上に何本か線が追加された高音域は、瞬時には何の音か分かり難いものです。こんなときは「ソ」とか「G」とか書き込むのも良いでしょう。ジャズやポップスでは、フレーズの決まり手を使う場合が少なくありません。半音スケール上昇/下降などがその例です。最初の音に文字、「レ」、続く7個の8分音符をタイで繋ぎ、[クロマ]と記載。これで「レ」から始まる半音階スケールの2拍が演奏できます。分散コードアルペジオのフレーズには、コード名そのものを書いてしまうのも良いでしょう。コード構成音が身体に入っている場合には、譜面上の音符を「ガイド」にして吹けてしまいます。
 「書き込み」は自分のためのメモです。他人には「落書き」以外のなにものでもありません。決してバンドの原譜(げんぷ)や他人の譜面に書き込んではいけません。でも、熱で消える「フリクション・インク」のボールペンなら、ぐちゃぐちゃの書き込みでも、軽くアイロンで熱を加えるだけで消すことができます。これならいいかも、です。

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Written By: sax on 3月 29, 2016 No Comment


ジャズサックス奏者の皆さんの中には、「ジャズはアドリブソロを演奏してこそジャズなんだ。予め練習した書きソロなんてジャズじゃないね。」、と思っている人が多いようです。確かにジャズという音楽ジャンルでは、アドリブという「即興演奏」は大事な要素かもしれません。またプロのジャズ演奏家のほとんどが「即興でソロを演奏している」のは事実です。そういう意味では、予め準備し、練習を重ねて演奏に臨む「書きソロ」は邪道なのかもしれません。しかしアマチュアのジャズサックス奏者にとって。「書きソロ」は演奏の音楽性を向上させる大事な練習法です。今日はこの、「書きソロ」の効果についてお話しします。
 ジャズの演奏でソロをとるためにはいくつかのアプローチが有ります。それらのうちの基本中の基本は「メロディフェイク」でしょう。その曲のメロディラインの旋律を自分なりに加工して、自分の旋律として演奏します。次のアプローチは「コード進行をなぞる」です。曲のコード進行に沿った音を選択し、本来のメロディの流れの替わりに自分の音を埋めていきます。この方法でソロを演奏するために、ジャズサックス奏者はコードスケールの練習や、コードトーンのアルペジオパターン、帰着コード進行であるツー・ファイブ・ワンのフレーズを練習したりします。残る最後のソロのアプローチは、「何も考えずに、気持ちのままに楽器を演奏して音を出す」ですが、この場合はそれが聴衆に受け入れられるか否かが問題なので、特に語る事はありません。どうでしょう?こんな難しい事を、いくら「ジャズは」といっても即興で、瞬時に、何の準備も無しに、自分のソロとして簡単に演奏できるのでしょうか?もちろんプロのジャズミュージシャンはするでしょう。かといって我々、アマチュアジャズプレーヤーが、それを出来なければいけないという事にはならないはずです。

 同じジャズでもビッグバンドのソロプレーヤーは「書きソロ」はあたりまえです。ビッグバンド曲の一部の「彩り」としてのソロスペースは、その全体のアレンジや曲想に沿った、確実な「仕事」が求められます。多くのビッグバンドのソロイスト達は、その役割をじっくりと考え、自分の出来得る最高の仕事として「書きソロ」を準備します。譜面によっては、オリジナル演奏のソロを採譜した「ソロ譜」が記載されている場合もあります。コンボジャズでもこの考えを取り入れない理由はないと思います。書きソロの準備は、その曲の旋律の理解、またコード進行の理解につながります。何度でも悩んで最高と思えるメロディを組み立てる事が出来ます。そしてそれを体が覚えるほどに練習すれば、水当の即興演奏のときでも、自然と指が勣いてくれるでしょう。ワンコーラス分の書きソロではなく、ある一部分の書きソロでも良いかもしれません。書きソロによるソロフレーズの貯金は、溜まれば溜めるほど、プレーヤーの底力として蓄積されていきます。そしてそのプレーヤーを支える力になっていきます。素晴らしいアドリブソロヘの道は書きソロから始まると言っても良いと思います。

