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6月 2017

Written By: sax on 6月 28, 2017 No Comment

サックスを初めてうん十年になりますが、「サックス奏者候補生」の方々に必ずと言って良いほど訊かれるのが、「自分に合うサックスを見つけるには、どうしたらよいのですか?」という難問です。この問いに対する答えは有るようで無い、無いようで有る、といった禅問答のようなものです。
 初めてのマイサックスを購入するときは、サックス奏者の先輩として信頼できる技術と経験を持ち、かつ自分の好みを理解している方に付き添ってもらう、というのが「優等生的答え」に他なりません。とはいえ、そんな理想的な環境にいるサックス志望者はそういらっしゃらないと思います。高い確率のストーリーは、「何も分からず吹奏楽部に入部→サックスをやれと言われる→学校の楽器で練習→後輩が入ってきたので、先輩にマイサックスを選んでもらう」、という「吹奏楽コース」か、「楽器店のサックス教室に入会→お店の推薦のサックスを購入(またはレンタル)→より良い楽器が欲しくなったので、先生に選定してもらう」、という「音楽教室コース」でしょう。どちらにしろ、誰かが傍にいてくれています。自分にサックスという楽器の良し悪しを見分ける力がないのなら、他人に頼るしかありません。売り手と買い手の微妙な関係であっても、楽器屋さんのスタッフに意見を求めるのは良い手段だと思います。
 こんな回答はネットを検索すれば、千件はヒットしそうなコメントです。信じるか信じないか、実行するかしないかは別として、誰も勧めない、「自分に合うサックスを見つける方法」をご紹介しましょう。
 楽器屋さんでもネットでも、自分の想定予算に合った、見た目の気に入った、「俺(私)がこれを吹いている姿は、良いかも」というサックスをとりあえず買いましょう。個体の差?性能?そんな難しい事分からないでしょう?唯一意味のある努力は、値引き交渉位です。サックスの始め方は何でも良いでしょう。独学、音楽教室、プロ奏者の個人レッスン、知り合いの「上手い人」の指導、など等、サックスを上達する道は無限にあります。そしてある程度サックスが吹けるようになったら、楽器屋さんで色々なサックスを試奏するなり、友人のサックスを吹かせてもらうなりして、自分のサックス以外のサックスはどういうものかを知ることに励みましょう。それと同時に貯金を始めます。サックス買い替え貯金です。自分の懐具合と、「サックス買い替えたい欲求」のバランスが取れたら、躊躇なくサックスを買い替えましょう。ちなみに下取り価格はあまり期待しないほうが良いでしょう。この買い替えを自分の音楽に対する価値観の範囲で、出来る限り繰り返しましょう。多分10年もすれば「自分に合うサックス」に出会えるはずです(気の長い話ですみません)。この方法を多くの識者が推奨しないのは、そのひとの所有する楽器に対する愛晴、愛着を考えてしまうことと、コストパフォーマンスがとても悪いからです。多くのプロサックス奏者が、「サックスはただの道具。そこから出てくるのが自分の音楽。楽器に愛着なんて全くない。」と断言します。楽器を必要以上に愛さないのが、自分に合ったサックスに出会うためのコツではないでしょうか。

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Written By: sax on 6月 21, 2017 No Comment

