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サックス 演奏

Written By: sax on 10月 25, 2017 No Comment

サックス奏者ばかりでなく、管楽器奏者にとって「呼吸法」は非常に基本的な課題です。基本的であるにもかかわらずその奥は深く、プレーヤー人生において常に向き合っていなければならない「永遠の課題」でもあります。普段我々の誰しもが、「人間として生きるためにしている呼吸」をしている訳ですが、楽器を吹くための呼吸はそれとは全く違い、「管楽器を鳴らすための呼吸」をしなくてはなりません。今日は管楽器奏者の呼吸の話しです。
 普段私たちがしている呼吸は、息を吸うときも吐くときも、特別な意識はしていません。しかしサックス演奏のための呼吸は、最短時間で最大の空気を吸い込み、かつ完全なコントロールをしたうえでそれを吐き出す、という「サックスを鳴らすための息の出し入れ」になります。そう、「呼吸」ではなく、「空気の出し入れ」です。このとき奏者の身体の呼吸器系は楽器に対して、「能率の良いポンプ」でなければなりません。この「ポンプ」と楽器の相性によって、楽器の鳴り得る最大限の良い音が出る場合もあれば、楽器の性能を生かし切れない、残念なサウンドにもなってしまう訳です。息の吸い方、吐き方の詳細に関しては多くの「セオリー」が書籍や先生から伝えられていると思いますので、ここでは特に触れません。注目していただきたいポイントは、「息の見つけ方」です。
 「自分はポンプ」と考えても、身体の機能は奏者の体格や性別、身体能力によって千差万別です。目的とする「息の吸い方と吐き方」が同じだとしても、その「方法」は人それぞれのはずです。これゆえに、「息を見つける」という練習が必要になります。最短時間で大量の空気を体内に取り込むためには、自分はどこに力を入れ、どこを緩める必要があるか、またその方法に無理はないか…。息のエネルギーすべてをサックスのサウンドに変換するために、自分の喉はどんな角度で、どんな太さで息を出せば良いのか。またその息のスピードと当てる場所、舌や口腔内での空気の流れのコントロールはどのようにすれば良いか…。これらの要素の「出すべき結果」はある程度見えています。しかし、「方法」は自分で探るしかありません。あなたのサックスレッスンの先生も、出てくるサウンドは聞いて判断できますが、あなたの口の中の舌の形を見ることは出来ませんし、そのときのあなたの身体全体の筋肉の緊張度を見極めることは不可能です。ですので、自分で「見つける」しか無いのです。
 息を見つける方法は奏者によって色々ですが、重要な基本は「注意深く自分とサックスと出てくる音を観察する」ことです。左右の背筋、おへその下、肩甲骨等、色々なところに神経を集中して息を吸ってみて、どの方法が一番自然に大量の空気を吸えるかを「探って」みましょう。お腹や喉のどこに力を入れ、どんな舌の形で、どんな角度で息を吹けば、リードが「自然に鳴ってくれる」のかを観察しましょう。色々なことを試し、色々なことを確認し、色々な結果を導き出して、「自分の息を見つける」努力を継続しましょう。その努力によって、あなたとあなたのサックスとの良い関係が築かれ、最高のサウンドで音楽を演奏出来る状態に近づくと思います。
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Written By: sax on 10月 4, 2017 No Comment

