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3月 2011

Written By: sax on 3月 26, 2011 No Comment

「マウスピースの抵抗感」という言葉をよく耳にされると思います。サックスの楽器そのものが持つ「抵抗感」もありますが、「吹いたときの息の通り方の感覚」は多くの場合マウスピースの抵抗感によるものが少なくありません。

AIZENのマウスピースはどのモデルでも「スムースな程よい抵抗感」を実現することを目指し、プレイヤーに対して最高の吹奏感を返すよう設計されています。しかしこの「マウスピースの抵抗感」は、初心者の場合と上級者の場合とではかなり意味が変わります。今日はそんな、マウスピースの抵抗感についてお話したいと思います。

話は突然変わりますが、「刺身嫌いのひとの多くが、初めて食べた刺身が不味いものだったのが原因」、という話を聞いたことがありますか?「刺身嫌いだと自分で思っていたが、美味しい刺身を食べたらおいしく食べられた。」、という落ちが付きます。

食わず嫌いの典型であり、ありがちなエピソードです。そしてサックス等の管楽器でも同じことが当てはまります。

最初に吹いたマウスピースの抵抗感が必要以上に強すぎると、「あ、サックスって吹き難い楽器なんだな。もっと息を入れなくちゃ!ぶー!」、となる場合があります。これ、不味い刺身の例です。サックスを止めてしまうまではいかないにしても、無理に息を入れる奏法で、喉が絞まったり棒吹きのサウンドになったりしてしまいます。

是非初心者の方々は、なるべく抵抗感の少ないマウスピースを選んでください。「息が取られる」、とまでなっては行き過ぎですが、スムースに、楽に息がサックスに入っていくことは、正しい奏法やリラックスした練習を実現するために重要です。

上級者の場合は、「マウスピースの抵抗感」はサウンド創りの微妙なコントロールに影響します。ある程度奏法やスタイルが確立されたら、自分の奏法とサウンドの嗜好に最低なマウスピースを選択する必要があります。間違った性格、抵抗感のマウスピースを選ぶと、発音のタイミングがずれたり、息の量が適切に音に変換されないことになります。また、よく言う「音の抜け」はプレイヤーの奏法とマウスピースの性能がぴったり相性良く合致したときに最良のものになります。

AIZENマウスピースは非常に困難な、「初心者にも上級者にも適した息の抵抗感」を実現しています。少しでもご自分のマウスピースの性能に疑問をお持ちの場合は、返品保証もありますので、躊躇無することなくAIZENマウスピースをお試しください。

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初心者ほど使ってほしいマウスピースです。ジャズのいろんな演奏テクニックを学んでいく上で、楽にクリアできるマウスピースです
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 原田尚文様 のお声)
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Written By: sax on 3月 23, 2011 No Comment

前回に続いて、今日もストラップのお話です。今回はストラップのサックスサウンドへの影響についてお話しましょう。かなりマニアックな領域になりますが、ストラップの形状やそのフックの材質は、サックスのサウンドに少なからず影響を与えています。

「首充ては本革、スリング部は絶対に木綿の編みヒモ、フックはブラスの無垢素材」、と断言する頑固なプレイヤーもいらっしゃいますが、理由を聞いてもはっきりした答えは返ってきません(笑)。

しかし、サックスの管体の中間にあるストラップリングで、ほぼサックス全体の重量を支えるストラップフックは、サックスの振動、ひいてはサウンドに対する影響も決して少なくないことは確かなようです。

サックスが奏者の体に触れる、数少ない場所である「サムレスト(左親指をあてるボタン)」と「サムフック(右手親指を掛ける指掛け)」を、別売の特殊な金属製アクセサリーに替えているサックスプレイヤーは沢山いらっしゃいます。

サウンドが明るく、太く、切れ味が良くなる、というのが通説です。また逆に木製やエボナイト製のサムレストによって、サックスのサウンドがマイルドになる場合もあるそうです。このようにサックスに触れる「部品」のひとつであるストラップリングとスリング(ヒモ部)も同じような影響があります。