サックス奏者にとって、サックスを首から吊り下げて支えるための「ストラップ」は、とても重要なサックス周辺アイテムのひとつです。とは言え、「楽器に付属してたのを30年間気にせず使っている」という無頓着派もいれば、「首への負担は最小限にしたいし、何しろカッコ良いことが重要」などというこだわり派も少なくありません。サックスの重量がかかる首や頚椎への負担を軽減するものや、演奏のし易さを追求したもの等、このサックスストラップに対しては、沢山のメーカーが独自のこだわりを持った最新の製品を発表しています。
 ストラップへの工夫で近年の流行と言えば、首の左右から下がる紐が一本に収束する、「Y字部分」の幅や構造への改善でしょう。この部分に長い棒を挿入した「ブレステイキング・ストラップ」や、長さ調整プレートそのものを幅広のT字型にした「バードストラップ」などがこれに当てはまりますが、いずれの工夫も、首の左右から下がるスリングを垂直に近くすることで、首の締め付けを和らげます。それによって、喉が開け易くなったり、演奏姿勢にも余裕が出来るようです。
 首に直に巻きつく「ネックパッド」への工夫は星の数ほどあります。パッドの形状をブーメラン型やアーチ型にして、力の分散を実現したものや、一見シンプルなベルト型でも、柔らかさや硬さ(反発力)で首への負担を軽減しているものもあります。ヤマハの新型ストラップは、ネックパッドに「樹脂ボーン」という板状のバネが入っており、そのバネの反発力で首への負担を軽減します。このストラップは一般的なストラップと異なり、使っていないときは首当ての部分が真っ直ぐに伸びた板状になっています。ネックパッドは肌に直接当たる部分でもありますので、その触感に配慮した製品も多いようです。
 スリング(吊り下げる紐)も工夫の対象です。金属のチェーン、丈夫な編み紐、ナイロンベルト等に加え、丈夫な炭素繊維を編みこんだものもあるようです。スリングの機能的な重要ポイントは「強度」ですが、その弾力や長さ調整のしやすさ等も重要な使い勝手の要素です。スリングの材質によって、長さ調整機構との摩擦が変わりますので、スリングは単に丈夫なら良い、というものではありません。演奏中にストラップの長さが、微妙に変わってしまうようなものありますのでご注意を。
 最近見つけた「わお!」なストラップは、「ストラップなのに吊り下げないストラップ」です。フィンランドのERGObrass社の管楽器サポートシステムは、コイルバネで衝撃吸収する金属棒で楽器を下から支え、演奏時に楽器の重量を軽減する、という構造です。トロンボーン用やトランペット用等、各種のサポート製品がありますが、サックスの場合、その「支え棒」は床からではなく、奏者のお腹あたりから伸びています。イメージとしては、一般的なサックスストラップの先端に棒が付いており、お腹のあたりで棒を上向きにして、その棒でソプラノサックスを下から支える感じです。もちろんアルトやテナーには対応していません。しかしソプラノやクラリネットには、理想的な演奏姿勢のような感じです。

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Written By: sax on 6月 14, 2017 No Comment

サックス等の管楽器奏者にとって、切っても切れない縁が「マイクとのお付き合い」でしょう。しかもステージによって有ったり無かったり、一人一本だったり、4人で一本だったりと、その関係性はまちまちです。マイクの設置やサウンドのミキシングは、基本的に会場のサウンド・エンジニアがおこなうものですが、音源である「奏者」が気にしなければならないことも少なくありません。今日はサックス奏者の、マイクの「それダメ!」事例を紹介しましょう。
 ビッグバンドのサックスセクションに、各サックスに一本づつマイクが割り当てられるのは、なかなか「リッチ」な状態です。ブームスタンドでマイクはサックスのベルから30センチばかり離れてセットしてあります。グッドです。演奏が始まって、今度の曲はあなたのソロです。ステージが狭いのでソロはいわゆる「場ソロ」(その場で立ち上がってソロを吹く)です。さあ、ソロだ!立ち上がるとマイクは楽器のはるか下に向いている。ソロの音が全く会場に聞こえない。ああ、無常。よくあるパターンですね。こういう場合は、ソロを始める前に、自分でマイクを高い位置にセットし直します。リハーサルの時に、あらかじめどの辺にマイクを動かせば、立奏での自分のサックスの音を拾うかを確認しておきましょう。もし合奏とソロの間隔が短く、自分でマイク移動が出来ない場合は、隣のメンバーに頼んでおくのも手でしょう。マイクのブームスタンドを上下するとき、音がマイクに伝わってノイズを出してしまう場合もありますので、その辺にも留意しましょう。
 小編成のバンドですが、サックスのあなたには一本のマイクがセットされています。ミキシングのバランスも良いようです。が、しかし、演奏に陶酔したあなたは、身体を大きく揺らしながら演奏しています。マイクに近くなったり遠くなったり、ペルにマイクを突っ込んだり、マイクの無いところで吹いたり…。ミキサーさんは泣いています。あなたは「マイクが聴衆」であることを忘れています。どうしても動きたいなら、サックスに専用の「クリップマイク」を取り付け、それをPAラインに接続してください。ステージ中を動き回るなら、ワイヤレスのシステムを購入しましょう。これなら客席に乱入することだって可能です。
 「マイクから外れると怖いぞ!」の例ばかりあげましたが、実はそうでもない場合も少なくありません。ビッグバンドにしろスモールバンドにしろ、ステージに沢山マイクがあっても「オフで音を拾う」場合があります。バンドの生の音量がある程度大きいので、マイクはサウンドバランスの調整のために、極々絞った音量で使うケースです。この場合は、アンサンブルの部分ではあまりマイクの事に頓着する必要はありません。リハーサルやサウンドチェックの際に、マイクの「働き具合」をしっかりと把握しておきましょう。

