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サックス事故の症例

Written By: user on 8月 5, 2013 No Comment

何年もサックスを吹いていると、自分でも、そして他人のやったことでも、多くの「サックス事故」を経験しています。皆さんが同じ轍を踏まないためにも、泣くに泣けない、笑うに笑えない、「サックス事故の症例」を聞いてください。
 断トツに多い事故が、ケースの閉め忘れです。車の荷台に積んだサックスケースのハンドルに手をかけ、「よいしょ」と外に出したらケースの留め金をかけ忘れており、蓋がぱっくりオープン。サックスは路上に放り投げられ、ガラガラ&ガッシャン。はい、心臓止まりますよね。路上に放り出さないまでも、持ち上げようとしてゴロリ、というのは結構良く目にする光景です。もちろんサックスはかなりの重傷間違いなし、です。次の「ガッシャン系」はスタンドからの転落、もしくはスタンドごとの転倒です。アルト、テナー、バリトンの場合、サックスの右側上方にメインのロングシャフトの支柱が立っており、ここから倒れて支柱の頭が叩かれると、シャフトは曲がるし管体も大きく内側に凹むという重症になります。サックスは倒れると管体全体が曲がる可能性があります。これも重症です。マウスピースの抜き差し時に、不用意にネックに力が加わると、テナーでは簡単にネックが曲がってしまいます。アルトでも力加減によっては「ぐにゃり」というケースもあります。この事故は、見た目には軽傷ですが、サックスのサウンドや音程に大きく影響し、結果重症となります。テナーのネックは徐々に曲がっていく場合がありますので、健全な状態での「ネック先端の高さ」を最初に測っておき、ときどきチェックするのも良いと思います。バリトンやテナーサックスは楽器自身の重量があるため、どんな衝撃でも楽器の自重で重症になる場合が多いようです。くれぐれも気を付けてください。
マウスピース系の事故も数多くあります。リードを着けたマウスピース先端に、指や服が触ってリードが割れる、なんて可愛い事故でしょう。何か固いモノでもぶつけてしまった場合は、マウスピースの先端が欠けたり凹んだりしてしまうでしょう。修理できなくはないのですが、かなり高額のリペアになります。はい、高級マウスピースが一本買えるくらいの修理代です。マウスピースネタでは、「リガチャーを千切る」という事故が目立たないけど、実は意外と多い事故です。リガチャーのネジはいつも締め付けているので、いつかは「ぶちん」と切れても不思議ではありません。プロ奏者の多くは、リガチャーのスペアをいつも持っているそうです。

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