プラスティック製のフックを金属製に換えると、サウンドがシャープになった、とか、ひとまわり小さいフックに付け替えたら、サウンドの濁りが改善した、などという話を良く聞きます。

これらの話や自分の経験から推察すると、サックス本体のストラップリングとストラップのフックの接触の仕方、が微妙なサウンドの違いを生んでいるようです。ただしこの「変化」はあくまでも個人的感想です。「試してみる価値はある」程度に聞いていただければ幸いです。

ちなみに私はメッキ無しの真鍮フックが気に入っています。フック類は手芸屋さんやクラフトショップで数十円で手に入りますので、興味のある方は試してみてください。またフックの中には金属性でもビニール被服でコーティングしてあるものもあります。あなたの「フック」はどうなっているか、よく観察してみてください。

音質に加えて、ストラップフックはサックスの「安全性」にも重大な影響を与えます。簡単に外れてしまう、また「半掛け」が分かり難いフックは、「サックス落下」という悲惨な事故の原因になります。デジャックス・ウルトラストラップが採用している特殊フックは、特殊な機構により簡単な脱着と強固な固定という相反する性能を共存させています。またスチール製のピンはサウンドも改善させると評判です。

たかがストラップ、されどストラップ。数千円から1万円を超える製品までと多様ですが、「まじめに検討する価値がある」のがストラップです。

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正直、ここまで完成度が高いとは思わなかった。AIZEN を使った最初のスタジオでは演奏が楽しくて!買って良かったと思った。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 長澤幸司様 のお声)
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Written By: sax on 3月 19, 2011 No Comment

ストラップはサックスを支えるための、首から提げる「支えのヒモ」です。リハーサルスタジオやライブハウスで、首からストラップを提げているひとを見ると、楽器を持っていなくても、「あ、この人サックス吹きだ!」とすぐ分かります。

それだけストラップはサックス吹きにとって必需品です。サックスを「ぶら下げる為」だけのこのアクセサリーですが、意外と悩みやうんちくが多いのが、このストラップです。今日はちょっとこのストラップに注目してみましょう。

ストラップに関する最大の悩みは、「首への負担」でしょう。

サックスの重量がもろに首に掛かるため、首の痛みや肩こりを訴えるサックスプレイヤーは少なくありません。重量級のバリトンサックスではかなりの多くのプレイヤーが、首から提げるタイプでなく、両肩に力のかかる「ハーネスタイプ」を使っています。

ハーネスタイプのストラップは両肩、背中にサックスの重量が分散されるため、首への負担が非常に少ないのが長所ですが、サックスまでの距離の調整が少々やりにくい場合があり、それを理由に敬遠する方もいらっしゃいます。

しかし一回ポジションを決めてしまえば、位置のずれが少ないので演奏し易い、と評する方もいらっしゃいます。首への負担を軽減するため、あの手この手の工夫がなされたストラップが数多く発売しています。ネオテックやツェブラ、オレッグ等のメーカーからは、首に当たる部分のパッドの形状や材質を工夫して、首への負担を柔らかく分散させるようになっています。

基本的には首に柔らかく当たることで食い込みを避け、サックスの重量を首周り全体から肩へと広く分散させる仕組みです。ただし、奏者の体型や演奏姿勢にも関連しますので、色々試してみることも必要かもしれません。
最近評価が高いストラップが、首掛け型とハーネス型の中間とも言える構造をした、「ブレステイキング・ストラップ」です。ストラップフック部にバランスバーを配したり、首のすぐ裏から脇の下に回すテンションベルト等の工夫で、奏者の体への負担を最小限にするとともに、理想的なサックスの演奏姿勢に誘導するように設計されています。

体や楽器に合わないストラップで「我慢」していると、ひどいときには頚椎の障害にまで発展してしまいます。痛さやつらさを我慢しながら、良い演奏が出来るはずがありません。是非今一度、ご自分のストラップの「塩梅(あんばい)」を見直してみてください。次回はストラップのサウンドへの影響についてお話します。

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ジャズ指向の音に対する品質、標準音質を決める1種類ですよ。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 秋元秀明様 のお声)
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Written By: sax on 3月 16, 2011 No Comment

