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サックス 演奏

Written By: sax on 9月 5, 2018 No Comment

サックスは何故かうるさいとよく言われます。金管楽器にはミュートが使用できますが、サックスはその原理と構造上、高効率な弱音器は存在しません。いくつかの「サックス用ミュート」が製品化されていますが、トランペットのプラクティスミュート(練習用弱音器。他のミュートは音質を変える事が目的ですが、これは吹奏感を損なわずに、音を小さくすることが目的のミュートです)に比べたら、弱音の効果には雲泥の差があります。
 サックスは何故うるさいのでしょう。結論から言ってしまえば、発明者のアドルフ・サックスが「大きな音の楽器を作りたかった」からに他なりません。クラリネット等の木管楽器の高い操作性を持ち、金管楽器のダイナミックレンジの広さを兼ね備えた新しい楽器として、アドルフ・サックスはサックスいやサキソフォンを考え出したのです。彼の優れたアイデアによって、サックスは洗練された運指、発音の容易さでは、他の管楽器に類を見ない楽器となりました。ということで、「うるさい」という意味では宿命を背負ったサックスですが、ビッグバンドでも吹奏楽でも、「あ~!サックス隊、うるさい!」という言葉は聞いても、「ラッパ隊、うるさいよ。」というのはあまり聞きません。何故でしょう。その原因は、サックスが小さい音を出すのが難しい楽器だからです。

 金管楽器の音の源泉は奏者の唇です。自分の身体なので奏者は責任を持ってコントロールしています(かな?)。フルートの音の源はリッププレートの上に発生した空気の渦です。オーボエ等のダブルリード楽器のリードは細長いストローを潰したような形状です。で、サックスの音の源泉、リードの大きさはどうでしょう。大きいですね、広いですね。リードの面積はクラリネットも同様かもしれませんが、クラリネットとは本体の大きさや材質が違います。しかも管体が円錐状に広がっています。ね、サックスはどうやっても大きい音が出るんです。そして大きい音が出し易い分、小さい音が出し難いのです。アルトでもテナーでも、どんな種類のサックスでも、ピアニッシモの小さな音を出すにはかなりの技術が必要です。 「うるさいサックス隊」の原因が見えてきましたね。そう、彼らのほとんどは「下手なサックス隊」なのです(ごめんなさい!)。サックスの場合、小さな音が出せないという事は、楽器をコントロールできていないという事です。コントロールできていない音は、当然きれいな音にはなりません。だから音が大きく、汚い音で周りをイライラさせるのです。しかも注意されて気が付いても、彼らは小さい音を出すことが出来ません。それで余計周りをイラつかせます。そして、「サックスはうるさい」という「デマ」が広がるのです。
 サックス奏者は、ピアニッシモからフォルテッシモまでの音量のコントロールが出来るようになってから、人前で楽器を吹いたほうが良いのではないかと思います。それが「うるさい!」と言われないための秘訣です。うーん、分かっちゃいるけどキツイ結論ですね。(苦笑)

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Written By: sax on 8月 22, 2018 No Comment

最近、楽器のサウンドの音質を表現する際に、「豊かな倍音を含んだリッチなサウンド」などと、「倍音」という単語が頻繁に登場するようになって来ました。うーん、倍音って何でしょう?
 サックスの場合、「倍音」という単語は二系統の意味があります。ひとつは楽器のコントロールの訓練である、オーバートーン・トレーニングで言うところの倍音です。オーバートーンを日本語訳すると「倍音」となります。最低音のシ♭の運指でオクターブ上のシ♭、ファ、シ♭、レ、ファ、ラ♭、シ♭の音を喉のコントロールで出します。最初の音が基音、オクターブ上のシ♭が第二倍音。それに続いて第三倍音から第八倍音です。これらの倍音を喉のコントロールで意図的に鳴らすオーバートーンのトレーニングをすることは、幅広い音色を自分でコントロールすることへ繋がる重要な練習です。もう一つの倍音は、音の音質を作り出す「高調波」です。音は正弦波(サインカーブ)で解析できますが、基音だけの単純な音は音叉の音です。音叉の音にはほとんど倍音が含まれていません。これに対し、すべての楽器はそれぞれの個性ある倍音を含んだ複雑な波形の音を持っており、その楽器の音色、サウンドを生み出しています。オーバートーンでは第二倍音、第三倍音と整数の倍音しか扱いませんでしたが、楽器の構造によっては1.5倍音等、整数倍で無い倍音も混ざっています。

