Home » Archive

未分類

Written By: sax on 2月 6, 2019 No Comment

言わずと知れたジャズテナーサックスの巨人、ソニー・ロリンズは1930年アメリカのニューヨークに生まれました。現在88歳で、つい最近まで現役で演奏を続けていましたが、2017年の年末に肺線維症のため引退を宣言しました。1951年にプレスティッジレコードと契約してから、66年間の長きに渡る彼のジャズ人生の中、何度も活動停止や引退宣言をし、その度に復帰をして来ましたが、今回ばかりは復帰は難しそうです。
 ロリンズがジャズテナーの巨人としての存在を確固たるものにしたのは、1956年リリースのアルバム、「サキソフォン・コロッサス」の大ヒットでしょう。その収録曲、「セント・トーマス」はジャズの定番曲となり、かつロリンズの代名詞ともなっています。また1962年リリースの「橋」も名盤として挙げられます。人気絶頂のさ中に引退宣言をし、自分の音楽を見直すためマンハッタンのウイリアムズバーグ橋の下で練習に励んでいたそうです。数年に渡り「引退」していましたが、その後復帰し、復帰最初のアルバムタイトルを、練習場所にちなんで「橋」としたそうです。1956年の「テナー・マッドネス」も必聴盤です。この録音はロリンズとレッド・ガーランド(ピアノ)、ポール・チェンバース(ベース)、フィリージョー・ジョーンズ(ドラムス)で録音することになっていたところへ、当時マイルス・デイヴィスのクインテットの新進テナー奏者であったジョン・コルトレーンがひょっこリスタジオに現れ、このメンバーでの録音に飛び入りしたそうです。そのためコルトレーンが参加しているのは「テナー・マッドネス」の一曲のみ。期せずしてジャズテナーの二大巨匠の熱のこもったバトルが実現しました。ロリンズは長い活動期間の中、誰もが認める名盤が数多く揃っているので、紹介しだすときりがありません。

 ソニー・ロリンズは、その太くて暖かい、テナーサックス独特の豪快なサウンドでも有名です。彼の使用楽器はセルマー・マークⅥの13万番代。マウスピースはオットーリンク・メタルの10番またはベルグラーセン・メタルの130にラボーズのMIDのリードだったそうです。しかしロリンズ自身はあまり楽器やセッティングに頓着しないサックス奏者だったようで、ここ10年ほどはセルマーの現行の楽器を吹いているステージ写真が多いようです。またロリンズの半世紀に渡るベスト録音を集大成した「ジャズ・コロッサス」という2枚組のCDを聴いていると、「本当に同じ人が吹いてるの?」と思うほどサウンドが演奏ごとに異なっています。ロリンズは常に奏法の改善を試みていた、との意見もありますが、それだけでは無いような気がします。そしてどんなに音質が変わっても、それらのどれもが「ロリンズの音」になっています。豪快な節回し、美しいアドリブ旋律、表情豊かなメロディはロリンズのそれら以外の何物でもありません。ソニー・ロリンズはまさにジャズテナーサックスそのものです。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 2月キャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 1月 23, 2019 No Comment

ジェイク・コンセプション(1936年1月13日~2017年12月4日、本名ジェイク・ヘルナンデス・コンセプション)はフィリピン出身のサックス奏者で、アジア諸国で「キング・オブ・サックス」と称されました。多くのサックス奏者にとってあこがれの先輩であり、ヒーローなんてすが、若い方々には意外と名前が知られていないようです。うーん、ならば奥の手。「スイートメモリー(松田聖子)」、「お嫁サンバ(郷ひろみ)」、「ヤングマン(西條秀樹)」、「北の宿から(都はるみ)」、「ギンギラギンにさりげなく(近藤真彦)」、「時をかける少女(松任谷由美)」など等、昭和の輝けるヒット曲たち。これら全部、ジェイクが吹いています。
 19歳からプロキャリアをスタートさせ、1964年、23歳の時に単身来日。1970年代・80年代にスタジオ・ミュージシャンとして、歌謡曲からロック、ジャズ、フォーク、ポップスとジャンルを超えて活躍しました。歌謡曲全盛の時代、70年代から80年代にかけて、ヒット曲のほとんどでのサックスをジェイクひとりで吹いていたのではないかと言われています。 70年代に新しく台頭してきた「ニューミュージック」の高度なサウンド重視の傾向は、歌謡曲のジャンルにまで及び、レコーディングやコンサートにおける編曲のレベルが格段に上がりました。それにともなって、ミュージシャンにはそれまで以上に高い演奏技術が求められ、腕の立つスタジオ・ミュージシャンに仕事が集中しました。そんな時代にとりわけ引っ張りだこになったのが、フィリピン生まれのジェイク・コンセプションだったのです。西洋的な乾いた力強さでもなく、日本的な湿った哀愁とも違う、独特のあたたかさを持ったヌケの良い明るいサウンドで、メロディアスで切れのいいフレーズを、アドリブで苦もなく奏でてくれるジェイクは、まさに時代のサックス奏者でした。1980年代当時、ジャズアルトサックスのレジェンド、渡辺貞夫氏は、「今、日本で吹いているサックスプレイヤーでジェイクに勝てるミュージシャンはいないね。あいつは凄いよ。なんでも吹けるからね。僕もかなわない」、と言っています。

