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サックス 練習・レッスン

Written By: sax on 6月 13, 2018 No Comment

サックスをやっていると、色々な外国製の「用語」に出会います。おかしな和声英語は今の日本に氾濫していますが、サックスに関連する変なカタカナも少なくありません。
 マウスピースブランドの「Meyer」は何て読みますか?メイヤーでしょうか、マイヤーでしょうか。発音的にはマイヤーが近いようですが、日本ではほとんど「メイヤー」で通っています。たまに「マイヤー」と言うひとを見ますが、少数派のようです。「Buescher」はヴィンテージサックスのメーカーです。ついこの間まで、多くのサックス奏者が「ブッシャー」と呼んでいました。正しくは「ビッシャー」とのことです。ネットの動画で、アメリカのあるコレクターが、「これはビッシャー・トゥルートーンというサックスです。ブッシャーでもベッシャーでもありません。」と話しているのを見ました。思わず吹き出してしまいました。本国アメリカでも混乱していたんですね。まあ、これは人名なので混乱はしょうがないでしょう。

 人名といえば、有名なマウスピース職人、「Theo Wanne」は、今でこそ「セオ・ワニ」と正しく発音されていますが、彼のブランドのマウスピースが日本に出回り始めた初期のころは、多くのメディアで「テオ・ワン」などと呼ばれていました。 YouTube動画で本人が、「どうも、セオ・ワニです。」と言ってから、修正が進んだようです。ジャズ界で著名なギタリスト、「John McLaughlin」も色々言われました(笑)。「ジョン・マクラグリン」やら「ジョン・マクローリン」やら、色々なカタカナ表記が混在していました。来日公演をおこなった時、ハートの強い司会者が、「あなたの名前はなんて発音すれば良いのですか?」と聞いてくれ、本人から、「僕の名前は、ジョン・マクラーフリン」と言わせました。「フ」はちょっと小さめに発音するようです。
 サックスの部分にもいろいろな誤訳、誤使用があるようです。サックスネックの本体側に差し込む部分は、多くのサックス奏者が「シャンク」と呼んでいます。間違いではないのですが、英語のサックス修理マニュアル等では、ほとんどの場合「テノン(tenon)」と呼んでいます。英語圈の人と話すときはご注意を。サックスの卜-ンホールを塞いでいる部分を「キー」と呼ぶひとが少なくありませんが、あれは「カップ」です。「キー」は指で触る部分です。ですので、「サックスは、キーに連動するカップに収めたパッドで、管体に開いた数々のトーンホールを塞ぐことで、異なる高さの音を出すことが出来る楽器」、というのが正しい表現です。

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Written By: sax on 6月 6, 2018 No Comment

どんなケースにおいても、「慣れ」が「油断」を生み、結果を悪い方向に導いてしまう場合があります。サックスという楽器の演奏においても、「慣れ」への注意が必要です。演奏技術における「慣れ」は、演奏そのものに余裕を生み出してくれるはずですが、正しくない奏法に慣れてしまうと、思わぬ失敗や、不要な苦労をしなければならないかもしれません。サックス演奏技術の誤解や悪い癖について考えてみることで、悪い「慣れ」から抜け出しましょう。

 管楽器を演奏するひとが必ず教えられるのが、「息をいっぱいに吸いましょう」ということです。この「いっぱい」って、いったいどのくらいなのでしょうか。これ以上吸えないというくらい肺を息で満たすのでしょうか?うーん、通常の演奏では息継ぎ箇所も多いので、そんなに息を吸っても無駄になりそうです。そのような「現実」から、サックス奏者は「吸気」を怠けがちになります。長いテヌート等の息が大量に必要なフレーズでは、譜面に「Big Breath」と書き込んだり、パートのメンバーで息継ぎ場所の「談合」をしたりして、息の量の帳尻を合わせるのが通常ですが、これによって「少ない吸気」の癖がついてしまいます。その結果、やたら息継ぎが頻繁になったり、アドリブのフレーズがブツブツに途切れたりする結果を生み出すことがあります。「吸気」は、自分が自然にできる範囲で、「いっぱい」するのがベストです。自分なりの適正な「いっぱいの息」を練習の中で見つけ出し、それに慣れるようにしましょう。少ない吸気に慣れてしまっていないかどうか、時々チェックするのも良いでしょう。