今日のテーマは、改めて口にするのもばかばかしい位の常套句、「どうしたらサックスが上手になるか」です。しかしサックス初心者からプロ奏者まで、「どうしたら上手くなるか」は絶えず悩んでいることです。ぽんと、どうしたら少しでも近道が出来るんでしょう。一緒に考えてみましょう。
 サックスを上手くなりたい自分としては、他の楽器から何かを「パクれないか」をしばしば考えます。同じ木管楽器の「フルート」や金管楽器の花形「トランペット」はどうなんでしょう。何か上手くなる特効薬がないのか聞いてみました。答えは皆同じ。「練習だよ!」でした。ですよね…。あ、でもフルートやトランペットの練習を見ていたら、何かが違います。同じ指使いで違う音が出ています。サックスは音に対して指使いが決まっています。サックスの「運指表」では基本的に全部の音に指使いが決まっており、ある運指をすれば、基本的に該当する音が出てくれます。オクターブ上はオクターブキーを押し、その上の音はサイドキーの操作で出てくれます。これって、他の楽器では信じられない「楽なこと」なんです。金管楽器は倍音の積み重ねと、それに対する管長の操作で音を出しています。トランペットでは第1バルブを押すと1音下がり、第2バルブを押すと半音下がり、第3バルブを押すと1音半下がる仕組みになっているので、唇で倍音の基音を出し、バルブ操作でそれを下げて音を出します。フルートもオクターブキーが無いので、唇から出す息のスピードや太さを変えて倍音を出します。
 サックスは科学技術の力によって、特定の音を究極に出し易くした楽器です。奏者がさほど苦労しなくとも、指定された指使いさえすれば、決められた音が出てくれます。実はサックス奏者にとって、ここが大きな問題なのです。サックスはオクターブキーを押して、左手人差し指と中指を閉じれば「ラ」の音が出ます。しかしフルートは同じ指使いでもオクターブ下の音が出たり、他の倍音が出ます。トランペットも同様です。唇や口の中の容積、息のコントロールで、「ラを出そう」としなければ、「ラ」は出ないのです。サックス奏者のかなりの人たちが、「出ちやった音」でサックスを演奏しています。それを「出した音」にすればサウンドの質も向上し、コントロールの方法も明確になります。サックス奏者が出す音を意識して初めて、サックスと一体化した最高の音が出せるのです。
 面倒臭い理屈を言いましたが、実践は簡単です。頭の中で出したい音の高さと音質を「歌う」のです。楽器なしで歌うときの喉、呼吸、身体全体の状態を意識して、その体勢で息を入れてサックスを吹くのです。これによってびっくりするほどサウンドが改善しますが、決して簡単なことではありません。歌いながらスケールを吹いてみましょう。歌いながらフレーズを吹いてみましょう。サックスそのものと奏者が一体になって音を出す。これが、サックスが上手くなる練習の原点です。
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Written By: sax on 9月 20, 2017 No Comment

サックスを長年吹いていると、先輩や先生に何百回となく言われるお決まりフレーズが、いくつか体に染み着いています。そのひとつに、「音を遠くに飛ばせ!」があります。もちろん音は目に見えませんし、羽が着いていて飛ぶ訳でもありません。遠くにいるひとにも音が届くように、遠くにいても聴こえるように吹きなさい、という意味です。そして多くのサックス奏者が、これを「大きい音を出せ」と勘違いしています。今日はその勘違いの謎を解明します。
 確かに大音量の音は遠く離れていても聞こえます。しかし「大音量」を近くで聴くのは危険です。うるさいし、下手をすれば耳が物理的に故障します。昔、ロックコンサートでスピーカーの前の席に座ってしまい、一週間耳鳴りが治りませんでした。サックスでこんな大音量は出せませんが、「うるさい音」はサックスにとって良い音なのでしょうか?別にロックに恨みがある訳ではありませんが、ロックバンドの電気楽器プレーヤー達は、ボリュームを回せば簡単に大きな音を出すことが出来ます。残念ながらサックスにボリュームノブは有りませんし、ほとんどの場合サックスの生音は、コンサートホールサイズの中での聴衆に届けばOKです。必要ならマイクを通して音量を追加出来ます。なので、サックスの「遠くへ飛ぶ音」は大音量の音とは違うのです。
 「遠くのひとに届く音」をもう一度考えてみましょう。大きな河の対岸で誰かがサックスを吹いています。人のサイズは豆粒ほどですが、きれいなサックスの戦慄が私のところまで聴こえてきます。何故私に聴こえるのでしょう。すぐ後ろにある県道には沢山の自動車が走っています。河のこちら側の目の前のグランドでは野球をやっています。笛に合わせてランニングをする一団も通り過ぎています。私の周りがノイズだらけなのにもかかわらず、対岸からのサックスの音が私に届く。そう、サックスの音がノイズに負けずに、ノイズの隙間を通り抜けて私に聴こえてくるのです。自然にはあり得ない安定した音程、音の輪郭、楽器の美しい音であるがゆえに、ノイズに負けずに、というより、ノイズに紛れずに私の耳に届いてくるのです。サウンドに芯があり、しっかりとした輪郭を持ち、雑然とした生活空間の中のサウンドノイズにかき消されない、音楽としての個性を持った音。それが「遠くへ飛ぶ音」です。逆を言えば、日常生活の騒音の中にはほとんど存在しない、音楽性に溢れたサウンドが、生活空間のノイズに打ち勝って、騒音に押し潰されることなく遠くの聴衆に届くのです。
 人間の聴覚には、マスキング効果と言う「聞きたいものを選り分けて聞く能力」があります。つまり聴衆が、「美しい」、「魅力的だ」と感じる音は、聴き手が本能的に選んで「すくい上げて」聴いてくれるのです。遠くへ飛ぶ音のイメージ、なんとなく分かってもらえましたか?
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Written By: sax on 8月 23, 2017 No Comment