 音叉は「倍音を徹底的に抑制した楽器」です。通常は、どんな音も倍音を含む、というのが物理の法則です。さきほどのオーバートーンの話しに戻ると、「楽器が本来持っている基音と倍音を意図的に引っ張り出す」というのが練習の実際です。音響心理学的な研究では、偶数倍音は「精神的安らぎや安定」の効果があり、奇数倍音は「明瞭度の向上」の特性を持っていると言われています。クラリネットは円筒形の閉管構造であるため、主に奇数倍の倍音を多く含むため、シンプルで明瞭度の高い音色を持っています。サックスは管が円錐形であるため、偶数倍の倍音が豊富です。このため、サックスはフルートやクラリネットより倍音成分が複雑で、音色も複雑になっています。そう、倍音の種類や配分量でその楽器のサウンドが決まる訳です。
 整数倍の倍音は、音階の範囲内に入っていますので、基音に対してハーモニー(和音)の効果を発揮します。従って、整数倍の倍音が多い楽器のサウンドはとても音楽的です。逆に非整数倍の倍音は、いわゆるノイズになります。スネアドラムやシンバルなどの打楽器は非整数倍音が優位なため、基音の音程感が希薄です。同じ打楽器でもティンパニーは整数倍音が多いため、しっかりとした音程感を持っています。倍音は、料理で例えるならば、調味料やスパイスかもしれません。その量やバランスで、様々な味の料理、サウンドが作り出されます。そう、倍音を制する者がサウンドを制するのです。

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Written By: sax on 1月 10, 2018 No Comment

皆さんはチューニングのピッチは何ヘルツに合わせていますか?「え、どういう意味?」という方もいらっしゃるかもしれません。結構奥が深い、基準音についてお話ししましょう。

 五線譜の真ん中のラ(A)を440Hzに調律することが、1955年に国際標準化機構(ISO)によって決められました。それ以来、A=440Hzは音響器材の校正や、ピアノやバイオリンなどの楽器の調律の標準として用いられています。ところが、この国際標準はアメリカがそれ以前に国内で標準として使っていた周波数で、ヨーロッパではA=444HzやA=448Hzが今なお主流ですし、日本でもA=442Hzが実質的主流です。とはいえ、基準は単なる基準。奏者の好みでどうにでもピッチはコントロールできます。例えば古楽器であるチェンバロは、今もバロック時代の基準値A=415Hzで調律されます。時代によるピッチの変遷をたどると、15~16世紀ごろのルネッサンス期は466Hz、18世紀バロック時代後期には392Hz、モーツァルトは422Hz、1859年のフランス政府制定ピッチは435Hz、1884年のイタリア政府制定ピッチは432Hz、20世紀のカラヤンは446Hzのカラヤン・チューニングと呼ばれる標準ピッチを使っていました。凄い違いですね。

要は「基準音A=440Hz」という規格は、音楽をやるものにとっては、「ま、だいたいこの辺」でしかありません。実際に日本のコンサートホールやスタジオ、音楽練習室に置かれているピアノは、ほとんどがA=441~442Hzあたりで調律されています。高めのピッチのほうが、全体にハリのある音になるというのが一般的な意見です。電子キーボードが入ったバンドでは全員が「ピッチ調整」をすることができますので、高いピッチで合わせる傾向があります。アコースティックのピアノがバンドに入っている場合は、ま、ピアノに合わせるしかありません。

