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2月 2016

Written By: sax on 2月 23, 2016 No Comment


皆さんの中で、譜面台をお持ちでない方は…いらっしゃいませんよね。アマにしろプロにしろ、楽器演奏者でマイ譜面台を持っていない方は稀でしょう。あ、ピアノ奏者は別ですよ(汗)。楽器奏者にとって譜面台は無くてはならないパートナーです。練習で、ステージで、譜面台が無ければ「頼りの譜面」を見ることが出来ません。多くの楽器奏者が譜面台に様々な工夫をして、より使い易くしているようです。そんな工夫をいくつか紹介しますので、気に入ったら採用してください。
 簡単な工夫で、意外と大きな効果があるのがカラーテープです。譜面台は種類が少ないので、練習スタジオなどで数多くが混じってしまうと、「誰の譜面台」かが分からなくなってしまいます。譜面台の足やポールに、ちょっとカラーテープを巻いておくことで自分のモノが見分けがつきます。譜面以外のものを置く場所を作る人も少なくありません。市販の譜面台アクセサリーやハンドメイドで「棚」を作り、チューナーやメトロノーム、スペアのリード等の置き場所を作ると便利です。この場合は、譜面台の上側に重さが集中しないように注意してください。譜面台が倒れ易くなってしまいます。譜面台の横幅を広げる工夫もあります。譜面受けの下側を延長することはちょっと難しい加工が必要ですが、丈夫にちょっと長い棒や板を取り付けるだけで、A4・3枚開きの譜面が置けるようになります。譜面めくりの悩みが少し解消しますかね。ほとんどの譜面台で有る、譜面置き部の左右に斜めに突き出た、譜面の上部を支える「左右のツノ」の延長も効果的です。同じ幅のプラスチックや金属の板を工夫し、着脱可能な延長棒を作れば、大型の譜面が「後ろに反ってしまう」のを防ぐことが出来ます。

 譜面台の周りにも工夫のネタはあります。A3程度の厚紙やプラスチック板を譜面の置台に置き、その上に譜面を置けば、譜面も安定し、裏側からの光で譜面が透けるのを防ぐことが出来ます。逆に、透明性の高いプラスチック板等を譜面の上に置けば、譜面が不用意に落ちたり、飛んでしまうのを防ぐことが出来ます。譜面をクリアフォルダーに入れている方が多いと思います。クリアフォルダーの表紙と裏表紙に、譜面台に置いたときに例の「ツノ」が差し込めるスリットを開ければ、フォルダーが譜面台の上で安定し、譜面めくりも楽になります。屋外での風の影響も軽減できます。
 譜面台の置き方を考えたことがありますか?組み立て式譜面台の多くが三本足ですが、一本を自分に直角になるよう置くのが良いでしょう。左右の足の間に譜面台の足が入る格好になるので、演奏の邪魔になりません。逆にすると、自分の足で、譜面台の足を蹴っ飛ばしてしまう確率が上がります。

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Written By: sax on 2月 16, 2016 No Comment


最近の社会人アマチュアビッグバンドの活動の活気には、目を見張るものがあります。70年代後半から始まった大学ビッグバンド結成ラッシュから早40年余り。多くの学生ビッグバンド出身者が、社会人になってもビッグバンドを結成し、演奏を続けているようです。また、「譜面がある」という取っ付き易さ(?)から、ビッグバンド経験者でなくても、また楽器の初心者でも、社会人ビッグバンドでの演奏を楽しんでいるかたも多いようです。学生や社会人、いわゆるアマチュアの「ビッグバンドメンバー」は、日本にかなりの数が居るはずです。プロのビッグバンドは、かつての黄金時代からはめっきりとバンド数が減ってしまいましたが、その分メンバー不定のスペシャルバンドの活動は少なくありません。今日はそのビッグバンドに不可欠な「箱面」の話しです。
 同じデザインで、ビッグバンドのホーンセクションの前にずらっと並んでいる、箱の様な譜面台。それが「箱面」です。客席側の面にそれぞれのバンド名のロゴが施されているのが一般的です。バンドによってはロゴだけでなく、バンド名の由来のワンポイントイラストを加えたり、色の塗り分けを工夫したりと、そのバンドの個性が出ています。ホーンセクションばかりでなく、ベーシスト用にも箱面があります。ベーシストは立って楽器を弾いていますので、譜面置き部の高さを上げるために、「ライザー」というゲタを履いて30〜40センチばかり高くするのが一般的です。バンドの全員が箱面を使うとかなり場所を取ってしまうので、最近ではギター、サックスセクション、トロンボーンセクションだけが箱面を使うというケースが多いようです。

 箱面の素材は、ベニヤ板やスチレンボード、樹脂パネルなどと多様ですが、組み立て方や安定性も箱面メーカーによってデザインが異なり、選ぶときには悩んでしまいます。移動の利便性のために軽量な箱面を選んだら、野外のステージで風に飛ばされてしまった、なんてことも珍しくありません。ある箱面のデザインでは、床に設置する面に「べろ」が出ており、それを演奏者が踏んだり、ステージにテープで留めることで、箱面が飛ばされるのを防ぐ工夫が施されているものもあります。客席側の面の上部に細長い穴がある箱面がありますが、その穴は箱面を運ぶための取っ手になっています。箱面の譜面を置く部分の下には必ずひさしのような譜面受け部があり、大量の楽譜を置いても下に落ちないようになっています。昔のキャバレーやダンスホールのビッグバンドは、100曲以上の譜面を常に箱面の上にスタンバイさせておき、どんなリクエストにも応えられるようにしていたそうです。
 箱面使用時の悩みはその高さです。普通の譜面台は、高さや譜面の角度をかなり自由に変えられますが、箱面の高さと角度は固定です。近いモノが見えにくくなって来た「お年頃」のプレーヤーにはこれは重大問題です。近くも無く遠くも無い、演奏者と譜面の微妙な距離の不具合で、「箱面用の老眼鏡」を持っているサックスプレーヤーは珍しくないようです。(笑い)
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Written By: sax on 2月 9, 2016 No Comment