音楽家、特に管楽器奏者は「擬音語」が好きなようです。近年では「オノマトペ(擬声語を意味するフランス語)」などと呼ばれて市民権を得ています。ドカーン、とか、サラサラとか、ワンワン等の状態や動作を簡単な比喩の言葉で表現したものがオノマトペですが、サックスの周りにも色々ありますよね。何故か音楽をやっていると、多くの事でオノマトペが使いたくなる傾向にあるようです。思いつくがままに挙げてみますので、もし気に入ったものがあったら、音楽仲間との会話や、リペアマンとのやり取りに使ってみてはいかがでしょう。
 リードの周りはオノマトペの宝庫です。「手入れの悪いリードがニチャニチャする」、「リードを指でコンコン弾いて水分を散らす」、「リードに水分が溜まってジュルジュル音がする」、「ペヒッ、とりードミスを繰り返す」、「リードをべ口べ口舐めて湿らせる」、「リードの先がパキッと割れた」、「リードがへたって来て、先端がウネウネになってる」、など等ありますね。
 サックスの不具合やコンディションを表す場合にもオノマトペは大活躍です。「低いB♭の運指でパッドを全部塞ぎ、人差し指を開けたり閉じたりして、ネック先端からボンボンと重く低い音が出てきたら、パッドの密閉性はほぼ問題なし。ペンペンと高い音がしたら、どこかのパッドが空気漏れの可能性あり」、「ネックが本体にサクッと入る場合は、ネックのテノン(継手)は要拡張。グリグリと入り難かったら本体レシーバーの要拡張」、「キーアクションでどこかからカチカチ音がしたら、コルク欠落の可能性あり」、「どこかのトーンホールに隙間があると、音がパヒッと裏返る」、「パッドがトーンホールにくっ付いて、ペチャぺチャする」、「パームキーのトーンホールから、水分がタラタラと垂れて来る」、「ネックスクリューはギュッとではなく、クイッと締める。締めすぎに注意」、「針バネを開放して、ウビーンウビーンと振動しなくなったら、バネが鈍って来ているので要交換」、「G♯キーを開けると、ストッパーコルクが当たらず、プルルンと嫌な振動をする」。
  奏法を説明するときには伝統的に(笑)オノマトペが多用されています。「吹き込むときは、ハアーと温かい息をマウスピースに吹き込むつもりで」、「フラジオ域を出すときは、ヒィーという高音を歌う喉にして息を出す」、「タンギングはトゥトゥトゥトゥとルルルル(これはオノマトペとは違うかな?)」、「息を吸うときは、クッと背中を開いて素早く吸う」、「立ったまま腰をストンと落とす感じで力を抜く」、「キーに指を置くときは、フワッと卵を包む感じで」、「音の最後はヒュイッと抜かずに、ピッと止めること」。きりがありませんね。
 演奏の表現に至っては、それぞれが自由なオノマトペを使います。「イントロはドカーンとかまして、メロに向かってシューとデクレ(デクレッシェンド)してください。メロのバックはフワッと優しく。Fからのテュッティはゴリゴリと音を前に出してください。エンディングに向かってギュンギュンと各パートが絡んでいきますが、決してツンツン前のめりで走らないように。…」。分かりました?(爆笑)
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Written By: sax on 8月 9, 2017 No Comment
音楽だもん、楽にしなくちゃ。