 バンドやアンサンブルで、他人の音を聴かないのも、有りがちな良くない癖でしょう。自分の演奏の音だけに集中してしまい、周りの音を聴かないと、音程や発音のタイミングのずれが放置されたり、バンドの音量バランスの崩れの原因となります。楽器初心者の時期は、自分の音に神経を集中させ、いわゆる「いっぱいいっぱい」の状態だと思いますが、楽器に慣れるにしたがって、周りを聴く余裕を作る必要があります。周りの音を聴かない奏者のいるバンドは、いくら練習してもサウンドがまとまりません。合奏をするのなら、ひとの音に自分の音を合わせることに慣れましょう。

 首の角度も、サックス奏者の悪い癖になりがちです。左右、上下の首の角度は、そんなに厳密に決めなくてもサックスは音が出ます。しかしその影響は、少しずつ色々なところに出ています。あごの上下は息のリードへの当たり具合を変化させます。リードが最適に振動せず、音が曇ったりもします。下を向き過ぎて、喉が閉まってしまう場合もあります。首の角度は結果的にサックスの位置にも影響します。指が一番軽やかに動く、サックスの位置で構える必要があります。首の角度で運指の自由さを損なっているかもしれません。譜面を見ながら演奏をするビッグバンドのサックス奏者は、首をかしげて譜面にネックが重なるのを防ぐことがあります。そんな場合は、ちゃんとマウスピースを捻って、口に水平に当たるようにしなくてはなりません。悪い首の角度に、慣れないでくださいね。

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Written By: sax on 5月 30, 2018 No Comment

楽器の演奏は、少し前なら(今でも?)「習い事」の範疇でした。ピアノのお稽古、バイオリンのレッスン、三味線のお師匠さん、など等は、これらが習い事であるがゆえの呼び方です。サックスがいくら比較的簡単に音が出せる楽器だとしても、まったくの独学で超絶技術や豊かな音楽性にたどり着く人は少ないでしょう。ほとんどのサックス奏者は、専門の先生や先輩など、誰かしらにサックスを習った事があると思います。習う、教わるにしても、教えられる側の姿勢次第で、その効果は格段に変わります。演奏技術の向上、練習のヒント等については何度か紹介していますが、今日は「上手な習い方」についてお話しします。

 表題の「何故何故くん(なぜなぜくん)」というのは、何でも質問してくる生真面目な生徒の事です。「タンギングはトゥトゥトゥトウという発音で舌を動かして!」、「何故トゥトゥトウトウなんですか?」、「そうすると息を断続的に切ることが出来るからだよ」、「何故息を切るのですか?」、「音を適切な長さで切るためだよ」、「何故…?」、果てしない問答合戦のようですが、レッスンで「何故」はとても重要です。教えられたことの原因、意味を知ることで、その指示の真意が理解でき、練習の方向性や自分に合った修正方法も導き出せます。とは言え、「何故?」が嫌いな先生も少なくありません。「黙って言う通りにやっていれば良いんだ。質問なんて10年早い!」と言われたら…、謝って黙っていましょう(笑)。レッスン後に自分で、そのときの「何故」をゆっくり考えましょう。仲間に聞いても良いでしょう。少なくとも何かを教えられたら、その指示に隠れた「何故」を探し、その「何故」を解決したうえで練習に勤しみましょう。

 何故、何故にこだわるのか。それはあなたが「プレーヤー」だからです。音楽を聴いて感動する「聴衆」の側の人間では無く、音楽を通して感動を届ける、演奏者の側の人間だからです。聴衆に理屈は要りません。何故感動するのか、何故楽しく無いのかも、その理由を考える必要はありません。しかし演奏者は、何故聴衆が感動するのか、どうしたらどう感じるのか、どんな音がどんな感情を何故引き出すのかを考える必要があります。演奏者は常に「何故」を考える必要があるのです。もちろんあなたのサックス人生で解決した数えきれない数の「何故」は、いずれあなたの身体の中に溶け込んでしまい、意識からは消えてしまうでしょう。でもしっかり身体は記憶し続けます。