 ジェイク・コンセプションはマウスピースのリフェースや製作にも造詣が深く、数多くの 「Jake」ブランドのマウスピースを世に送り出しました。EMSをベースにしたリフェースモデルや、クリスタルアクリルを使った透明な「Jake」マウスピースが有名です。すべて彼自らの手によるハンドメイドで、ジェイクのサウンドを彷彿する、まろやかなのに切れ味の良い、芯の太いサウンドが特徴です。新規個体が出ない今、中古市場でも高値で流通しているようです。
 まさに時代の一部を創ったサックス奏者、ジェイク・コンセプション。あなたの手持ちの古いレコードやCDのライナーノーツの中に、彼の名前を見つける事が出来るかもしれません。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 新春キャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 1月 9, 2019 No Comment

アルトサックスと言えばチャーリー・パーカー、テナーと言えばジョン・コルトレーン(ご意見は色々あるでしょうが…)。そしてバリトンと言えばジェリー・マリガンでしょう(これは、皆さん同意していただけると思います)。 1927年4月6日、ニューヨーク州フィラデルフィア生まれ。8歳の頃にはニューヨークジャズシーンにデビューし、ジーン・クルーパー楽団などの編曲者として名を挙げました。「クールの誕生」のアルバムで知られるマイルス・デイヴィスの九重奏団に参加し、バリトンサックスの演奏の他、数多くの曲の作・編曲も担当しています。また、モダン・ジャズ・ビッグバンドの代表的存在であるスクン・ケントン・オーケストラにも編曲を提供するなど、ジェリー・マリガンは稀有なバリトンサックス奏者であると同時に、優れた作曲家、編曲家、ピアニストとしても知られています。 1952年頃に西海岸に居を移し、トランペットのチェット・ベイカーらと画期的なピアノレス・カルテットを結成し、ウェストコースト・ジャズの基盤を作りました。マリガンはウェストコースト・ジャズの中心的人物として西海岸で活躍し、べン・ウェブスター、デイブ・ブルーべック、セロニアス・モンク、ズート・シムズら、ジャズの巨人だちと名演奏を残しています。
 マリガンは多くのジャズ・ジャイアントと「Mulligan Meets…」の共演アルバムを残していますが、異色の名盤、「Stan Getz Meets Gerry Mulligan」は必聴です。このアルバムでマリガンは、テナーサックスの名手スタン・ゲッツと息の合った演奏を繰り広げていますが、録音曲のうち3曲で両者が互いの楽器を交換。そう、スタン・ゲッツがバリトン、ジェリー・マリガンがテナーを吹いています。しかもサウンドが互いのそれに「劇似」のため、言われなければ楽器交換に気が付かないレベルです。しかもフレージングまで、互いに相手を意識して真似ています。まさに名人同志の「遊び」ですね。

 ジェリー・マリガンのバリトンサックスはCONN製のGerry Mulligan Mode1 です。M12をベースにカスタマイズされたもののようですが、現在では珍しいLow B♭モデルです。現代で一般的なLow Aのバリトンサックスより管体が少し短く、最低音はB♭で当然Aキーは付いていません。管体が短いので軽くて取り回しが良いばかりでなく、サウンドもLow Aモデルと比べて軽やかな感じです。また音抜けも良く、バリトンサックスにありがちな「音がこもった感じ」も軽度です。マウスピースはGale Hollywoodを主に使用していたようです。このマウスピースはDukoffのOEMで、Dukoff Hollywoodが販売されていたのと同じ頃のモデルです。晩年はリガチャーで有名なCHARLES BAYがマリガンと共同開発したMulligan Modelのマウスピースを使っています。長めのダックビル型のビーク(マウスピース先端部)を持つこのマウスピースは、今でも現行品として販売されています。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 新春キャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 12月 20, 2018 No Comment