 ヴィンテージのサックスにはローピッチモデルとハイピッチモデルがあります。サックスはネックへのマウスピースの抜き差しでピッチを変えるので、楽器の「落としどころ」のピッチを設定することで、「もうこれ以上マウスピースが入らない/抜けない」という問題を解消していました。世界中で標準ピッチが異なっていた事への対応ですね。不用意にヴィンテージのローピッチサックスを買ってしまうと、現代のバンドのピッチに合わせられない場合がありますので注意が必要です。

 「奇跡のピッチA=432Hz」という言葉をご存知でしょうか?A=432Hzでチューニングされた音が、より美しく響き、調和がとれるだけでなく、脊椎や心臓で感じることができるという説です。「A=432Hzは、宇宙の規則性と数学的に一貫しており、意識や重力、磁気、物質は、A=432Hzで振動や光、時間、空間の性質を統一している。」、のだそうです。スマホのアプリで432プレーヤーというものがあり、普通の音楽音源のスピードを変えずに、ピッチを2%だけ下げて再生することができます。これを使って曲を聴くと、確かに音楽全体の雰囲気が少し変わります。感じ方は人それぞれだとは思いますが、是非一回聞いてみてください。音楽でのピッチの重要性が感じられると思います。

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Written By: sax on 12月 13, 2017 No Comment

 「音楽は瞬間の芸術だ!」、とよく言われます。私たちが奏でる音楽は、音になった瞬間から消え失せ、新しい音へ役割を渡していきます。何かあっても常に進み続ける、非情な「時間軸」が音楽の性であり、それ故に失敗が誤魔化せたりします(えへ)。音楽は時間にどの程度縛られているのでしょうか。

 音楽作成ソフトは通常1ms(ミリ秒=1/1000秒)でのタイミングの制御が可能です。音のタイミングや延ばしの長さ、アタックカーブの立ち上がりの勾配等を、この1ミリ秒の精度で指定します。ということは、「人間は音楽の中で1/1000秒を感じることが出来る」ということです。もちろん出音のタイミングが1ミリ秒変わっても、ほとんどの人は差を感じないでしょう。ただこの一桁上、10ミリ秒はほとんどのひとが差を認識します。1/100秒あなたのサックスの音が皆より遅れたら、誰にでも分かる「遅れ」として聞こえます。例えば1分間に120の4分音符が入る(120BPM)アレグロのテンポでは、1拍は0.5秒。そこに入る16分音符の長さは0.125秒です。32分音符なら0.0625秒という「瞬間」です。陸上のトラック競技を見ていれば、この1/10秒がどんなに短い差であるかは感じられますよね。そんな、「シビアなタイミング」のなかで、我々は音楽をしているのです。

 1/100秒のシビアなタイミングを感じることは出来ても、自分で意のままに操作できる事とは違います。我々、楽器奏者の時間のコントロールは基本的に「分数」です。先ほどのアレグロのテンポでは1拍の1/4の16分音符が0.125秒です。「クタクタ、クタクタ」で0.125秒をコントロールしています。ジャズのアップテンポなナンバーだったら200BPMは珍しくありません。そんな曲では0.15秒の8分音符を我々は吹いている訳です。また遅い曲、べったべたのバラードでもタイミングの取り方は同じです。60BPMなら1拍は1秒、8分音符は0.5秒となりますが、この遅い時間世界にも難しさがあるのが音楽の厳しさです。 1/100秒の揺れがあればそれがバレてしまうのですから、スローな曲ほどタイミングがシビアになります。バラードソロを採譜した楽譜には、32分音符やら7連譜などの見たこともない音符表現が出てきます。これはオリジナルのプレーヤーが、「そう吹こうと思って吹いた」のではなく、「プレーヤーのニュアンスを採譜したらそうなった」ということです。その楽譜通りに吹いても、オリジナルの演奏の雰囲気は多分でないでしょう。

