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Written By: sax on 12月 5, 2018 No Comment

1920年、アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ生まれの「モダン・ジャズの父」、チャーリー・パーカー。「バード」の愛称で呼ばれ、天才的なひらめきを伴ったそのアドリブは、ジャズの歴史の中で伝説となっている。…と皆さんご存知の超天才ジャズアルトサックス奏者です。正統派のチャーリー・パーカー紹介は他の資料に任せ、少し横道の情報を紹介しましょう。
 今でこそ、「アドリブソロはその場での即興演奏」が当たり前のようになっていますが、パーカーが活躍した1940年代初頭、多くのプレーヤーは「準備したアドリブ」を演奏するのが常識だったようです。「そんなの即興じゃないじゃん!」と非難されそうですが、曲のメロディやコード進行に沿った完成されたフレーズの貯金を組み合わせ、聴衆に受け入れられるソロを演奏するという事は、それ自身まさに「ジャズ」でした。そこに出て来たのがとんでもない天才、パーカーでありディジー・ガレスピーです。ダンス音楽でしかなかったスイング・ジャズに飽き、新しい何かを探していたプレーヤー達のライブハウス閉店後のセッションから、新しいジャズ「ビバップ」が生まれ、ジャズはダンス音楽から「芸術」と評価されるようになりました。ビバップの創世記、パーカーやガレスピーらは曲のコード進行を極限まで拡張させ、使える音の範囲を広げました。原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いたり、頻繁な内部転調やテンションノートを使用したりと、その曲の持つ可能性を無限に広げたのです。しかも「雰囲気で」。そうなんです、パーカーは代理和音やテンション、内部転調などという現代ジャズの「語法」をさほど意識せずに、天才的なひらめきでアドリブソロに昇華したと言われています。後年多くのプレーヤーがおこなった、「パーカーのアドリブ分析」は、きっとパーカー自身に見せたら、「へえ、そうなんだ?」という具合なのでしょう。だからこそ、泥酔して居眠りしていたパーカーが突然目を覚まし、圧倒的な迫力と完成度のソロを演奏する、といったことが可能だったのでしょう。

 パーカーは楽器を選ばなかったことでも有名です。というか、麻薬と酒、+αに明け暮れたパーカーは、自分の楽器を売って現金を作ることに躊躇しませんでした。ですので、誰かからの借り物の楽器をステージで演奏するのは当たり前でした。パーカーが演奏したことで有名なグラフトン社製の白いアクリルサックスも、購入したサックスかどうかは不明らしいですが、1994年にパーカーの遺族によってオークションに出品され、1,600万円ほどで落札されたそうです。多くのサックスメーカーが、パーカーに使って欲しくて楽器を提供したとの記録もあり、管体にパーカーの名前彫刻が入ったKing Super20も写真が残っていますが、パーカーがお金を出して買ったとは考え難いと思います。パーカーのマウスピースはBrilhartの白トナリンが有名ですが、黒エボリンやオットーリンクのメタルも使っています。でも、何を使ってもパーカーの音になっています。「弘法筆を選ばず」なんですかね。

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Written By: sax on 11月 14, 2018 No Comment

ネットのQ&Aサイトでサックス関連質問を検索すると、かなりの頻度で出てくる質問に、 「音が出ない!どうして」があります。サックスを吹いていると多分何度かは、「あれ?音が出ない。何故?」、という場面に出くわすのではないでしょうか。そんなときのヒントをご紹介します。
 サックスから全く音が出ない場合、真っ先に疑うのはリードです。というか、リードが振動していないので音が出ないのです。リードが振動しないのには、いくつかの原因が考えられます。一番多いのはリードがマウスピースに正しくセットされておらず、リードが振動することが出来ないケースです。リードとリガチャーの装着状態を確認しましょう。次に疑うのは、「振動できるリードかどうか」です。リードが折れていたり、波打っていたり、ねじれていたりして、まったくリードが音を出せない場合です。ま、この場合はリード交換です。マウスピースの先端に対し、リードの先端が遠すぎる(ディップが広過ぎるかずれている)場合や、リードが柔らかすぎてマウスピースの先端にくっ付いて蓋をしてしまう事も考えられます。この場合は、マウスピースを啼える深さを変える事で、音が出てくる場合があります。咥え方を深くしたり、浅くしたりして様子を見ましょう。このケースはアンブシャの唇の締め具合が大きく影響しますので、テナーサックスからソプラノへ持ち替えたり、アルトサックスを吹いた直後にバリトンを吹くなど、マウスピースの大きさの差に起因することも少なくありません。唇の地下鉄力加減と、マウスピースの咥える深さに対する感覚が、実際の状態と自分の思っている状態とで、かい離を起こしている場合が多いようです。

