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9月 2016

Written By: sax on 9月 27, 2016 No Comment


ジャンルや楽器の種類を問わず、楽器奏者には譜面が必須でしょう。譜面を一枚も持っていないという楽器奏者は、とても珍しいと思います。譜面は単に音符で音の進行を教えてくれるだけでなく、音楽を演奏するうえでの必要な情報が満載されています。作曲者、アレンジャーからの奏者への情報です。そしてその「譜面」に、奏者自身が色々とメモを書き込むことで、演奏のために必要な情報をさらに充実させることができます。それが「書き込み」です。思わず「そうか!」と膝を打つ(かもしれない)、書き込みのヒントをお話します。
 EやAのキーは、全体の音に#や♭が4つも付く恐ろしいキーです。「♯と♭が4個以上のキーの演奏は医者から止められています。」、というのは多くの奏者が言う冗談です。キーを決める全体の#と♭は先頭に記載されるだけで、小節の中では記載されません。もちろんその約束の中で読譜し、演奏するのが音楽の基本ですが、どうしても#、♭が付いていることを忘れてしまうようなフレーズが出てきます。そんなところには自分で#や♭を書き込みましょう。吹くときに忘れるよりは絶対マシです。ビッグバンドの勧進帳。楽譜が何ページにも渡る、大作の楽譜を指す言葉です。繰返し記号やダルセーニョ等があると、譜面のページをめくるのが一苦労です。譜めくりのタイミングを逃すと、吹くべき場所が見られない、なんてことも出てきます。「ここの12小節の休みでページを左にずらす」とか、次のページの4小節を手書きで追記しておいて、「その演奏後ページめくり」、とかの書き込みはとても重要です。屋外の演奏の際、風対策のクリアフォルダ一に楽譜を入れて、「常に2ページ見開き状態」で演奏するには、書き込みだけでなく、「同じページを2枚以上コピーする」といったテクニックも必要です。調を示す楽譜先頭、セーニョマーク、D.C.、D.S.等には赤ペンでマークしましょう。飛び先を分かり易くするように、D.S.からセーニョに線を引いちゃうのも手ですね。

 五線の上に何本か線が追加された高音域は、瞬時には何の音か分かり難いものです。こんなときは「ソ」とか「G」とか書き込むのも良いでしょう。ジャズやポップスでは、フレーズの決まり手を使う場合が少なくありません。半音スケール上昇/下降などがその例です。最初の音に文字、「レ」、続く7個の8分音符をタイで繋ぎ、[クロマ]と記載。これで「レ」から始まる半音階スケールの2拍が演奏できます。分散コードアルペジオのフレーズには、コード名そのものを書いてしまうのも良いでしょう。コード構成音が身体に入っている場合には、譜面上の音符を「ガイド」にして吹けてしまいます。
 「書き込み」は自分のためのメモです。他人には「落書き」以外のなにものでもありません。決してバンドの原譜(げんぷ)や他人の譜面に書き込んではいけません。でも、熱で消える「フリクション・インク」のボールペンなら、ぐちゃぐちゃの書き込みでも、軽くアイロンで熱を加えるだけで消すことができます。これならいいかも、です。

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Written By: sax on 9月 20, 2016 No Comment


ご自分のサックスを取り出して、アンブシャや息の出し方を変えずに、最低音のシから最高音のフアまでゆっくりと無造作に吹いてみてください。音色はどうですか?パラパラではないですか?サックスという楽器は、各音の高さのばらつきもありますが、音色もその音の高さによって異なってしまうという構造上の欠点を持っています。低音から高音まで、滑らか均一な音質で、かつ正しい音程でサックスの音を出すには奏者の努力が不可欠です。すべての楽器の機能は奏者の技術に依存するものが大きいのですが、ことサックスにおいては 「演奏者次第」の部分がかなりの高い比重を持っています。言い換えれば、サックスには決まった音などないのです。そんなサックスで均一な音色をどうやって出すかを考えてみましょう。

 人間の耳は偉大です。また人間の状況対応力も偉大です。そんな人間に吹かれるサックスは幸せモノです。だって奏者はサックスを吹きながら自分の音を聞き、無意識に吹き方を修正して、それなりの範囲の音質に持っていってしまうのですから。ご自身では意識していないかもしれませんが、サックス奏者の演奏はそれが基本になっています。こんなに器用なサックス奏者にも鬼門はあります。そのひとつがオクターブのレの詰まった音です。多くのサックス奏者がこの「レ」の音質のばらつきを悩みとして指摘します。しかし、「サックスには決まった音がない」、「どんな音でも出せる」、ということを思い出せば、こんな問題の解決は決して難しいものではありません。まず、「ド、レ」と吹く練習です。 ドォー、レェー、と吹きながら、どんなことをしても良いので二つの音を似させてください。良い音である必要はありません。似てればOKです。息のスピードを変えたり、顎の開き具合を変える等の方法が有効です。似てきたら各音の吹き方を記憶し、繰り返し練習します。同じことを「レ、ミ」でおこないます。最後は「ド、レ、ミ」です。少し難しいですが、何回か繰り返せば均一な音質が出せるようになるでしょう。日常の練習は、「シ、レ、フア、ラ」のB♭メジャー7が良いでしょう。この分散和音を均一な音質と正しい音程で吹けるようになればもうOKです。その頃には、「レを吹くときの指」と「レの吹き方」があなたの身体の中で密接につながっているはずです。どんなフレーズを吹いても、レの音は詰まった音になりません。だって「詰まった音にならない吹き方」で吹くように、体がそうなってしまったんですから。
 「サックスの音作りは難しい」と言う方が少なくありませんが、「ゴールが無いのだから自分の出せる音から始めよう」と考えれば、音作りはそんなに難しいものではありません。結果としてあなたが良いと思う音が出れば、それでOKなのではないでしょうか。