音楽の「楽」に引っ掛けた粋なタイトルのつもりなので、出来たら気付いてくださいね。今回は管楽器奏者の多くが経験している、「頑張り病」という恐ろしい病気の話しです。年長のベテランサックス奏者は、この「頑張り病」のことを、「若気(わかげ)の至り」とも言っていました。管楽器奏者の場合の「若気の至り」は、歳をとっても治らないものもあります。ではサックス奏者の「頑張り病」とは…。
 テナーサックス奏者の皆さん、マウスピースのティップオープニング(先端の開き)はいくつですか?7、8、あたりですかね。でも、9とか10とか、なんとなく広いティップオープニングに憧れていませんか。伝説のブロー派のテナー奏者には、広いティップのマウスピースを使って、ゴリゴリと太い音で吹きまくる「ホンカー(テキサステナーとかブローテナーとかとも呼ばれます)」が数多く存在します。そんなレジェンド達に憧れて、「広いティップはカッコ良い!」なんてイメージを持っているのではないでしょうか。確かに広いティップのマウスピースは大きくて太い、独特のサウンドを出すことが出来ます。しかし必要な息の量やスピード、唇でのコントロールは超絶難しく、狂い易い音程を矯正するのも至難の業です。難しいからカッコ良い、挑戦する価値があるという考えもありますが、その努力や挑戦で得られるものの「価値」と「効率」を考えることが必要です。いくら太くて豪快なサウンドでも、音程が危うければ音楽としては考えものです。もの凄く頑張って、何かを失っているのではないでしょうか?
 ロングトーンの練習は基本中の基本です。毎日5分、長く、揺れない音を息の続く限り延ばすことを繰り返します。唇の周りの口輪筋が鍛えられ、安定したアンブシャが完成していきます。長い息を出せるよう、正しい呼吸の方法も体に染みついてきます。…ですか?あなたがやっているロングトーン練習で、本当にそんな効果が出ていますか?決めた事だから、大事だからと、「頑張るための頑張り」になっていませんか?練習には練習の目的とその方法、進歩の確認、目標達成の確認方法等が必須です。でなければ、ただの「自己満足」で終わってしまいます。あるプロサックスプレーヤーは、「10秒で終わるロングトーンもあれば、10分でも納得できず、諦めて他の練習に移行する場合もある。要はそれで何を得たいかだよ。」、と言っていました。
 背筋を伸ばして、胸を開いて、あごを軽く上げる。サックスの演奏姿勢の基本ですね。でも、これって「自然」ですか?この姿勢を実現するために、身体のあちこちに無理な力が入っていませんか?この姿勢をしようとするがゆえに、無駄な力を入れ、かえって喉が細くなったり、肩が突っ張ったりしていませんか?そうです、形だけを追った努力は、「百害あって一利なし」なんです。サックスの上達には努力は絶対必要です。何の努力もなしに、サックスで素晴らしい音楽を演奏できる人など居る訳がありません。しかし努力の目標は、「美しい音楽を演奏する事」であり、そのために頑張っているのではないでしょうか。自分の頑張りの効果、バランス、要否、など等、しっかり考えながら頑張りましょう。不必要な辛い頑張りは、プラス面よりマイナス面のほうが多いです。頑張り病には要注意です。
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Written By: sax on 8月 2, 2017 No Comment

全世界にサックス奏者はいったい何人いるのでしょう?始めやすい管楽器としてナンバーワンと言われている「サックス」ですので、相当の数の方が日夜(?)サックスを吹いていることでしょう。私自身サックス奏者であり、多くのサックス奏者の友人がいます。そしてそんな「サックス仲間」の間で、各々個人が開発した「サックスの技」があります。演奏に関しての「技」ではありません。サックスと付き合っていくための「誰も教えてくれそうもない小技」です。今日は私か実際に目にした、面白いサックスに関する小技たちを紹介しましょう。
 サックス奏者は持ち替えが多いです。ソプラノとテナーの二本持ちなんて可愛いほうで、ビッグバンドのサックスセクションでは、テナーサックスに加えてソプラノサックス、フルート、クラリネットなんて4本持ちも珍しくありません。これらの楽器全部、吹くのは自分ですから、ステージに持って行くのを、誰が助けてくれるわけではありません。多くのサックス奏者は、この4本の楽器と譜面と楽器スタンドを一人で抱えてステージに向かうのです。賢明な奏者なら何回かに分けて運ぶのでしょうが、両手・両脇を使い、口で啼えてまで一度に運ぼうとするのが大多数です。この中ですごい技を見ました。クラリネットとフルートそれぞれに被せるフェルトの袋を自作し、それに入れた楽器をサックスのベルに入れて運んでいるのです。テナーサックスのベルならクラリネットとフルートくらいは入ってしまいます。フェルトの袋に入っているので、楽屋からステージ程度の距離なら、サックスのペル内部やフルート、クラを傷つけることもありません。フルートもクラも、裸でベルに入れるのは危険が多過ぎます。普通のサックス奏者がベルに入れるのはもっぱら譜面が多いようです。でもフェルトの袋を使えば、サックスのベルがかなりの収納性能を発揮するのです。ちなみにこのフルートとクラリネットの「袋」は、炎天下の野外ステージの場合、「楽器の日除け」にもなり、直射日光で「熱々」になるのを防げます。
 アンサンブルの練習中に、リードが鳴らなくなってきたらどうします?交換しますね。しかしマウスピースをネックから外してリードを付け替えたら、チューニングをやり直さなくてはなりません。ある友人は、ネックをサックス本体から外してマウスピースのリードを交換します。なるほど、これならピッチは動きません。また、マウスピースの奏者の上前歯が当たる部分に、多くのサックス奏者が「マウスピースパッチ」と呼ばれるシールを貼り、前歯が直接マウスピースに触るのを防いでいます。歯への振動を和らげたり、マウスピースに歯形が付くのを防いだりするものですが、なかなか好みの物を探すのが難しいようです。クッション感はOKだが、歯の滑りが今ひとつとか、またその逆とか…。ある友人はパッチを2枚貼って、その不具合を解決していました。「パッチの二枚貼り」って目からウロコではないですか?ただしマウスピースパッチの厚さや広さは、マウスピースのサウンドに微妙に影響しますのでご注意ください。
 ちょっと困ったことを真面目に考えると、何かしら解決のアイデアが出るものですね。
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Written By: sax on 7月 26, 2017 No Comment