 ステージ上で客席に向かい、美しい旋律があなたのサックスから放たれます。あるときは艶やかな音で、またあるときは透明感あふれる繊細な音で旋律を歌い上げます。そのステージが聴衆を感動させているのは、あなたのその音が、あなたの中に積み重ねられた無数の「何故」から導き出された音だから、だと思いませんか?いやあ、説教臭くてすみません。

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Written By: sax on 5月 16, 2018 No Comment

サックスを吹いていると、避けることが出来ない…が、避けられるモノなら避けたいし、挑戦してもなかなか思うようにならない、ある技術の問題にぶち当たります。ビブラートです。ビブラートの有る無し、上手い下手でその音楽の表情は格段と変化します。ビブラートのかかった美しいサックスの音色は、聞いているものを恍惚とさせ、音楽の作った世界に引き込むほどの魅力を持ちます。ビブラートの練習に近道はありません。ひたすら練習を繰り返してください。

 ビブラートには音量型と音程型があります。前者は音量が小刻みに震え、後者は基準音を中心に音程が高低に揺れる音です。サックスのビブラートの基本は後者の音程型です。下あごを小刻みに前後させることでアンブシャの締まり具合を変化させ、音のピッチを変化させます。この顎の動きから「縦ビブラート」と呼ばれる場合もあります。音量型のビブラートはフルートなどの楽器で多用されますが、サックスの演奏で使う場合もあります。柔らかな音質で、ゆったりとした音量型のビブラートをかけると、風のうねりや小川のせせらぎをイメージするような優しいサウンドになります。基本、音量型のビブラートは腹筋で息の圧力をコントロールすることでおこないますが、同時に口腔内の形を変える事でより繊細に音量型のビブラートを生み出すことが出来ます。頬を動かす感じになるので、先の「縦ビブラート」に対して、「横ビブラート」と呼ばれたりもします。

 ビブラートは1拍に4回が基本、と言われますが、これは音程型のビブラートの場合です。往年のスイングビッグバンドのビブラートがこれに当たります。しかし正直なところ、1拍に4回、つまり16分音符の長さでぴったりビブラートをかけられたら奇跡です。重要なのは「合わせる」事です。ビブラートのタイミングがサックスセクション全体で合っていないと、それはまあ「ぐしゃぐしゃ」な音になります。揺れのタイミングも深さも、ぴったりと合うよう練習しましょう。音量型のビブラートは、アンサンブルよりもソロの演奏に使いたい「感情表現」のひとつです。長い音から次の音への変化の前に、助走として音量型のビブラートを付けると、よりフレーズに感情がこもります。パターンの定石はありませんので、名人たちの録音を聴き込んで真似ることで練習してください。

 ビブラートは、「オウオウオウオウ」やら「アウアウアウアウ」などの発音で練習するよう解説されている場合が多いようですが、自分に向いたやりかたは人それぞれです。手段を考えるより、自分のやりたい結果をイメージしての練習が重要です。ロングトーンでゆっくりとピッチを上げ下げし、その上げ下げのスピードを上げていきます。このとき「これ以上上げられない」と感じたら、きっと上げ下げの方法が間違っています。音量型ビブラートの練習でも同じです。求める結果は同じでも、それを実現する方法は人それぞれです。だからビブラートは難しいんです!

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Written By: sax on 5月 2, 2018 No Comment

管楽器が音を発するには空気が必要です。人間の身体から発する空気で管楽器は音を鳴らします。サックスにしろトランペットにしろ、音の根源である息の供給をおこなうための呼吸、そしてそれを楽器に最適化するための呼吸法は、楽器をより良く鳴らすうえで必須の技術です。呼吸法、ブレスについて考えてみましょう。
 息を吐くためにはまず吸わなければなりません。サックスの呼吸法に関する教材では、多くの場合、この「息の吸い方」から学習を始めます。近年のサックス用呼吸法の解説には、 「背筋で腹腔を下側に広げ、肩甲骨を上げながら胸郭を広げて、瞬時に大量の息を吸い込む」、という上下から肺を引っ張って、最大限の空気を体に入れる方法が推奨されているようです。お腹の力だけで息をコントロールせず、身体全体で肺の容量を最大限にするという、「新腹式呼吸」とも言える呼吸法です。人間の身体の動きに関する限り、この方法が最善の方法です。「管楽器は腹で吹く」なんて思っていた方は、ちょっと頭を切り替えて、新しい吸気の理論を研究してください。「空気は肺にしか入らない→ならば肺を最大限に膨らませよう→下から上からそして前から肺を外側に引っ張る!」という概念から出てきた吸気法です。

