Home » Archive

6月 2013

Written By: user on 6月 28, 2013 No Comment
重さのアクセサリー

昔から、サックスのサウンド改造アクセサリーには「重さ」の要素を含んだものが多くあります。付属品の重さによってサックスの管体の響きをコントロールしたり、部品の振動を抑えたりというアクセサリーや改造が生まれています。そんな重さ関係のサックスサウンド改造法についてお話します。
 サックスのネックにオモリを着ける、という伝統的なサックスの音質改造法があります。ネック部分にオモリを着けることで、余計な倍音成分を消しこみ、サウンドを太く、しっかりとした音の輪郭を作ることができます。「音の雑味が多い」とか「嫌なキンキン感がある」といったような場合に、釣り用の板オモリ(鉛で出来た薄いシート)をネックのコルクのすぐ下に巻きつけます。両面テープで貼り付けるより、直接ネックに巻いて、その上からテープ等で押さえたほうが効果があるようです。この改造は吹奏感や自分に聞こえる音もがらりと変化させますので、サックス吹きは一度は試してみるようです。釣り用オモリだと効果が安定しないため、専用の真鍮製の部品をネジ止めする、サックスネック用オモリも市販されています。また同じような発想で、ネックのソケット近辺にオモリや振動特性を変化させる素材を配置する、という方法もあるようです。キャノンボール製のサックスの一部のモデルには、そのために特殊な石がネック等に取り付けられています。
同じように重量物をトーンホールカップ(パッドが入った皿状の部品)のステー(シャフトとカップを繋ぐ棒)に着ける、という音質改良方法もあります。カップの振動が抑制され、そのカップが開いているときのサウンドを安定させ、かつ塞いだ状態のときのパッドの密閉安定性を向上させます。改造の効果の感じ方はひとそれぞれですが、吹く息がパワフルなプレーヤーの場合は、トーンホールから出ようとする空気を抑え込むことに効果があるので(カップとパッドが重くなって安定する)、フォルテッシモの音が安定するようです。この改造は柔らかい針金やハンダ付け用の糸状ハンダ(鉛の合金)をステーに巻きつけておこないます。これもインスタントな改造ですので、もしその状態が気に入ったならば、リペア技術者に相談して、しっかりと安定した重量物を付加してもらいましょう。重さ系の改造は、奏法が変わると元に戻したくなる場合が少なくないので、インスタントな仮留めのまま使用し続け、飽きたら(笑)元に戻す方が多いようです。ま、ちょっとした楽しみですかね。

残り2名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 24, 2013 No Comment
クロスの活用法

新品のサックスを購入すると、必ずと言って良いほど「ポリッシング・クロス」が付属しています。ワイピング・クロスとか、マイクロファイバー・クロスとか、色々な名前で呼ばれていますが、要は楽器の金属表面に優しい、細かく起毛された油や汚れを拭き取るための布です。楽器を演奏したときに着いてしまう手からの油脂汚れや、水分汚れを「始末」するための付属品です。しかし単に「楽器の拭き掃除」以外にも、このクロスは色々と活躍してくれます。意外と気付かない便利活用法を紹介しましょう。
 「楽器を守る」という目的には、かなりの多くの方がクロスを利用していると思います。大型のクロスでサックスのネックを包み、その後タオル等でくるんでサックスのベルに収納、とかです。ネックにもベル内部にも傷がつかない良い方法です。小さいクロスはマウスピースを包むのに最適です。クロスで包んだ後、女性の髪をまとめるための太い布輪ゴム等で止めておけば、中身が飛び出しません。普通の輪ゴムは経年変化で溶けたり、切れたりするので避けたほうが良いでしょう。
楽器を掃除する際の手袋代わりに使用することもできます。楽器の汚れを拭き取るとき、その楽器を支える手の脂が、せっかく拭いた楽器にまた着いてしまう、なんてことはありませんか?そんなときは大きなクロスを使用して、手で楽器を支える部分をクロスごしに掴み、余ったクロスの部分で楽器を拭くのです。これは楽器が小さいフルート奏者が良くやる方法です。大きなサックスではクロスを二枚使ったほうが良いかもしれません。またスタンドのベル受けの部分にクロスを置いておき、U字の部品とベルを直接触れさせずに、間にクロスを挟むことでベルへの擦り傷を防ぐこともできます。またU字部品の滑りが良くなり、「楽器を持ちあげたらスタンドも付いてきた」、という笑えない突発事故(?)も防げます。
 クロスを畳んでクッション代わりにするのも効果的です。多くのサックスケースでは、サックスを収めた時、エンドプラグ部(ネックジョイント側)の受け部がしっかりと楽器を挟みこまず、「ぐらぐら」してしまう場合があります。こんなときに二つ折り、三つ折りにしたクロスをエンドプラグとケースの間に挟み込み、隙間を無くして楽器を安定させると、運搬時の楽器へのダメージを防ぐことが出来ます。

