サックス 演奏

譜面台の工夫

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皆さんの中で、譜面台をお持ちでない方は…いらっしゃいませんよね。アマにしろプロにしろ、楽器演奏者でマイ譜面台を持っていない方は稀でしょう。あ、ピアノ奏者は別ですよ(汗)。楽器奏者にとって譜面台は無くてはならないパートナーです。練習で、ステージで、譜面台が無ければ「頼りの譜面」を見ることが出来ません。多くの楽器奏者が譜面台に様々な工夫をして、より使い易くしているようです。そんな工夫をいくつか紹介しますので、気に入ったら採用してください。
 簡単な工夫で、意外と大きな効果があるのがカラーテープです。譜面台は種類が少ないので、練習スタジオなどで数多くが混じってしまうと、「誰の譜面台」かが分からなくなってしまいます。譜面台の足やポールに、ちょっとカラーテープを巻いておくことで自分のモノが見分けがつきます。譜面以外のものを置く場所を作る人も少なくありません。市販の譜面台アクセサリーやハンドメイドで「棚」を作り、チューナーやメトロノーム、スペアのリード等の置き場所を作ると便利です。この場合は、譜面台の上側に重さが集中しないように注意してください。譜面台が倒れ易くなってしまいます。譜面台の横幅を広げる工夫もあります。譜面受けの下側を延長することはちょっと難しい加工が必要ですが、丈夫にちょっと長い棒や板を取り付けるだけで、A4・3枚開きの譜面が置けるようになります。譜面めくりの悩みが少し解消しますかね。ほとんどの譜面台で有る、譜面置き部の左右に斜めに突き出た、譜面の上部を支える「左右のツノ」の延長も効果的です。同じ幅のプラスチックや金属の板を工夫し、着脱可能な延長棒を作れば、大型の譜面が「後ろに反ってしまう」のを防ぐことが出来ます。

 譜面台の周りにも工夫のネタはあります。A3程度の厚紙やプラスチック板を譜面の置台に置き、その上に譜面を置けば、譜面も安定し、裏側からの光で譜面が透けるのを防ぐことが出来ます。逆に、透明性の高いプラスチック板等を譜面の上に置けば、譜面が不用意に落ちたり、飛んでしまうのを防ぐことが出来ます。譜面をクリアフォルダーに入れている方が多いと思います。クリアフォルダーの表紙と裏表紙に、譜面台に置いたときに例の「ツノ」が差し込めるスリットを開ければ、フォルダーが譜面台の上で安定し、譜面めくりも楽になります。屋外での風の影響も軽減できます。
 譜面台の置き方を考えたことがありますか?組み立て式譜面台の多くが三本足ですが、一本を自分に直角になるよう置くのが良いでしょう。左右の足の間に譜面台の足が入る格好になるので、演奏の邪魔になりません。逆にすると、自分の足で、譜面台の足を蹴っ飛ばしてしまう確率が上がります。
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