 解剖学的には理論立った呼吸法でも、サックス奏者の立場で考えるともうひと工夫がなされます。まず呼吸のサイクルを、「吐くと吸う」という2アクションでなく3アクションで考える呼吸法です。アクション1は「息を吸う為に息を吐き切り、かつ身体全体の準備をする。アクション2は「体全体でたっぷりの息を吸い込む」、そしてアクション3は「楽器を鳴らしながら、ゆっくりとコントロールしながら息を吐く」です。アクション1と2は瞬間です。アクション3は出来る限り時間を取る、「サウンド」のためのアクションです。楽器を鳴らしながらの呼吸では、無意識のうちにアクション1を奏者はおこなっています。これをあえて意識することで、スムースにアクション2に移行出来、より良い吸気が出来るようです。
 たっぷりと息を吸うのは、長いフレーズを吹き切るためだけにする訳ではありません。サックスを鳴らしている間、リードの振動は楽器だけでなく、奏者の身体全体に共鳴します。血や肉には振動はあまり伝わりませんが、骨や肺の中の空気は、楽器から出るサウンドに影響を与えるほど振動するようです。なんてことを言っても、科学的な実験で証明されているわけでは無いようです。ただし経験的に、肺が息をたっぷり含んだの時に出すサウンドのほうが、息を排出しきる寸前のサウンドより「良く響く」という事は、サックス奏者の皆さんが実感していることではないでしょうか。限界容量の70%の息より、100%に近い息を吸ったほうが、絶対に良いサックスサウンドが得られます。沢山の空気が身体に力を与えてくれるのかもしれません。ということで、たっぷりと息を吸うのはとても重要です。良いブレスはサウンドにも確実に良い影響を与えます。

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Written By: sax on 4月 18, 2018 No Comment

サックスのサウンドは色々な要素で変化します。変化するし、してしまいます。奏者が望む方向にサウンドが変われば、それは進歩であり上達でしょう。逆ならば改悪、もしくは退化、スランプかもしれません。マウスピースやリードを変えるなどのセッティングの変化だけでなく、アンブシャの形、マウスピースを咥える深さ、息の吐き方など等、サックス奏者は「理想のサウンド」に向けてあらゆる努力をしています。しかし、それはあるときはただの徒労であり、無用な出費、無駄骨であり、あるときは目からうろこの大発見だったりします。いずれにしろ、サックス奏者のサウンド改善に対する苦労は、決して生やさしいものではありません。そんな「真面目な」サックス奏者に贈りたい言葉、それが「記録の重要性」です。

 サックス歴が10年程度あれば、かなりの種類のマウスピースを買ったり、試したりしていると思います。リードもしかりです。アンブシャも色々と試行錯誤してきたと思います。それが20年、30年となれば思い出せないくらいの努力が費やされたはずです。そう、「思い出せない」のです。「ああしたら、こうなった」、「アンブシャをこう直したら、こういうサウンドになった」、「xxのリードをリンクのx番で使っていた」、など等、覚えていられるのは数年が限度です。ですから私は、「記録」を推奨しています。

 自分のサックスのサウンドのチェックには、録音して聞いてみるのが一番効果的だと私は思っています。ですので、セッティングや奏法を変える場合には、是非、「録音して記録する」ことをお勧めします。今はデジタルレコーダーが安価ですし、操作も簡単です。「メイヤー6Mにリコジャズセレクトのミディアム、リガは付属品。ぶりぶり~(サックスの音)。」、というように練習のサックスサウンドの前に、そのときのセッティングを声で録音しておき、その一連の録音をファイルでPCやスマホに保存しておくのです。その録音は、当初はサウンドの比較の為の物でしかありませんが、保存を繰り返すことで溜まってきた音声ファイルは、あなたのサウンドの変遷の歴史的記録になり、セッティング改造の効果のサンプルにもなるのです。この音声ファイルが数年分溜まれば、あなたが今のサウンドや奏法に何かしらの疑問を持った時、その問題を瞬時に解決してくれる資料になるかもしれません。「あ、2年前のあのセッティングのほうが、今の音より良いかも」、なんて事に気づくかもしれません。サウンドファイルの保存が面倒臭い、という方はノートにメモするだけでも良いでしょう。サウンドの振り返りは難しいですが、吹奏感や楽器コントロールの難易度などは、紙へのメモでも十分役に立つでしょう。