残り2名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 21, 2013 No Comment
サックス吹きと帽子

サックス奏者はファッションに気を使うひとが多いと感じます。ジャズやフュージョン系のミュージシャンの中でも、サックスプレーヤーは特に「おしゃれ」な感じがしませんか?多くの有名サックス奏者の写真を思い浮かべると、ストールを首に巻いたり、イキな帽子を被ったり、という写真が多い気がしませんか?もちろん純然たる「オシャレ」でこういったファッション小物を採用しているサックス奏者も少なくありませんが、サックス吹きのストールや帽子には、実はとっても「へぇ~!」な訳があるんです。
 まずは帽子。サックスのほとんどの種類は前傾姿勢が基本の演奏形態です。やや下を向いたこの姿勢は、客席からは頭のてっぺんを、「どうぞ!」とさらしてる様に見えます。髪の毛の量が豊富でない場合、頭の地肌の寂しい部分が良く観察できてしまいます。スポットライトなどを当てられてしまう場合だってあります。ビッグバンドのサックスセクションであれば、場合によっては頭頂部で「ピッカピカ」にライトを反射させちゃいます。はい、ここで帽子が役に立ちます。見せたくないところを隠すことが出来る、必須のアイテムなのです。ストールの場合はいくつかの関連項目が考えられます。「汗疹(あせも)」、「肩こり」、「力分散」です。「力分散」の効果は絶大です。ストールを巻いた上からストラップを首にかけてみてください。どんな安っぽいストラップの首当てでも、ストールのおかげで首が痛くなることはありません。汗疹対策は見栄えの問題です。ストラップを長時間素肌に当てていると、どうしてもカブレたり、汗疹が出来たりします。その「赤いプチプチ」をストールは隠すことが出来ます。「肩こり」はあくまで私の友人数人のケースです。サックス吹きはその演奏姿勢ゆえに、肩こりで悩んでる方が少なくありません。肩こりの治療は湿布やらツボ磁気パッチ等があります。
貼る場所は首筋から肩にかけてが一番有効です。でもすごく「バレ易い」場所です。これを隠すにはストールなどを巻くのが効果的です。という訳のストールです。
 今日の話を聞いて、帽子イコール頭髪問題、ストール・イコール・エレキバン、などと考えないでください。あくまでも「そういう使い方もあるよ!」という話です。本当におしゃれなサックス奏者を疑っては欲しくありません(力説する事じゃないですね)。今日の話が何かの役に立つ人がひとりでも居たら、話した甲斐があるというもの…なのかな?

残り2名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 17, 2013 No Comment
先端の電気系サックス