 ジャズのフレーズのタイミングには特徴的なお約束があります。スイングです。楽譜に8分音符で、「タ、タ、タ、タ」と書いてあってもそう吹いてはいけません。「たつた、たった」という感じの、「8分音符+8分音符=付点8分音符+16分音符」に近い雰囲気のタイミングで演奏します。しかしこれは「近い」だけであって、そのものではありません。ジャズのスイングのタイミングは多くのプレーヤーが解説していますが、最後は「ジャズらしくスイングしたフレーズ」というあいまいな言葉で終わってしまいます。しかしそこには1/1000秒のコントロールが存在します。微妙なタイミングのスイングも、フレーズごとにぶれてしまえば音楽になりません。いやあ、音楽って難しいですね。

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Written By: sax on 10月 25, 2017 No Comment

サックス奏者ばかりでなく、管楽器奏者にとって「呼吸法」は非常に基本的な課題です。基本的であるにもかかわらずその奥は深く、プレーヤー人生において常に向き合っていなければならない「永遠の課題」でもあります。普段我々の誰しもが、「人間として生きるためにしている呼吸」をしている訳ですが、楽器を吹くための呼吸はそれとは全く違い、「管楽器を鳴らすための呼吸」をしなくてはなりません。今日は管楽器奏者の呼吸の話しです。
 普段私たちがしている呼吸は、息を吸うときも吐くときも、特別な意識はしていません。しかしサックス演奏のための呼吸は、最短時間で最大の空気を吸い込み、かつ完全なコントロールをしたうえでそれを吐き出す、という「サックスを鳴らすための息の出し入れ」になります。そう、「呼吸」ではなく、「空気の出し入れ」です。このとき奏者の身体の呼吸器系は楽器に対して、「能率の良いポンプ」でなければなりません。この「ポンプ」と楽器の相性によって、楽器の鳴り得る最大限の良い音が出る場合もあれば、楽器の性能を生かし切れない、残念なサウンドにもなってしまう訳です。息の吸い方、吐き方の詳細に関しては多くの「セオリー」が書籍や先生から伝えられていると思いますので、ここでは特に触れません。注目していただきたいポイントは、「息の見つけ方」です。
 「自分はポンプ」と考えても、身体の機能は奏者の体格や性別、身体能力によって千差万別です。目的とする「息の吸い方と吐き方」が同じだとしても、その「方法」は人それぞれのはずです。これゆえに、「息を見つける」という練習が必要になります。最短時間で大量の空気を体内に取り込むためには、自分はどこに力を入れ、どこを緩める必要があるか、またその方法に無理はないか…。息のエネルギーすべてをサックスのサウンドに変換するために、自分の喉はどんな角度で、どんな太さで息を出せば良いのか。またその息のスピードと当てる場所、舌や口腔内での空気の流れのコントロールはどのようにすれば良いか…。これらの要素の「出すべき結果」はある程度見えています。しかし、「方法」は自分で探るしかありません。あなたのサックスレッスンの先生も、出てくるサウンドは聞いて判断できますが、あなたの口の中の舌の形を見ることは出来ませんし、そのときのあなたの身体全体の筋肉の緊張度を見極めることは不可能です。ですので、自分で「見つける」しか無いのです。
 息を見つける方法は奏者によって色々ですが、重要な基本は「注意深く自分とサックスと出てくる音を観察する」ことです。左右の背筋、おへその下、肩甲骨等、色々なところに神経を集中して息を吸ってみて、どの方法が一番自然に大量の空気を吸えるかを「探って」みましょう。お腹や喉のどこに力を入れ、どんな舌の形で、どんな角度で息を吹けば、リードが「自然に鳴ってくれる」のかを観察しましょう。色々なことを試し、色々なことを確認し、色々な結果を導き出して、「自分の息を見つける」努力を継続しましょう。その努力によって、あなたとあなたのサックスとの良い関係が築かれ、最高のサウンドで音楽を演奏出来る状態に近づくと思います。
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Written By: sax on 10月 4, 2017 No Comment