 いちお音は出るが、何か芯の無いスカスカの音で、全部の息が音に変わっていない感じ。これは息漏れと考えて良いでしょう。サックスは多くの「隙間」を持っています。マウスピースとネックコルクの間、ネックと本体のネックレシーバー、オクターブキーが不適切に開いていたらこれも隙間です。各トーンホールのパッドのズレによる隙間、解放パッドの開き加減も「隙間」として影響する場合もあります。これらの場合は完全に「故障」ですので、自分で原因の究明と解決が出来なければ、早々にリペアマンのお世話になるのが得策でしょう。
 一番やっかいなのが、物理的に音は出るが、サックスとしてまともな音が出ない、という場合です。サックスという楽器としての能力が出ず、「ちゃんと、音が出ない」というケースです。これはもう、原因は千差万別です。バッドの張り付き、ズレはもちろん、メカニズムの故障や管体の曲がり等、考え出したらキリがありません。基本的にリペアマンに助けを求めるのが最善だと思います。ここでちょっとしたアドバイスをひとつ。Fの音が出ないからといって、Fのトーンホールだけを気にするのは間違いです。とんでもない場所のパッドのズレでFの音がおかしくなるケースもあります。サックスって複雑な楽器なんです。

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Written By: sax on 11月 7, 2018 No Comment

フランス、ノルマンディー地方に生まれたマルセル・ミュール(以下ミュール)。多分、人類史上最高のサックス奏者のひとりと言っても誰も文句を言わないでしょう。彼のために多くのサックス曲が作られ、彼によって演奏されました。それらの曲は今でもクラシックサックスの名曲として引き継がれ、多くのサックス奏者によって演奏されています。その偉業ゆえに、まるでミュールがサックスを普及したかのような誤解をしている人が少なくありませんが、サックスは1840年代に発明されており、セルマー社も1885年にサックスの製造を開始しています。ミュールは1901年生まれ(没は2001年。 21世紀まで生きました!)ですので、ミュールがサックスを手に取ったときには、すでにサックスは楽器としてそれなりの存在になっており、多くの歴史に残るサックス奏者がすでに登場していました。ですので、ミュールがサックスを普及させたという訳ではないようです。

 1942年、ミュールは当時休止状態にあったパリ音楽院のサキソフォン科を復活させ、そこで多くのサックス奏者や教育者を育てたとのことです。名門音楽学校でサックスの専門科が休止してたということは、当時あまりサックス奏者を目指す音楽家がいなかったということでしょうか。他の楽器に比べてサックスはマイナーな楽器だったわけです。それが天才サックス奏者ミュールの登場によって、サックスの素晴らしい音色や演奏のテクニック、楽器としての成熟度が多くの音楽ファンに紹介され、「サックスって凄いじゃん!」となり、「俺もやりたい!でもパリ音楽院、サックス科無いじゃん」、「パリ音楽院:ミュールさんに教えてもらうしかないでしょ」、となったのではないかと思います。となると、やっぱりミュールは、「サックスを世にアピールし、定着させたひと」なのでしょう。
 この名門「パリ音楽院サキソフォン科」での教育者としての活動ばかりでなく、ミュールは自身の演奏活動も精力的におこないました。アルトサックスを吹いてのソロ活動に加え、当時の最高のメンバーで構成された「パリ・サクソフォン四重奏団」を結成し、自らもそこでソプラノ・サックスを演奏しました。ミュールの時代の音楽は、78回転のSPレコードでの録音・流通が主流でした。そのためこの時代の音楽家の多くは限られた数の録音しか残していませんが、幸いミュールは多くの録音を残しています。ミュールの演奏は多くのSPレコードから復刻されCD化されており、当時の艶やかなミュールの音色と驚異的な演奏テクニックを今でも感じる事が可能です。ミュールはサックスにビブラート奏法を導入したことで有名ですが、音の立ち上がりやタンギング、サウンドの作り方など、現代サックス奏法の原点と思われる技術を随所に聞くことが出来ます。私見ですが、初めてミュールの演奏を聴いたとき、「え?マーシャル・ロイヤル?」つて思いました。歴史的ビッグバンド、カウント・ペイシー楽団の名リードアルト、マーシャル・ロイヤルのサウンドとミュールのサウンドは劇似です(と、思います)。ミュールの「Lonely Street」、聞いてみたかった!

