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サックス偉人伝:渡辺貞夫

Written By: sax on 7月 10, 2019 No Comment

*ご存じ「世界のナベサダ」は1933年栃木県生まれの86歳、偉大なアルトサックスおよびフルート奏者です。歳を感じさせない熱い演奏で、ジャズファンのみでなく、多くの音楽ファンを魅了しています。栃木県立宇都宮工業高等学校を卒業後、1951年に上京。銀座のクラブ等で演奏活動を始め、1953年には穐吉敏子率いるコージー・カルテットに加入しました。 1958年にはジョージ川口ビッグ4に参加し、1961年、28歳にして初リーダーアルバム『渡辺貞夫』を発表しています。渡辺貞夫の歴史そのものが、日本のジャズの歴史と同期していますので、彼の音楽遍歴は多くの資料で取り上げられています。ボサノヴァとナベサダ、アフリカとナベサダ、クロスオーバー(フュージョン)とナベサダ、等の資料については、数多くの記事がネット上に溢れています。ですので、ここでは少し斜めから見た「ナベサダの偉業」にスポットを当ててみたいと思います。
 ジャズプレーヤーの立場から渡辺貞夫を語るとき、彼が日本で広めた「バークリー・メソッド」を取り上げないわけにはいきません。ボストンのバークリー音楽院で教えている音楽理論がいわゆる「バークリー・メソッド」なのですが、バークリー音楽院では音楽を記号化・理論化し、整理することに成功しました。今、世に知られているポピュラー音楽のコードの理論やコード進行の約東事等は、すべてこのバークリー・メソッドによって解説されていると言って良いでしょう。1962年から3年間バークリー音楽院に留学した渡辺貞夫は、1970 年に「Jazz Study」を出版し、そこにバークリー・メソッドのすべてを記しました。当時のバークリー・メソッドの特徴として、権利等に関し寛容かつ無頓着であり、卒業生たちが自国に帰って自由に教えることを許容していました。ナベサダは私塾を開いたりして、多くの後進に「理論的なジャズの分析法」を教え、それまで「雰囲気」に左右されていた日本のジャズを、一気に理論的に進化させたのです。バークリー・メソッドはブルースの研究から始まり、「ブルースのサウンドの格好良さを、理論的に説明する」ことを突き詰めたとも言われています。ナベサダ以降、我々は「カッコ良い演奏をする理論」を手に入れたのです。
 渡辺貞夫は優れたフルート奏者でもあります。フルートは、日本フィルハーモニー交響楽団の首席奏者だった林リリ子さんに師事しています。バークリー入学前の7年間、彼女の元でみっちりとクラシックフルートを学んだそうです。そのレッスンをひとつのきっかけとして、「それまでジャズ以外の音楽に耳をふさいでいた自分が、少しずついろんな音楽へと心が開を開いていった」、と自らを振り返っています。渡辺貞夫というミュージシャンがジャズプレーヤーに留まらず、あらゆる音楽ジャンルをも取り入れる、どん欲な音楽表現者として今も活躍しているのは、こんな経験が基になっているのかもしれません。

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