最近では楽器の演奏と「電気モノ」は切っても切れないものとなりました。「電気モノ」なんて漠然としてますが、要は「電気を通して動くもの」の全般です。思い浮かべてみてください。あなたの周りの楽器関係のモノで、「電気モノ」はいくつ思い浮かびますか?チューニングメーター、メトロノーム、デジタルレコーダー、音楽プレーヤー、スマホも練習に使ってますか?パソコンも楽譜を書いたり、マイナスワンの演奏を打ち込んだりに使いますよね。じゃ、サックスそのものも電気モノにしちゃったらどうでしょう。
 サックスに専用クリップマイクを着けるのは、ステージでのサックスの音をマイクで上手に拾うためにはとても効果があります。ポップス系・ファンク系・フュージョン系のサックス奏者では、このスタイルのステージセッティングは珍しくありません。マイクの先にワイヤレス送信機を付け、ステージ上を自由に動き回るサックスプレーヤーもいます。また、このクリップマイクの先をエフェクターに接続し、電子的に音を加工して、サックスとは思えない、また一人で吹いてるとは思えないサウンドを実現しているプレーヤーもいます。最近のエフェクター(サウンド加工機器)はデジタル技術のおかげで恐ろしく多機能です。ハーモナイザーとかマルチプレクサーとか呼ばれる機能は、一本のサックスの音から、ハーモニーを奏でる複数のサックスの音を出して、「一人サックスセクション」を実現することも可能です。もちろんサックスでブラスセクションの音を作り出すことも可能です。フットスイッチでエフェクターを操作し、演奏しながら連続的にサウンドを変えていくなんてことも、おちゃのこさいさいの簡単操作です。フレーズループという機能を使えば、自分の演奏をフレーズごとに録音と再生を希望通りに繰り返せます。
イメージは湧きにくいと思いますが、要は一人で「複数人の掛け合い」の演奏が実現出来てしまいます。このような機能のエフェクターは多くのメーカーから出ていますが、さすが「サックス用」を謳ったものは無いようです。サックスと相性の良いのは、ボーカル用のマルチエフェクターです。ボーカル用は音質も良く、サックスにはベストマッチです。ローランド、BOSS、DIGITECH等のメーカーが有名です。「ボーカルエフェクター」等で検索してみてください。
 サックスそのものを「電気モノ」にしてしまうのも、「アリ」な技だと思います。AKAIのウインドシンセサイザーEWIシリーズや、YAMAHAのWX-5等のサックス型シンセサイザーは、サックス奏者は違和感少なく操作することができると思います。ま、こうなるとサックスそのものからは、かなり離れてしまうとは思いますが…。

残り2名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 14, 2013 No Comment
ライブを録音しよう!

昔のテープ録音の時代と違い、最近のデジタルレコーダーは小型、高性能、高音質、しかも安価で、プレーヤーの皆さんの多くが自分のステージでの演奏を録音して楽しんだり、反省したり、落ち込んだり(笑)していることと思います。 CDを焼いてバンドのメンバーに配布することも一般的になっています。客席の友人・知人にレコーダーを預け、「録音してね」と頼むのが手軽に良い録音を残すためには一番の得策ですが、客席に頼れない場合も少なくありません。また頼んだ場合も、ちゃんと注意をしないと聴くに堪えない記録になってしまう場合も少なくありません。今回はステージ録音のちょっとしたノウハウを伝授します。
 友人にレコーダーを託し、録音してもらう場合は二つの注意をしておきましょう。「テーブルの上にタオルを敷いて、そこにレコーダーを置いてね」、と「おしゃべり厳禁、拍手不要」です。固いテーブルの上にレコーダーを直接置いて録音すると、グラスをテーブルに置いたときや、ちょっとテーブルを触っただけで「ゴンゴン」という激しいノイズが録音されてしまいます。またレコーダーの周りは静かにしておかないと、再生してみたらその友人の声ばかりが録音されていた、ということに成りかねません。
 自分でレコーダーをセットする場合は場所に困ります。録音マイクの理想的な位置は、ステージ正面中心からある程度離れた場所ですが、多くの場合そこは客席のど真ん中です。この辺の場所は最初から諦めましょう。壁や柱にレコーダーをガムテープ等で貼り付けるという豪快な技もありますが、ステージからの直接の音を拾うのではなく、会場全体の反響音の録音に視点を切り替える、という方法もあります。ライブハウスやイベントの特設ステージ等では、音響設備によって会場全体に音を回すようにミキシングされます。ですのでステージにマイクを向けなくても、意外に良いバランスで演奏を録音出来たりするのです。じゃ、どこに置くのか?自分の足元です。しかもマイクは客席に向けましょう。ライブ場所の後ろからはね帰って来た音を狙う訳です。ステージにマイクを向けるより、意外とこの方がバンド全体のバランスが良かったりします。レコーダーは裏返して、R(右)とL(左)を反対にしておきましょう。
ワイヤレスリモコンの付いたデジタルレコーダーや、どんな場所にもセットできるスタンド(自在に曲がる小型三脚)等便利な録音用機材も発売されています。自分なりの工夫で、より良い録音を残すようがんばってみてください。あ、最大の「自分録り」の注意点を忘れてました。それは、「レコーダーの電池」です。気をつけましょうね!