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Written By: sax on 10月 31, 2018 No Comment

女性のサックス奏者も沢山いらっしゃいますので、「サックスにもおしゃれを!」という声は少なくないと思います。自分の愛する楽器を少しでも「自分風」にアレンジして、サックスへの愛の表現と、自分のおしゃれセンスのアピールをしたいですよね。
 サックスケースへのおしゃれは古くから一般的だったと思います。ファイバーケースの表面にステッカーを貼ったり、ストラップマスコットをぶら下げたりは初心者。こだわる方はケース全面に好みのイラストやパターンを、オリジナル塗装で書き込んだりしています。ストラップのおしゃれも流行っていますね。ネックベルトを独自のデザインのものに変えたり、ストラップストリングを派手な柄物にしたりはシンプルなほうです。ビーズでの装飾やクジャクの羽のようなデザインを施したストラップもたまに見かけます。使うサックスそのものをおしゃれにするサックス奏者も沢山います。少し前に流行したA〇freeのサックスは、花柄シリーズがかなり人気だったようです。赤や青のカラーサックスも一時期流行しましたね。

 サックス本体へ手を加えてのおしゃれも多種多様です。1970年代、セルマーサックスの 「アメセル」と「フラセル」のすぐ分かる違いは、ネックのエンブレム部に青いペイントが入っている(フラセル)か入っていない(アメセル)かでした。プチ見栄貼りのフラセルオーナーは、ネックのエンブレムの塗料を削り、「なんちゃってアメセル」にして喜んでいました。ほんと、結構沢山いたんです。これも、ちょっとしたおしゃれと言えるでしょうか?サウンドへの影響が一番繊細なネックへのおしゃれ改造はあまり勧められないのですが、ネックそのものでなく、ネックのオクターブキーであればサウンドへの影響は軽微です。ですのでエンブレムの塗装を剥がしたり、目立つところに宝石類を貼って「なんちゃってキャ〇ンボール」にしたり、キラキラのラインストーンを散りばめる、なんていうのも個陛的なおしゃれだと思います。
 ラインストーンはサックスのおしゃれに良く利用されます。ステージのライトを受けてピカピカ光るとカッコ良いですよね。両面テープやホットメルト等の剥がし易い接着剤を使えば、気に入らなくなったらすぐに元に戻せます。ただラインストーンを散りばめる場所は選んでください。本体管体表面やシャフト周りへの装飾はお勧めしません。サウンドへの影響や、メカニズム動作への悪影響が心配です。気にせずに装飾できる部分は、パッドの付いた 「カップ」や「キーガード」です。
 素人では手は出ませんが、サックスの彫刻も究極のおしゃれですね。一般的にはベル周りのみの彫刻ですが、「バリ刻」と呼ばれる「全面彫刻モデル」では、ペルの朝顔の内側外周、カップ、二番管管体、U字管、ネックにも彫刻が彫られています。彫刻は「後彫り」も可能です。海外では管楽器彫刻専門の技術者も少なくありません。日本にも後彫り彫刻を請け負ってくれる工房がありますので、人より目立ちたい衝動が抑えられない方は調べてみてください。

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Written By: sax on 10月 24, 2018 No Comment