 楽器を演奏する、音楽をやる側に立つ、ということは多くの場合、「長い旅」になります。旅の記録は単なる回顧の為だけでなく、次の旅の道筋を示す「道しるべ」にもなると思います。

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Written By: sax on 3月 28, 2018 No Comment

楽器奏者に必須な作業がチューニング。演奏をするスタジオやらステージ等、演奏場所のピアノに合わせて、基準音にチューニングしてバンドのピッチを合わせます。ポーン、ポーンとピアノを弾いて、その音にバンドの各楽器が合わせるのがかつては普通でした。しかし最近ではまずピアノの音をチューニングマシンで確認し、「はい、今日はA=441Hzね!」などというコンマスの指示で各自が自分のチューナーを校正し、自分の楽器の音をチューナーのクリップマイクで拾ってチューニング、なんて感じが当たり前ではないでしょうか。今日はもう離れられない秘密兵器、チューナーについてお話しします。

 最近では「機器」としてのチューナーを使わず、スマホのアプリで済ましている楽器奏者も少なくありません。かなり高機能なチューナーアプリでも無料の物が沢山あります。アプリにしろ独立した機器にしろ、チューナーには「管楽器用」と「弦楽器用」かあるのをご存知でしょうか?それはチューニングする音の特性による違いです。管楽器の音は口の加減で音のピッチが揺れます。それに対し弦楽器は「ポーン」と引いた音は一定のピッチを維持します。管楽器用のチューナーは、ピッチの揺れの平均部分を取り出してメーターが反応するようになっています。これに対し弦楽器用チューナーは、ブレがないので反応が早く、「低い」、「高い」の結論をすぐに出すようになっています。弦楽器用のチューナーでサックスをチューニングしようとすると、表示がバタバタ変化し過ぎて対応できません。その他の機能もチューニングする楽器の特性で細かく違うので、くれぐれも弦楽器用チューナーでサックスをチューニングしようなどという、無謀なことはしないようお願いします。

 チューナーは、基準音への楽器のピッチ調整だけが目的の機器(またはアプリ)ではありません。特に管楽器奏者にはとても便利な練習道具でもあります。アンブシャの状態によるピッチのブレを確認でき、どの音域でどのくらい口で調整出来るかを知ることが出来ます。サックスでどこかの音を出し、アンブシャを締めたり緩めたりして、ピッチのブレの幅を確認します。これは、「この誤差以内であれば演奏しながらピッチを修正できる」ことを意味します。低音域の音、高音域の音のいくつかでこの確認をすれば、自分がその楽器の演奏中に、どの音はどの程度「口で修正できるか」を知ることが出来、チューニングの精度も楽になってきます。この逆は、「演奏中にどれだけ狂うか」でもあります。演奏中に油断すると、自分のピッチがどこまでずれてしまうかも把握できます。この確認を頻繁におこない、日頃の練習のルーティーンにしておきましょう。チューナーのメーターを見ないで吹き始め、「どうかな?」と目を開けてメーターを見る練習もお勧めです。どうしてもメーターを見ながらチューニングすると、口が自然にピッチを修正してしまいがちです。自分の標準アンブシャを決めておき、その状態のマウスピースの抜き差しでチューニングするのも重要です。チューナーの機能を上手く練習に取り入れてください。

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Written By: sax on 3月 21, 2018 No Comment

サックスのサウンドはタンギングで大きく変わります。サウンドの質がタンギングに決められてしまう、と言っても良いでしょう。それ故にサック奏者はタンギングに関する悩みが多いようです。「ハーフタンギングがどうしてもできない」やら「低い音域でタンギングが強過ぎてしまう」、「サブトーンのタンギングが上手くいかない」など等、多くのサックス奏者の方々から質問を受けます。確かにタンギングは重要課題です。しかしその正しい方法を教えるのも難しいのです。何故なら、「タンギングの方法は人によって違う」からです。