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Written By: sax on 6月 7, 2017 No Comment

楽器を演奏するものにとって、自分が生み出す音楽が、多くのひとの心に感動を与えることは最大の幸せでしょう。そしてプロかアマチュアかに関わらず、「自分の音楽」で聴衆の心をつかむということも重要です。多くの奏者は、「自分の音楽」や「自分の音」を探すのに長い時間を費やし悩みます。自分の音楽や自分の音を見つける近道は、やはり沢山のすばらしい演奏を聴く事に他なりません。もやもやしていたものを解決する、自分のサックスへのヒントを与えてくれる巨匠たちの演奏。独断に溢れたサックス奏者推薦をしてみます。
 ソプラノサックスを演奏する方々には、大きく分けて二つの教材があります。ひとつ目はあくまでも優しく、気持ちの安らぎを誘う、スムースジャズの帝王「ケニーG」のソプラノサックスの演奏。そしてもうひとつは、挑戦的なモダンジャズフレーズを甘いソプラノサックスのサウンドに融合させた、「ジョン・コルトレーン」のソプラノ演奏でしょう。ケニーGのアルバムでは1992年に全米2位を記録した「ブレスレス(Breathless)」が有名です。またコルトレーンのソプラノは、「マイ・フェイバリット・ジンクス(My Favorite Things)」が誰もが知っている名盤です。
 アドリブや個性的なソロは先の課題にして、まずは美しくメロディを歌い上げたい、というアルトサックス奏者には、「クローバー・ワシントン・ジュニア」のグラミー賞ベストR&Bソング賞を受賞した「ワインライト(Winelight)」をお勧めします。先のケニーGが若かりし頃、死ぬほどコピーしてさらったのが、このグローバー・ワシントン・ジュニアとのことです。メロディ優先のテナーサックス奏者には、「サム・テイラー」を推薦します。ムードテナーで有名な彼は、多くの録音アルバムが「ムード歌謡」のジャンルに入りますが、正確な音程、音の粒の立ち上がりの均一性、大きなタイムでフレーズを歌い上げるサム・テイラーの実力は鳥肌物です。バリトンサックスのメロディックな演奏には「サージ・チャロフ」を是非聞いてみてください。バリトンの巨匠、ジェリー・マリガンや、ペッパー・アダムスもすばらしい演奏を残していますが、早逝したサージ・チャロフは録音の数は多くありませんが、みな素晴らしい演奏ばかりです。
 サウンドの研究には、アルトの「ダビッド・サンボーン」と「マルセル・ミュール」、テナーの「スタンレー・タレンタイン」、「ソニー・コリンズ」なんかはどうでしょう。真似は難しいと思いますが、彼らの音が「どうして出せるのか?」を、聴きながら、かつ吹きながら考えることは、サックスの奏法の基本に役立つはずです。サンボーンは「近代アルトサウンド」のサンプル、ミュールは「サックスの音の原型」、タレンタインは「ブローテナーの教祖」、コリンズは「変幻自在のサウンド」といったところでしょうか。

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