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10月 2015

Written By: sax on 10月 27, 2015 No Comment

以前、バンドの音楽を率いる「コンサートマスター」や「リーダー」のお話をしたことがあります。今回はブラスバンドやビッグバンド、音楽のジャンルを超えて存在する、アンサンブルには不可欠な「パートリーダー」についてお話ししたいと思います。パートリーダーの役悪は、精神的な支えはもちろんですが、かなりテクニカルな業務が多くなります。というより、演奏法をまとめ、そのパートの音楽を作る技術監督がパートリーダーだと思います。さてどんなテクニカルな指導をするのでしょうか?
 まずは音質の確認です。そのパートの全員の音色を完全に一致させることは不可能ですし、必要もないとは思いますが、メンバーの全員が、自分の音がどのようにそのパートで鳴っているかを知っておく必要があります。ちょっとした工夫で混じり合えないサウンドも、優雅なハーモニーを奏でることが出来ます。それにはまず「音を知る」ことが重要です。パートメンバーで車座になって全員で順番に音を出しましょう。ピアニッシモ、フォルテの各自の音、またパートのハーモニーの音を確認し、パートメンバーでどこを改良、強調すべきかを相談し決定します。それを進行するのがパートリーダーです。そう、パートリーダーはパート練習の進行役であり、まとめ役です。「楽器が一番上手く、後輩に吹き方を教えられる人」をパートリーダーと考えるのはちょっと違うと思います。あくまで、パートのサウンドを作り上げる道筋を作るのがパートリーダーです。

 もうひとつのパートリーダーの重要な役目はハーモニーの確認です。各人がコードのどの音を吹いているかを自覚させ、そのピッチ調整の有無を確認します。速いパッセージはともかく、2拍や4拍の延ばしの音はパートでしっかりと和音を作っておくべきでしょう。バンド全体を見るコンサートマスターの負荷がとても軽くなるはずです。それにより、バンド全体の音楽作りに専念出来る訳です。パートでのハーモニー作りには、音程はもちろん、音の止め方、出だしのダイナミックス、息継ぎの場所、細かいニュアンスの決め等も重要です。そして何より重要なのは、メンバーがそれを理解し、「自分の考えとして演奏できる」ことです。「言われて出す音」は持続しませんし、何よりメンバーは楽しいでしょうか?そう、パートリーダーはパートメンバーの演奏への自覚とアンサンブルのメンバーとしての役割を考えてもらうのが大事な仕事のひとつです。そのためには、自分の考えをしっかりと持ち、曲の解釈もぶれないものを待つ必要があります。え、そんなスーパーマンは稀ですか?ですよね、だから皆で話し合うのです。パートリーダーは「パートメンバーで話しあう雰囲気」が作れれば、まずは素質ありだと思います。違いますかね?
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Written By: sax on 10月 20, 2015 No Comment

サックスはどこから音が出るかご存知ですよね。見た目からも感じられるように、その大きなベル、朝顔から多くの音が出ています。ただし、「笛系楽器」の宿命として各トーンホールからも音が出ています。サックスのベルとトーンホールからの音。これらはあくまで「聴衆が聴いている音」の出どころです。奏者が聴いている自分のサックスの音は、もうちょっと複雑に奏者に伝えられています。今日はサックス奏者の自分の音の聴き方、またどう聞こえるべきかなどについて考えてみましょう。
 奏者に届く自分のサックスの音の伝達経路は沢山あります。まずはマウスピースに立てた上前歯から頭蓋骨にかけて伝わる振動。この音による判断で、「マウスピースの良し悪し」を決めてしまう奏者が少なくありませんが、実はこの「歯からの音」と「聴衆に届いてる音」とはかなり違う場合が多く、「無駄な出費」や「いらぬ悩み」を生んでしまっていることもあるようです。次に考えるべき音の伝達経路はストラップです。サックスの重み、という圧力がかかっているので、首に伝わる音の振動はそれなりにあるようです。首は聴覚器官にも近いので、それなりの大きさで音を感じます。試しにストラップを外してサックスを吹いてみると、その感覚が分かります。あ、奏者に届く音で、あとひとつ無視できないのが、「ネックの振動」です。ネックは自分の目の前にあるサックスの最も近い部品で、かなり振動しています。観客には届きにくい音ですが、奏者にはビンビンに聞こえてきます。一部のレコーディングエンジニアは、ベル前、左手の前、ネック前の3か所にマイクを置いてサックスの音を録音するそうです。これで「サックスの音のすべて」が録音出来るとのことです。

 さて、今度は自分に聞こえてきた自分のサックスの音をどう処理するか、です。一番の基本は、「相手にするな」、だと思います。演奏者の音のすべては「聴衆」の為のものです。自分にどう聞こえようが関係ありません。マウスピース選びや、アクセサリーの音への影響は、あくまで「録音して確認」すべきです。「自分にどう聞こえるか」、は間違った選択を引き起こす原因にしかなりません。とはいえ、何でもいちいち録音して判断する訳にもいきません。自分の奏法の細かい変化でどう変わるかを確認したい、等の要素を考えると、自分に聞こえる音を何かの「ガイド」にする必要性は否定できません。
 一番使うのが、「歯からの音」です。右手の指を耳に差し込んで、チューニングトーンを吹いてみましょう。他の音がマスクされて、自分の楽器の音だけが聞こえます。チューニング時には役に立ちます。もうひとつの聴き方は、ネックからの音とベルからの音の差を感じる方法です。両者は聞こえてくる場所が違うので、ちょっと集中すれば違いが分かります。それでベル音が大きく、ネック音が小さい場合は「そば鳴り」の音が散ってしまっている状態です。「おまえ、音が小さくて聞こえないよ!」と仲間に言われるケースです。逆にネック音が大きく、ベル音が小さい時は、音が前に飛んで、「遠鳴り」してると考えられます。そのほかにも色々ありますので、自分なりの工夫を考えてみてください。
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Written By: sax on 10月 13, 2015 No Comment

サックス奏者は楽器やマウスピースの、固有の音質に非常に注目します。また、それらを自分で吹いたときにどんな音質になるかも常に考えています。自分の奏法でどれだけ色々なサウンドを出せるかにも努力を惜しみません。そんな「音質フェチ(笑)」のサックス業界(?)には、独特の「音質を表現する言葉」が多数存在します。皆さんが仲間とサックスの音質談義をする際の、「表現力の幅の向上」のため、サックス独特の音色用語を紹介しましょう。
 「サックス系音質用語」は日本語ばかりではありません、むしろ英語の方がマニアックな表現が多いようです。リッチ(豊かな)、ファット(太い)、メロー(哀愁を帯びた)、クリア(透き通った)、スモーキー(細かい粒状感のある)、エッジー(輪郭の尖った)、ダーク(明るい)、ブライト(明るい)、ウォーム(暖かい)、など等、日本語でも使用される表現ですね。もっとカッコを付けた表現なら、ハート・ウォーミング(心の温まる)、ソフィスティケイテッド(都会的に洗練された)なんてのもありますね。英語ではあまり聞かない、「遠鳴りする」などと言う表現も、英語では「Distance Reachability」などと言うようです。基本的に日本語の音質用語も、これら英語の表現から派生しています。しかしこれらは皆、「褒め言葉」でしかありません。要は楽器やマウスピースのメーカーや販売店が、「これはこんなに良い音を出す可能性を持っているんだよ」という宣伝文句に使用する言葉ばかりです。もし、サックスプレーヤー同士、またミュージシャン同士で真摯に音質について議論するなら、「ネガティブな音質の表現」もボキャブラリーに持っておくべきでしょう。

 ネガティブな音質表現はそんなにポピュラーではありません。何故ならば楽器やマウスピースの広告にも、試奏リポートにもほとんど出てこないからです。しかし、もし相手に対して、「ここに気が付いて、もっと素晴らしい演奏をして欲しい。」、と真摯に思っているなら、ネガティブ表現も重要でしょう。
 ネガティブ語の決定打はプア(貧弱な、痩せた)でしょう。後ろから前に出てこないサウンドの表現にぴったりです。他にはラウド(うるさい)、ピーキー(一部だけ突き出す)、ドロップ(出てすぐ落ちてしまう)、ダーティ(汚い)、ノイジー(雑音)、アンステーブル(不安定な)、アンコントロールド(制御されていない)、アンクリア(聞き取り難い)、の様なものもあります。先ほどの「遠鳴り」に対しては「そば鳴り」ですね。
 期せずして英語表現選考になってしまいましたが、英単語を使う必要はないと思います。(でも、多いですよね。業界のカタカナ英語)楽しい「音質談義」でお互いを切磋琢磨してください。
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Written By: sax on 10月 6, 2015 No Comment

楽譜で演奏するビッグバンドでは、演奏の難易度を譜面の印象で示す言葉が沢山あります。「縞々だらけ」というのは音符の符尾(旗)が多い、16分音符や32分音符だらけの、速く難しい運指の譜面です。「電信柱」は五線紙から飛び出した、高いミやファ、それ以上の高音域の記譜を指します。「こんな電信柱だらけの譜面、音出ねえよ!」、と言う感じで使います。とにかく難しいフレーズ、譜面は、「指が回らない」のが難点です。今回は、「指が回らない理由」、また「克服の仕方」を考えてみましょう。
 指が回らない理由の80%は「練習不足」です。こんなことを言うのもなんですが、回るまで練習するのが練習です。まずは何も考えずに100回練習して、どうしてもうまく演奏できない状態なら、別のことも考えたほうが良いでしょう。それまではひたすら頑張ってください。で、それでも回らない場合はどうするか。フレーズの研究です。指が回らない理由、自分の演奏技術、解釈で間違った演奏の仕方をしていないかを徹底的に考えます。フレーズの継ぎ目、タンギングのポイントの変更、音符のアーティキュレーション(細かいニュアンス)の変更や修正で、まわらない指が回るようになることは珍しくありません。特にサックスのタンギングはフレーズのスピードに大きく影響しますので、「タ、タ、タ、タ」を「タ、ル、ル、タ」にするだけで、スピードに追い付けた、なんてことは珍しくありません。またジャズやポップス系では、大事な音と、そうでも無い音の差があります。クラッシック系の音楽では、装飾音符もしっかりと記譜通りに吹いて、周りと合わせる必要がありますが、ジャズの場合、「そこの装飾はリードアルトだけが吹けばいいよ!」なんてフレーズが少なくありません。もちろんプロの奏者達、バンド達はしっかりとそんな場所も揃えて素晴らしい演奏を披露します。しかしアマチュアが100点のみを目指すのも考え物です。80点を目指して、「やばい」ところは吹かない、という解決策もアリだと思います。

 さあ、お待ちかね。回らない指の誤魔化し方です。まずはバンドの皆に告白し、解決法を相談しましょう。ユニゾン(同音)のフレーズなら、「しようがないなあ、じゃあ、聞こえないように小さい音で吹いて」で解決するかもしれません。ハーモニーのパートなら、「ここだけはしっかりと吹いて、あとは捨てよう」と言われるかもしれません。とにかく回らない指の克服は、バンドのメンバーと一緒に考えるべきです。自分一人で分からないように誤魔化せるのは、超一流の奏者か、まわりから相手にされていない4流奏者だとおもいます。「相談!」、これ重要です。バンドのことを良く分かった指導者やコンマスがいる場合は、「大事なこことここはしっかり吹こう、ここでモタると次の頭が遅れるので、軽く吹いて頭は合わせよう」等の、バンド全体での誤魔化し方を提示してくれます。音楽は「完璧」が「美しい」とは限りません。適当に美しく誤魔化しましょう。
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