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サックス偉人伝:グローバー・ワシントンJr.

Written By: sax on 10月 23, 2019 No Comment

*スマートジャズの生みの親、グローバー・ワシントンJr.(ジュニア)は1943年12月12日、ニューヨーク州バッファローに出まれました。10歳でサックスを始め、兵役後、ジョニー・ハモンドのグループに参加しました。その後CTIレコードの敏腕プロデューサー、クリード・テイラーに見出され、1971年 28歳でデビューアルバム「Inner City Blues」 を発表しました。
 スムーズジャズとは、1980年代にアメリカのラジオ局が呼び始めたジャズのスタイルのひとつで、フュージョンにR&Bのテイストを混ぜたものです。聞き心地が良いことから、テレビやラジオのBGMとして使用されることも多く、イージーリスニングの発展系とも言えます。近年の音楽分類の中では、AOR(アダルト・オリエンテッド・ロック:大人向けロック)などが近いかもしれません。そして、そんなジャンルでグローバー・ワシントンJr.は爆発的ヒットを生み出します。1982年、名盤 「Winelight」を発表し、その収録曲、”Just the Two of Us”が世界的大ヒットとなり、グラミー賞ベストR&Bソング賞を受賞します。35年以上前とは思えない、新しさとカッコ良さを備えた名曲です。このアルバムで演奏するメンバーは、ドラムス:スティーブ・ガッド、ベース:マーカス・ミラー、エレクトリックピアノ:リチャード・ティー、ギター:エリック・ゲイル、ヴォーカル:ビル・ウィザースとなっています。メンバーだけ見ても、クールジャズのサウンドが理解できますね。ちなみに「Winelight」 から 2年後の1984年、ギター:ケニー・バレル、ベース:ロン・カーター、ドラムス:ジャック・ディジョネットというメンバーで「Togethering」というバリバリのネオ・ハードバップのアルバムを発表し、ジャズ本流でのグローバーの存在感を示しています。ヒット曲のせいで「ソフト&メロー」なサウンドのグローバーばかりが印象付けられていますが、幅広いジャンルで才能を輝かせられる、実力派のサックス奏者です。

 グローバーは「H. Couf」のサックスサウンドにこだわっていたことで有名です。ソプラノ、アルト、テナーと、すべてH. Coufのサックスを多用していたようです。H. Coufは「ユリウス・カイルヴェルト」のステンシルモデル(委託生産品)で、1965年からカイルヴェルト社が米国市場向け仕様のサクソフォーンをアメリカの演奏家、作曲家、そして楽器製造販売業者、ハーブ・コーフのために製造したものです。ハーブ・コーフは後に老舗フルートメーカー、「アームストロング」の副社長となり、H. Coufサックスは一時期、アームストロング社から販売されていました。H. Coufサックスの“H. Couf Superba I”、 “Superba II”、そして“Royalist”は今でもヴィンテージ市場で高い評価を得ており、カイルヴェルト・サックスサウンドのエッジのシャープさとボリューム感に、ジャズ向けの柔らかさと繊細さがうまくミックスされた、秀逸なサックスです。アメリカで育ったドイツ人(?)が、グローバーの個性にドンピシャで合致したようです。

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