サックスを演奏する皆さんですので、サックスは「移調楽器」ということはご存じだと思います。バリトンサックス、アルトサックス、ソプラニーノはE♭の楽器で、テナーサックス、ソプラノサックスはB♭です。前者は「ド」を吹くとミ♭の音が鳴り、後者はシ♭の音が出ます。しかしこの「サックス奏者の常識」はあくまで相対音階の話しであり、サックスの「低いほうのド」も「真ん中のド」も「高いド」も、みんな同じ「ド」として考えています。でもこの三つの音の間には「オクターブ」という差があります。今日はちょっと「実音」の話しをしてみましょう。
 いきなり感はありますが、ギターの話しから始めさせてください。ギターは実は移調楽器です。「移高楽器」だという議論もあるのですが、ギター用の譜面で「下第一線(五線譜のすぐ下に追加する線)」の上の音符、ドをギターで弾くと、実はそのオクターブ下に記載すべき音の高さでドが出ています。ややこしい言い方になりますが、ギターはキーがCの移調楽器なのです。移調楽器の逆、実音楽器の代表はピアノです。ピアノで弾いた音が実音です。実音音名はアメリカではC4、C5とかの数字でオクターブの高さを表したりC´、C”などダッシュの数で表したりします。日本式ではハ、ニ、ホ(C、D、E)の文字の上下に点を付けたりします。中学校の音楽の授業で習った記憶がありませんか?各種のサックスでの実音の話をすると、非常にややこしくなるのでここでは止めておきますが、同じ実音Cでも色々な高さがあることを再認識してください。ちなみにアルトサックスで低いソを出すと、テナーサックスの真ん中のドと同じ高さの実音B♭が出ます。
 何故こんなにややこしい実音の話しをするかというと、サックス奏者にはアンサンブルでの演奏において、ハーモニーの意識が不可欠だからです。「ド・ミ・ソ・シ♭」の和音はコード表記でC7です。しかし「ミ・ソ・シ♭・ド」もC7の展開形です。(機能コードの考え方からは別のコード名にもなりますが、ここは無視してください。)そして自分のパートがコードのどこの音を吹いており、実音のどの音を出しているかを意識することが、美しいハーモニーを生み出すためには不可欠なのです。実はここでまた追加のややこしい話が出てきます。平均律と純正律の話しです。平均律はオクターブを機械的に12等分した音階です。ハーモニーとは構成する各音の周波数比が整数比のときに美しく調和のとれた和音となりますが、平均律では各音はちょっとずつそれからずれてしまいます。純正律のドレミミファは、各音の周波数が整数倍になるように分割された音階です。ピアノで出すことは出来ませんが、音程の微調整が可能な管楽器では「まかせとけ!」な訳です。
 終始難解なややこしい話ばかりでしたが、自分が吹いている音の場所と役割を意識すれば、そうでない場合より数段美しいハーモニーが作り出せる、ということが結論です。今日の話しの90パーセントは忘れて結構です。「ちょっとがんばれば、ハーモニーはもっと美しくできる!」ってことだけを覚えておいてください。
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Written By: sax on 7月 12, 2017 No Comment