 教則本やレッスンの先生達は、「ルルルルと舌を動かす」とか、「トゥリトゥリと発音しながら息を出す」等、「技術」や「方法」を説明して、生徒にタンギングを教えようとします。しかしこれも、「そんな感じ」以上の何物でもありません。「ル」という舌の形が、それに期待するサウンドで音を出せるかと言ったら、必ずしもそうではないのです。あえて言うなら、それらの方法論は、「近道」を示している事に他なりません。ルの形からアプローチを始めれば、切れ味の良い、強過ぎないタンギングで音を出すことにたどり着き易い、ということです。サックス奏者が注力すべきは、「ルルルルと舌を動かすこと」ではなく、耳当たりが心地よい音の始まり」なのです。

 タンギングの練習は先生や教則本の指示する通りにやりましょう。そして空いた時間に夕ンギングで遊んでみたらどうでしょう。舌をリードに付けずに音を切ったり(エアータンギングと言います)、舌の真ん中でリードをペタペタ叩いたり(スラップタンギングの原型です)、口腔内を膨らませたり萎ませたり、舌の先でリードをツンツン触ったり、舌を付けたまま息を出し続けたり、思いの外、サックス演奏の為に「口の中でできる事」は多様です。そしてそんな遊びによってどんな音が出るか、出せるかを楽しみましょう。そのうちに「こうするとこうなる」の経験が色々と溜まってきます。「タンギング遊び」が「サウンド開発研究」に変わって来ます。まあ、お散歩しながら、道端の綺麗な花を見つけたり、運が良ければ100円玉を拾ったり、みたいな感じですかね。サックスと一緒になって音を作る、音を出すことを楽しむことで、新しい何か、自分が出したいサウンドのポイントを見つけようというやり方です。ハーフタンギングの按配の習得などは、この方法が一番だと私は思っています。

 楽器を使った音楽は、楽器の奏法の方法論だけで作り出せるものではありません。常に持つべきは好奇心であり、自分の夢や目標です。そういうやりかたで身に付いた自分のサウンドは、人には説明し難いですが、自分で演奏するのは無理無く出来ます。自分で考え出して身に付けたものは、とっても素直に自分に馴染むはずです。

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Written By: sax on 2月 21, 2018 No Comment

シンリップ、ファットリップ、ダブルリップ等、サックスのアンブシャ(マウスピースの咥え方)は色々です。そしてそれらのアンブシャタイプも奏者によって微妙に変化します。またアンブシャを変化させると音質や音の安定性が激変します。サックス奏者にとってアンブシャは、目標のサウンドを実現するための「試練」であったり、時折自分を襲う「不安」だったり、答えの出ない「研究対象」だったりもします。どんなアンブシャが良い、とかいう長くなりそうな話は置いておき、サックス演奏のアンブシャの原点を考えてみます。

 サックスのアンブシャは「パラドックス」そのものだ、という人がいます。パラドックスとは矛盾やジレンマ、逆説などと訳されますが、「一見間違っていそうだが正しい説」、もしくは「一見正しく見えるが正しいと認められない説」等を指して用いられます。アンブシャのどこがパラドックスなのでしょう。それはサウンドを作り出すリードの自由度と、そのサウンドのコントロール性の関係がパラドックスを生んでいるということのようです。やや哲学的な解釈はここまでにして、具体的な矛盾の例を説明しましょう。ファットリップは上下の唇の力のみでマウスピースを咥え、息を吹き込んでリードを振動させるアンブシャです。リードを締め付ける力が少なく、リードは最大限に振動することが出来ます。しかし音のコントロールは大変難しく、安定した音を出すためには相当な訓練が必要です。シンリップは逆に、マウスピースをかなりの力で締め付けるアンブシャです。音のコントロールは非常にやり易いアンブシャですが、リードを鳴らし、太く大きな音を出すことと両立するためには、こちらも高い技術が必要です。