1916年に米国テネシーに生まれたテナーサックス奏者、サム・テイラーは1940年代から1960年代にかけて、スウィングジャズ、ブルース、R&B、ロックンロール等と、幅広いジャンルで活躍したジャズミュージシャンです。しかし日本でのニックネームは、「ムード・テナーの帝王」でした。50年代後期から頻繁に来日し、各種の企画の録音に参加していたサム・テイラーは、スタンダードジャズに加え、民謡から古賀メロディー、当時の日本の流行歌まで吹きまくり、日本での「ムード歌謡」には欠かせないテナーサックス演奏者となりました。 60年代に音楽好きの若者だった方々なら、テナーサックス=(イコール)サム・テイラーであり、彼の演奏する「ハーレム・ノクターン」や、あらゆるジャンルの音楽で聴かせた、彼の「むせび泣くテナー」のサウンドを思い出せることでしょう。
 ある時期にはド派手なピンク色のテナーサックスを使って、哀愁たっぷりにムード歌謡を吹きまくっていたサム・テイラーですので、「そっち系専門」と思われているかもしれませんが、実はとんでもない超売れっ子ジャズテナーマンでした。1940年代後期から1950年代中頃まで、Ray Charles(レイ・チャールズ)、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)、James Brown(ジェームズ・ブラウン)、Brenda Lee(ブレンダ・リー)、Bud Powell(バド・パウエル)、Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)、Ray Charles(レイ・チャールズ)等の超有名ミュージシャン達と録音を残しています。また歴史的ビッグバンド、Glenn Miller(グレン・ミラー)楽団やTommy Dorsey(トミー・ドーシー)楽団などにも在籍していました。

 多種多様なジャンルで活躍したテナーマン、サム・テイラーは、やはり引っ張りだこになるだけの「技術」と「センス」がありました。特筆すべきはそのすばらしい音程感と高度なサウンドコントロールのテクニックです。扇情的な表現で多用される跳躍フレーズも、サム・テイラーは飛び先の音の音程をピタリと正確に射抜きます。跳躍先の音程をベンドなどで調整すると、フレーズが泥臭くなりがちですが、ど真ん中ストライクで決められると爽快感すら感じられます。サム・テイラーの、「臭いけど爽やかな、唯一無二のサウンド」のキーポイントはこの辺にあると思います。またサブトーンのコントロールも秀逸です。ため息のような空気感たっぷりのサブトーンから、クリスタルのようにクリアなノーマルトーンまで、連続的に、かつ音毎にサブトーンの深さをコントロールするのがサム・テイラーのサウンドです。またヴィブラートもロングトーンに掛けるきめ細かいものから、フレーズごとに短く掛ける、演歌のこぶしのようなものまで、多彩なコントロールが見られます。アンブシャと口腔のコントロールだけでおこなうベンドダウンも、サム・テイラー節のひとつかもしれません。二度以上の音程を瞬時にベンドダウンし、間髪を入れずに元のフレーズに戻る。カッコ良いんですよね。今でも全く古さを感じないサム・テイラーのサウンド。是非聞いてみてください。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより クリスマスキャンペーン♪ 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 12月 19, 2018 No Comment

1916年に米国テネシーに生まれたテナーサックス奏者、サム・テイラーは1940年代から1960年代にかけて、スウィングジャズ、ブルース、R&B、ロックンロール等と、幅広いジャンルで活躍したジャズミュージシャンです。しかし日本でのニックネームは、「ムード・テナーの帝王」でした。50年代後期から頻繁に来日し、各種の企画の録音に参加していたサム・テイラーは、スタンダードジャズに加え、民謡から古賀メロディー、当時の日本の流行歌まで吹きまくり、日本での「ムード歌謡」には欠かせないテナーサックス演奏者となりました。 60年代に音楽好きの若者だった方々なら、テナーサックス=(イコール)サム・テイラーであり、彼の演奏する「ハーレム・ノクターン」や、あらゆるジャンルの音楽で聴かせた、彼の「むせび泣くテナー」のサウンドを思い出せることでしょう。
 ある時期にはド派手なピンク色のテナーサックスを使って、哀愁たっぷりにムード歌謡を吹きまくっていたサム・テイラーですので、「そっち系専門」と思われているかもしれませんが、実はとんでもない超売れっ子ジャズテナーマンでした。1940年代後期から1950年代中頃まで、Ray Charles(レイ・チャールズ)、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)、James Brown(ジェームズ・ブラウン)、Brenda Lee(ブレンダ・リー)、Bud Powell(バド・パウエル)、Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)、Ray Charles(レイ・チャールズ)等の超有名ミュージシャン達と録音を残しています。また歴史的ビッグバンド、Glenn Miller(グレン・ミラー)楽団やTommy Dorsey(トミー・ドーシー)楽団などにも在籍していました。