残り2名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 10, 2013 No Comment
サックスの中の水

サックスを吹いていると水がU字管の底に溜まります。これを「唾」と言うひとが少なくありませんが、唾液がこんなに溜まる訳はありません。確かにタンギングの際の唾液の飛翔がサックス内部に入り込むケースもありますが、この水の主たる成分は息の中の水分が結露して水になったものです。人間の吐く息にはかなりの水分が含まれています。湿り気を含んだ、体温と同じ36℃程の暖かい空気が、それよりも温度の低いサックスの管の中で冷やされ、その水分が水に結露します。それがサックスの中の水の正体です。
 このサックス内部の水分は、避けることのできないものではありますが、不用意にほおって置くとサックスにダメージを与えます。管体内部を濡れたままにしておけば、当然錆が生じます。錆びないまでも水はホコリをまとめ、落ち難い汚れとなってこびり付くかもしれません。パッドに付いた水分はパッドの劣化を促進します。またホコリと混ざってトーンホールの密閉度を悪化させます。何にせよ、サックス吹きはこの「管の中の水分」とまじめに向き合わねばなりません。(そんな大袈裟な事かな?)
サックスの内部で一番「びしやびしや」になるのはネック内部、そして主管(2番管)の上のほうです。熱い息はネックで急速に冷やされて結露します。そしてサックス内部の管の前側を通って下へと落ちて行きます。これはストレートソプラノとバリトンを除くほとんどのサックスが「前傾姿勢」で吹かれるからです。この川の流れの途中には、一番の被害者である「パームFキーのトーンホール」があります。サックス正面(吹き手の反対側)で管体の一番上に付いたこのトーンホールのパッドは、数分サックスを吹いただけでびしょびしょになる場合があります。可哀想ですね。まめに吸水ペーパーを使って、このパッドが長い間びしょ濡れにならないように気をつけてあげると、パッドの持ちが抜群に伸びます。 次の水溜りは左手人差し指と中指で塞ぐトーンホールです。このあたりまで来ると、吹き方やその日の温度、最初の水の流れの道の付き方等で、水が来たり来なかったりします。ただ、かなり頻繁に使うキーなのとトーンホールが大きいので、一旦濡れ始めると、左手の指がびしょびしょになってしまいます。このあたりから飛び散った水分が、床を濡らすこともあります。
 最近では、このサックス内部の水の流れをコントロールする設計がなされたサックスが市販されていますが、普通のサックスを持っている方々は、とにかく、「濡れたら拭く」で対応しましょう。

残り5名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 7, 2013 No Comment
マウスピースとネックの相性

