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サックス偉人伝:サム・テイラー

Written By: sax on 12月 19, 2018 No Comment

*1916年に米国テネシーに生まれたテナーサックス奏者、サム・テイラーは1940年代から1960年代にかけて、スウィングジャズ、ブルース、R&B、ロックンロール等と、幅広いジャンルで活躍したジャズミュージシャンです。しかし日本でのニックネームは、「ムード・テナーの帝王」でした。50年代後期から頻繁に来日し、各種の企画の録音に参加していたサム・テイラーは、スタンダードジャズに加え、民謡から古賀メロディー、当時の日本の流行歌まで吹きまくり、日本での「ムード歌謡」には欠かせないテナーサックス演奏者となりました。 60年代に音楽好きの若者だった方々なら、テナーサックス=(イコール)サム・テイラーであり、彼の演奏する「ハーレム・ノクターン」や、あらゆるジャンルの音楽で聴かせた、彼の「むせび泣くテナー」のサウンドを思い出せることでしょう。
 ある時期にはド派手なピンク色のテナーサックスを使って、哀愁たっぷりにムード歌謡を吹きまくっていたサム・テイラーですので、「そっち系専門」と思われているかもしれませんが、実はとんでもない超売れっ子ジャズテナーマンでした。1940年代後期から1950年代中頃まで、Ray Charles(レイ・チャールズ)、Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)、James Brown(ジェームズ・ブラウン)、Brenda Lee(ブレンダ・リー)、Bud Powell(バド・パウエル)、Dexter Gordon(デクスター・ゴードン)、Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)、Ray Charles(レイ・チャールズ)等の超有名ミュージシャン達と録音を残しています。また歴史的ビッグバンド、Glenn Miller(グレン・ミラー)楽団やTommy Dorsey(トミー・ドーシー)楽団などにも在籍していました。

 多種多様なジャンルで活躍したテナーマン、サム・テイラーは、やはり引っ張りだこになるだけの「技術」と「センス」がありました。特筆すべきはそのすばらしい音程感と高度なサウンドコントロールのテクニックです。扇情的な表現で多用される跳躍フレーズも、サム・テイラーは飛び先の音の音程をピタリと正確に射抜きます。跳躍先の音程をベンドなどで調整すると、フレーズが泥臭くなりがちですが、ど真ん中ストライクで決められると爽快感すら感じられます。サム・テイラーの、「臭いけど爽やかな、唯一無二のサウンド」のキーポイントはこの辺にあると思います。またサブトーンのコントロールも秀逸です。ため息のような空気感たっぷりのサブトーンから、クリスタルのようにクリアなノーマルトーンまで、連続的に、かつ音毎にサブトーンの深さをコントロールするのがサム・テイラーのサウンドです。またヴィブラートもロングトーンに掛けるきめ細かいものから、フレーズごとに短く掛ける、演歌のこぶしのようなものまで、多彩なコントロールが見られます。アンブシャと口腔のコントロールだけでおこなうベンドダウンも、サム・テイラー節のひとつかもしれません。二度以上の音程を瞬時にベンドダウンし、間髪を入れずに元のフレーズに戻る。カッコ良いんですよね。今でも全く古さを感じないサム・テイラーのサウンド。是非聞いてみてください。

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