サックス ケース

ソフトケースは危険?迷信です。


近年のサックスケース業界は、性能の良い軽量パックケースやセミハードケースが数多く出回っています。そんな状況で、柔らかい素材だけで出来ている「ソフトケース」は「楽器の保護能力が低い」、とか、「ぶつけたら楽器は一巻の終わり」等、敬遠されがちです。
しかしソフトケースは非常に軽く、楽器を持ち運ぶ際にちゃんとした配慮をすれば、このうえなく便利で「楽チン」なケースです。樹脂の成型技術が無かった昔、ニューヨークのジャズクラブの周りは、ソフトケースでサックスを持ち歩くサックスプレーヤーで溢れていました。年季の入った革製のソフトケースを肩から掛けていたら、もう見かけは「渋いジャズメン」です。そんな「ソフトケース派」に贈る、ソフトケースを使うときの注意点をお教えします。
 ソフトケースを持って電車に乗るときなど混雑の中では、ケースごと楽器を前に抱く格好で楽器を守ります。場所もとらないし、楽器も安全です。それゆえ、肩掛けで持ち歩くときは、楽器は背中側ではなく、前側にして持ちます。右側なら右腕で楽器を抱え込む感じですね。この持ち方によって、不用意に周りにぶつけたり落下させたりすることがかなり防げます。また右腕で抱え込む姿勢で、楽器の重量も肩に集中せず、より軽く持ち歩けます。
 
 あんこ(ソフトケースの場合の保護クッション)が少な目のソフトケースでしたら、サックスをバスタオルで包むのも有効です。ソフトケースの場合、重量はほとんど楽器の重さだけですので、楽器を持っていても意外と動きが自由になります。また手を添えて縦置きに「休め」をするときは、ソフトケースの場合は床に直接置かずに、足の甲の上に楽器を載せることをお勧めします。バリトンだとちょっと辛いですが…。
 ソフトケースで一番ダメージを受け易いのは、サックスの長いシャフトとベルの前側です。絶対にベルを下側にして床置きはしないでください。この姿勢を繰り返すと、ベルの外側が押されて「唇べろん」になってしまいます。シャフト部を守るために楽譜等をサックスの背中にあてがうように曲げて、ソフトケースの中に収納するプレーヤーも多いようです。ちゃんと配慮をすればソフトケースはかなり「機動性、高し!」です。
非常に質の高いマウスピースです。コストパフォーマンスもいいと思います。
テナーサックスでジャズをやる方でしたら一度は検討する価値があると思います。
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