サックスを演奏される皆さんですので、そのほとんどの方は、ステージ等での人前での演奏を経験していることと思います。「人前での演奏」の一番の難関は、自分の演奏技術でも楽器の良し悪しでも、ましてや自分の音楽性でもありません。最も重要で難しいのが、「緊張しない」ということです。いつもの練習の時のような平常心で居られてこそ、自分の力を最大限に生かした演奏が出来る訳で、緊張で体がこわばっていては、良い演奏が出来る訳がありません。ステージ上でリラックスするにはどうしたら良いのでしょう。
 ストレス管理法を説いた書籍やウェブサイトで必ず解説しているのが、「精神のリラックスと身体のリラックスの相関関係」です。緊張とは筋肉の硬直であり、精神の不安定さでもあります。そしてその両者は互いに影響し合い、フィジカル(身体的)な緊張はメンタル(精神的)な緊張を生み、逆にメンタルな緊張はフィジカルな緊張を誘発します。フィジカルとメンタルの両面から緊張をほぐすのが一番ですが、精神的なアプローチでの緊張緩和は簡単なようで結構難しく、「あがっていない、あがっていない」と心の中で唱えるとか、「手のひらに人と書いてそれを飲み込む」なんていう、伝統的な手法しか思いつきません。また人によっては精神的な緊張をまったく意識しておらず、「俺は心臓に毛が生えてるから」なんて言いながら、身体がガチガチになっていたりするので始末に負えません。ですので、ステージでの「緊張緩和」には、フィジカル(身体的)なアプローチをお勧めします。筋肉をリラックスさせれば、精神も連動してリラックスして来ます。
 サックス演奏時のリラックス方法ですから、まずは指から攻めましょう。とはいえ本当に指から力を抜いてしまったら、サックスの操作が出来ません。柔らかくするポイントと硬くするポイントの区別が重要です。サックスを吹くときの両手は、「卵を包み込むような形」が基本です。指の筋肉を緩める必要はありません。指一本一本は硬くて良く、それがキーを押す力となります。力を抜くのは手のひらです。それによって運指が滑らかになります。ただし手のひらの緊張を緩めるには、肘や肩の筋肉のリラックスも必要です。サックスの運指をスピーディーにこなす為に、どこの関節を一番スムースにすることが必要かを考えて力を配分してください。
 次に大事な筋肉は喉の筋肉です。ここのリラックスは意外に簡単です。何も考えずにステージに上がれば、必ずと言って良いほど喉の周りの筋肉はガチガチです。普段の生活では喉の筋肉など意識しないので、無意識な部分ほど無意識に緊張してしまうのです。「喉を開けよう」と首の周りを意識し、大きな欠伸をすれば、もう喉はリラックス状態です。一曲目の第一音から素晴らしいサウンドが出る事でしょう。「意外と簡単でしょ」、と考えることが一番大切です。リラックス、リラックス!

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Written By: sax on 7月 5, 2017 No Comment

