サックス 練習・レッスン

リードミス克服法


サックスを吹いていると、リードが急に「パキッ!」と甲高い音を立てる。皆さんが悩んだり、嫌ったりする、これが「リードミス」と呼ばれる現象です。
「リードミス」という言葉は良く使われていますが、実は正確な意味を表わしてはいません。「演奏中に、奏者が意図していない倍音が出る現象」というのが適切なでしょう。ですので「リードの振動ミス」はあくまで「結果」ですので、「楽器のコントロールのミス」というのが正しい表現でしょう。
このリードミスが起こる原因が「楽器のコントロールのミス」ですので、原因は様々なことが考えられます。以下、リードミスを克服するためのポイントを挙げてみますので、チェックしてみて下さい。
1. マウスピースを咥える深さは適切ですか?:マウスピースを深く咥え過ぎていたり、浅すぎたり、また曲がっていたりすると、「キュッキュ」という甲高い音が混じる場合があります。色々と変化させて試し、良いポイントを探してみてください。
2. リードのバランスが悪くないですか?左右のバランスの狂ったリードを使っていると、リードがうまく振動せずにリードミスとなることがあります。左右の硬さのバランスの狂いで、リードの振動が不安定になり、リードミスの原因になります。首を左右に傾けて吹き、リードの右側の音と左側の音を別々に聞いてみてください。大きく異なるようならこれが原因です。リードを調整するか、替えるかすることが必要です。
3. リードはマウスピースに正しく固定されていますか?リードの先端とマウスピースの先端が大きくズレたりしていると、リードミスの原因となります。要チェックです。また、リガチャーのネジの締め具合もチェックしてみてください。締め過ぎ、緩め過ぎ、またリードを締める位置もリードミスに関係します。
4. マウスピースの先端、サイドレール等に傷や凹みはありませんか? マウスピースはとてもデリケートな代物ですので、落としたり、ぶつけたり、また先端がどこか硬いものに触っただけで、正しいリードの振動を導けない「不良品」になってしまいます。特にサイドレール(マウスピースのリード側の左右の壁の頂点)の左右のバランスが狂うと、リードミスを頻発させるマウスピースになってしまう場合があります。
また最初に述べたように、「リードミスは楽器のコントロールのミス」が原因ですので、道具ばかりを疑わずに、奏者側も疑ってください。そう、ご自分の奏法のチェックも重要です。
できたら内緒にしておいて教えたくないです。ビンテージや有名なものを闇雲に追い求めるよりまずは使ってみてって感じでしょうか。
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