サックス 本体

サックスがジャズのイメージが強いのは何故ですか?


サックスというとジャズをイメージするのではないでしょうか。一般的に言って、サックスという言葉のイメージの中には、確実にジャズのイメージが存在していると思います。
みなさんも、「サックス、やってるんだ。」と言えば、「えっ?ジャズ?」と聞かれたことも少なくないと思います。
今日はそんな話題です。どうしてこんなにサックスとジャズは仲が良いのか(笑)、なんてことを考えてみましょう。
ジャズに使われる代表的な楽器は、ピアノ、ドラムス、ベース、ギター、トランペット、トロンボーン、そしてサックスですかね。あ、ゴメンナサイ、クラリネットも最近見ませんがジャズの代表的な楽器ですね。
あ、フルートも。あ、バイオリン?キリが無いですね。そんな中で考えてみましょう。サックスに近いトランペットのイメージなんてどうでしょう。トランペットと言えば…。オリンピック開会式のメイナード・ファーガソン、ニニ・ロッソ、競馬のファンファーレ、軍隊ラッパ、マーチングバンド、ロッシーニの「ウィリアムテル序曲」、懐かしのロックバンド「チェイス」、CHICAGO、…。あれ、何でも出てきますね。
サックスのイメージより多岐に渡っている様な気がします。ピアノは?ギターは?…。分かりました、サックスは実はマイナーな楽器なんですね。だから唯一輝いているジャンル、ジャズのイメージが強いんですね。かなぁ?
1850年頃特許が出願されたサックスは、1800年代後半、つまり19世紀末にはかなり完成された存在の楽器になっています。そして20世紀。ジャズの誕生です。1907年、ジャズの最初の商業レコードとされる「オリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンド」のレコードが発売されます。
1930年頃にはビッグバンドによるスイングジャズも大ヒット。そしてその芸術性も向上し、ジャズはダンス音楽から芸術へと進化していくのが1930年から1950年代です。
この歴史にサックスが寄り添っています。というより、「何か新しいことを」を常に探しているジャズというジャンルが、サックスを最高の素材として選択し、多くの名サックスプレーヤーが誕生しました。
そしてジャズの本場アメリカでは、1920年から1960年頃まで、「ジャズに特化したサックス」の製造がピークを迎えます。いわゆるアメリカンヴィンテージ、コーン、アメセル(アメリカン・セルマー)、キング、ビッシャー、等の時代です。ある時代のアメリカでは、サックスはジャズのために作られていたと言っても過言ではありません。
このあたりの関係で、サックス=ジャズなのでしょうが、最近では多岐に渡る分野で、サックスの名プレーヤーも続々と世に出てきています。イメージも時代次第ですね。
 
 *写真は全てflickrから掲載しています。
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