サックスはそのサウンドの作り方がとても微妙な楽器です。言い方を変えれば、それだけサウンドの表情の幅が豊かな楽器とも言えます。張りつめた細い糸のように緊張感を持った繊細な音。森の静寂の中の小鳥の歌のような優しい音。F1カーの咆嘩のような激しい音。みんなみんなサックスで表現することが出来ます。そんなサックスのサウンド作りに関して、近年のサックス指導者の方々の中に、「サックスのサウンド作りは引き算である」、という方々がいます。今日はその辺の中身を覗いてみましょう。
 トランペット等の金管楽器は「リップリード」と言って、奏者の唇が「音の源」です。サックス等のシングルリード楽器は、実際に振動する薄い板が音源となっており、その音源からあらゆる音が生成されます。トランペットは自分の唇で音を生成しますが、サックスは振動するリードを適切に制御して、出したい音を出していくのです。ここが「トランペットのサウンドは足し算、サックスのサウンドは引き算」というところの所以です。マウスピースにリードをセットし、サックスに差し込み、深く軽くマウスピースを唾えて思い切り息を吹き込めば、多くの場合サックスは「ぶぎやあ~!」というような、なんとも言えないとてつもない音が出ます。これがサックスの音の「原資」です。この「ぶぎゃあな音」を唇の締め方や、喉のコントロール、楽器の操作等で美しい音に整えていくのです。音の不要な成分を無くして、必要な要素だけを残していく。これが引き算のサウンドです。
 サウンドの引き算というのは、イメージだけの「表現」ではありません。低い「レ」の運指で、マウスピースを深く唾え、なるべく大きな音で沢山リードが振動するように吹いてみてください。「ぶぎやあ!」な音が出ます。そこから徐々にマウスピースの咥えを浅くしたり、上下の唇の締める力を強めたり弱めたり、息の量を調整したりしてください。このような練習で、「どこをどうすれば、どんな引き算が出来る」、つまり「どこをコントロールすれば、どの不要な音が減らせるか」が分かってきます。とはいえ、積極的に無くしたい音だけが都合良く無くなる訳ではありません。やり方が適切でなければ、無くしたくない倍音や音の太さも失われることもあります。しかし引き算の方法であれば、何故無くしてしまったかが明確に分かります。お手本通りのアンブシャでサックスを吹いて、頼りない細い音から始まったサウンドを、呼吸や唇の締め方、口の中の形、息の方向を変えたりと、「積み重ねの練習」でサウンドを改善しても、何故そこにたどり着いたかが分かり難いのです。積み重ねの練習を決して否定するわけではありませんが、たまに「引き算のやりかた」で自分の技術やサウンドを確認するのは悪いことではないと思います。ただの経験値による余談ですが、「ぶぎゃあ!」の音を出した時、良いサックスは楽器全体が、手が痺れるほどブルブルと共振します。そうでもない楽器はあまり振動しないようです。

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Written By: sax on 6月 14, 2017 No Comment

サックス等の管楽器奏者にとって、切っても切れない縁が「マイクとのお付き合い」でしょう。しかもステージによって有ったり無かったり、一人一本だったり、4人で一本だったりと、その関係性はまちまちです。マイクの設置やサウンドのミキシングは、基本的に会場のサウンド・エンジニアがおこなうものですが、音源である「奏者」が気にしなければならないことも少なくありません。今日はサックス奏者の、マイクの「それダメ!」事例を紹介しましょう。
 ビッグバンドのサックスセクションに、各サックスに一本づつマイクが割り当てられるのは、なかなか「リッチ」な状態です。ブームスタンドでマイクはサックスのベルから30センチばかり離れてセットしてあります。グッドです。演奏が始まって、今度の曲はあなたのソロです。ステージが狭いのでソロはいわゆる「場ソロ」(その場で立ち上がってソロを吹く)です。さあ、ソロだ!立ち上がるとマイクは楽器のはるか下に向いている。ソロの音が全く会場に聞こえない。ああ、無常。よくあるパターンですね。こういう場合は、ソロを始める前に、自分でマイクを高い位置にセットし直します。リハーサルの時に、あらかじめどの辺にマイクを動かせば、立奏での自分のサックスの音を拾うかを確認しておきましょう。もし合奏とソロの間隔が短く、自分でマイク移動が出来ない場合は、隣のメンバーに頼んでおくのも手でしょう。マイクのブームスタンドを上下するとき、音がマイクに伝わってノイズを出してしまう場合もありますので、その辺にも留意しましょう。
 小編成のバンドですが、サックスのあなたには一本のマイクがセットされています。ミキシングのバランスも良いようです。が、しかし、演奏に陶酔したあなたは、身体を大きく揺らしながら演奏しています。マイクに近くなったり遠くなったり、ペルにマイクを突っ込んだり、マイクの無いところで吹いたり…。ミキサーさんは泣いています。あなたは「マイクが聴衆」であることを忘れています。どうしても動きたいなら、サックスに専用の「クリップマイク」を取り付け、それをPAラインに接続してください。ステージ中を動き回るなら、ワイヤレスのシステムを購入しましょう。これなら客席に乱入することだって可能です。
 「マイクから外れると怖いぞ!」の例ばかりあげましたが、実はそうでもない場合も少なくありません。ビッグバンドにしろスモールバンドにしろ、ステージに沢山マイクがあっても「オフで音を拾う」場合があります。バンドの生の音量がある程度大きいので、マイクはサウンドバランスの調整のために、極々絞った音量で使うケースです。この場合は、アンサンブルの部分ではあまりマイクの事に頓着する必要はありません。リハーサルやサウンドチェックの際に、マイクの「働き具合」をしっかりと把握しておきましょう。

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