…そんなCDは無いです。っていうか、有りすぎて紹介できません。「代表的プレーヤー」のネタで懲りたので、過ちは繰り返しません。とは言っても、「私はxxサックスを始めたばかりなのですが、是非聴いておくべきCDを教えてください。」ってえのはよく聞かれる相談です。趣味や志向の問題は二の次として、「このCDのここを良く聞くと勉強になると思う」程度の紹介くらいなら、そんなに大きな石は投げつけられませんよね。ね?じゃ、そういうことでよろしく。

ソプラノ・サックスはジョン・コルトレーンの「My Favorite Things」。このCDでソプラノという楽器の力強さをどう出すかを学んでください。そしてブランフォード・マルサリスの「Classic Branford Marsalis」。逆にこのCDでは、どれだけ繊細にソプラノをコントロールできるのか、すべきなのかが分かります。

アルトサックスの必聴盤は本当に難しいのですが、本田雅人の「B.B. Station Live At Roppongi Pit Inn」なんかどうでしょ?アルトサックスの現代の役割とその吹き方の一つが示されています。寺久保エレナの「NORTH BIRD」。18歳の現役高校生天才プレーヤーの作品です。18歳の堂々とした正統派パーカー族の演奏を聴いて、慌てて練習してください。

デイブ・ブルーベック・クァルテットの「Time Out」でのポール・デスモンドの演奏では、「アルトはこんな風にも歌える」という可能性を知ることが出来ると思います。Take Fiveでのアドリブなんて、どうして5拍子でこんなに粋に歌えるの?って感動します。スーパーサックスの「Supersax Plays Bird」ではパーカーのアドリブの名演をサックス5本が、サックス・ソリ(ビッグバンド中のサックスアンサンブルパート)として聞かせてくれます。ビッグバンドのアルトプレーヤーには「事故すれすれのアンサンブル」として勉強になるでしょう。

テナーに行きましょう。ベン・ウェブスターの「Ben Webster Meets Oscar Peterson」。独断ですが、テナーの音はこうあるべき、サブトーンとはこうあるべきの良い物差しが出来ると思います。文句無しの「王道テナーの音」が学べるはずです。ソニー・ロリンズの「Saxophone Colossus」。

良い意味での天才の自由奔放な思いつき、が聴けます。練習がアホらしくもなり、練習しなきゃって奮い立つかもしれません。その人の状況次第です。スタン・ゲッツとジェリー・マリガンの「Getz Meets Mulligan In Hi-Fi」。

ゲッツとマリガンがお互いのテナーとバリトンを取り替えながら演奏します。どの曲で誰がどっちを吹いているかを隠しているので、聞いていて頭がぐしゃぐしゃになります。テナーとバリトンサックスの奥深さを勉強できる逸品です。

そしてカウント・ベイシー楽団の「Straight Ahead」。

ビッグバンドのバイブルと言えるアルバムです。全てのサックス奏者はこのアルバムからサックスの音色とコントロール、歌い方、アンサンブルの方法のヒントが拾い出せるはずです。ビッグバンド界では「お宝ベイシー」と呼ばれています。

値下げしました。
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吹きやすさにびっくりしました。吹いた時の抵抗が少なく楽に太い音が出ました。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 SZ様 のお声)
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Written By: sax on 3月 12, 2011 No Comment

先回はコンサートホールでの席の取り方をお話しましたので、今回はライブハウスでのそれをお話しましょう。
ライブハウスといっても色んな規模がありますから、その席の選び方は千差万別です。簡単に言ってしまうと、お店の方の勧めに従うのが一番の得策です。ただ「お薦めの席」と「入れたい席順」は違いますのでご注意を。
予約の順番で良い席が取れる訳では有りません。禁煙か喫煙、グループの人数、誰がお目当てか、食事をするのかしないのか、静かな席かそうではないかの希望等、予約や入店の際にしっかりと確認しておきましょう。

ピアニストがお目当てで、そのお目当ての傍とはいえ真後ろに座ってしまったら、ピアニストの顔が見えないばかりか、ピアノのフタでバンド全員が見えない、なんてことは良くある話です。