今日のテーマは、改めて口にするのもばかばかしい位の常套句、「どうしたらサックスが上手になるか」です。しかしサックス初心者からプロ奏者まで、「どうしたら上手くなるか」は絶えず悩んでいることです。ぽんと、どうしたら少しでも近道が出来るんでしょう。一緒に考えてみましょう。
 サックスを上手くなりたい自分としては、他の楽器から何かを「パクれないか」をしばしば考えます。同じ木管楽器の「フルート」や金管楽器の花形「トランペット」はどうなんでしょう。何か上手くなる特効薬がないのか聞いてみました。答えは皆同じ。「練習だよ!」でした。ですよね…。あ、でもフルートやトランペットの練習を見ていたら、何かが違います。同じ指使いで違う音が出ています。サックスは音に対して指使いが決まっています。サックスの「運指表」では基本的に全部の音に指使いが決まっており、ある運指をすれば、基本的に該当する音が出てくれます。オクターブ上はオクターブキーを押し、その上の音はサイドキーの操作で出てくれます。これって、他の楽器では信じられない「楽なこと」なんです。金管楽器は倍音の積み重ねと、それに対する管長の操作で音を出しています。トランペットでは第1バルブを押すと1音下がり、第2バルブを押すと半音下がり、第3バルブを押すと1音半下がる仕組みになっているので、唇で倍音の基音を出し、バルブ操作でそれを下げて音を出します。フルートもオクターブキーが無いので、唇から出す息のスピードや太さを変えて倍音を出します。
 サックスは科学技術の力によって、特定の音を究極に出し易くした楽器です。奏者がさほど苦労しなくとも、指定された指使いさえすれば、決められた音が出てくれます。実はサックス奏者にとって、ここが大きな問題なのです。サックスはオクターブキーを押して、左手人差し指と中指を閉じれば「ラ」の音が出ます。しかしフルートは同じ指使いでもオクターブ下の音が出たり、他の倍音が出ます。トランペットも同様です。唇や口の中の容積、息のコントロールで、「ラを出そう」としなければ、「ラ」は出ないのです。サックス奏者のかなりの人たちが、「出ちやった音」でサックスを演奏しています。それを「出した音」にすればサウンドの質も向上し、コントロールの方法も明確になります。サックス奏者が出す音を意識して初めて、サックスと一体化した最高の音が出せるのです。
 面倒臭い理屈を言いましたが、実践は簡単です。頭の中で出したい音の高さと音質を「歌う」のです。楽器なしで歌うときの喉、呼吸、身体全体の状態を意識して、その体勢で息を入れてサックスを吹くのです。これによってびっくりするほどサウンドが改善しますが、決して簡単なことではありません。歌いながらスケールを吹いてみましょう。歌いながらフレーズを吹いてみましょう。サックスそのものと奏者が一体になって音を出す。これが、サックスが上手くなる練習の原点です。
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Written By: sax on 9月 20, 2017 No Comment

サックスを長年吹いていると、先輩や先生に何百回となく言われるお決まりフレーズが、いくつか体に染み着いています。そのひとつに、「音を遠くに飛ばせ!」があります。もちろん音は目に見えませんし、羽が着いていて飛ぶ訳でもありません。遠くにいるひとにも音が届くように、遠くにいても聴こえるように吹きなさい、という意味です。そして多くのサックス奏者が、これを「大きい音を出せ」と勘違いしています。今日はその勘違いの謎を解明します。
 確かに大音量の音は遠く離れていても聞こえます。しかし「大音量」を近くで聴くのは危険です。うるさいし、下手をすれば耳が物理的に故障します。昔、ロックコンサートでスピーカーの前の席に座ってしまい、一週間耳鳴りが治りませんでした。サックスでこんな大音量は出せませんが、「うるさい音」はサックスにとって良い音なのでしょうか?別にロックに恨みがある訳ではありませんが、ロックバンドの電気楽器プレーヤー達は、ボリュームを回せば簡単に大きな音を出すことが出来ます。残念ながらサックスにボリュームノブは有りませんし、ほとんどの場合サックスの生音は、コンサートホールサイズの中での聴衆に届けばOKです。必要ならマイクを通して音量を追加出来ます。なので、サックスの「遠くへ飛ぶ音」は大音量の音とは違うのです。
 「遠くのひとに届く音」をもう一度考えてみましょう。大きな河の対岸で誰かがサックスを吹いています。人のサイズは豆粒ほどですが、きれいなサックスの戦慄が私のところまで聴こえてきます。何故私に聴こえるのでしょう。すぐ後ろにある県道には沢山の自動車が走っています。河のこちら側の目の前のグランドでは野球をやっています。笛に合わせてランニングをする一団も通り過ぎています。私の周りがノイズだらけなのにもかかわらず、対岸からのサックスの音が私に届く。そう、サックスの音がノイズに負けずに、ノイズの隙間を通り抜けて私に聴こえてくるのです。自然にはあり得ない安定した音程、音の輪郭、楽器の美しい音であるがゆえに、ノイズに負けずに、というより、ノイズに紛れずに私の耳に届いてくるのです。サウンドに芯があり、しっかりとした輪郭を持ち、雑然とした生活空間の中のサウンドノイズにかき消されない、音楽としての個性を持った音。それが「遠くへ飛ぶ音」です。逆を言えば、日常生活の騒音の中にはほとんど存在しない、音楽性に溢れたサウンドが、生活空間のノイズに打ち勝って、騒音に押し潰されることなく遠くの聴衆に届くのです。
 人間の聴覚には、マスキング効果と言う「聞きたいものを選り分けて聞く能力」があります。つまり聴衆が、「美しい」、「魅力的だ」と感じる音は、聴き手が本能的に選んで「すくい上げて」聴いてくれるのです。遠くへ飛ぶ音のイメージ、なんとなく分かってもらえましたか?
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Written By: sax on 8月 23, 2017 No Comment

音楽家、特に管楽器奏者は「擬音語」が好きなようです。近年では「オノマトペ(擬声語を意味するフランス語)」などと呼ばれて市民権を得ています。ドカーン、とか、サラサラとか、ワンワン等の状態や動作を簡単な比喩の言葉で表現したものがオノマトペですが、サックスの周りにも色々ありますよね。何故か音楽をやっていると、多くの事でオノマトペが使いたくなる傾向にあるようです。思いつくがままに挙げてみますので、もし気に入ったものがあったら、音楽仲間との会話や、リペアマンとのやり取りに使ってみてはいかがでしょう。
 リードの周りはオノマトペの宝庫です。「手入れの悪いリードがニチャニチャする」、「リードを指でコンコン弾いて水分を散らす」、「リードに水分が溜まってジュルジュル音がする」、「ペヒッ、とりードミスを繰り返す」、「リードをべ口べ口舐めて湿らせる」、「リードの先がパキッと割れた」、「リードがへたって来て、先端がウネウネになってる」、など等ありますね。
 サックスの不具合やコンディションを表す場合にもオノマトペは大活躍です。「低いB♭の運指でパッドを全部塞ぎ、人差し指を開けたり閉じたりして、ネック先端からボンボンと重く低い音が出てきたら、パッドの密閉性はほぼ問題なし。ペンペンと高い音がしたら、どこかのパッドが空気漏れの可能性あり」、「ネックが本体にサクッと入る場合は、ネックのテノン(継手)は要拡張。グリグリと入り難かったら本体レシーバーの要拡張」、「キーアクションでどこかからカチカチ音がしたら、コルク欠落の可能性あり」、「どこかのトーンホールに隙間があると、音がパヒッと裏返る」、「パッドがトーンホールにくっ付いて、ペチャぺチャする」、「パームキーのトーンホールから、水分がタラタラと垂れて来る」、「ネックスクリューはギュッとではなく、クイッと締める。締めすぎに注意」、「針バネを開放して、ウビーンウビーンと振動しなくなったら、バネが鈍って来ているので要交換」、「G♯キーを開けると、ストッパーコルクが当たらず、プルルンと嫌な振動をする」。
  奏法を説明するときには伝統的に(笑)オノマトペが多用されています。「吹き込むときは、ハアーと温かい息をマウスピースに吹き込むつもりで」、「フラジオ域を出すときは、ヒィーという高音を歌う喉にして息を出す」、「タンギングはトゥトゥトゥトゥとルルルル(これはオノマトペとは違うかな?)」、「息を吸うときは、クッと背中を開いて素早く吸う」、「立ったまま腰をストンと落とす感じで力を抜く」、「キーに指を置くときは、フワッと卵を包む感じで」、「音の最後はヒュイッと抜かずに、ピッと止めること」。きりがありませんね。
 演奏の表現に至っては、それぞれが自由なオノマトペを使います。「イントロはドカーンとかまして、メロに向かってシューとデクレ(デクレッシェンド)してください。メロのバックはフワッと優しく。Fからのテュッティはゴリゴリと音を前に出してください。エンディングに向かってギュンギュンと各パートが絡んでいきますが、決してツンツン前のめりで走らないように。…」。分かりました?(爆笑)
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Written By: sax on 8月 9, 2017 No Comment
音楽だもん、楽にしなくちゃ。