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Written By: sax on 2月 23, 2016 No Comment


皆さんの中で、譜面台をお持ちでない方は…いらっしゃいませんよね。アマにしろプロにしろ、楽器演奏者でマイ譜面台を持っていない方は稀でしょう。あ、ピアノ奏者は別ですよ(汗)。楽器奏者にとって譜面台は無くてはならないパートナーです。練習で、ステージで、譜面台が無ければ「頼りの譜面」を見ることが出来ません。多くの楽器奏者が譜面台に様々な工夫をして、より使い易くしているようです。そんな工夫をいくつか紹介しますので、気に入ったら採用してください。
 簡単な工夫で、意外と大きな効果があるのがカラーテープです。譜面台は種類が少ないので、練習スタジオなどで数多くが混じってしまうと、「誰の譜面台」かが分からなくなってしまいます。譜面台の足やポールに、ちょっとカラーテープを巻いておくことで自分のモノが見分けがつきます。譜面以外のものを置く場所を作る人も少なくありません。市販の譜面台アクセサリーやハンドメイドで「棚」を作り、チューナーやメトロノーム、スペアのリード等の置き場所を作ると便利です。この場合は、譜面台の上側に重さが集中しないように注意してください。譜面台が倒れ易くなってしまいます。譜面台の横幅を広げる工夫もあります。譜面受けの下側を延長することはちょっと難しい加工が必要ですが、丈夫にちょっと長い棒や板を取り付けるだけで、A4・3枚開きの譜面が置けるようになります。譜面めくりの悩みが少し解消しますかね。ほとんどの譜面台で有る、譜面置き部の左右に斜めに突き出た、譜面の上部を支える「左右のツノ」の延長も効果的です。同じ幅のプラスチックや金属の板を工夫し、着脱可能な延長棒を作れば、大型の譜面が「後ろに反ってしまう」のを防ぐことが出来ます。

 譜面台の周りにも工夫のネタはあります。A3程度の厚紙やプラスチック板を譜面の置台に置き、その上に譜面を置けば、譜面も安定し、裏側からの光で譜面が透けるのを防ぐことが出来ます。逆に、透明性の高いプラスチック板等を譜面の上に置けば、譜面が不用意に落ちたり、飛んでしまうのを防ぐことが出来ます。譜面をクリアフォルダーに入れている方が多いと思います。クリアフォルダーの表紙と裏表紙に、譜面台に置いたときに例の「ツノ」が差し込めるスリットを開ければ、フォルダーが譜面台の上で安定し、譜面めくりも楽になります。屋外での風の影響も軽減できます。
 譜面台の置き方を考えたことがありますか?組み立て式譜面台の多くが三本足ですが、一本を自分に直角になるよう置くのが良いでしょう。左右の足の間に譜面台の足が入る格好になるので、演奏の邪魔になりません。逆にすると、自分の足で、譜面台の足を蹴っ飛ばしてしまう確率が上がります。

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Written By: sax on 2月 16, 2016 No Comment


最近の社会人アマチュアビッグバンドの活動の活気には、目を見張るものがあります。70年代後半から始まった大学ビッグバンド結成ラッシュから早40年余り。多くの学生ビッグバンド出身者が、社会人になってもビッグバンドを結成し、演奏を続けているようです。また、「譜面がある」という取っ付き易さ(?)から、ビッグバンド経験者でなくても、また楽器の初心者でも、社会人ビッグバンドでの演奏を楽しんでいるかたも多いようです。学生や社会人、いわゆるアマチュアの「ビッグバンドメンバー」は、日本にかなりの数が居るはずです。プロのビッグバンドは、かつての黄金時代からはめっきりとバンド数が減ってしまいましたが、その分メンバー不定のスペシャルバンドの活動は少なくありません。今日はそのビッグバンドに不可欠な「箱面」の話しです。
 同じデザインで、ビッグバンドのホーンセクションの前にずらっと並んでいる、箱の様な譜面台。それが「箱面」です。客席側の面にそれぞれのバンド名のロゴが施されているのが一般的です。バンドによってはロゴだけでなく、バンド名の由来のワンポイントイラストを加えたり、色の塗り分けを工夫したりと、そのバンドの個性が出ています。ホーンセクションばかりでなく、ベーシスト用にも箱面があります。ベーシストは立って楽器を弾いていますので、譜面置き部の高さを上げるために、「ライザー」というゲタを履いて30〜40センチばかり高くするのが一般的です。バンドの全員が箱面を使うとかなり場所を取ってしまうので、最近ではギター、サックスセクション、トロンボーンセクションだけが箱面を使うというケースが多いようです。

