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9月 2015

Written By: sax on 9月 28, 2015 No Comment

 サックス奏者である皆さんは気が付いたことがあるでしょうか?サックスを吹いていると、なんと「目安」の多い事か。「リードはマウスピース先端から、髪の毛一本分下げるのを目安として…。」、「前歯はマウスピースを強くは咬まず、軽く当てるのを目安として…。」、「サックス初心者はまずリードの番手は2-1/2、マウスピースは5番(メイヤー)か7番(オットーリンク)を目安として…。」など等。サックスを吹いていて、先輩や先生、指導者の方々の言うことには、なんとも「目安」が盛りだくさんです。「はっきりしてくれ!」、と大声を出したくなることも無い訳ではない、この「目安」について、今日は真面目に考えてみましょう。
 「何故、目安なのか?」。答えは簡単です。「はっきりと決まっていない、もしくは決めつけられない」からです。例の「マウスピースの先端とリードの先端の髪の毛一本の差」と言う「目安の代表」については色々なことを言う方がいます。「リードを押して、マウスピースの先端にぴったり合うのが適正」と言う方や、「揃える」と言う方もいます。特殊な奏法では、かなりリードを下げる場合も無い訳ではありません。目安は目安であり、決して正解ではないのです。目安を超えることもあれば、目安を下回る場合もあります。力加減で言えば目安より強い・弱い。位置なら上下・左右。間隔であれば広い・狭い。あ、段々分かってきましたね。そうです、目安とはあくまで「平均的中心点」なのです。目安の指示を起点とし、自分に合った「良い塩梅」を探すのが、「経験上の近道」という訳です。

 「目安は目安」。こんな当たり前のことを回りくどく説明したのは他でもありません。最近、目安を「正道」と信じて疑わない方が多すぎる気がするからです。そもそも、「楽器の演奏」なんてものは、人それぞれに方法論も癖も、求めるものも違うので、正しいも間違えも、その人によって千差万別です。そのことを念頭に置いて、上手に「目安」を使って速くサックスを上達する「近道」を選んでほしいと思います。決して目安に振り回されないでください。しかしむやみに目安を無視して個性を求めるのも考え物です。過去の先人たちが経験から積み上げた「目安」には、それなりの意味と重さが有ります。演奏の姿勢やマウスピースの開き、リードの番手やアンブシャの息の角度、など等、色々な「目安」を自分なりに有効利用し、目安と上手く付き合ってください。
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Written By: sax on 9月 21, 2015 No Comment

 楽器を演奏している方は、サックスに限らず色々な部分に神経を使っています。演奏だけではなく、ちょっとした油断で大事な楽器を傷付けてしまったり、不調にしてしまう場合があるからです。サックス奏者が高い頻度で遭遇する、サックスの「やっちまった」の例をあげますので、自分はならないよう気を付けてください。
 サックス奏者で一番多い「やちまった」は、いわゆる「パッカン&ごろごろ」です。リペアマンの方々も口を揃えて、「かなり多い」とおっしゃいますし、知り合いのサックス奏者のほとんどが「パッカン&ごろごろ」の経験者です。さて、「パッカン&ごろごろ」とは…。サックスのケースのジッパーや留め金を閉め忘れてサックスケースを持ち上げてしまい、持ち上げると同時にケースの蓋が「パッカン」と開き、そこからサックスがケースの外に「ごろごろ」と転がり出てしまい、サックスが傷ついてしまうケースです。これを外のアスファルトの道でやった場合は、最後に「ぐしゃ」なんて擬音も付いてしまいます。ケースにベルトを掛けて、蓋を2重にロックするとか、取っ手を持つときには、必ず指で蓋を押さえる癖をつける、なんてことでこの不幸に備えている楽器奏者が多いようです。
 演奏中に多いサックスの「やっちまった」はリードの破損です。いくら気を付けていても、マウスピースの先端を服に引っかけたり、どこかに触ったりしてしまう場合があります。そしてリードが割れて演奏できなくなってしまいます。サックスを吹いていないときは必ずキャップをすることを忘れないでください。またステージにスペアのリードを持って上がるのも大事だと思います。このケースで、ぶつける角度や力加減が悪いと、最悪の「マウスピース破損」や「ネックの変形」につながります。ネックの先端には細心の注意を払ってください。同じ「先端系」では、サックスを吹こうとして、マウスピースの先を唇や鼻にぶつけて怪我をしてしまう、なんて「やっちまった」も見たことがあります。
 「ずるっ&パタン」も私が経験した「やっちまった」の例です。サックスをスタンドに立てているとき、しっかりとスタンドにサックスがセットされておらず、「ずるっ」とスタンドから外れ、「パタン」とサックスが床に倒れる、という身の毛もよだつ(?)アクシデントです。主管が曲がったり、キーが破損する場合が多く、何本ものポストが飛び出ているサックスの左側から倒れると、ポストの頭が叩かれて、ポストの根元の管体の凹みになってしまう場合もあります。こうなったら修理は「大手術」となりますのでご注意ください。
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Written By: sax on 9月 14, 2015 No Comment

 サックスという楽器の特徴のひとつに、音域によって多種多様な「種類」があるということがあります。xxサックスと最後に「サックス」という言葉は付きますが、本質的には全く違う楽器と言って良いかもしれません。でも、サックスという楽器の構造として同じなので、サックス吹きならほとんどその全部を吹くことが出来てしまう訳です。
 一般的にはソプラノサックス、アルトサックス、テナーサックス、バリトンサックスが最も一般的なラインナップですが、高い音域にソプラニーノ、ソプリロ。低音域ではバスサックス、コントラバスサックスなどがあります。また目的によってCメロディサックス、サクセロ、アウロクロームなんて変わったサックスもあります。同じサックスであっても異なるキャラクター。今日は4大サックスの長所と使われ方についてお話ししましょう。
 まずはバリトンサックスです。アルトサックスの1オクターブ下の音域の低音用サックスです。ビッグバンドでは、あるときはサックス隊のフレーズ、あるときはトロンボーンのフレーズ、またあるときは美味しい「目立ちまくり」フレーズを与えられます。リズム楽器的な表現も得意で、スラップタンギングというパーカッシブに音を出すタンギングで、バンドのリズムを支えることも得意です。しかし、重いです。デカいです。持ち運びにはかなり体力が必要です。
 テナーサックスは「人間の声に近い音域とサウンド」と言われます。昔は演歌のインストバージョンといえばテナーサックス。「むせび泣く魅惑のムードテナー」なんてレコードが流行しました。人の声に近いゆえに色々なサウンドを出すことが出来、吹く奏者によってサウンドは100人100様です。野太い音でずっしりとした迫力の歌い方や、哀愁を帯びたかすれた音で囁くようなサウンドもあります。
 という訳で、テナーサックスはどんな目的の音にも対応できる便利なサックスです。が、楽器の可能性に対し、必ずしも奏者の技術や知識が対応できるわけではありません。テナーサックス奏者は、常にサウンドで悩んでいる方が多いようです。王道のアルトサックスを飛ばしてソプラノサックスの長所を考えましょう。空気を切り裂くような高音域のサウンドは、目立つこと間違いなしです。サックスのことを「笛」と呼ぶ人がいますが、ソプラノサックスはまさに「笛」の音域です。まろやかな高音域は聞く人の心を和ませます。しかし奏者には音程をキープするのが難しく、かなり演奏には技術を要する楽器です。
 さてアルトサックスです。サックスと言えばアルトサックス。初心者が入門用に選ぶことが最も多い、サックスの中のサックスです。演奏の難易度も意外と低く、だれが吹いてもそれなりのサウンドを出すことが出来ます。大きさも手頃なので取り回しにも難はありません。サックスの王道ゆえに「あるべきサウンド」も求められます。澄み切ったアルトのメロディをトップにしたサックスセクションのハーモニーは、とても美しい音楽表現です。アルト吹きは常に細かいサウンドの変化や音楽の表現方法に気を配る必要があります。かなり繊細な奏者が多いと感じます。ま、「激しく乱暴に演奏するアルト」もアリだとは思いますが…。
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Written By: sax on 9月 7, 2015 No Comment

サックス奏者人口分布は、アルトが5、テナーが3、バリトンとソプラノが各1、って感じでしょうか。あ、もちろん公表値でも何でもないです。ただの「感覚」ってやつです。
 でも、皆さんの印象もこんな感じですよね。という訳で、ソプラノサックスやバリトンサックスのことって、その奏者以外、意外と知らないことが多いんですよね。今日はソプラノサックスの知られざる雑学を紹介しましょう。
 最近のソプラノサックスは、設計手法や製造技術が向上し、比較的安定した音程の楽器が多いようですが、ちょっと前までは、「ソプラノの音程は奏者の責任」と言われるほど音程の取り難い楽器でした。サックスは笛です。笛の構造上、音域が高いほど、楽器で正確な音程を出すことが難しくなります。音の周波数の波長が高音域では短くなるため、ちょっとしたトーンホールの距離や状態で、半音や一音くらい簡単に変化してしまうのです。ソプラノサックスの高音域では、口の締め具合でもの凄く音程が変化します。
 そのため、「ソプラノは耳で吹け」なんてことも良く言われます。しっかりと自分で出した音を聞いて、高さ低さをコントロールして正しい音程でフレーズを吹く必要がある、ということです。同じB♭調のサックスですので、テナーサックス奏者がソプラノに持ち替えることが良くありますが、マウスピースの大きさがぐんと小さくなることと、アンブシャの強弱で音程が不安定になることで、決して単純に「持ち替えは簡単」とは言えません。
 ソプラノサックスでは左手小指のキーアクションが二つ存在します。左手小指を「押して」操作するタイプと、「引いて」操作するタイプがあります。「押す」タイプはヴィンテージサックスではアルトでもテナーでも普通だったのですが、セルマーのマークVIあたりから、アルトとテナーは、現代の楽器と同じ「引く左手小指キー」となっています。
 しかしセルマーマークVIのソプラノは「押す左手小指キー」です。また現代のソプラノでもいくつかの機種は未だ「押す左手小指キー」が生きています。これは、トーンホールの配置に関係しており、いわゆる「インライン・トーンホール」のソプラノサックスの場合に、「押す左手小指キー」となります。現代の多くのサックスは操作性を向上させるため、トーンホールの位置を管体左右に振り分けた、「オフセット・トーンホール」になっており、この場合は「引く左手小指キー」のメカニズムが実現できます。今では珍しいインライン・トーンホールは、低音域から高音域まで、滑らかに音色がつながると言われています。
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