音楽の「楽」に引っ掛けた粋なタイトルのつもりなので、出来たら気付いてくださいね。今回は管楽器奏者の多くが経験している、「頑張り病」という恐ろしい病気の話しです。年長のベテランサックス奏者は、この「頑張り病」のことを、「若気(わかげ)の至り」とも言っていました。管楽器奏者の場合の「若気の至り」は、歳をとっても治らないものもあります。ではサックス奏者の「頑張り病」とは…。
 テナーサックス奏者の皆さん、マウスピースのティップオープニング(先端の開き)はいくつですか?7、8、あたりですかね。でも、9とか10とか、なんとなく広いティップオープニングに憧れていませんか。伝説のブロー派のテナー奏者には、広いティップのマウスピースを使って、ゴリゴリと太い音で吹きまくる「ホンカー(テキサステナーとかブローテナーとかとも呼ばれます)」が数多く存在します。そんなレジェンド達に憧れて、「広いティップはカッコ良い!」なんてイメージを持っているのではないでしょうか。確かに広いティップのマウスピースは大きくて太い、独特のサウンドを出すことが出来ます。しかし必要な息の量やスピード、唇でのコントロールは超絶難しく、狂い易い音程を矯正するのも至難の業です。難しいからカッコ良い、挑戦する価値があるという考えもありますが、その努力や挑戦で得られるものの「価値」と「効率」を考えることが必要です。いくら太くて豪快なサウンドでも、音程が危うければ音楽としては考えものです。もの凄く頑張って、何かを失っているのではないでしょうか?
 ロングトーンの練習は基本中の基本です。毎日5分、長く、揺れない音を息の続く限り延ばすことを繰り返します。唇の周りの口輪筋が鍛えられ、安定したアンブシャが完成していきます。長い息を出せるよう、正しい呼吸の方法も体に染みついてきます。…ですか?あなたがやっているロングトーン練習で、本当にそんな効果が出ていますか?決めた事だから、大事だからと、「頑張るための頑張り」になっていませんか?練習には練習の目的とその方法、進歩の確認、目標達成の確認方法等が必須です。でなければ、ただの「自己満足」で終わってしまいます。あるプロサックスプレーヤーは、「10秒で終わるロングトーンもあれば、10分でも納得できず、諦めて他の練習に移行する場合もある。要はそれで何を得たいかだよ。」、と言っていました。
 背筋を伸ばして、胸を開いて、あごを軽く上げる。サックスの演奏姿勢の基本ですね。でも、これって「自然」ですか?この姿勢を実現するために、身体のあちこちに無理な力が入っていませんか?この姿勢をしようとするがゆえに、無駄な力を入れ、かえって喉が細くなったり、肩が突っ張ったりしていませんか?そうです、形だけを追った努力は、「百害あって一利なし」なんです。サックスの上達には努力は絶対必要です。何の努力もなしに、サックスで素晴らしい音楽を演奏できる人など居る訳がありません。しかし努力の目標は、「美しい音楽を演奏する事」であり、そのために頑張っているのではないでしょうか。自分の頑張りの効果、バランス、要否、など等、しっかり考えながら頑張りましょう。不必要な辛い頑張りは、プラス面よりマイナス面のほうが多いです。頑張り病には要注意です。
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Written By: sax on 8月 2, 2017 No Comment