携帯やスマホの撮影機能が充実し、日常の「写真」や「映像」が気軽に撮れるようになった今、サックス奏者の皆さんも、自分の愛サックスの写真を撮る機会が増えたと思います。がしかし、サックスの撮影は思いの他難しいです。サックス撮影時のテクニックを紹介しましょう。
 サックスを被写体にする撮影は何故難しいか、それはサックスが「ピカピカ」だからです。鏡のように周りを映し込んでしまうサックスの表面は、最も撮影の難しいもののひとつでしょう。サックス撮影のコツは、この「映り込み」をどう処理するかにかかっています。普通の部屋でサックスをスマホで撮影しようとしたら、部屋の照明や窓からの外の明かり、もしくは「何か明るい周りのモノ」が皆サックスのあらゆる部分に映り込みます。そんなときは、映り込むものをすべて無くした状態から撮影を始めます。もちろん、明かりが無ければ被写体のサックスは真っ黒ですので、まずはスマホのLEDライトで照らしましょう。サックスの表面は平らな部分が少ないので、LEDライトの映り込みは意外とカメラ側に跳ね返りません。ただし一灯のLED照明だけだと、かなり固い質感になってしまうので、もっと全体に柔らかい光も欲しくなります。柔らかい光は壁や天井を利用します。ただし広い面積で全面フラットな壁や天井でなければなりません。なぜならば、その壁や天井の面をサックス全体に映り込ませ、「全体に映り込んでいるのだけど、何も映り込んでいない感じ」を出すための面光源だからです。何も飾りのない、全面薄いグレーやベージュの「壁」のようなものが最適です。そのそばにサックスを置き、角度を考えながらカメラ(スマホ)を構えれば、良いアングルが見つかると思います。

 映り込みを避けるのが基本中の基本ですが、映り込みを積極的に利用する撮影方法もあります。点光源となる電球や丸いライトはさほど映り込みが気になりませんが、線となって長さを持つ「蛍光灯」の映り込みは、サックスの写真のノイズになり、せっかくの美しさを阻害します。そんなときは、サックスの位置を調整し、蛍光灯の映り込みが管体の長さ方向に平行になるようにしましょう。蛍光灯の線が映り込みではなく、管体の曲面のハイライト(光の集まる箇所)に見えればOKです。サックスの写真は、とにかく映り込みをどう綺麗に誤魔化すか、が勝負です。
 サックスの美しい角度もあります。サックスのキーが集まった「右側」からの写真が、サックスの美人アングルです。逆にするとサックスがすごくつまらない物体になりますのでご注意を。またサックスを吹いている奏者ごと撮影する場合は、やや下からあおるようなアングルが良いでしょう。遠近感がサックスや奏者の存在感を強調し、ステージ上の演奏を低い位置の客席から見上げる感じとなり、写真にダイナミック感が出ます。さあ、あなたの待ち受け画面も、自分のサックスの写真にしちゃいましょう。

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Written By: sax on 10月 4, 2016 No Comment


スマホは私たちの生活を激変させました。通勤電車で映画が見られるとは思っていませんでしたし、自分がポケモンハンターになれるとも思いませんでした。手のひらの中のパソコン、「スマホ」には、私たちの音楽生活をも変えるアプリがたくさん用意されています。そんな「演奏系アプリ」の中のいくつかのお勧めをご紹介しましょう。
 メトロノームやチューナーアプリは非常に沢山の、個性的なアプリが出ています。これといって決めるのは難しいです。お勧めどころは、表示が見易い、好みに合う、ということはもちろんですが、メトロノームは振り子表示機能があることが大切です。ピッ、ピッ、ピッのような音や、単独のランプ点滅では、「拍の間」が感じられません。せっかくの高精細ディスプレイですので、振り子がアニメーションで動いたり、複数のランプで光が走るものがお勧めです。チューナーは音の測定反応が良いものを選んでください。ギター等の弦楽器用に作られたチューナーは測定反応が遅い(弦楽器チューニングの場合はそれで良いのです)ので、管楽器には向いていないものもあります。なかでもセンターチューニングメーターを備えたものがお勧めです。無料アプリをいくつかダウンロードしてみて試してみてください。
 コードの構成音を教えてくれるアプリもあります。「Pianochord」という無料アプリは、かなりの種類のコード名を指定でき、その構成音をピアノ鍵盤の上で確認できます。しかも第一、第二、第三展開も表示し、ピアノ音でハーモニーの確認ができます。アドリブソロの書きソロ作りや、フレーズ探しのガイドに超便利です。「ChordTracker」というアプリは、スマホ内の音源のコード進行を解析し、コード譜を作ってくれます。かなり精度も高いようです。スマホが才能をカバーしてくれ時代になったようです。
 譜面めくりの定番アブリ、「piaScore」も優秀なアプリです。pdfファイルの楽譜を表示し、書き込みや縦スクロール等の機能も持っています。凄いのは、スマホやタブレットのカメラで演奏者を監視し、演奏者が首を振るだけで楽譜をめくってくれるモーションセンサー機能です。もっと確実に譜めくりをしたい場合は、ワイヤレスのフットペダルも使えます。楽譜に対するあらゆるニーズに応えてくれる高性能なアプリです。音楽プレーヤーアプリも進化しています。音のピッチはそのままで、音楽のスピードだけを変えるもの、またスピードはそのままで、ピッチを半音単位で変えることもできます。音源から耳コピーをする場合には必須のツールです。再生速度が変えられるCDプレーヤー、小型のチューニングメーター、小型のリズムマシン等、楽器演奏者は色々な電子機器や道具を持っていましたが、いまや「スマホ一台で、全部OK!」という時代になったようですね。

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Written By: sax on 10月 6, 2015 No Comment

楽譜で演奏するビッグバンドでは、演奏の難易度を譜面の印象で示す言葉が沢山あります。「縞々だらけ」というのは音符の符尾(旗)が多い、16分音符や32分音符だらけの、速く難しい運指の譜面です。「電信柱」は五線紙から飛び出した、高いミやファ、それ以上の高音域の記譜を指します。「こんな電信柱だらけの譜面、音出ねえよ!」、と言う感じで使います。とにかく難しいフレーズ、譜面は、「指が回らない」のが難点です。今回は、「指が回らない理由」、また「克服の仕方」を考えてみましょう。
 指が回らない理由の80%は「練習不足」です。こんなことを言うのもなんですが、回るまで練習するのが練習です。まずは何も考えずに100回練習して、どうしてもうまく演奏できない状態なら、別のことも考えたほうが良いでしょう。それまではひたすら頑張ってください。で、それでも回らない場合はどうするか。フレーズの研究です。指が回らない理由、自分の演奏技術、解釈で間違った演奏の仕方をしていないかを徹底的に考えます。フレーズの継ぎ目、タンギングのポイントの変更、音符のアーティキュレーション(細かいニュアンス)の変更や修正で、まわらない指が回るようになることは珍しくありません。特にサックスのタンギングはフレーズのスピードに大きく影響しますので、「タ、タ、タ、タ」を「タ、ル、ル、タ」にするだけで、スピードに追い付けた、なんてことは珍しくありません。またジャズやポップス系では、大事な音と、そうでも無い音の差があります。クラッシック系の音楽では、装飾音符もしっかりと記譜通りに吹いて、周りと合わせる必要がありますが、ジャズの場合、「そこの装飾はリードアルトだけが吹けばいいよ!」なんてフレーズが少なくありません。もちろんプロの奏者達、バンド達はしっかりとそんな場所も揃えて素晴らしい演奏を披露します。しかしアマチュアが100点のみを目指すのも考え物です。80点を目指して、「やばい」ところは吹かない、という解決策もアリだと思います。

 さあ、お待ちかね。回らない指の誤魔化し方です。まずはバンドの皆に告白し、解決法を相談しましょう。ユニゾン(同音)のフレーズなら、「しようがないなあ、じゃあ、聞こえないように小さい音で吹いて」で解決するかもしれません。ハーモニーのパートなら、「ここだけはしっかりと吹いて、あとは捨てよう」と言われるかもしれません。とにかく回らない指の克服は、バンドのメンバーと一緒に考えるべきです。自分一人で分からないように誤魔化せるのは、超一流の奏者か、まわりから相手にされていない4流奏者だとおもいます。「相談!」、これ重要です。バンドのことを良く分かった指導者やコンマスがいる場合は、「大事なこことここはしっかり吹こう、ここでモタると次の頭が遅れるので、軽く吹いて頭は合わせよう」等の、バンド全体での誤魔化し方を提示してくれます。音楽は「完璧」が「美しい」とは限りません。適当に美しく誤魔化しましょう。
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首への負担を少なくする設計とフィット感を追求し、サックスストラップの定番となったバードストラップのカスタムパーツ。 ⇒B.AIR BIRD STRAP バードストラップ カスタムパーツ ブレードクリンチ
目盛り付きV型調節プレートで首元の圧迫を防ぐ、V型プレートのワイド版。 ⇒ B.AIR BIRD STRAP バードストラップ カスタムパーツ V型プレート ワイド

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Written By: sax on 1月 29, 2015 No Comment

 
 最近、多くのメーカーから出されているのが、サックス内部の空気の振動エネルギーを抑えるための、「内装型サックス消音器」です。
サックスが金管楽器の様なミュートを使えない理由は、金管用のベル着け型の消音器ではサックスの理論的な長さが変わってしまい、音の高さのコントロールが出来なくなってしまうからです。
そこで、サックスの理論的な管体の長さは変えずに、音の大きさのエネルギーのみを吸収し、消音してしまおう、というのが「内装型サックス消音器」です。ネック先端や本体上部、またベルの内部に着けるものなど多様ですが、どれも真ん中に「穴」が開いているのが共通点です。
これによって、ちゃんと下のシ♭までが出るようになっています。

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Written By: sax on 1月 20, 2015 No Comment

 
 カラピナを使えば、ショルダーベルトの付いていないハードケースにだって、ベルトを着けることだって出来ます。ハードケースの2か所に手持ちハンドルが着いているタイプであれば、そこにカラピナを使ってショルダーベルトを着けることが出来ます。最初からそういう設計のケースではないので、重心の問題は多少出てくるかもしれませんが、手提げのみだったサックスケースが肩から下げられるようになれば、便利なことこの上無しです。
ヴィンテージサックスのオリジナルケースにはショルダーストラップが着いていない場合が多いので、こんな方法で運びやすくしているサックス奏者は数多く存在します。

 カラピナは登山関係のお店等、フックやリングは手芸や工作材料関係のお店で簡単に買うことが出来ます。
ネックストラップのフックを外れ難い金属フックに交換したり…。
リードケースをフック着きの袋に入れて、いつでも腰から下げられるようにしたり…。
楽譜フォルダーに小型フックとゴム紐を付け、譜面台にぴったり固定できるようにして、野外ライブの風対策にしたり…。
なんとかとフックは使いよう!ですよ。

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ご好評いただいておりますハーンリードですが、ディーター・ハーン氏の都合により在庫限りとなりました。
ご希望の方はお早めにお声がけ下さい!

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Written By: sax on 1月 5, 2015 No Comment

 
 銅合金で出来たサックスを吹いていると、そのサビ、緑青について気になる方もいらっしゃることと思います。
日本では昭和後期まで緑青には強い毒があると考えられ、一部の教科書や辞書類にも猛毒であると書かれていました。
しかし多くの科学者の実験の結果、「恐ろしい猛毒という知識は間違いで、他の金属と比較して毒性は大差ない」と結論づけられました。今では成長率・生存率・妊娠・出産などに影響する遺伝的障害も一切見当たらない事が証明されています。
真鍮のサビ、酸化反応は、緑青がわく場合(緑っぽくなる場合)と黒ずみが出てくる場合の2種類がほとんどですが、絶対的なサビ防止対策はありません。また楽器の場合、出てきた錆をむやみにコンパウンド(サビ取り研磨剤)等で擦ると、楽器の音が変わってしまうほどの影響が出る場合もありますので注意してください。

 サックス奏者にもう少し馴染みの深い金属としては、ステンレスや銀があげられるでしょうか。
純銀は基本的に柔らかすぎて楽器にはなりません。通常フルートや銀製サックスには、銀成分が92.5%の合金、スターリングシルバーと呼ばれるシルバー925を使用します。
逆にステンレススチールは硬すぎて加工が大変です。サックスの針バネに多く使用されており、またいくつかのメタルマウスピースもステンレススチール製のものがあります。この類のマウスピースは、硬すぎてほとんどリフェース等の加工は出来ません。
興味があれば、合金について独自にもっと詳しく調べてみてください。結構、役に立つと思います。

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