あるフルート奏者は体を左にねじって吹く癖があるため、正面に陣取ったファンは、演奏の始めから終わりまで、そのフルート奏者の左後頭部しか見えなかった、という事件もあります。

一番の良作は何度かその店のライブに足を運び、自分の「体験」で、自分の「ベスト・シート」を場合別に探し出しておくことです。

「こういうバンドのときは、ここ」、「こういう編成はここが一番音が良い」、「この席は皆でノリノリになれる」等、ですね。

日本人ジャズプレーヤー達は、不況下の今、集客と観客動員に命がかかっています。ですので、ライブ後にその内容をどう感じたか等のアンケートをとったり、メアドを知らせると、次回からライブのお知らせを欠かさずに連絡してくれたりします。

そのミュージシャン本人を通じて予約をしてもらうことも決して難しいことではありません(多くのミュージシャンが、予約は私か、お店まで。とアナウンスしてきます。)。ミュージシャン本人の目線で席を予約してもらうのも、とっても有利です。

プレーヤーが聴いて欲しいベストポジションを取ってくれますし、同じ年代のファン層を同じテーブルにしてくれたり等の気遣いまでしてくれる場合があります。そんな細かな気配りのおかげで、ライブの楽しさが倍増する場合も少なくありませんし、そんなミュージシャンのライブには当然、また行きたくなりますよね。

ライブハウスでのMC、ミュージックチャージでの一番多いトラブルを説明しておきます。かなり多くの店は、「一晩3セット(ステージ)の演奏全部を聴いてもMCは均一、うん千円。」というシステムですが、中には「完全入れ替え制」をうたっているライブハウスもあります。

その場合は1ステージ毎にMCが掛かります。また3セット一組で割引のMC価格がある場合もあります。ライブハウスは最後の演奏が終わるとレジに長蛇の列が出来ますので、このMCの金額でもめると最悪です。しっかり事前に確認しておきましょう。

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まだまだ初心者ですが、音が出やすく、なめらかに広がる音は自分で聴いていてもお気に入りです。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 北野真司様 のお声)
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Written By: sax on 3月 9, 2011 No Comment

音楽はなんと言っても生が一番。大きなコンサートホールから、小さなライブハウスまで、ジャズ演奏を生で聴く機会は沢山あります。

が、決して安価なものではありません。外タレ(外国人著名ミュージシャン)のホールイベントなら1万円近くは覚悟が必要ですね。ジャズクラブでも高級な何とかノートなら、ミュージックチャージに8千円前後。それに食事とお酒を足したら、一晩二万円コースですね。

お目当ての外国人ジャズプレーヤーを安価で生で聴くのは並大抵ではありません。その点日本人ミュージシャンであれば、かなりのビッグネームでも3千円程度のミュージックチャージ・プラス・ワンドリンクで一晩ゆっくりと聴くことができます。

外国人ミュージシャンの演奏はCDやDVD、YouTubeで我慢して、せっせと日本人ミュージシャンのライブに足を運ぶのが、一番賢いジャズの楽しみ方だ、と断言してる友人も居ます。でも、やっぱ、あのアイドル達…、例えばソニー・ロリンズ、チック・コリア、マンハッタン・ジャズ・オーケストラ、ロン・カーター、とかの名前を聞くと、その月の昼食を全部ざるそばにしても生で聴きたいですよね。ああ、辛い!

そのライブの出費を賢く使うためには、是非、最高の音で聴きたいですよね。

じゃ、コンサートで最高の音はどこの席なのでしょうか?

昔は中央のやや後方が一番見易く聞き易い席、と言われていた時期がありますが、最近の音響技術ではあまり関係ないようです。極端な端っこで聴かない限り、それなりのバランスでPAシステム(ホール会場の音響システム)が音を運んで来てくれます。

またアップでプレーヤーや楽器を見たいなら、双眼鏡等を持っていけばバッチリです。あまり端っこの席でなければ、あまり気にする必要は無いかもしれません。カメラや録音機はご法度ですので、持ち込みはダメですよ。
そういえば、ジャズ・オーケストラの帝王、カウント・ベイシーがまだ生きていた頃、オーケストラの演奏を新宿の厚生年金大ホールの一番後ろの席で聴いたという方の話です。なんと舞台中央に一本のソロ用マイクがあるのみで、ビッグバンドのサウンドは本当の「生演奏」だったそうです。

あのホールはクラッシック用の反響版もそんなに充実していませんので、「ああ、チケット代ケチって損した!」と思ったそうです。でも演奏が始まると、そんな心配は無意味だったことが分かったそうです。

全てのプレーヤーの演奏が最後尾の席までちゃんと届き、バランス良い、あの「ベイシー・サウンド」になっていたそうです。特にびっくりしたのは、フレディ・グリーンのアコースティック・ギターの刻みの音が、「チャ、チャ、チャ、チャ。チャ、チャ、チャ、チャ。」とちゃんと聞こえたのには、びっくりしたそうです。

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使用感は期待どおり、これまで使っていたメイヤーと比べ、音が太く、楽器全体が鳴っているのがよくわかりました。とにかく使ってみてほしいです。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 芳司智彦様 のお声)
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Written By: sax on 3月 5, 2011 No Comment

始めてしまって大後悔しているこのシリーズ。いやあ個人的な独断、と断っても紙面が足りません。

きっと自分の「アイドル」の名前が出てこない、また何故このプレーヤーが紹介されないのか、などとお怒りの読者の方々も多いと思います。なもんで、これで終わりにします。終わると言ってもテナーとアルトと来たら、バリトンやソプラノの巨人も紹介しないともっと怒られるでしょう。

バリトンと言ったら、もうジェリー・マリガンは外せませんね。

セクションの低音部としての役割が多かったバリトンサックスを、バンドのセンターのソロ楽器としての地位を確立した名バリトンプレーヤーです。一般的なバリトンサックスは最低音Aまで出るLow A付きですが、マリガンはちょっと短いLow B♭の楽器を使ってました。

ジャズコンボ系のバリトンはこのタイプが多いようです。日本のジェリー・マリガンと称される原田忠幸もLow B♭のバリトンを使っています。他に巨匠と呼ばれるバリトン奏者には、ペッパー・アダムス、サージ・チャロフ、サヒブ・シハブ、黒葛野敦司等も忘れちゃいけませんね。

バリトンのソロプレーヤーは皆バリトンの重低音を生かした独特なフレーズを持っています。鋭いタンギングでリズム楽器のような効果を出したり、低音域フレーズと高音域フレーズを交互に混ぜて、まるで複数の人間でソロを取っているようなサウンドも聴くことができます。他の種類のプレーヤーでも勉強になると思います。そういえば多様な楽器を吹きこなすことで有名なアルトサックスプレイヤー、本田雅人のバリトンプレイも一聴の価値がありますよ。

ソプラノと言ったら歴史的にはシドニー・ベシェ。ニューオリンズ出身のシドニー・ベシェはジャズ界で最初のソプラノサックスのソロ演奏をしたといわれ、ヴィブラートの効いたアドリブで1940年代から人気を得ました。
しかし現在の人気や録音の豊富さ、またジャズ会への影響度からソプラノサックス奏者を選ぶとしたら、やはりデイブ・リーブマンでしょうか。本職はテナーですが、多くの録音でソプラノサックスによる名演を残しています。

そしてスムースジャズのソプラノの帝王、ケニーG。彼は珍しいソプラノサックスの専門家(?)です。ソプラノサックスの持つ繊細なサウンドで、豊かで包み込むような演奏を聴かせてくれます。またブランフォード・マルサリスのソプラノのサウンドも素晴らしいです。

多くのテナーサックス、アルトサックス奏者が持ち替え楽器としてソプラノサックスを吹いていますが、ジョン・コルトレーンのソプラノサックスによる「マイ・フェイバリット・シングス」は万人が認める名演です。

