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8月 2015

Written By: sax on 8月 28, 2015 No Comment

マウスピースの咥え方、「アンブシャ」はサックス吹きでなくても、管楽器奏者にとって永遠の研究課題であり悩みの種です。
 サックスではクラッシック系の王道アンブシャ、「シンリップ」、ジャズで多い「ファットリップ」、野太いサウンドのための「ダブルリップ」などがあります。
 シンリップは上の前歯をマウスピースに立て、下の歯に唇を巻き込んでリードを締め付けます。音程のコントロールがやり易く、音の出だしのタイミングが遅れ難いアンブシャです。ジャズプレーヤーに多いファットリップは、上の歯はマウスピースに立てますが、下側は唇だけでリード面を支えます。リードが振動し易く、大きく太い音が出るアンブシャです。最後の「ダブルリップ」はマウスピースの上下を唇だけで支えるアンブシャです。マウスピースの振動すら開放するアンブシャで、太く、密度の濃いジャズやソウル向けのサウンドが得られます。上下の歯に問題が有っても、まったく歯を使わないアンブシャなので影響ありません。
 テナーの巨匠、ジョン・コルトレーンは歯周病で歯がぼろぼろになっており、この「ダブルリップ奏法」でサックスを吹いていたそうです。固い歯を用いずに唇の筋肉だけで演奏をコントロールしますので、決して簡単な奏法ではありませんが、低音域では比較的簡単に吹ける奏法なので、有る音域だけをダブルリップで吹く奏者もいるようです。
 アンブシャをこの三種だけで片づけるのは尚早です。この基本形に加え、マウスピースを咬む深さ、角度、口内の下の位置等、アンブシャとして考えることは沢山あります。
 「アンブシャ」とは管楽器奏者の口の部分の形と演奏法の総称なのです。例えばファットリップの奏法で、下あごをほんの少し前に出すと、サブトーンが出し易いと言われています。個人差があるのでこれが「定番」ではないのですが、このような小さなアンブシャの工夫でサウンドや音のコントロールのし易さが大きく変わります。アルトのレジェンド、デビッド・サンボーンはマウスピースを真っ直ぐにではなく、斜めに口に挿しています。彼は幼少時の小児麻痺のリハビリでサックスを吹き始めたそうですが、彼の特殊なアンブシャは彼のサウンドには無くてはならないものになっています。
 アンブシャについてもう一言。多くのサックス奏者が「安定したアンブシャ」を目指しますが、これははっきりと間違いと思ってください。確かに安定したアンブシャは重要ですが、それは安定したサウンドと音程、コントロールを実現するための手段です。これらが実現できていればアンブシャの安定性なんてどうでも良い事です。手段と目的を勘違いしないでくださいね。
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Written By: sax on 8月 21, 2015 No Comment

自転車は都会の住民には必須の交通手段です。自動車がひとり一台、などという地域でない限り、もしくは駅前徒歩1分なんて住環境でもない限り、いわゆる「ちゃりんこ」、自転車は移動の頼りになる手段です。
 そう軽くない楽器、「サックス」を吹く皆さんの多くの方が、この自転車に乗って、練習場所やコンサートの場所へ出かける事でしょう。そう、サックスを持って、自転車に乗るんです。自転車に乗るとき、皆さんはどのようにしてサックスを「同乗」させますか?サックスのために、あなたの安全のために、サックスを持った移動の際の自転車の乗り方について考えてみましょう。
 最近よく見かける「サックス自転車ライダー」の姿は、リュック式に担げるサックスケースを背負って、自転車を漕いでいる姿です。両手も空いてハンドルをしっかり握れますし、背中のサックスケースも安定しています。最近はホントに便利なサックスケースが出ていますね。
 しかし、一見超優等生&超安全に見えるこの姿にも、いくつかの注意点がありのをご存知でしょうか?
 まずはサックスケースの底がちゃんと浮いているかです。肩紐の長さやその人の体格によって、サックスケースがやや下になっている場合、自転車後部の荷台や車輪カバーに接触してしまう場合が少なくありません。ガタガタと揺れる自転車のボディにサックスケースが接触していると、その振動が直接ケースやサックスに伝わります。自動車の様にサスペンションが着いていない自転車の「ガタガタ」はかなりの衝撃です。
 ましてや、背負ったサックスケースは普通「縦置き」になっています。ということは、サックスに対して縦の振動が加わります。トーンホールパッドがシャフトから枝のように横に出ているサックスでは、縦の振動は全体のメカニズムが狂う原因になります。背負ったサックスケースの底は、決して自転車に振れない、乗せないようにしてください。乗車中の背中の角度をちょっと変えるだけでも、サックスケースが自転車から離れますので、試してみてください。
 リュック式のストラップが付いていないサックスケースでも、肩掛けベルトは一般的についています。これを使った「袈裟懸け式」自転車移動もお勧めの方式です。頭をくぐらせてケースのストラップを肩にかけると背中に斜めでサックスケースがぶら下がります。サックスケースが斜めになっているため、ケースの底が自転車に振れることもありませんし、サックスのメカに比較的安全な、「横置き」に近くなります。バリトンサックスをこのやり方で自転車移動しているプレーヤーもいるようです。また背中側でなく、前側に斜め掛けする方もいるようです。「倒れた時に安全だ」そうです。
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Written By: sax on 8月 14, 2015 No Comment

サックス奏者は、前回お話しした「首の痛み」に加え、右手親指の痛みに悩んでいる方も少なくないようです。
特にストレート・ソプラノサックス奏者は、右手の親指でサックスの全重量を支えてしまう吹き方・構え方の方が多いようです。
構造的に、ストラップで首から吊るす姿勢でストレート・ソプラノサックスを吹くのは至難の業です。
ベルを前に向ければ、右手親指とストラップの共同作業でサックスの重量を支えることになります。ベルを前に向けようとしたら、その角度に比例してストラップで支えられる重量の分配が減ってきます。
こんな感じで、ソプラノサックス奏者の親指には、痛くなってもしようが無いくらいの負担がかかってきます。
余談ですが、ヴィンテージサックスの名品、セルマーマークVIのソプラノにはストラップフックがありません。その分、楽器自身が軽量で、右手親指のみで支えることに、さほど負担はありません。現代のソプラノサックスはかなり重いので、「ストラップレス奏法」はかなりの「剛の者」でないと難しいかもしれません。
 構造的に「いた仕方無い」、ストレート・ソプラノサックス以外で、右手親指の痛みを感じる方は、多分、何かしらの姿勢の無理があるはずです。
基本的にサックスの重量は、すべてストラップで受けとめるのが正しい奏法です。右手親指は右手の他の指の運指の支点、また細かい姿勢の調整に使うだけです。
サックスのポジションの安定、という意味では左手の親指も参加します。
ストラップリングを中心として、左右の親指のちょっとした力の入れ具合で楽器全体の姿勢を決めます。このとき、□や左右の人差し指から小指までの指等は、楽器から浮いても問題無いようにフリーになります。もし右手親指が痛い、また他の指にサックスの重量が加わると感じたら、ストラップの長さ、背中の角度、脇の開き具合等を調整して、「楽な右手親指」のポジションを探してください。
 クラリネットの場合は、右手サムフック用のシリコンクッションが数多くありますが、サックスのサムフックに「被せる」クッション材はあまり見かけません。サムフックの裏側に、自分で布や皮革を張り付けてクッション材としているプレーヤーもいらっしゃいますが、「サウンドに影響が出る」と嫌がるかたも多いようです。
サックス奏者の右手親指の痛みは、「重さを支えた結果の接触部と関節根元の痛み」や「プレイ中に頻繁にサムレストと衝突することで生ずる打撲」、「不自然な力で指がねじられた結果の関節痛」等、痛みと言っても種類は様々です。自分の場合の親指の痛みは、何が原因なのかをしっかりと見定めてから、対応を考えてください。そのときには、「痛みの伴う奏法は、決して正しい奏法ではない」、ということを忘れないでください。
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Written By: sax on 8月 7, 2015 No Comment

管楽器が呼吸器に悪いと言われたのは大昔。今ではそんな迷信を信じる人はほぼ皆無です。
しかし悲しいかな、サックスを吹いている事が原因となっている「体調不良」もしくは「体への悪影響」は、決して「皆無」とは言えません。今回はサックス演奏に起因する体調への影響について考えてみましょう。
 「サックスが原因の体調不良」で一番多のが「クビのこり」でしょう。ストラップを介して首に伝わるサックスの重みが首を圧迫し、首や肩の「こり」に発展します。ひどい場合は「頚椎ヘルニア」等のお医者さんのお世話にならなくてはならなくなる場合もあります。
もちろん、サックスだけが原因ではない場合もありますが、サックスの重みは思いの外、首に負荷をかけていることは事実です。
この「首への荷重」を避ける方法は簡単です。吹奏姿勢とストラップを工夫することです。多くのアマチュアサックス奏者は、自分の吹奏姿勢について無頓着な場合が多いようです。
「そんなに負担になっていない」、「このくらい大丈夫」と対策を怠っていると、小さくても長い負担の蓄積で、突然の重大な不調に遭遇することも少なくありません。練習や演奏の時々には実感しないような微々たる負担でも、実は胸の開き具合や呼吸に影響があり、「体に無理を強いている」場合が少なくないのです。
 しかし、サックス奏者は医者でもないのに、どうやったら「目に見えない不調」を発見出来るのでしょう。
実は楽器の演奏者にとってとても重要で、かつ簡単で単純な方法が有るのです。
それは、「楽器と体と会話をする」ことです。いつもの演奏姿勢を取り、そこでサックスを吹かずに、力を抜いて目をつぶり、自分の体に「どう?」と問いかけてください。小さな「負担」にも気づくように、体中の全部分に神経を集中して、体からの声を聞いてください。
首への負担ばかりでなく、腰への無理な力を発見できるかもしれません、ひじの無駄なねじれに気づくこともあるでしょう。指の位置が不自然だったりするかもしれません。
そうやって、自分の演奏姿勢での体の状態をしっかりと把握し、より自然に、より負担の無い姿勢を探し求めることが、実は「楽器演奏者の最も重要な課題のひとつ」でもあるのです。
無理の無い姿勢は、良い音や、高い演奏力の源です。早期に「最適な演奏姿勢」を会得すると、楽器上達のスピードも著しく向上します。
ほんの少し演奏姿勢を変えただけで、サウンドが飛躍的に向上する場合も少なくありません。体長不良回避の前に、より良い演奏を実現するためにも、体と常に対話し、姿勢や道具に気を使うことは重要です。首だけではなく、指の先まで、色んな体の部位に神経を配ってください。
ざくっとポイントを並べるとしたら、首、肩、腰、膝、ひじ、手首、右手親指、左手小指、なんてあたりが、「要注意ポイント」と言えるかもしれません。
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