サックス お手入れ

サックス奏者のもったいない精神

*サックスはリードが決して安価でない消耗品であることや、高音部パッドの定期的な交換やメンテナンスが欠かせない事で、楽器の維持にはそれ相応のコストがかかります。安く見積もっても年間、2、3万円は「維持費」として使っているのではないでしょうか?そんなサックス奏者が生きていくため(?)には、近頃流行の「もったいない精神」が必須です。
 さて、どのへんで「もったいない精神」が発揮できるのでしょうか?リードに関してはテナーサックスのリードはバスクラリネットに流用可能です。ソプラノサックスは一般のクラリネットとリードの互換性があります。E♭調アルトクラリネットにはアルトサックスのリードが使えます。まあこれらの楽器を両方持っていなければ、なんの節約にもならない訳ですが…。流用を考え始めると、次に思いつくのが「リガチャー」です。セルマー社のメタルマウスピース「ジャズメタル」に付属のリガチャーは、ソプラノ用はベルグラーセンメタルに、アルト用はデーブガーデラのテナーメタルマウスピースとかで使っている人が多いようです。
テナー用はトサカの部分に当たるところを少し曲げて、オットーリンクメタルテナーに使うのが定番です。近年はリンクメタル付属のリガチャーの品質のばらつきが多いので、かなりのリンク使いがセルマージャズメタルのリガチャーを使っているようです。相性はバッチリで、サウンドも安定します。高価な別売高機能リガチャーよりもかなり安価に入手できるところもうれしいところです。マウスピースはメーカーやモデルによって直径や長さが微妙に異なるので、リガチャーやキャップは沢山持っているに超したことはないでしょう。いつかどこかで役に立つはずです。
 節約精神はストラップにも使えます。アルトサックス用のストラップがテナーサックスには短いので、テナー用ストラップを買う?いやいや、伸ばせば良いでしょう。紐のストラップなら登山靴の靴ひも等が使えます。太さも色々あり、伸縮性も様々なので、自分の好みにピッタリなストラップが出来ると思います。ネックパッドへの連結は、「もやい結び」等のロープワークを参考にして、絶対に外れないようにしてください。
ベルトタイプのストラップでも、同じ幅のナイロンベルトがホームセンターにあると思います。ネックパッドがボロボロになったら、ズボンのベルトやバッグのショルダーベルトが使えます。市販のストラップのフックと長さ調整スライダーだけを使って、オリジナルのスリング(紐)とオリジナルのネックパッドを使って、自分だけの個性的なストラップを作るのも難しい話じゃありません。しかも、とても安価で実現できますよ。
——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証30日+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより 新春キャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!
⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

関連記事

  1. サックス お手入れ

    サックスの隠れた重要部品、「コルク」の話し

    サックス奏者なら何となくは感じていらっしゃると思いますが、サックスに…

  2. サックス お手入れ

    サックスのパッドは自分で交換できますか?

    日常生活ではDIYは大流行です。ドゥー・イット・ユアセルフ、「自分…

  3. サックス お手入れ

    リークライト、持ってますか?

    サックス吹きたるもの、自分のサックスの健康は、ある程度自分で管理する…

  4. サックス お手入れ

    サックスの光沢

    皆さんのなかに、サックスを始めた理由が、「ピカピカしてて、メカメカし…

  5. サックス お手入れ

    使用後のサックスのお手入れ法

    結構多くのサックス・プレーヤーの方々が、あれやこれやと独創的かつ非理論…

  6. サックス お手入れ

    湿気とサックス

    梅雨の時期から夏場にかけて、日本の多くの地域はもの凄い「湿気」に覆わ…

previous arrow
next arrow
Slider

最近の記事

アーカイブ

2025年5月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
PAGE TOP