日本では本多俊之が「私のメイン楽器はソプラノサックスだ!」と宣言し、素晴らしい演奏を沢山発表しています。ちょっと昔に渡辺貞夫がソプラニーノサックスを録音やステージでのソロに多用していました。音程を取るのが至難の業のソプラニーノを使いこなしたサックスプレーヤーはそう多くはありません。「マイ・ディア・ライフ」のソプラニーノは名曲中の名曲です。

そろそろ息が切れてきました。ジャズに限っても、こんなに多くの名プレーヤーを並べてもまだ紹介し足りません。最後にちょっとまじめな一言をば。沢山の名サックス奏者の演奏を聴いて、何かしらを自分のプレイに取り入れる努力をしてください。

沢山の名演を聴けば聴くほど、良いサックス吹きに近づくはずです。

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絶対通販故の、期待はずれと思っていましたが、私にとっては劇的に変わるマウスピースでした。ただただ驚くばかりです。音が次から次へと出るのがこんなに嬉しいものだと思いました。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 柏倉忠様 のお声)
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Written By: sax on 3月 2, 2011 7,486 Comments

テナーサックスの巨匠を紹介したら、アルトのそれを紹介しないわけにはいきません。

しかしジャズサックスではチャーリー・パーカー、クラッシックサックスではマルセル・ミュール、と両巨人を紹介しただけで終わってしまっても良いくらい、この二人はアルトサックスの世界では別格です。

アルトサックス吹きであれば、どんな若い方もこの二人の演奏を是非聴いてみてください。二人の才能、偉業、アイデア等は、未だに超えるミュージシャンは出ていないと言われています。チャーリー・パーカーはそれまで「ダンス音楽」だったジャズを「芸術」の域に持ち上げたひとりです。

そしてミュールはサックスという楽器の表現力を極限まで引き出し、それを聴衆に知らしめたひとです。ミュールの演奏はSPレコードとそのデジタルコピーでしか残っておらず、音質的にはいまひとつのものばかりですが、その演奏の素晴らしさは十分伝わってきます。

さて、この二人以外のアルトプレーヤー。次に出てくるのはデビッド・サンボーンでしょうか。ある意味、「新しいアルトサックスサウンドを作った天才」としての地位を確立しました。

美しく透き通ったような、また暖かくまろやかなサウンドを良しとしていたアルトサックスの音質の価値観の中に、「エッジィでノイジー、かつパワフルなサウンド」を持ち込んだのがサンボーンです。今ではアルト吹きの中で、ハードラバーマウスピースの正統派、とハイバッフルなメタルマウスピースの「サンボーン系」と区分できるほどのサウンド・ジャンルになっています。

最近流行りのスムースジャズでは、ハードラバー系のマウスピースで、サンボーンのようなエッジィな音を出しているアルトプレーヤーも多いようです。ジェラルド・アルブライトや伊東毅、本田雅人、キャンディ・ダルファー等がそんな「新しいアルトの音」かもしれません。

アルトサックスは機構的にも原理的にもサックスの中心です。そしてプレーヤーの数も圧倒的な多数を占めています。ただその完成された楽器であるがゆえに個性が出し難いとも言われています。でも10人のアルトプレーヤーを比較すれば、10個の異なるサウンドが見つけられます。「テナーほど大げさな差が付き難い」が、それなりに細かいサウンドの個性は表現可能です。パーカーの演奏とサンボーンの演奏を前後して聴いたら、とても同じ楽器とは思えないかもしれません。

ああ、また紙面が…。

かたっぱしから並べましょう。ビッグバンドのリードアルトの教科書、マーシャル・ロイヤル、パワフルな正統派ジャズアルト、キャノンボール・アダレー、繊細な吟遊詩人、ポール・デスモンド、スムースジャズの祖、グローバー・ワシントン・ジュニア、ファンクアルトの神様はメイシオ・パーカー、日本の注目株は正統派の寺久保エレナ、スムース系では小林香織…。ああ、もう早口言葉!

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さすがに1本1 本を丁寧にハンドフィニッシュしているだけあって、バランスも良く、低音域から高音域までスムーズです。
(AIZEN NY アルトサックスマウスピースご購入 楠原潤様 のお声)
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