サックス アクセサリ

先端の電気系サックス


最近では楽器の演奏と「電気モノ」は切っても切れないものとなりました。「電気モノ」なんて漠然としてますが、要は「電気を通して動くもの」の全般です。思い浮かべてみてください。あなたの周りの楽器関係のモノで、「電気モノ」はいくつ思い浮かびますか?チューニングメーター、メトロノーム、デジタルレコーダー、音楽プレーヤー、スマホも練習に使ってますか?パソコンも楽譜を書いたり、マイナスワンの演奏を打ち込んだりに使いますよね。じゃ、サックスそのものも電気モノにしちゃったらどうでしょう。
 サックスに専用クリップマイクを着けるのは、ステージでのサックスの音をマイクで上手に拾うためにはとても効果があります。ポップス系・ファンク系・フュージョン系のサックス奏者では、このスタイルのステージセッティングは珍しくありません。マイクの先にワイヤレス送信機を付け、ステージ上を自由に動き回るサックスプレーヤーもいます。また、このクリップマイクの先をエフェクターに接続し、電子的に音を加工して、サックスとは思えない、また一人で吹いてるとは思えないサウンドを実現しているプレーヤーもいます。最近のエフェクター(サウンド加工機器)はデジタル技術のおかげで恐ろしく多機能です。ハーモナイザーとかマルチプレクサーとか呼ばれる機能は、一本のサックスの音から、ハーモニーを奏でる複数のサックスの音を出して、「一人サックスセクション」を実現することも可能です。もちろんサックスでブラスセクションの音を作り出すことも可能です。フットスイッチでエフェクターを操作し、演奏しながら連続的にサウンドを変えていくなんてことも、おちゃのこさいさいの簡単操作です。フレーズループという機能を使えば、自分の演奏をフレーズごとに録音と再生を希望通りに繰り返せます。
イメージは湧きにくいと思いますが、要は一人で「複数人の掛け合い」の演奏が実現出来てしまいます。このような機能のエフェクターは多くのメーカーから出ていますが、さすが「サックス用」を謳ったものは無いようです。サックスと相性の良いのは、ボーカル用のマルチエフェクターです。ボーカル用は音質も良く、サックスにはベストマッチです。ローランド、BOSS、DIGITECH等のメーカーが有名です。「ボーカルエフェクター」等で検索してみてください。
 サックスそのものを「電気モノ」にしてしまうのも、「アリ」な技だと思います。AKAIのウインドシンセサイザーEWIシリーズや、YAMAHAのWX-5等のサックス型シンセサイザーは、サックス奏者は違和感少なく操作することができると思います。ま、こうなるとサックスそのものからは、かなり離れてしまうとは思いますが…。
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