Home » Archive

4月 2016

Written By: sax on 4月 26, 2016 No Comment


最近のリガチャーの進歩は目覚ましいようです。進歩だけではありません。サックスやクラリネットで大昔に使われていた、かつてのリガチャーの原型のスタイルにまで幅が広がっています。今日は注目すべきリガチャーのタイプや、リガチャー使用時の注意点などをお話しします。
 最近、復刻して人気が出てきたのが「ヒモ式リガチャー」です。クラッシック系のクラリネット奏者には、今も昔も歴史を越えて人気のあるヒモで編んだリガチャーです。毛糸よりもやや太い、丈夫な綿や化繊のヒモを編んで帯状にし、その帯でマウスピースとリードを「縛りつける」ものです。ヒモを引っ張って強度を調整するので、リード装着時は多少面倒な感じですが、リードの安定性やサウンドのクリアさは抜群です。リガチャーの原型は麻糸でリードとマウスピースをぐるぐる巻いて固定したものと言われていますが、近年のヒモ式リガチャーはいろいろな工夫で、締め易く、外し易くなっています。同じような「帯で締める」タイプにはベルト式があります。合成皮革や樹脂、または金属の帯でリードを固定します。逆締めタイプが多く、しっかりと固定できるので人気が高いようです。最近のベルト式リガチャーの中には、ネジを締めるとベルトを両側から引っ張る構造になっていて、リードを押さえる力が均等になるよう考えられたものもあります。これはベルト式のリガチャーを使うときに注意すべきポイントですが、ベルトとマウスピースの間に摩擦が多い、つまり滑り難い状態になっていると、ネジを締める事でベルトの一方のみを引っ張る事になる場合があります。これによってリードは不均等に締め付けられますので、自分のベルト式リガチャーとマウスピースがどんな状態で接しているかを確認してみてください。

 ハリガネ式のリガチャーもかなりの種類が出ています。リガチャーの重さやマウスピースに触れる部分の面積を最小限にし、マウスピース本来の「鳴り」を活かす構造のリガチャーです。しっかりとリードが固定され、マウスピースが良く響くのがこのタイプの長所ですが、チューニング時にマウスピースを抜き差しするとき、「手が痛い」ものもあるようです。こういう場合は、マウスピースの根元を持って抜き差ししたり、一旦リガチャーを外してマウスピースの抜き差しをする、なんて技が必要です。
 薄い金属の板を打ち抜いて丸めたタイプの、伝統的なリガチャーも多くの改良が施されて人気のリガチャーになっています。このタイプのリガチャーでは、材質の質や軽さ、金属の均一性、強さ、等、非常に細かい部分でサウンドの味付けが変わってきます。まったく同じ見た目でも、有名メーカーのものとメーカー不明のものでは、使ってみると雲泥の差、ということが珍しくありません。
 多くのメーカーが、各社の自信作としての各種リガチャーを出しており、その多くは総じて素晴らしい性能です。でも、リガチャーは自分のセッティングにフィットして初めて生きて来ます。必ず試奏することを勧めます。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』
根強い人気を誇る90シリーズがモデルチェンジです!
伝統と品質を世界に誇るヤナギサワは、ヤナギサワの求めるサウンドを追求し続けています。

⇒ヤナギサワ(YANAGISAWA) T-WO1 テナーサックス[x]

独自の技術によってBAMのケースは非常に堅牢で、かつ楽器の保護性も非常に高く、世界中のプレーヤーから高い評価を受けています。
⇒BAM バム ハイテックケース 「La Defense」(ラ・デファンス) アルトサックス用

見た目だけで無く、内装のクッションと機密性が高い防水仕様で楽器をしっかりガード。
ショルダーやリュックでも持ち運びでき、カラーバリエーション豊富なのも嬉しいですね。

⇒C.C.シャイニー 軽量ファイバーケース ソプラノサックス用

薄く織られた「Klassik」はリードとの設置面が広く、リードの振動を効率的にマウスピースに伝えることができます。
⇒Vandoren バンドレン Klassik クラシック リガチャー アルトサックス用

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+ポイント3倍+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより春のスマイルキャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 4月 19, 2016 No Comment


サックスという楽器は、1954年頃に発売されたセルマー社のマークVIでメカニズムがほぼ完成され、それ以降は大きな技術改革はなされていない、というのがサックスの進化に対する通説です。しかし、この説はかなり大雑把なもので、サックスは常に進化をつづけている、「近代管楽器の雄」なのです。1840年代という超近代に誕生し、またたく間に世界の音楽のなかに浸透してきたサキソフォンという管楽器は、まさに「時代の最先端を突っ走る」楽器です。その進化の深い部分を見てみましょう。
 サックスは「工業製品」ですので、その進化は「製造技術の進化」が原点となっています。シンプルな部分では、管体素材の真鐘板金(しんちゅうばんきん)です。「工業規格」が浸透する第二次世界大戦以前は、板金の質は非常に不安定でした。板金の組成、厚さ、密度の均一性は、それが使われる楽器の音質に大きく影響しますが、その材質が安定してきたのは50年ほど前からです。またサックスには、軟らかくて加工し易く、響きが良いという理由で、もっぱら「真鍮」が使われてきましたが、近年では加工技術の向上から、銅成分の多い真鐘や洋白(ジャーマンシルバー)、ブロンズ等もサックスの材質として使われるようになっています、加工技術の進歩はサックスの「作り方」にも変化をもたらしています。サックス管体の上を縦に走る無数のシャフトを支える「キーポスト」は、通常管体に「ロウ付け(はんだ付けのようなもの)で接着されますが、近年のモデルでは「スポット溶接」で取り付けられている機種が有るようです。高圧電流で溶接されたキーポストは、サックス全体の振動効率を高め、耐久性も高くなっています。また表面処理のラッカー等の材質も良くなっています。錆びが出難く、光沢が持続するような良質な塗料が開発され使用されています。

 サックスのメカニズムそのものも進化しています。通常とは反対側の、ネックの下側にオクターブキーホールを空けたサックス。キャノンボールサックスの一部で採用されています。反応が速く、太い音が出るそうです。またセオ・ワニーのサックスでは、特殊構造のオクターブキーが現れました。オクターブキーのメカニズムがネックから音響的に独立し、ネックの響きへの影響が最低になっています。イオというサックスブランドでは、セライバ・フリーシステムというものを開発し、ネックから管体内部に特殊構造を採用することで、ネックからの水分の流れをコントロールし、トーンホールからの水分漏れをシャットアウトしました。他にも多くのメーカーが独特の進化した設計を採用し、「より良いサックス」に向けて常に進化し続けようとしています。製造・加工技術の進歩、材料の進歩、またコンピューターによるシミュレーション技術はあらゆる工業製品の変化の礎になっています。これからも、「新しいサックス」がどんどん出てくる事でしょう。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』
独自の技術によってBAMのケースは非常に堅牢で、かつ楽器の保護性も非常に高く、世界中のプレーヤーから高い評価を受けています。
⇒BAM バム ハイテックケース 「La Defense」(ラ・デファンス) アルトサックス用

見た目だけで無く、内装のクッションと機密性が高い防水仕様で楽器をしっかりガード。
ショルダーやリュックでも持ち運びでき、カラーバリエーション豊富なのも嬉しいですね。

⇒C.C.シャイニー 軽量ファイバーケース ソプラノサックス用

薄く織られた「Klassik」はリードとの設置面が広く、リードの振動を効率的にマウスピースに伝えることができます。
⇒Vandoren バンドレン Klassik クラシック リガチャー アルトサックス用

サックスの組み立て、パーツともに精度は極めて高く、円熟味のあるビンテージサウンドが出ます。
⇒ヤナギサワ(YANAGISAWA) T-WO20 テナーサックス[x]

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+ポイント3倍+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより春のスマイルキャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 4月 12, 2016 No Comment


サックスの練習はうまくいってますか?練習をするにつれ、それが身になり、自分のサックスの演奏技術が向上する。そしてそれが自分の演奏の音楽性の向上につながる。サックスばかりでなく楽器を演奏する者にとっては、一番うれしい「好循環」です。効果がすぐに感じられる練習は楽しい練習です。しかし楽器と自分の接し方のボタンの掛け違いによって、どんな練習をしても上手くいかず、練習の効果が感じられないこともあります。そればかりか「演奏内容が後退する」ことすらある場合が少なくおりません。俗に言う「スランプ」ですね。場合によっては、楽器を手にしたときからずっと「スランプ」なことだって珍しくはありません。今日は、「楽器と自分の関わり方」についてお話します。
 奏者と楽器の関係を考えるとき、大切なのは「楽器とは何か」をじっくりと考えることです。管楽器の場合は、「奏者の息のエネルギーを、バランスと統制のとれた美しい音色に変換し、奏者の体によるコントロールで、西洋12音階のスケールの音を連続的に発することのできる機械構造」、なんて言えると思います。要は、奏者の息のエネルギーを元に、美しい音楽旋律を作り出す機械が「管楽器」です。そのため、人間の息の振動エネルギーを、美しく、かつ正しい音程の音に効率良く変換できるよう考えられています。演奏者の息を美しい音のスケールに変換する機械である管楽器は、音楽を演奏するために最適化されています。つまり、管楽器は鳴るために設計されています。あなたのサックスは、楽器の特性として「鳴りたがっている」のです。

 話をサックスの練習に戻しましょう。倍音の練習です。第三倍音あたりまでは簡単に出ます。それ以上の音域になるとなかなか技術を要するようです。色々な口の締め方、喉の開け方、舌の位置など、あれこれ試してもなかなか当たりません。体全体に力が入って、肩まで凝ってしまう練習です。…というのが典型的な悪循環の始まりです。倍音はサックスの構造上「鳴る音」です。サックスはそういう風に作られています。苦労しなくても倍音は出るのです。なら、なぜ私には出せないのか。答えは簡単です。「楽器が必要とする条件を満たしていない」のです。口腔(口の中)の形や容積は息の振動エネルギーに影響します。口腔が広がると低い音が出易くなり、小さくなると高い音が出易くなります。息の角度もリードの振動に影響を与えます。下唇の締め方や口輪筋の使い方も、リードの振動の周波数に影響を与えます。あなたの練習は、サックスに、「鳴れぇ〜!」つて強要していませんか。ならば考え方を反対にして、自分の考えられる、また出来得るあらゆる「息」のパターンを試しながら、「サックスが倍音で鳴ってくれるのを待つ」っていう練習はいかがでしょうか?こっちの練習姿勢の方が、実は近道だったりしますよ。お試しあれ。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』
見た目だけで無く、内装のクッションと機密性が高い防水仕様で楽器をしっかりガード。
ショルダーやリュックでも持ち運びでき、カラーバリエーション豊富なのも嬉しいですね。

⇒C.C.シャイニー 軽量ファイバーケース ソプラノサックス用

薄く織られた「Klassik」はリードとの設置面が広く、リードの振動を効率的にマウスピースに伝えることができます。
⇒Vandoren バンドレン Klassik クラシック リガチャー アルトサックス用

サックスの組み立て、パーツともに精度は極めて高く、円熟味のあるビンテージサウンドが出ます。
⇒ヤナギサワ(YANAGISAWA) T-WO20 テナーサックス[x]
マウスピースを知り抜いた男の究極のマウスピース!TheoWanneハンドメイド・マウスピース
⇒TheoWanne セオ・ワニ アルト メタルマウスピース DURUGA2(ダーガ2)

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+ポイント3倍+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより春のスマイルキャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