 多種多様なジャンルで活躍したテナーマン、サム・テイラーは、やはり引っ張りだこになるだけの「技術」と「センス」がありました。特筆すべきはそのすばらしい音程感と高度なサウンドコントロールのテクニックです。扇情的な表現で多用される跳躍フレーズも、サム・テイラーは飛び先の音の音程をピタリと正確に射抜きます。跳躍先の音程をベンドなどで調整すると、フレーズが泥臭くなりがちですが、ど真ん中ストライクで決められると爽快感すら感じられます。サム・テイラーの、「臭いけど爽やかな、唯一無二のサウンド」のキーポイントはこの辺にあると思います。またサブトーンのコントロールも秀逸です。ため息のような空気感たっぷりのサブトーンから、クリスタルのようにクリアなノーマルトーンまで、連続的に、かつ音毎にサブトーンの深さをコントロールするのがサム・テイラーのサウンドです。またヴィブラートもロングトーンに掛けるきめ細かいものから、フレーズごとに短く掛ける、演歌のこぶしのようなものまで、多彩なコントロールが見られます。アンブシャと口腔のコントロールだけでおこなうベンドダウンも、サム・テイラー節のひとつかもしれません。二度以上の音程を瞬時にベンドダウンし、間髪を入れずに元のフレーズに戻る。カッコ良いんですよね。今でも全く古さを感じないサム・テイラーのサウンド。是非聞いてみてください。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより クリスマスキャンペーン♪ 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 12月 5, 2018 No Comment

1920年、アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ生まれの「モダン・ジャズの父」、チャーリー・パーカー。「バード」の愛称で呼ばれ、天才的なひらめきを伴ったそのアドリブは、ジャズの歴史の中で伝説となっている。…と皆さんご存知の超天才ジャズアルトサックス奏者です。正統派のチャーリー・パーカー紹介は他の資料に任せ、少し横道の情報を紹介しましょう。
 今でこそ、「アドリブソロはその場での即興演奏」が当たり前のようになっていますが、パーカーが活躍した1940年代初頭、多くのプレーヤーは「準備したアドリブ」を演奏するのが常識だったようです。「そんなの即興じゃないじゃん!」と非難されそうですが、曲のメロディやコード進行に沿った完成されたフレーズの貯金を組み合わせ、聴衆に受け入れられるソロを演奏するという事は、それ自身まさに「ジャズ」でした。そこに出て来たのがとんでもない天才、パーカーでありディジー・ガレスピーです。ダンス音楽でしかなかったスイング・ジャズに飽き、新しい何かを探していたプレーヤー達のライブハウス閉店後のセッションから、新しいジャズ「ビバップ」が生まれ、ジャズはダンス音楽から「芸術」と評価されるようになりました。ビバップの創世記、パーカーやガレスピーらは曲のコード進行を極限まで拡張させ、使える音の範囲を広げました。原曲のコード進行を、さまざまな代理和音を用いたり、頻繁な内部転調やテンションノートを使用したりと、その曲の持つ可能性を無限に広げたのです。しかも「雰囲気で」。そうなんです、パーカーは代理和音やテンション、内部転調などという現代ジャズの「語法」をさほど意識せずに、天才的なひらめきでアドリブソロに昇華したと言われています。後年多くのプレーヤーがおこなった、「パーカーのアドリブ分析」は、きっとパーカー自身に見せたら、「へえ、そうなんだ?」という具合なのでしょう。だからこそ、泥酔して居眠りしていたパーカーが突然目を覚まし、圧倒的な迫力と完成度のソロを演奏する、といったことが可能だったのでしょう。

 パーカーは楽器を選ばなかったことでも有名です。というか、麻薬と酒、+αに明け暮れたパーカーは、自分の楽器を売って現金を作ることに躊躇しませんでした。ですので、誰かからの借り物の楽器をステージで演奏するのは当たり前でした。パーカーが演奏したことで有名なグラフトン社製の白いアクリルサックスも、購入したサックスかどうかは不明らしいですが、1994年にパーカーの遺族によってオークションに出品され、1,600万円ほどで落札されたそうです。多くのサックスメーカーが、パーカーに使って欲しくて楽器を提供したとの記録もあり、管体にパーカーの名前彫刻が入ったKing Super20も写真が残っていますが、パーカーがお金を出して買ったとは考え難いと思います。パーカーのマウスピースはBrilhartの白トナリンが有名ですが、黒エボリンやオットーリンクのメタルも使っています。でも、何を使ってもパーカーの音になっています。「弘法筆を選ばず」なんですかね。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより クリスマスキャンペーン♪ 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 11月 14, 2018 No Comment

ネットのQ&Aサイトでサックス関連質問を検索すると、かなりの頻度で出てくる質問に、 「音が出ない!どうして」があります。サックスを吹いていると多分何度かは、「あれ?音が出ない。何故?」、という場面に出くわすのではないでしょうか。そんなときのヒントをご紹介します。
 サックスから全く音が出ない場合、真っ先に疑うのはリードです。というか、リードが振動していないので音が出ないのです。リードが振動しないのには、いくつかの原因が考えられます。一番多いのはリードがマウスピースに正しくセットされておらず、リードが振動することが出来ないケースです。リードとリガチャーの装着状態を確認しましょう。次に疑うのは、「振動できるリードかどうか」です。リードが折れていたり、波打っていたり、ねじれていたりして、まったくリードが音を出せない場合です。ま、この場合はリード交換です。マウスピースの先端に対し、リードの先端が遠すぎる(ディップが広過ぎるかずれている)場合や、リードが柔らかすぎてマウスピースの先端にくっ付いて蓋をしてしまう事も考えられます。この場合は、マウスピースを啼える深さを変える事で、音が出てくる場合があります。咥え方を深くしたり、浅くしたりして様子を見ましょう。このケースはアンブシャの唇の締め具合が大きく影響しますので、テナーサックスからソプラノへ持ち替えたり、アルトサックスを吹いた直後にバリトンを吹くなど、マウスピースの大きさの差に起因することも少なくありません。唇の地下鉄力加減と、マウスピースの咥える深さに対する感覚が、実際の状態と自分の思っている状態とで、かい離を起こしている場合が多いようです。

 いちお音は出るが、何か芯の無いスカスカの音で、全部の息が音に変わっていない感じ。これは息漏れと考えて良いでしょう。サックスは多くの「隙間」を持っています。マウスピースとネックコルクの間、ネックと本体のネックレシーバー、オクターブキーが不適切に開いていたらこれも隙間です。各トーンホールのパッドのズレによる隙間、解放パッドの開き加減も「隙間」として影響する場合もあります。これらの場合は完全に「故障」ですので、自分で原因の究明と解決が出来なければ、早々にリペアマンのお世話になるのが得策でしょう。
 一番やっかいなのが、物理的に音は出るが、サックスとしてまともな音が出ない、という場合です。サックスという楽器としての能力が出ず、「ちゃんと、音が出ない」というケースです。これはもう、原因は千差万別です。バッドの張り付き、ズレはもちろん、メカニズムの故障や管体の曲がり等、考え出したらキリがありません。基本的にリペアマンに助けを求めるのが最善だと思います。ここでちょっとしたアドバイスをひとつ。Fの音が出ないからといって、Fのトーンホールだけを気にするのは間違いです。とんでもない場所のパッドのズレでFの音がおかしくなるケースもあります。サックスって複雑な楽器なんです。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 秋のプレミアムキャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 11月 7, 2018 No Comment

フランス、ノルマンディー地方に生まれたマルセル・ミュール(以下ミュール)。多分、人類史上最高のサックス奏者のひとりと言っても誰も文句を言わないでしょう。彼のために多くのサックス曲が作られ、彼によって演奏されました。それらの曲は今でもクラシックサックスの名曲として引き継がれ、多くのサックス奏者によって演奏されています。その偉業ゆえに、まるでミュールがサックスを普及したかのような誤解をしている人が少なくありませんが、サックスは1840年代に発明されており、セルマー社も1885年にサックスの製造を開始しています。ミュールは1901年生まれ(没は2001年。 21世紀まで生きました!)ですので、ミュールがサックスを手に取ったときには、すでにサックスは楽器としてそれなりの存在になっており、多くの歴史に残るサックス奏者がすでに登場していました。ですので、ミュールがサックスを普及させたという訳ではないようです。