全世界にサックス奏者はいったい何人いるのでしょう?始めやすい管楽器としてナンバーワンと言われている「サックス」ですので、相当の数の方が日夜(?)サックスを吹いていることでしょう。私自身サックス奏者であり、多くのサックス奏者の友人がいます。そしてそんな「サックス仲間」の間で、各々個人が開発した「サックスの技」があります。演奏に関しての「技」ではありません。サックスと付き合っていくための「誰も教えてくれそうもない小技」です。今日は私か実際に目にした、面白いサックスに関する小技たちを紹介しましょう。
 サックス奏者は持ち替えが多いです。ソプラノとテナーの二本持ちなんて可愛いほうで、ビッグバンドのサックスセクションでは、テナーサックスに加えてソプラノサックス、フルート、クラリネットなんて4本持ちも珍しくありません。これらの楽器全部、吹くのは自分ですから、ステージに持って行くのを、誰が助けてくれるわけではありません。多くのサックス奏者は、この4本の楽器と譜面と楽器スタンドを一人で抱えてステージに向かうのです。賢明な奏者なら何回かに分けて運ぶのでしょうが、両手・両脇を使い、口で啼えてまで一度に運ぼうとするのが大多数です。この中ですごい技を見ました。クラリネットとフルートそれぞれに被せるフェルトの袋を自作し、それに入れた楽器をサックスのベルに入れて運んでいるのです。テナーサックスのベルならクラリネットとフルートくらいは入ってしまいます。フェルトの袋に入っているので、楽屋からステージ程度の距離なら、サックスのペル内部やフルート、クラを傷つけることもありません。フルートもクラも、裸でベルに入れるのは危険が多過ぎます。普通のサックス奏者がベルに入れるのはもっぱら譜面が多いようです。でもフェルトの袋を使えば、サックスのベルがかなりの収納性能を発揮するのです。ちなみにこのフルートとクラリネットの「袋」は、炎天下の野外ステージの場合、「楽器の日除け」にもなり、直射日光で「熱々」になるのを防げます。
 アンサンブルの練習中に、リードが鳴らなくなってきたらどうします?交換しますね。しかしマウスピースをネックから外してリードを付け替えたら、チューニングをやり直さなくてはなりません。ある友人は、ネックをサックス本体から外してマウスピースのリードを交換します。なるほど、これならピッチは動きません。また、マウスピースの奏者の上前歯が当たる部分に、多くのサックス奏者が「マウスピースパッチ」と呼ばれるシールを貼り、前歯が直接マウスピースに触るのを防いでいます。歯への振動を和らげたり、マウスピースに歯形が付くのを防いだりするものですが、なかなか好みの物を探すのが難しいようです。クッション感はOKだが、歯の滑りが今ひとつとか、またその逆とか…。ある友人はパッチを2枚貼って、その不具合を解決していました。「パッチの二枚貼り」って目からウロコではないですか?ただしマウスピースパッチの厚さや広さは、マウスピースのサウンドに微妙に影響しますのでご注意ください。
 ちょっと困ったことを真面目に考えると、何かしら解決のアイデアが出るものですね。
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