ヤナギサワ・サックスの原点 ジャパン・ビンテージYANAGISAWA T-5
現在では押しも押されぬ、「世界を代表するサックスメーカー」のひとつであるヤナギサワは1954年、初のテナーサクソフォーン、モデルT-3を製作しましたが、その後は長い間アルトサックスのみの開発に特化していました。
そして1966年、ついに満を持した自信の量産モデルT-5を発表しました。T-5はプロ品質のテナーサックスとして多くのサックス奏者に愛用されました。量産モデルとはいえ、一本一本熟練の職人による手作りで丁寧に製作され、かつ当時すでにサックスの定番になっていたセルマーマークVIを追い越そうという気概のこもった斬新な設計思想によって、そのサウンドと操作性は多くのプレーヤーに支持され、ヤナギサワの名前は世界中に広まっていきました。
T-5は製作期間によって材質やメカニズムの若干の変更が繰り返されていますが、その精緻な作りと独特のサウンドは、「ジャパン・ビンテージ」として尊重するにふさわしいサウンドと品質と言えると思います。
多くの方が海外ビンテージサックスに求める、音のまろやかさやテナー独特の「野太い音」は、決してこのT-5も引けを取りません。価格が際限なく高騰している海外製ビンテージばかりに目をとらわれず、日本のあの時代の自信作も是非お試しください。
こちらのサックスをお買い上げの方には、AIZENマウスピースをどれでも一本無料でお付けします。
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