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4月 2015

Written By: sax on 4月 24, 2015 No Comment

ブラスバンドやビッグバンドでサックスを演奏している方々には、楽譜・譜面は必要不可欠な存在です。ジャズのコンボでも、複数の管楽器や中規模編成でアンサンブルをする場合には、譜面で「お約束の部分」をしっかり決めておく場合も少なくありません。そして「自分の譜面」には、自分なりの「メモ」をするのが常識です。かつてそのメモ書きのポイントについてお話ししたことがありますが、今日は再び「譜面への追記」についてお話しすることにしましょう。

最近市場で販売されている楽譜のほとんどは、コンピュータの記譜ソフトで清書された楽譜です。
昔の様に、写譜ペンを使って手書きで作った譜面は少なくなりました。
しかし町の商店主が片手間にPCで作ったチラシと、ちゃんとデザイナーがレイアウトした広告とは見易さが格段に違うように、同じコンピュータ記譜の譜面でも、トホホなものはすくなくありません。
一番多い???な譜面は、段組みが4小節や8小節の、音楽の基本的な単位になっていない譜面です。一段に7や10や14小節が詰め込まれた楽譜。しかも原曲はブルース。
そんな場合は4小節や12小節毎に縦線を追加しておきましょう。そうしておけば、曲の中で迷子になる確率が格段と減るはずです。
またコーダ・マークやセーニョ・マーク等の、曲中での「ジャンプ」の記号が小さくて認識しにくい譜面も良くあります。
こんな場合は、自分で大きなマークを追記するなり、マークを赤ペンの丸で囲むなりの「目立つ工夫」をしてください。
何度も間違えるようなら、ダルセーニョとセーニョ・マーク、トゥーコーダ・マークとコーダ・マークを薄い矢印線で結んでしまうのも良いかもしれません。
そうそう、線で思い出したのですが、「長い言葉のメモ」は実際の演奏中では効果を発しない場合が少なくありません。
「急に音を小さくする!」なんてメモは、「急PPP」なんて方がかえって体が動いてくれます。自分用の省略ルールがあると便利ですね。

 楽譜へのメモは演奏の音楽に関するだけではありません。
譜面を次のページにめくるタイミングは長休符の部分で済ますよう、作戦を立てて譜面に「ここで譜面めくり」等メモしましょう。
長休符が無く、譜面をめくる暇が取れない場合は、同じページを2枚コピーして、「めくっても同じページ」で対処するのが良い場合もあります。
またソロでセンターマイクへ移動する必要があるときは、十分な移動時間を取って、「ここで移動開始」と書いておくのも重要です。
休符の小節のカウントが分からなくなってしまったときの容易に、「ここからトロンボーン」とかほかの楽器のフレーズを楽譜に追記しておくのも有効です。
前にも言ったと思いますが、バンドのオリジナル譜面に自分用の書き込みは「厳禁」です。自分用にコピーしたうえで、自分のためのメモを記入しましょう。
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Written By: sax on 4月 16, 2015 No Comment

サックス奏者にとって、低音域の音量と音色のコントロールは、サックスの上級者になるためには避けられない「ハードル」のひとつです。低音域のコントロールに関しては、「低音は出せません!」と、ドから下の音を出すのを諦めるサックス奏者も珍しくないくらいです。今回はこの「低音域問題」を解決するためのいくつかのヒントをお話ししましょう。

 まず基本的な条件として、やや深めにマウスピースを咥え、思いきり息を吹き込めば、低音域の音は決して出ないわけではありません。しかし、「ぶぉー!」という音楽とは程遠い音になってしまうのがオチでしょう。サックスは構造的に、「低音域を自在にコントロールすること」、が難しい楽器なのです。低音域のコントロールには、リードの固さ、マウスピースのティップオープニング(開き具合)、息の角度、タンギングの方法等が関与します。あえて誤解を恐れずに簡単にまとめてしまうと、柔らかいリードで、開きの狭いマウスピース、息は真っ直ぐ沢山、タンギングははっきり、と吹けば、「ぶぉー!」という音としての低音は簡単に出すことが出来ます。「それじゃあ、意味ないじゃん!」と言われればその通りです。上記の条件を頭に入れたうえで、自分なりのコントロールを習得する事が必要です。

 低音域のコントロールの方法は、以下の順で練習することを進めます。
最初は、「出てしまった音を吹き続けながら変化させる」です。大きな音量を小さく、また低い音程を上げる、ちらばっている感じの音色なら音色をまとめる、そんな「後攻め」の方法を練習します。
これによって、「低音域の口の形や力の入れ具合」が分かってきます。次は「低音の出し方」の練習です。色々なタンギング、色々な息の角度、色々な音量で、とにかく音の出だしの感覚を練習します。
そしてこれらのステップで、なんとなく希望の低音域の音の立ち上がりが得られるようになったら、「出だしと連続音の組み合わせの練習」に移ります。
 実は、サックスの低音域を、「軽快な立ち上がりで、小さくて柔らかな音を出す」のは超上級のテクニックです。最低音シ♭の音を、サブトーンで小さな音量で出せたら、もう怖いもの無しでしょう。サックスの上級者でも、低音域は「ボ、ヒューン」という、いわゆる「二段吹き」が実は少なくありません。ビッグバンドやポップスジャンルでのバリトンサックスのように、パーカッシブな音が求められる場合はこの傾向が顕著です。ですから、「二段吹き」は決して否定される吹き方では無いと私は思います。でも、それが自分の求めるサウンドであるか、そうで無いなら、それを克服する練習は必要だと思います。がんばってください。
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Written By: sax on 4月 10, 2015 No Comment

最近のサックスケースは、サックス1本のみを収納する、いわゆる「シングルケース」が多いようです。持ち替え奏者用にソプラノとアルトの2本を入れられるダブルケースや、フルート用の長いポケットの付いた、フルートとテナーサックスのダブルケース等も人気が有るようです。今回は、そんな「マルチケース」についてお話しします。

 スイングジャズ全盛期の昔のビッグバンドの「バンドマン」の皆さんの中で、サックス奏者にとってのケースの「定番」がありました。
サックスとクラリネットとフルートが収納できる「トリプルケース」です。このケースはテナーサックス用のものがほとんどで、通常の箱型テナーケースの小物収納部にクラリネットの収納場所、そしてフタの裏側にフルートをケースごと収納するクリップとくぼみが付いているものが一般的でした。
ヴィンテージのテナーサックスを購入すると、この便利なトリプルケースに出会う確率が高いです。
全体の大きさはサックス1本用のケースと全く変わりませんので、外から気づくことはありません。曲によってクラリネットやフルートヘの持ち替えが多く、演奏旅行の頻度が高かったサックス奏者には、必須の便利ケースだったようです。しかし、同じ「箱」に三種類の楽器を入れてしまうのですから、もちろん「重い」のは否めません。ケースの軽量化に伴い、トリプルケースヘのニーズは少なくなって来たようです。

 現在のマルチケースは、ストレートソプラノサックスとの「ダブルケース」が主流のようです。箱型ケースが二段に分割されており、片方にアルトやテナー、もう片方にソプラノサックスを収納するダブルケース。しかも伸縮式の持ち手やキヤスターが付いたものもあります。また筒状のソプラノサックスケースを、アルトやテナーのハードケースの横にベルトで合体させるタイプのダブルケースもあります。変わり種では、テナーのソフトケースの深みを増やし、直線状の部分にストレートソプラノサックスを入れてしまう、という斬新なダブルケースもあります。テナーの主管部分とソプラノサックスの間には厚手のクッションが入っています。しかしカーブドソプラノと別のサックスとのダブルはさすがに見たことが有りません。ケース屋さんに頼めば出来ない事は無いとは思いますが…。
 車での移動が主たる場合や、体格の良い「力持ちサックス奏者」にはマルチケースはお勧めできる便利なケースです。とにかく荷物が少なくなりますから。しかしその重さは決して侮れません。ゆえに現代のマルチケースは背負い型かキヤスター型がほとんどです。そして楽器の合計重量に耐えられるよう丈夫にしてあるので、ケース自身も重い事が多いようです。テナーとソプラノのダブルケースは、片手で10分も持ったら「手が抜けそうな」重さです。両手で別々に持つとか、片方を背中に背負うとか、「重さの分散」のほうが、結果的に楽ちんなのかもしれません。
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Written By: sax on 4月 2, 2015 No Comment

サックスを吹いて音楽をしている皆さんは、バンドや複数のメンバーでのアンサンブルで演奏している場合が多いと思います。
そんな複数のメンバーで音楽を演奏する場合に、音楽監督的な、また指導者的な、うーん、練習のリーダーと言っても良いでしょう。そんな立場のメンバーをブラスバンドやジャズのビッグバンドでは「コンサートマスター」、いわゆるコンマスと呼びます。またジャズコンボや小編成のアンサンブルでは、リーダーと呼んでいるかもしれません。
一般的にはコンサートで演奏するための音楽を、そしてその練習をまとめるという意味で、クラッシックのオーケストラで使われている「コンサートマスター(コンマス)」という名称を使用することが多いようです。コンマスはバンドによって色々な使命や役割がありますが、今日はそのコンマスの役割についてお話ししましょう。

コンマスの役割は、まず引き算である程度定義することが出来ます。
バンドのメンバーに練習の集合時間を伝えたり、メンバーの欠席を把握したりするのは、「バンマス(バンドマスター)」の役目です。
また会費やコンサートのチケット代の清算等は「会計」の役目です。
練習の場所を予約したり、ライブの開催の調整、演奏の仕事を引き受けてくるのは「マネージャー」の仕事です。
つまりコンマスは「音楽」に関する事以外は何もしなくて良いかわりに、「音楽」に関する事、メンバーの演奏に関する事には100%の責任を持たなければなりません。

コンマスのあるべき姿を考えるため、お笑い芸人のどなたかが使っているネタ、「こんなxxxは嫌だ!」をもじって、「こんなコンマスは嫌だ!」をあげてみましょう。  
こんなコンマスは嫌だぁ〜!!

「金管奏者の唇の疲労を考えずに、きついフレーズを何度も繰り返し練習させるコンマス」、
「リズムに全然乗ってない!とダメな点を指摘するが、直す方法を提示しないコンマス」、
「自分の好きな曲しかやろうとせず、他のメンバーが提案した曲は、有無を言わさず否定するコンマス」、
「曲を始めから終わりまで通して演奏する練習しかしないコンマス」、
「お前らはどうせ下手だから、と自分以外のメンバーの演奏技量を見下しているコンマス」、
「バンドの自分以外のメンバーは、自分の引き立て役ぐらいにしか思っていないコンマス」、
「練習をどう進めて、どう繰り返し、どういう演奏を実現する、という目標と、それに対しての進歩の計画を考えていないコンマス」、
「合奏についていけないメンバーに、個人練習をちゃんとやって来いよ、とそのメンバーの練習不足と決めつけるコンマス」、
「指揮やキュー出しが、ちゃんと出来ないコンマス」、
「自分のパートの演奏をするのが精いっぱいで、バンド全体のサウンドを聞けていないコンマス」、
「前回の練習で指摘した内容と、まったく違う指摘を平気でするコンマス」、
「コピーしている曲のオリジナルの演奏を、まったく知らないコンマス」、
「練習に出てこないコンマス」、…。

いやあ、コンマスって大変ですね。——————————————————————————————–

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