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Written By: sax on 9月 13, 2016 No Comment


コルクはサックスのあちこちで色々な役割をしています。クッションとしての役割や、弾力を持った連携メカニズム等がありますが、ネックのネックコルクの役割はちょっと特殊です。サックスの音の根源であるマウスピースと、サックス本体を繋ぐという大事な役割をしています。近年、この「ネックコルク」の役割が見直されてきており、様々なあたらしい工夫が考えられています。
 ネックコルクはサックスのネックにマウスピースを差し込む場所の「クッション」です。希望の位置にマウスピースが止まり、ぐらぐらしたり、息漏れしなければ良し、とされてきました。しかし良く考えると、ネックコルクはその弾力のクッション特性で、マウスピースとネックおよびサックス本体を「分離」してしまっています。マウスピースとリードによる振動は、空気を介してサックスに入っていく、という「サックスの音エネルギーの空気伝達」だけを考えるならこれで良いのですが、「せっかくのマウスピース自身の振動を、サックスに伝えないのは如何なものか」という考え方が最近議論されるようになってきました。

 コルクの機能的要素は木材繊維と繊維の中の空気です。押しても潰れたままにならず弾力で戻ります。また遮音材や防振材としても使われる「振動吸収性能」を持っています。ネックコルクにはこういう機能が邪魔ではないのか、このコルクによる振動の吸収さえなければ、マウスピースで作られた振動は、もっと効率良くサックス全体に伝わるのではないか、というのが新しい考え方です。コルクの代わりにネック先端に硬い樹脂を取り付け、マウスピースに差し込むというカスタム仕様のネック加工法があります。樹脂の弾力はありますが、コルクの振動吸収性を改善したもので、「吹奏感が変わる!」、「抜けが良い」、と言う方もいるようです。樹脂以外にも、黒檀などの硬い木材をネックとマウスピースの間に差し込む工夫もあるようです。また、ネックとマウスピースの間に金属の板を渡して、その金属を介して振動を伝達させようという工夫もあります。金属はある程度厚くそれなりの重量で、サックスのネックとマウスピースに効率良く接触する形状に加工されており、それをシリコンゴムのベルトで固定します。サウンドのパワーが増し、細かい強弱が表現できるようになり、何より楽器が抜群に鳴るようになる、と評判です。なんとこの工夫はトランペット等の金管楽器用にも製品が開発されており、吹奏感が向上し、パワーも増すと、かなり人気が出ているようです。

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Written By: sax on 9月 6, 2016 No Comment


最近のサックス奏者の間では、しっかりと「オーバートーンの練習」の重要性が認識されてきているようです。オーバートーンはサックスの演奏技術のなかでもとても重要です。しかし、「どうしてオーバートーンの練習が必要なのか?」については、あいまいな理解も多いようです。今日は何故オーバートーンの練習が必要なのか、についてお話しします。デーブ・リーブマンによる「サキソフォーン上達法」の教則本の中で、オーバートーン(倍音)の練習の必要性とその方法について詳しく解説されています。それを繰り返すのも芸がないので、もう少しわかり易くオーバートーンの練習の必要性について説明します。「そんなのウソじゃん!」なんて表現や説明がありますが、「ある説」のひとつとして聞いていただければ幸いです。では早速かなり乱暴なサックス構造論から。
 サックスの音は「出ちゃう音」、「出る音」、「出せる音」に分かれます。普通にサックス奏者が吹いている、「ド、レ、ミ、ファ、ソ…」の音は「出ちゃう音」です。メーカーはこの音をいかに簡単に、また良い音で、良い音程で出すために調整します。吹けば簡単に出てしまう、サックスの音です。次の「出る音」は替え指やちょっとした喉のコントロールで出るフラジオ音や、標準外運指の音です。最後の「出せる音」とは、喉や口腔のコントロール、息のスピード、角度、アンブシャの操作によって、ヒョッとしたら出すことが出来るかもしれない、サックスの構造上の能力です。この「出せる音」が倍音列です。倍音はそのサックスの音色を豊かにする成分です。倍音を意識的にならせる奏法を身に付ければ、「出ちゃう音」の倍音成分が変わり音質が向上します。向上と言うよりは、サックス本来の能力が完全に引き出せると言えるかもしれません。「出せる音」を出せるようになることで、サックスの能力を最大限に利用することが出来、サウンドも最高のものが得られる。逆に「出る音」だけでサックスの音楽を作ろうとすることは、サックスの一部の能力しか使っていない、もったいない事だ、ということです。

 サックスという楽器は、あまりにも簡単に「音を出し始めることが出来る」ため、突き詰めた奏法や、出せる音の追求がおろそかになりがちです。オーバートーンの練習は、「ここまで出せた」とか「これより上が出ない」ということがままありますが、自分の奏法がサックスの能力を最大限に生かせるようになるための練習であり、終わりのない練習だと理解して続けることが重要だと思います。かなり無茶な例えをしましたので、異論がある方々には陳謝します。笑い飛ばしてください。

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