 箱面の素材は、ベニヤ板やスチレンボード、樹脂パネルなどと多様ですが、組み立て方や安定性も箱面メーカーによってデザインが異なり、選ぶときには悩んでしまいます。移動の利便性のために軽量な箱面を選んだら、野外のステージで風に飛ばされてしまった、なんてことも珍しくありません。ある箱面のデザインでは、床に設置する面に「べろ」が出ており、それを演奏者が踏んだり、ステージにテープで留めることで、箱面が飛ばされるのを防ぐ工夫が施されているものもあります。客席側の面の上部に細長い穴がある箱面がありますが、その穴は箱面を運ぶための取っ手になっています。箱面の譜面を置く部分の下には必ずひさしのような譜面受け部があり、大量の楽譜を置いても下に落ちないようになっています。昔のキャバレーやダンスホールのビッグバンドは、100曲以上の譜面を常に箱面の上にスタンバイさせておき、どんなリクエストにも応えられるようにしていたそうです。
 箱面使用時の悩みはその高さです。普通の譜面台は、高さや譜面の角度をかなり自由に変えられますが、箱面の高さと角度は固定です。近いモノが見えにくくなって来た「お年頃」のプレーヤーにはこれは重大問題です。近くも無く遠くも無い、演奏者と譜面の微妙な距離の不具合で、「箱面用の老眼鏡」を持っているサックスプレーヤーは珍しくないようです。(笑い)
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Written By: sax on 10月 6, 2015 No Comment

楽譜で演奏するビッグバンドでは、演奏の難易度を譜面の印象で示す言葉が沢山あります。「縞々だらけ」というのは音符の符尾(旗)が多い、16分音符や32分音符だらけの、速く難しい運指の譜面です。「電信柱」は五線紙から飛び出した、高いミやファ、それ以上の高音域の記譜を指します。「こんな電信柱だらけの譜面、音出ねえよ!」、と言う感じで使います。とにかく難しいフレーズ、譜面は、「指が回らない」のが難点です。今回は、「指が回らない理由」、また「克服の仕方」を考えてみましょう。
 指が回らない理由の80%は「練習不足」です。こんなことを言うのもなんですが、回るまで練習するのが練習です。まずは何も考えずに100回練習して、どうしてもうまく演奏できない状態なら、別のことも考えたほうが良いでしょう。それまではひたすら頑張ってください。で、それでも回らない場合はどうするか。フレーズの研究です。指が回らない理由、自分の演奏技術、解釈で間違った演奏の仕方をしていないかを徹底的に考えます。フレーズの継ぎ目、タンギングのポイントの変更、音符のアーティキュレーション(細かいニュアンス)の変更や修正で、まわらない指が回るようになることは珍しくありません。特にサックスのタンギングはフレーズのスピードに大きく影響しますので、「タ、タ、タ、タ」を「タ、ル、ル、タ」にするだけで、スピードに追い付けた、なんてことは珍しくありません。またジャズやポップス系では、大事な音と、そうでも無い音の差があります。クラッシック系の音楽では、装飾音符もしっかりと記譜通りに吹いて、周りと合わせる必要がありますが、ジャズの場合、「そこの装飾はリードアルトだけが吹けばいいよ!」なんてフレーズが少なくありません。もちろんプロの奏者達、バンド達はしっかりとそんな場所も揃えて素晴らしい演奏を披露します。しかしアマチュアが100点のみを目指すのも考え物です。80点を目指して、「やばい」ところは吹かない、という解決策もアリだと思います。

 さあ、お待ちかね。回らない指の誤魔化し方です。まずはバンドの皆に告白し、解決法を相談しましょう。ユニゾン(同音)のフレーズなら、「しようがないなあ、じゃあ、聞こえないように小さい音で吹いて」で解決するかもしれません。ハーモニーのパートなら、「ここだけはしっかりと吹いて、あとは捨てよう」と言われるかもしれません。とにかく回らない指の克服は、バンドのメンバーと一緒に考えるべきです。自分一人で分からないように誤魔化せるのは、超一流の奏者か、まわりから相手にされていない4流奏者だとおもいます。「相談!」、これ重要です。バンドのことを良く分かった指導者やコンマスがいる場合は、「大事なこことここはしっかり吹こう、ここでモタると次の頭が遅れるので、軽く吹いて頭は合わせよう」等の、バンド全体での誤魔化し方を提示してくれます。音楽は「完璧」が「美しい」とは限りません。適当に美しく誤魔化しましょう。
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Written By: sax on 4月 24, 2015 No Comment

ブラスバンドやビッグバンドでサックスを演奏している方々には、楽譜・譜面は必要不可欠な存在です。ジャズのコンボでも、複数の管楽器や中規模編成でアンサンブルをする場合には、譜面で「お約束の部分」をしっかり決めておく場合も少なくありません。そして「自分の譜面」には、自分なりの「メモ」をするのが常識です。かつてそのメモ書きのポイントについてお話ししたことがありますが、今日は再び「譜面への追記」についてお話しすることにしましょう。

最近市場で販売されている楽譜のほとんどは、コンピュータの記譜ソフトで清書された楽譜です。
昔の様に、写譜ペンを使って手書きで作った譜面は少なくなりました。
しかし町の商店主が片手間にPCで作ったチラシと、ちゃんとデザイナーがレイアウトした広告とは見易さが格段に違うように、同じコンピュータ記譜の譜面でも、トホホなものはすくなくありません。
一番多い???な譜面は、段組みが4小節や8小節の、音楽の基本的な単位になっていない譜面です。一段に7や10や14小節が詰め込まれた楽譜。しかも原曲はブルース。
そんな場合は4小節や12小節毎に縦線を追加しておきましょう。そうしておけば、曲の中で迷子になる確率が格段と減るはずです。
またコーダ・マークやセーニョ・マーク等の、曲中での「ジャンプ」の記号が小さくて認識しにくい譜面も良くあります。
こんな場合は、自分で大きなマークを追記するなり、マークを赤ペンの丸で囲むなりの「目立つ工夫」をしてください。
何度も間違えるようなら、ダルセーニョとセーニョ・マーク、トゥーコーダ・マークとコーダ・マークを薄い矢印線で結んでしまうのも良いかもしれません。
そうそう、線で思い出したのですが、「長い言葉のメモ」は実際の演奏中では効果を発しない場合が少なくありません。
「急に音を小さくする!」なんてメモは、「急PPP」なんて方がかえって体が動いてくれます。自分用の省略ルールがあると便利ですね。

 楽譜へのメモは演奏の音楽に関するだけではありません。
譜面を次のページにめくるタイミングは長休符の部分で済ますよう、作戦を立てて譜面に「ここで譜面めくり」等メモしましょう。
長休符が無く、譜面をめくる暇が取れない場合は、同じページを2枚コピーして、「めくっても同じページ」で対処するのが良い場合もあります。
またソロでセンターマイクへ移動する必要があるときは、十分な移動時間を取って、「ここで移動開始」と書いておくのも重要です。
休符の小節のカウントが分からなくなってしまったときの容易に、「ここからトロンボーン」とかほかの楽器のフレーズを楽譜に追記しておくのも有効です。
前にも言ったと思いますが、バンドのオリジナル譜面に自分用の書き込みは「厳禁」です。自分用にコピーしたうえで、自分のためのメモを記入しましょう。
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