 サックスを楽器として機能させるためには、音のコントロールが必須です。正しい音程で、求められたタイミングで音を出し、意図した音の大きさで、意図した長さの音を出すことが 「コントロール」です。そしてサックスの誕生と同時に生まれたのがシンリップです。長きに渡り、クラシックサックスの世界では「王道」のアンブシャです。しかしサックスが色々なジャンルの音楽で活躍するようになってくると、「これがサックスの限界なの?」、「もっと面白いサウンド出せそう」、とかの欲が出てきました。そしてサックスの音の源泉であるリードの振動を、より自由にしてあげようというアンブシャが考えられ出しました。しかしリードに自由度を与えると、コントロールが難しくなりました。豊かな太いジャジーなサウンドでも、音程が悪すぎれば音楽になりません。吠えるような轟音でも、音のタイミングは重要です。サックスのアンブシャは、何かを得るためには何かを捨てなければいけないのかもしれません。そして捨てる物と得る物の価値は、プレーヤーひとりひとり、それぞれによって違います。アンブシャの基本形はあっても、それが自分の欲しいサウンドを作り出してくれる保証はありません。

 シンリップは正しくもあり間違っている。ジャズで標準的なファットリップも、正しくもあり間違ってもいる。確かにパラドックスです。重要なのは捨てる物と得る物に対する、「あなたにとっての価値」を自覚することではないでしょうか?

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Written By: sax on 2月 7, 2018 No Comment

ビッグバンドや吹奏楽等、日ごろの演奏を「譜面」でおこなっているサックス奏者は、いわゆる「白丸」と呼ばれる、全音符や二分音符を見ると安心します。馬鹿っ速い超絶フレーズの多いバンドのメンバーほど、その安心感は大きいでしょう。だって吹きながら休める(?)んですもの…。本当にそうなのでしょうか?

 実は「白丸」との付き合い方で、音楽の質は大きく変わります。シンプルなところから攻めるなら、その長さです。記譜のルールから言えば4/4拍子の小節頭から始まった全音符の 「止める場所」は次の小節の一拍目が始まる直前です。一拍目に音があれば、その音との間隔はほぼ無いはずです。しかしこの記譜でそんな演奏をすることは非常に稀です。一拍頭の少し前で止めたり、小節内4拍目の頭で止めたりする場合がほとんどでしょう。曲を高い質で演奏するためには、アンサンブルをするメンバー内で、音を止める場所をきっちりと決めておく必要があります。そうしないと音の止め場所がメンバーによってバラバラになり、「だらしない決め」の演奏になってしまいます。合奏でロングトーン練習をするときは、止めの場所を決め、その止め方を合わせることも重要な練習の課題です。止めも大事なら「入り」も重要です。音を長く延ばす「白丸」はその音符の始まりもとても目立ちます。

アタックせずに「スーっと」始めるのか、「タンン~」と軽いアタックで始めるか、「トン、ワア~」とフォルテ・ピアノで始めるか等、音の始まりには千差万別のバリエーションがあります。この「音の始め方」は通常、譜面上にアーティキュレーション記号(演奏記号)を使ってその吹き方が指示されていますが、演奏の表現を統一するため、バンド内でしっかりと取り決めておくべき部分でしょう。伸ばし方も重要です。その曲に最適の音質、音量、ビブラート、表情、ピッチ等、演奏で留意しなければならないことが沢山詰まっています。例を挙げれば、一流のスイングジャズバンドは、ビブラートのタイミングをぴったりと揃え、繊細な曲の表情を作り上げています。

 このように白丸は、「始まり」と「伸ばし」、そして「止め」というサックスの演奏技術が 「もろに出る」恐ろしいものなのです。一流のプロミュージシャンは、ロングトーンだけで音楽を表現できる、と言われます。高い演奏技術と濃厚な音楽演奏の体験により、どう音を出せば音楽になるか、が体に染み着いているが故の結果です。

アマチュアサックス奏者の皆さんでも、「ロングトーンを音楽にする」ように練習する事も大切ではないでしょうか。ロングトーンは「腕立て伏せ」のような筋トレ練習ではありません。あくまでも、良い演奏を出来るようになるための基礎練習です。色々な始まり方、色々な伸ばし方、色々な止め方でロングトーンの練習をしてみてください。そして「白丸」の吹き方を考え尽くしてみてください。演奏する音楽の質が、格段にステップアップすると思います。

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