 1942年、ミュールは当時休止状態にあったパリ音楽院のサキソフォン科を復活させ、そこで多くのサックス奏者や教育者を育てたとのことです。名門音楽学校でサックスの専門科が休止してたということは、当時あまりサックス奏者を目指す音楽家がいなかったということでしょうか。他の楽器に比べてサックスはマイナーな楽器だったわけです。それが天才サックス奏者ミュールの登場によって、サックスの素晴らしい音色や演奏のテクニック、楽器としての成熟度が多くの音楽ファンに紹介され、「サックスって凄いじゃん!」となり、「俺もやりたい!でもパリ音楽院、サックス科無いじゃん」、「パリ音楽院:ミュールさんに教えてもらうしかないでしょ」、となったのではないかと思います。となると、やっぱりミュールは、「サックスを世にアピールし、定着させたひと」なのでしょう。
 この名門「パリ音楽院サキソフォン科」での教育者としての活動ばかりでなく、ミュールは自身の演奏活動も精力的におこないました。アルトサックスを吹いてのソロ活動に加え、当時の最高のメンバーで構成された「パリ・サクソフォン四重奏団」を結成し、自らもそこでソプラノ・サックスを演奏しました。ミュールの時代の音楽は、78回転のSPレコードでの録音・流通が主流でした。そのためこの時代の音楽家の多くは限られた数の録音しか残していませんが、幸いミュールは多くの録音を残しています。ミュールの演奏は多くのSPレコードから復刻されCD化されており、当時の艶やかなミュールの音色と驚異的な演奏テクニックを今でも感じる事が可能です。ミュールはサックスにビブラート奏法を導入したことで有名ですが、音の立ち上がりやタンギング、サウンドの作り方など、現代サックス奏法の原点と思われる技術を随所に聞くことが出来ます。私見ですが、初めてミュールの演奏を聴いたとき、「え?マーシャル・ロイヤル?」つて思いました。歴史的ビッグバンド、カウント・ペイシー楽団の名リードアルト、マーシャル・ロイヤルのサウンドとミュールのサウンドは劇似です(と、思います)。ミュールの「Lonely Street」、聞いてみたかった!

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 秋のプレミアムキャンペーン! 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 10月 31, 2018 No Comment

女性のサックス奏者も沢山いらっしゃいますので、「サックスにもおしゃれを!」という声は少なくないと思います。自分の愛する楽器を少しでも「自分風」にアレンジして、サックスへの愛の表現と、自分のおしゃれセンスのアピールをしたいですよね。
 サックスケースへのおしゃれは古くから一般的だったと思います。ファイバーケースの表面にステッカーを貼ったり、ストラップマスコットをぶら下げたりは初心者。こだわる方はケース全面に好みのイラストやパターンを、オリジナル塗装で書き込んだりしています。ストラップのおしゃれも流行っていますね。ネックベルトを独自のデザインのものに変えたり、ストラップストリングを派手な柄物にしたりはシンプルなほうです。ビーズでの装飾やクジャクの羽のようなデザインを施したストラップもたまに見かけます。使うサックスそのものをおしゃれにするサックス奏者も沢山います。少し前に流行したA〇freeのサックスは、花柄シリーズがかなり人気だったようです。赤や青のカラーサックスも一時期流行しましたね。