相変わらずサックス界ではヴィンテージサックスは強い人気があります。セルマーに限らず、コーンやビッシャー、キングやマーチン等のメーカーのサックスがお店やオークションで流通しています。その音色やルックスで人気のヴィンテージサックスですが、その人気ゆえにとんでもないモノも出回っています。ヴィンテージサックスを選ぶ際の、あんなことやこんなことを紹介しましょう。
 多くのヴィンテージサックスは吹き継がれた時代を感じる事の出来る「素晴らしい楽器」の他に、残念ながら「売るための見かけだけのヴィンテージサックス」も存在します。高値で取引されるサックスですので、それにつけ込む悪い奴が居ても不思議はありません。一番怖いのは、複数のジャンクサックスのパーツを組み合わせて作った、「二個いち」、「三個いち」のサックスです。もちろん吹くためにそういった修理が行われた場合は、注意深い調整がなされていますので、あまり大きな問題はありませんが、「売るため」にそれがなされた場合は、見た目にはまともなサックスでも、吹いたらとんでもないモノが少なくありません。見た目でごまかそうと作られたモノですので、この「二個いちサックス」を吹かずに見分けるのはそう簡単ではありませんが、チェックすべき部分は二、三あります。注意するのは管体の接合部、ベル、U字管、主管の接合部の隙間や歪み具合です。吹くためのサックスであればしっかりと接合され、空気漏れするような隙間はありませんが、「見るためのサックス」はこの辺はかなりいい加減です。また各部品の塗装やメッキの色や傷み具合も重要です。ベルとU字管の色が違うようなら、間違いなく二個いちサックスです。サックスは落下によりU字管が潰れてしまう事故が多いため、U字管交換は結構普通です。これも楽器としての修理なのか、見せかけのための悪意の誤魔化しかでは大きく差が出ます。

 サックスにはいくつかの弱点があります。バリトンサックスの最上部のカール管、アルトやテナーのU字管、ベル前、ネック等の部分は、落下や転倒で致命的なダメージを受け易い弱い部分です。これらの部分が破損したジャンクサックスは沢山あります。それらの使用可能な部分を取って、組み合わせ、楽器としてちゃんとした「一台」を作ることは素晴らしい事だと思います。しかし、そのジャンクの山を見て、人をだますためのサックスを作ろうと思う人間も中には居るのです。決してそんなサックスにだまされないでください。とにかくサックスは吹かなければ分かりません。良いヴィンテージサックスでも、あなたには向かないものもあるかもしれません。サックス選びは慎重に越したことは有りません。

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Written By: sax on 2月 2, 2016 No Comment


サックス奏者にとってネックコルクは非常に近しいサックスの部分です。なにせサックスを吹こうと組み立てるたびに、マウスピースを差し込み、「クイクイ」とピッチ調整をする部分がネックコルクです。マウスピースを抜き差しするため、ネックコルクは消耗部品です。また、新しいマウスピースに替えた場合には、ネックコルクを削ったり交換したりの調整も必要です。今日はそんなネックコルクの話しです。
 ネックコルクはネックにマウスピースを隙間無く結合させるためのクッションです。クッションであり、かつマウスピースからの振動をネックに伝える連結部でもあるので、そのサウンドへの影響も少なくはありません。プレーヤーの中にはコルクの接着剤にこだわる人もいるようです。ネックコルクをネックに接着するには、パッドの固定などに使う、熱で溶ける接着剤「シェラック」を使うのが最近では一般的ですが、硬化の遅い万能ボンド類の溶剤系の接着剤を指定するプレーヤーもいます。これはシェラックが乾燥後に「硬く」なるのに対して、ボンド系は「柔らかく」なり、ネック材とコルクの間のほど良いクッションとなるからです。接着時の塗布の厚さによっても違いますが、シェラックとボンドでは吹奏感が微妙に変わります。同じシェラック接着でも、接着部分のシェラックの厚みによっても吹奏感が変わります。薄い塗布は接着不良になり易いですが、逆に厚めの塗布はコルクがグラグラする感じが出る場合もあります。ネックコルクの接着は、簡単なようで奥の深い技術のようです。

 ネックコルクの長さにもこだわる人がいます。ネックコルクの長さを通常より15mmほど長く巻く、「アメセル巻き」と呼ばれる巻き方があります。確証の無い言い伝えではありますが、ジャズのプレーヤーは緩いアンブシャのファットリップが多く、ピッチが全体に下がるため、ネックの部分により深くマウスピースを差し込めるようにコルクを長くしておく、ということだそうです。逆にマウスピースからはみ出た部分のネックコルクは「ネックの振動を阻害する要因」として、自分のセッティングが決まったら、それに合わせて余分部分のほとんどを切ってしまうサックスプレーヤーも居るそうです。
 ネックコルクの仰天トラブルもちょっと紹介しましょう。もしあなたがハードラバーのマウスピースをお使いで、そのマウスピースをネックに差し込むときに、「硬めかな?」に加えて「ちょっと引っかかるかな?」のような感じがしたら、マウスピースにリードを着けずに、マウスピースのテーブル面の「差し込む前と挿した後」の形を確認してみてください。ひょっとするとネックに挿したマウスピースのテーブルが膨らんでいるかもしれません。ネックコルクがマウスピースの内側を押し上げているんです。ちゃんと調整されていないネックコルクは、こんなトラブルも発生させますのでご注意を。

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