多くのサックス奏者はマウスピースを数種類持っていると思います。今は持っていないとしても、何種類かを経験して来ていると思います。新しいマウスピースを購入するときは、自分のサックスを楽器店に持ち込んで、ネックのコルクをそのマウスピースのシャンク(差し込み部分)の径に合わせて調整してもらいます。マウスピースを通販やネットオークションで手に入れた場合は、自分でネックコルクを削ったり、もしくは近所の楽器店やリペアマンに頼んでネックコルクを巻き直してもらうことが必要です。さて、何故このような、「ネックコルクの調整」が必要なのでしょうか?はい、マウスピースのシャンクはメーカーやモデルによってさまざまに形状が異なっているのです。
 マウスピースのモデルやメーカーの違いで、サックスのネックとの結合部、シャンクの直径も違えば、内部の円錐(マウスピースのシャンク内部は奥へ行くほど直径が小さくなっています)の角度も違います。共通の規格が無い訳ではないのですが、厳正な業界規格になっている訳でもありません。同じマウスピースメーカーでも、ハードラバーのマウスピースとメタルのマウスピースのシャンク寸法が違う場合も少なくありません。サックスってなんていい加減なのでしょう(汗)。ま、ネックのコルクの伸び縮みがこの誤差を吸収してくれるので、そんなに厳密にする必要が無いということでしょうか。もしくはサックスもマウスピースも、あまりに手作りの要素が強いので、その辺の寸法を厳密に管理することが難しいのかもしれません。
「大体OK」で済んでいるマウスピースとネックの相性ですが、シャレにならない「相性の不一致」も無い訳ではありません。特にネック先端に「ブースターリング」というパーツが付いているサックスの場合、このリングのせいでマウスピースが奥まで差し込めない場合があります。この解決方法は、リングをネックから外すか、マウスピースのシャンクの内径を拡大するかしかありません。マウスピースがハードラバーか、メタルでも比較的柔らかい金属であれば、シャンク・リーマという特殊な工具を使って、接合部の内径を削って広げることが可能です。しかしステンレスのマウスピースの場合はマウスピース側を削って広げるのは至難の業です。ネック側のリングを外すか、場合によっては少しネックを切断して短くしなくてはならない場合もあります。マウスピースとネックとの相性。ご注意ください!

残り5名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

Written By: user on 6月 3, 2013 No Comment
ビッグバンドのサックスセクション

皆さんのなかにはビッグバンドでサックスを吹かれている方も多いかと思います。もしくは、ブラスバンドのジャズ編成でビッグバンドの曲を、というケースもあるかもしれません。歴史の古いビッグバンドの中で、サックスセクションといえば最前列の花形です。「学バン業界(学生ビッグバンドの世界)」では「サックス隊」とか呼ばれています。そんなビッグバンドのサックスセクションについて少しお話ししましょう。
 ビッグバンドのサックスセクションは、アルト x 2、テナー x 2、そしてバリトンの5本編成です。各パートの呼び名として、1st(ファースト)リードアルト、2nd(セカンド)テナー、3rd(サード)アルト、4th(フォース)テナー、5th(フイフス)バリトンと分かれています。楽譜によってはアルト1、2とテナー1、2と書かれている場合があり、アルト2は3rdアルト、テナー1は2ndテナーですので、ちょっとややこしいです。そして必ずバンドの最前列に陣取るサックスセクションですが、実はその並び方には数種類のバリエーションがあります。客席から見て左から「2、4、1、3、5」が最近の流行り(?)の並び方です。セクションのリード(ハーモニーのトップノート&メロデイ担当)を中心に置き、音の高さで和音がうまく混ざって聞こえるように配置され、かつソロの多い2ndテナーが左端で、センターマイクに出て行き易くなっています。ハーモニーの混ざり具合を重視した、「4、2、1、3、5」や 「2、3、1、4、5」という並び方もあり、昔から有名な各ビッグバンドは、バンドのサウンドの特色やメンバーの個性によって、色々な並び方に挑戦しているようです。しかしいずれの場合も最低音のバリトンは右端です。すぐ後ろのバストロンボーンと重低音をその場所で押さえています。
 何故サックスは最前列なのでしょう?答えは簡単。前に誰かいると、音が前に飛んで行かないからです。サックスを座奏すると、音の出るベルはかなり下のほうになりますよね。前に何かあると音が前に出て行かなくなってしまいます。これに比ベトロンボーンやトランペットは音の出る位置が高いので、後列でも問題無いのです。ま、そもそも音が大きいですしね。
ステージ上の最前列ゆえに、ビッグバンドのサックスセクションは何をやっても目立ってしまいます。吹き始めるのを忘れてしまうなどの失敗も観客にバレバレです。狭いステージでは、後ろのトロンボーンのスライドが頭に当たることもあります。激しいダンスの伴奏などのときには、かなりヒヤヒヤで演奏しています。ダンサーがぶつかってくる可能性が高いからです。最前列ゆえに全員が立つと迫力があります。サックスソリ(サックスだけのセクション演奏)で全員立って演奏を始めると、客席はお約束のようにかなり沸きます。そんなセクションがビッグバンドの「サックス隊」です。

残り8名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates