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7月 2015

Written By: sax on 7月 31, 2015 No Comment

気候が暑くなってくると、サックスの熱対策も考えねばなりません。いつもお話ししているように、サックスはとてもデリケートな楽器です。暑さ寒さにも結構弱いのです。暑い時期のサックスの熱対策について考えてみましょう。
 サックスの部品を接合しているハンダが解けるような数百度の熱は別にして、熱や日差しにちょっと気を配るだけで、調整が狂ったり、故障するような災難を避けることが出来る場合があります。
まずは「真夏の直射日光」。こいつは絶対避けましょう。楽器の金属は蓄熱効果があるので、ほんの10分ほど真夏の日なたに楽器を置いておいただけで、触れないぐらいに楽器が熱くなってしまいます。ある友人は、不用意にサックスを真夏の日なたに放置しておき、いざ持ち帰ろうと楽器を持ち上げたら、触るに堪えられない熱さになっており、「熱っ!」とその手を放してしまいました。はい、サックスはいやな音を立てて下に落下しました。このようなサックスに「触れない」と言う問題に加えて、シャフトや各部品の「熱膨張」も考慮しなければなりません。運が悪ければ音が出ないほどの故障につながります。日なたと同じ理由で、真夏の車のトランクの中も高温になります。トランクにサックスを入れたままで、長時間駐車場に車を放置するのも注意してください。故障も怖いですが、この場合は盗難も怖いですしね。
 「高温」は誰でも気が付きそうな初歩的な注意事項ですが、ちょっとマニアックな上級注意事項に「温度差」があります。理由は簡単です。金属は温めると伸び、冷やすと縮まります。急激な温度変化でサックスの各部品が伸びたり縮んだりを繰り返したら…ま、故障しますよね。どんな状況でこの「急激な温度変化」が出てくるのでしょう。例えば野外でのライブ。猛暑の野外で演奏し、ビルの中の楽屋部屋に引き上げてきたら、そこはキンキンに冷房されて、寒いくらい。楽器が悲鳴を上げるでしょう。逆のケースもありますが、冷えた楽屋でチューニングして暑い外に出てきたら、まったくピッチが合いませんので、そこにも注意です。これらの「急激な温度変化」への対策で頼りになるのが「ケース」です。楽器ケースの「クッション」は衝撃から楽器を守るのと同時に、温度変化に対抗する効果も高いです。ウレタンやスポンジ等のクッション材は断熱効果にも優れているので、サックスが必要以上に熱くなることや、急激な温度変化からも守ってくれるのです。灼熱の野外のライブにはサックスをむき出しで持って出るのではなく、ケースに入れてステージ袖に持っていくだけで、大切なサックスを多くのトラブルから守ることが出来ます。箱型ケースやパックケースでなくとも、ソフトケースでも「熱」と言う点ではかなり効果があります。
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Written By: sax on 7月 24, 2015 No Comment

今回は管楽器に付き物の「ツバ」の話しです。でも多くの奏者の方は、あの「ツバ」が本当は唾液ではないことをご存知ですよね。吹き込んだ息の中の水分が、楽器の管体の金属の「冷たさ」によって結露し、水分となって流れるほどになるものです。
唇をぶるぶるふるわせて音を出す、トランペットやトロンボーン等の金管楽器の場合は、多少は「まじ唾液」の成分は多いかもしれませんが、サックスの場合は楽器に溜まる水のほとんどは息の中の水分です。でも、知らない人が見たら、やはり「ツバ」と思われてもしょうがないとは思います。ちなみに、ビッグバンド用のスタジオによく置いてある、金管奏者が唾抜きから出た水分を溜める皿ですが、ジャズ業界では「バーツ皿(ばぁつざら)」と呼ぶそうです。「ツバ」の逆さ言葉ですね。
さてサックスの「水分の道」を分析してみましょう。楽器に吹き込んだ息には、肺や気管で吸収された水分が多量に含まれています。
息から体外に排出される水分は、成人で1日に約300ミリリットル(コップ約1杯半)だそうです。冬に息が白くなるのは、低い外気温でこの水分が急激に冷やされ、目に見える「水」になるためです。奏者が人間である限り、サックス内の水は避けることが出来ません。
サックスという楽器内部で、息が最初に冷やされるのはネックです。演奏中はネックの内部は結露した水分で万遍なく「びしょびしょ」になります。そして奏者のサックスを構える角度によって、水分がまとめられ流れていきます。だいたい、ネックソケットのあたりから「細い水の流れ」になります。その水の道筋にトーンホールがあると、そのトーンホールのパッドは当然「びしょびしょ」になります。パッドを開閉して外に水滴が飛び散る、なんて場合はそのトーンホールが「水の道」に当たっています。サックスの構造上、左手の人差し指、中指で操作するキーがこれに当たる確率が高いです。「なんか指が濡れる」なんてときは、サックスの演奏角度を少し変えるだけで状況が変わる場合もあります。
 しかし息の水分はネックですべて結露する訳ではありません。本体の主管の上から20cmほどは「結露注意エリア」です。パッドに直接結露してしまう場合もありますので、対応はそれぞれです。しかしパッドペーパーで水分を取ってやる必要が出るのは、サックスの上部のパッドだけです。サックスのベルの底に溜まった水を出すときは、ベルにハンカチやタオルを当てがってサックスを傾けましょう。むやみに床にこぼすのはお行儀が悪いので止めましょう。
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Written By: sax on 7月 17, 2015 No Comment

遠い昔の記憶に、中学校のブラスバンドの備品楽器のなかで、トランペットやトロンボーン、ユーフォニウムやチューバ等の金管楽器は「凹みだらけのベコベコ状態」だったのに、サックスは妙にサビも無く、表面もきれいだったような気がします。かたや近年、バンド仲間の中で、一番楽器の修理屋さんにお世話になっているのはサックス奏者のような気がします。はてさて、サックスという楽器はどのくらい丈夫なのでしょうか?
 「凹み」の部分を考えると、サックスは丈夫な楽器です。同じ条件で何かをぶつけたら、一番凹み難いのはサックスでしょう。サックスという楽器は管体素材の振動そのものは、サウンドの成分の一部分でしかありません。それに比べて、トランペットやトロンボーンは、管体そのものが響いて音を出しますので、その分、管体の素材を響き易くするため薄い金属で出来ています。そう、サックスが凹みに強いのは、金属が厚いからです。しかも管体の素材が広く露出しているのは、ベルや主管の左部分だけです。他の部分には、穴やら棒やら、カバーやらと、色んなものが管体素材に着けられています。凹みを見付けられる、凹みになる面積自体が狭いのです。凹みに強い、また凹みのサウンドに与える影響が少ない、とは言っても、口(マウスピース側)に近くなるほどその影響は大きくなります。あまり楽観的にはならないでください。
楽器としての安定度を考えると、サックスは多分…最弱でしょう。なにせ動作する機構部分が多すぎます。またレバーの連動や、それによる作動方向の変換の構造も少なくありません。歴史のあるクラリネットやオーボエも、アームやレバーなどの機構部分は決して少なくないのですが、その歴史と管体が木製という特性により、メカニズムの安定度がサックスより上と言えるようです。現代ファゴットに至っては、「やめてよ!」というくらいキーのメカニズムが複雑ですが、奏者は「意外と丈夫だよ!」、と言っているようです。金属と木材の特性を較べると、金属に立っている金属のポスト(シャフトの台となる棒)は曲がった時にそのままになり易いですが、木材に立てられたポストは木材の硬さと弾力で元の状態に戻り易いのです。木材の弾力によって振動にも強いようです。
 表面処理に関しては、メーカーやモデルによってまちまちです。ラッカー仕上げでも剥がれ難いものもありますし、メッキ仕上げのものは長く輝きを保ってくれるものもあります。(メッキだから剥がれない、という訳ではありません。)このように、サックスは意外と「ヤワ(柔らかい、弱いの意)」なので、大事に扱ってあげてください。そして、「変だと感じたら迷わずリペアマンに相談」、がサックスと長く付き合う秘訣だと思います。
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Written By: sax on 7月 10, 2015 No Comment

巷の方々は、何かと「都市伝説」なる真偽のほどの不明な、かつ変な話題がお好きのようです。どんな業界やジャンルにも、都市伝説や真偽不明の言い伝えがあるようです。サックス吹きを長く続けていると、そんな「都市伝説」を聞くことも少なくありません。そんなネタちょっと、紹介しますので、ま、ご愛嬌で聞いてください。
 昔から、多分、百人くらいには言われているだろうという質問があります。「サックス吹くと呼吸器の病気になる?」、です。
この質問は、管楽器全般の奏者に投げかけられる、一般的な質問です。きっと苦しそうに演奏する姿を見て、「肺は大丈夫?」、「気管は大丈夫?」、果ては、「脳の血管は大丈夫?」、というとこまで来てしまいます。
私は医者ではないので、正直言ってその真偽は分かりません。確かに風邪をひいているときなどは、サックスを吹くのが辛い時があります。一般の生活の状態とは違う方法で息を吸ったり、吐いたりしていますので、何らかの体への負担はあるかもしれません。
しかし呼吸器の不具合でサックスを引退した方は、私の友人には見当たりません。「頸椎のヘルニアでサックスが首から掛けられなくなった」、とか、「交通事故の後遺症で指が思うように動かなくなった」、とかの、むしろ神経系のトラブルによって楽器演奏を断念する場合の方が多いような気がします。
「古いサビだらけのサックスを吹いていると緑青(ろくしょう)の毒で病気になる」、という別の病気ネタもあります。管の内部のサビが粉になって、体の中に吸い込まれる。そしてその成分は銅が錆びた有毒な緑青なので、体に害をなす…らしいです。しかし現代の科学では、銅の酸化物「緑青」は、ほかの金属を上回る毒性は無いことが証明されています。サックスをストローの様にして、ずっと空気を吸い続ければ、何か気持ち悪くはなりそうですが、サックス奏者の「吸気」は基本的にマウスピースの周りから吸いますので、新鮮な空気を吸っているはずです。
 あ、そうだ。「サックス吹きには金持ちが多い!」、という噂も聞いたことがあります。少なくとも自分のことを考えれば、この噂はウソです。しかし噂の原因は何となく想像がつきます。だって、多分、恐らく、十中八九、サックスは維持にお金のかかる楽器ナンバーワンです。
リードが恐ろしく高価なオーボエやファゴットは別格かも知れませんが、サックス奏者のリード費用、調整費用、等、サックスという楽器の維持にかかる費用は、トランペット等の金管楽器と較べたら、とてつもなく高額です。
サックスを所有する事には費用が掛かる、イコール、サックス吹きは金持ちだ。ま、言い過ぎだとは思いますが、維持費用の確保は比較的大変な楽器でしょう。
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Written By: sax on 7月 3, 2015 No Comment

多くの音楽の話題では、クラッシックとジャズをまったく正反対のもの、まるで北極と南極のように「両端」として較べられます。確かに音楽のジャンルとして、目指しているものは全く違うのかもしれません。
 クラッシックのサックス奏者がジャズに興味を持つように、またジャズのサックス奏者がクラッシックに興味を持つように、両者の違いと共通点を考えてみます。

 ほとんどの楽器にはそれぞれクラシック系のエチュード(練習曲)があります。トランペットの「アーバン」、フルート用の「ベーム」や「ケーラー」、サックス用では「ラクール」や「クローゼ」、「ミュール」等が有名です。でもジャズサックス奏者の方々は、この「ラクール」や「クローゼ」、「ミュール巨匠のありがたいエチュード」を見たことも無い方が多いようです。
 古くはオリバーネルソンによる「パターン・フォー・インプロヴィゼーション」(昔のタイトルは、ずばり、「パターン・フォー・ジャズ」でした)とか、バークリー音楽院系のトレーニングメソッド、また現代のプレーヤーが書いたエチュード本等、コード進行やスケールチェンジ、ジャズフレーズパターン集等が、ジャズサックス奏者の「バイブル」となっているようです。これらの楽譜本の「顔」は、確かにそれぞれ「クラッシックっぽい」し、「ジャズ・ポピュラーっぽい」です。

 しかし勘違いは禁物です。前者のクラッシック系エチュードは楽器のコントロールの上達に重きが置かれ、後者のジャズ系エチュードは、フレーズやコード進行習熟、アドリブのフレーズ貯金等に注目しています。
 はい、目的が違うのです。ジャズサックス奏者の私の友人は、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番 〜プレリュードとサラバンド〜」を演奏や練習前のウォーミングアップ用に吹いています。跳躍だらけのフレーズが、唇を整えるのに好都合だと言っています。クラッシック系サックス奏者の方々もジャズ系サックス奏者の方々も、エチュードの表紙にまどわされず、是非「別ジャンルのエチュード」にも挑戦してみてください。音楽の幅が広がること間違いなしです。
 使うリードの種類もクラッシック系とジャズ系では違いますね。一般的には、クラッシックサックス用には、リードの表皮を水平に剥いてある「ファイルド(フレンチカット)」、ジャズ・ポピュラー用にはリードの背を切ったままの「アンファイルド(アメリカンカット)」を使うようです。「フレンチカット」は滑らかな音、コントロールのし易さ、また「アメリカンカット」は音に力強さ、太さがあると言われています。
ちょっと前までは、ジャズサックス奏者がフレンチカットのリードを使っていることはほとんどありませんでした。
 逆もそうです。しかし近年では、多くのサックスプレーヤー達がカットにこだわらず、純粋に「望む機能」を追いかけてリードを選んでいます。かなりのモデルのリードが「フレンチ」と「アメリカン」の両タイプを揃えているので、微妙な違いを探すことが出来ることも、その原因のひとつでしょう。サックスという楽器は単なる音を出す機械です。それを使ってどんな音楽を作り出すかは、奏者次第ということですね。エンジョイ・サックスライフ!
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