Written By: sax on 4月 5, 2016 No Comment


サックスには「ネック」がつきものです。ネックが取り外し出来ない一体型のソプラノサックスでも、マウスピース近くの部分を「ネック」と呼びます。これらサックスのネックは、デタッチャブルネックのソプラノのストレート管を除きすべて曲がっています。この角度がサックスの性能に大きく関与しています。今日はサックスのネックの角度についてお話しますが、「よいこはまねをしないでください」的な内容も含んでいますので、自分のサックスに何かをするかしないかは自己責任(笑)でお願いします。
 テナーサックスはサックスの中でも最も長いネックを持っています。テナーサックスのネックは、ちょっと扱いを乱暴にすると曲がってしまいますので注意が必要です。サックスのネックが曲がるという事はどういう事なのか考えてみましょう。まず管体の音響的な長さが変わります。管体の長さが変われば、そのサックスが共振する周波数も変わります。共振する周波数が変われば、各トーンホールのあるべき位置も変わります。「ソ」を出すために空いているトーンホールの穴の位置が、その目的に対してずれた位置になってしまいます。そう、ネックが曲がっただけで、サックスは設計上の機能が維持できない物になってしまうのです。Gのフラジオは出難い音です。楽器によっても当たり易さが変わります。テナーサックスでF♯やGのフラジオの指使いで音を出しながら、ネックを強引に上下にしならせると、フラジオ音が当たり易い部分が探せます。このネックの角度がその楽器の正しいネックの角度です(らしいです)。ほんの微妙な曲がりなので、ちょっと力を入れて曲げれば、その角度に安定します。この方法で自分のサックスのネックの曲がりを確認し、直すことが出来ます(らしいです)。こんな方法を知らずとも、同じモデルのサックスを持った友人がいたら、そのサックスのネックと並べて比較する事も出来ます。買い立ての新品なら、そのモデルの工場出荷時のネック角度と比べる事もできます。

 サックスのネックの角度を考えるとき、一緒に考えなければならないのが「管体の扁平」です。本来サックスの管体は円錐形をしており、例え曲がった管でも、その切り口は円となります。その各部の直径は設計時に検討され、製造技術で実現されます。サックスに限らず、基本的に管楽器の管体はどこを切っても「円」になっています。内部がきれいな円の連続となっているサックスのネックが曲がると、その円は扁平して楕円となり、これまた音響的な性能が変わってしまいます。ちょっとしたネックの曲がりでも、指でなぞって分かるほどのネックの扁平となる場合が有ります。ゴムホースを曲げると、「ペコッ」とある部分で折れますね。あの曲がった部分のようにネックがなるのです。そうなるともう「管」じゃなくなります。そのサックスはまともなサックスとして機能しなくなりますので、早めにリペアマンさんに相談しましょう。でも直すのはかなりの上級技術だそうです。ネックの角度。怖いですねえ。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』
効率を考えて設計されたチェンバーはダークなクリアサウンドでパワーがあり、高音域もバランスがいいです。
24金メッキ+彫刻でかなりゴージャスな仕上がりとなっています。

⇒Henri & Christian ヘンリクリスチャン アルト マウスピース

サックスの組み立て、パーツともに精度は極めて高く、円熟味のあるビンテージサウンドが出ます。
⇒ヤナギサワ(YANAGISAWA) T-WO20 テナーサックス[x]
マウスピースを知り抜いた男の究極のマウスピース!TheoWanneハンドメイド・マウスピース
⇒TheoWanne セオ・ワニ アルト メタルマウスピース DURUGA2(ダーガ2)

薄く織られた「Klassik」はリードとの設置面が広く、リードの振動を効率的にマウスピースに伝えることができます。
⇒Vandoren バンドレン Klassik クラシック リガチャー アルトサックス用

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

返品保証365日+ポイント3倍+豪華3大特典付き
⇒『AIZENより春のスマイルキャンペーン!』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates