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2月 2018

Written By: sax on 2月 14, 2018 No Comment

かつては「贅沢品(?)」だったサックススタンドも、最近では価格も安く、かつサイズもコンパクトになり、プロ・アマを問わず多くのサックス奏者が使用するようになっています。ただし、そのスタンドの普及ゆえの、「サックススタンド絡みの事故」も多く聞くようになっています。サックスをスタンド事故から守る、「スタンドさばきのコツ」を紹介します。

 スタンドさばきの原点は「スタンド選び」でしょう。やはり重量のあるスタンドは安定していますし、丈夫です。小型軽量のスタンドはそれなりのリスクを持っていると考えて良いでしょう。またサックスをセットした状態でのスタンドの「重心」も重要です。全体の重心がなるべく低く、床に近づくほど安全なスタンドと考えられます。セットしたサックスの最下部が床から数センチしか離れていない場合と、10センチ以上離れている場合を較べたら、サックスがスタンドごと倒れた際のダメージは、両者で格段の差があります。軽くてコンパクトで、持ち運びしやすいサックススタンドは、楽器に自分の目がしっかり届く練習時用。大勢の人が動き回る本番のステージ上では、重く頑丈で倒れにくいスタンド、と状況によってスタンドを使い分けるサックス奏者は数多くいます。

 サックスのスタンドはバリトン、テナー、アルト用では「U字」型のベルレシーバーで支える物がほとんどです。畳むと小さくなるコンパクトスタンドでも、何らかの機構で同じようにベルを挟みます。サックスをスタンドに置く際、一番気を付けなければならないのがこの「U字」にベルを引っ掛けるときです。スタンド事故のトップは「ペルがスタンドから外れてサックスが転倒」ですし、2番目は「引っ掛け方が十分ではなく、全体のバランスが崩れて、サックスがスタンドごと倒れる」です。まずベルレシーバーにはサックスを「引っ掛ける」のではなく、しっかりと「置き」ましょう。軽く押し込むぐらいが良いと思います。そしてその際にサックスの下部中心が、しっかりスタンドの中心と一致していることを確認しましょう。多くのスタンドがベルレシーバーとその下のガイド(U字管あたりが接触する部分)の3点でサックスを支えるようになっています。この下の部分がちゃんとサックスを支えていないと、サックスの転落の原因になります。「サックスをスタンドに置く」→「スタンド下部の中心を確認」→「サックスを軽く押して安定させる」、というのがスタンドセットの基本ルーティーンです。

 ストレートソプラノサックスやフルート用の「差し込み型」のスタンドでは、足の長さと本数がポイントとなります。円錐形や棒状のレシーバーを支える「足」が硬くて長くて多いほどスタンドは安定します。短くて柔らかい脚は危険です。また3本足、4本足の場合は楽器と一体になった時の「全体の長さ」との関係が重要です。足が長ければ不用意に引っ掛けてしまう事故も多くなりそうですし、逆に足が短くて簡単に倒れてしまっても困ります。この種類のスタンドは、見栄えやコンパクトさだけでなく、自分の楽器を装着してみたうえで選ぶのが良いでしょう。

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Written By: sax on 2月 7, 2018 No Comment

ビッグバンドや吹奏楽等、日ごろの演奏を「譜面」でおこなっているサックス奏者は、いわゆる「白丸」と呼ばれる、全音符や二分音符を見ると安心します。馬鹿っ速い超絶フレーズの多いバンドのメンバーほど、その安心感は大きいでしょう。だって吹きながら休める(?)んですもの…。本当にそうなのでしょうか?

 実は「白丸」との付き合い方で、音楽の質は大きく変わります。シンプルなところから攻めるなら、その長さです。記譜のルールから言えば4/4拍子の小節頭から始まった全音符の 「止める場所」は次の小節の一拍目が始まる直前です。一拍目に音があれば、その音との間隔はほぼ無いはずです。しかしこの記譜でそんな演奏をすることは非常に稀です。一拍頭の少し前で止めたり、小節内4拍目の頭で止めたりする場合がほとんどでしょう。曲を高い質で演奏するためには、アンサンブルをするメンバー内で、音を止める場所をきっちりと決めておく必要があります。そうしないと音の止め場所がメンバーによってバラバラになり、「だらしない決め」の演奏になってしまいます。合奏でロングトーン練習をするときは、止めの場所を決め、その止め方を合わせることも重要な練習の課題です。止めも大事なら「入り」も重要です。音を長く延ばす「白丸」はその音符の始まりもとても目立ちます。

アタックせずに「スーっと」始めるのか、「タンン~」と軽いアタックで始めるか、「トン、ワア~」とフォルテ・ピアノで始めるか等、音の始まりには千差万別のバリエーションがあります。この「音の始め方」は通常、譜面上にアーティキュレーション記号(演奏記号)を使ってその吹き方が指示されていますが、演奏の表現を統一するため、バンド内でしっかりと取り決めておくべき部分でしょう。伸ばし方も重要です。その曲に最適の音質、音量、ビブラート、表情、ピッチ等、演奏で留意しなければならないことが沢山詰まっています。例を挙げれば、一流のスイングジャズバンドは、ビブラートのタイミングをぴったりと揃え、繊細な曲の表情を作り上げています。

 このように白丸は、「始まり」と「伸ばし」、そして「止め」というサックスの演奏技術が 「もろに出る」恐ろしいものなのです。一流のプロミュージシャンは、ロングトーンだけで音楽を表現できる、と言われます。高い演奏技術と濃厚な音楽演奏の体験により、どう音を出せば音楽になるか、が体に染み着いているが故の結果です。

アマチュアサックス奏者の皆さんでも、「ロングトーンを音楽にする」ように練習する事も大切ではないでしょうか。ロングトーンは「腕立て伏せ」のような筋トレ練習ではありません。あくまでも、良い演奏を出来るようになるための基礎練習です。色々な始まり方、色々な伸ばし方、色々な止め方でロングトーンの練習をしてみてください。そして「白丸」の吹き方を考え尽くしてみてください。演奏する音楽の質が、格段にステップアップすると思います。

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