 サックス本体へ手を加えてのおしゃれも多種多様です。1970年代、セルマーサックスの 「アメセル」と「フラセル」のすぐ分かる違いは、ネックのエンブレム部に青いペイントが入っている(フラセル)か入っていない(アメセル)かでした。プチ見栄貼りのフラセルオーナーは、ネックのエンブレムの塗料を削り、「なんちゃってアメセル」にして喜んでいました。ほんと、結構沢山いたんです。これも、ちょっとしたおしゃれと言えるでしょうか?サウンドへの影響が一番繊細なネックへのおしゃれ改造はあまり勧められないのですが、ネックそのものでなく、ネックのオクターブキーであればサウンドへの影響は軽微です。ですのでエンブレムの塗装を剥がしたり、目立つところに宝石類を貼って「なんちゃってキャ〇ンボール」にしたり、キラキラのラインストーンを散りばめる、なんていうのも個陛的なおしゃれだと思います。
 ラインストーンはサックスのおしゃれに良く利用されます。ステージのライトを受けてピカピカ光るとカッコ良いですよね。両面テープやホットメルト等の剥がし易い接着剤を使えば、気に入らなくなったらすぐに元に戻せます。ただラインストーンを散りばめる場所は選んでください。本体管体表面やシャフト周りへの装飾はお勧めしません。サウンドへの影響や、メカニズム動作への悪影響が心配です。気にせずに装飾できる部分は、パッドの付いた 「カップ」や「キーガード」です。
 素人では手は出ませんが、サックスの彫刻も究極のおしゃれですね。一般的にはベル周りのみの彫刻ですが、「バリ刻」と呼ばれる「全面彫刻モデル」では、ペルの朝顔の内側外周、カップ、二番管管体、U字管、ネックにも彫刻が彫られています。彫刻は「後彫り」も可能です。海外では管楽器彫刻専門の技術者も少なくありません。日本にも後彫り彫刻を請け負ってくれる工房がありますので、人より目立ちたい衝動が抑えられない方は調べてみてください。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 音楽の秋キャンペーン 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 10月 24, 2018 No Comment

携帯やスマホの撮影機能が充実し、日常の「写真」や「映像」が気軽に撮れるようになった今、サックス奏者の皆さんも、自分の愛サックスの写真を撮る機会が増えたと思います。がしかし、サックスの撮影は思いの他難しいです。サックス撮影時のテクニックを紹介しましょう。
 サックスを被写体にする撮影は何故難しいか、それはサックスが「ピカピカ」だからです。鏡のように周りを映し込んでしまうサックスの表面は、最も撮影の難しいもののひとつでしょう。サックス撮影のコツは、この「映り込み」をどう処理するかにかかっています。普通の部屋でサックスをスマホで撮影しようとしたら、部屋の照明や窓からの外の明かり、もしくは「何か明るい周りのモノ」が皆サックスのあらゆる部分に映り込みます。そんなときは、映り込むものをすべて無くした状態から撮影を始めます。もちろん、明かりが無ければ被写体のサックスは真っ黒ですので、まずはスマホのLEDライトで照らしましょう。サックスの表面は平らな部分が少ないので、LEDライトの映り込みは意外とカメラ側に跳ね返りません。ただし一灯のLED照明だけだと、かなり固い質感になってしまうので、もっと全体に柔らかい光も欲しくなります。柔らかい光は壁や天井を利用します。ただし広い面積で全面フラットな壁や天井でなければなりません。なぜならば、その壁や天井の面をサックス全体に映り込ませ、「全体に映り込んでいるのだけど、何も映り込んでいない感じ」を出すための面光源だからです。何も飾りのない、全面薄いグレーやベージュの「壁」のようなものが最適です。そのそばにサックスを置き、角度を考えながらカメラ(スマホ)を構えれば、良いアングルが見つかると思います。

 映り込みを避けるのが基本中の基本ですが、映り込みを積極的に利用する撮影方法もあります。点光源となる電球や丸いライトはさほど映り込みが気になりませんが、線となって長さを持つ「蛍光灯」の映り込みは、サックスの写真のノイズになり、せっかくの美しさを阻害します。そんなときは、サックスの位置を調整し、蛍光灯の映り込みが管体の長さ方向に平行になるようにしましょう。蛍光灯の線が映り込みではなく、管体の曲面のハイライト(光の集まる箇所)に見えればOKです。サックスの写真は、とにかく映り込みをどう綺麗に誤魔化すか、が勝負です。
 サックスの美しい角度もあります。サックスのキーが集まった「右側」からの写真が、サックスの美人アングルです。逆にするとサックスがすごくつまらない物体になりますのでご注意を。またサックスを吹いている奏者ごと撮影する場合は、やや下からあおるようなアングルが良いでしょう。遠近感がサックスや奏者の存在感を強調し、ステージ上の演奏を低い位置の客席から見上げる感じとなり、写真にダイナミック感が出ます。さあ、あなたの待ち受け画面も、自分のサックスの写真にしちゃいましょう。

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 音楽の秋キャンペーン 返品保証30日+豪華3大特典付き』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates