Home » Archive

フルート持ち替え

Written By: sax on 8月 25, 2014 No Comment


ビッグバンドのサックス奏者には、「持ち替え」という宿命が課せられています。
最近の「思いやりのある」譜面には、「Flute (Optional):もし出来たら、ここをフルートで吹いてね。」なんて遠慮がちな記載もありますが、昔のスイングビッグバンド時代の譜面には、一曲の中でサックス、クラリネット、フルートの三種類の楽器の持ち替えが記載されたものは、珍しいモノではありません。
そんなこともあり、古い世代の箱型サックスケースのほとんどが「トリプルケース」という、サックスの他にクラリネットとフルートが収納できるケースでした。
今日はそんな、「ビッグバンドのサックス奏者の持ち替え」についてのよもやま話をご紹介しましょう。

  
 サックス奏者は運指すら違うフルートを、当たり前のように「吹かされ」ます。ビッグバンドの曲のサックスパートの中では、かなりの確率でフルートの持ち替えが出てきます。何故かそれも、「テナーサックス奏者がフルートへの持ち替えをする」頻度が高いようです。アルトサックスはリードアルトがトップのメロディ、サードアルトがそれを支えるサウンドを吹いているので、「テナー君、居なくても目立たないからフルート吹いて!」ってなもんなのでしょうか?
テナーサックス奏者のフルートの持ち替えで、伝説の様に嫌がられているのが、カウントベイシー楽団の超有名曲、ビッグバンドのバイブルとも言える曲「The Queen Bee」です。
なんと長い曲の中で、最後のほうの「一拍」だけのためにフルートを吹くのです。長い1ステージのなかで、この一拍のためにフルートを持ってステージに上がる、なんてことも珍しくありません。そんなのサックスで誤魔化せば良いじゃん、と多くの人がおっしゃいますが、この一拍のフルートのサウンドが、曲のエンディングをしっかりと「締めて」くれるんです。この一拍のためにフルートを用意するテナーサックス奏者は数多く存在します。
この時代のカウントベイシー楽団のサックスセクションには、フルートの名手が多かったのでこういう持ち替えが多用されています。「Magic Flea」というバカっ速の名曲も、最後に「ピー、ピー、ピー、ピ」と吹くだけです。

 近代の楽曲では、ボブ・フローレンスの曲などがサックス泣かせのモノが多いようです。だいたい、パート譜のタイトルが普通のサックス1、2等ではなく、「Woodwind 1」なんて書かれてます。
初めから終わりまでフルートなんて曲もありますし、バリトンサックスが二本必要な曲、バスクラリネットへの持ち替え、等々、なんでもありです。
プロならギャラの割り増しを要求できますが、アマチュアの場合、そうもいきませんよね。
そんなこんなで、ビッグバンドのサックス奏者は、専門外のサックス、フルート、ピッコロ、クラリネット、バスクラリネット等と、所有楽器が際限なく増えていくのです。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』

ハリソンリガチャーにNEWモデル誕生!
⇒『HARRISON HURTZ ハリソン ハーツ 復刻版 リガチャー フォルテ』

こちらも数量限定入荷!
⇒『MARCA マーカ PREMIUM リード アルト用 数量限定入荷!』
 
ついに完成!AIZENの技術の粋を尽くした自信作!
⇒『AIZENバリトンLSモデル』
 

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!
⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

お買い物でチャンスあり!
⇒『イー楽器、夏のスクラッチキャンペーン!』

お探し物はここにないですか?
⇒『在庫一掃SALE開催中!』

7周年特別企画!
⇒『総額24万円相当、プレゼントしちゃいます!』

Written By: sax on 8月 12, 2014 No Comment


サックス奏者のフルート持ち替えは、かなり多くのサックス奏者がおこないます。
しかしこの二種類の楽器はまったく異なる発音構造を持ち、運指も微妙に違います。なのに、同じ「木管楽器」だからというだけで、サック奏者は無理やりフルートを吹かされる、…という訳ではありません。
ま、ビッグバンドの譜面では、サックスのパートに、「フルートやクラリネットを吹け!」、と記載されていることは珍しい事ではありません。スイング時代のビッグバンドでも、近代のコンテンポラリー・ビッグバンドでも、それは同じです。
それは何故か?同じ木管楽器でサウンドが似ていることと、サックスもクラリネットもフルートも「10本指楽器」だからです。
トランペットは3本の指で音をコントロールします。トロンボーンは腕の伸縮です。サックス奏者しか、クラやフルートは吹けそうもないですよね。
なぁんてことはとりあえず置いておいて、フルートの持ち替えが、サックス奏者にもたらす「メリット」について聞いてください。

  
 サックスとフルートの奏法で、一番大きな違いはアンブシャ(口の形、吹き方)です。
全音域で安定した、同じアンブシャを基本とするサックスに対し、フルート演奏においては、「一つ一つの音ごとにアンブシャは違う」、というのが基本的な考え方です。常にアンブシャに自由度を持ち、その音でベストな音、出したい音が出るところに息を出し希望の音を得る、というのがフルートの奏法です。フルート奏者が演奏中に、大きく体も腕も揺らし、口とフルートの角度が変化するのはそのためです。
そしてもう一つのサックスとフルートの違いは、サックスが「音が出てしまう楽器」であるのに対し、フルートは「音を出す楽器」であるところです。
サックスは一つの運指で一つの「出る音」があります。オーバートーンという吹き方もありますが、一運指一音が基本です。
しかしフルートは同じ運指で3つ以上の音が出せます。逆に、ある音を出そうとしなければ、その音は出ません。またフルートは構造上の音程の揺れが長年の歴史で明確になっており、替え指のバリエーションが無数に開発されています。
あえてまとめるなら、フルートは「結果良ければ、何でもアリ」の楽器です。
クラッシックの伝説的な名奏者の多くは、唇のやや横から息を出します。上唇の真ん中の出っ張りが邪魔になって、息の太さや強さの微妙なコントロールに支障が出るからだそうです。ま、見た目はちょっと「ゆがんでいる」感じは否めません。

 これに対し、サックスの演奏には「お作法」が多過ぎると思いませんか?また、色々な道具や部品も有り過ぎます。大切なのは吹く形ではなく、出る音とそれが作る音楽です。
そんな感じで、「フルート演奏哲学」を、サックスにも当てはめてみたらいかがでしょうか?

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』

ついに完成!AIZENの技術の粋を尽くした自信作!
⇒『AIZENバリトンLSモデル』
 

Bob Sheppardモデルも開始しましたよ~!
⇒『MACSAX(マックスサックス) Bob Sheppardモデル アルトサックス用』
 
またまた数量限定商品追加です!
⇒『MARCA マーカ SUPERIEURE リード』

日本未発売モデル、数量限定!少量入荷!
⇒『MARCA マーカAMERICAN VINTAGEリード アルト/テナー用』
 

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

レビューを書いてAIZENゲットのチャンス!
⇒『AIZENお客様の声キャンペーン!』

お買い物でチャンスあり!
⇒『イー楽器、夏のスクラッチキャンペーン!』

お探し物はここにないですか?
⇒『在庫一掃SALE開催中!』

7周年特別企画!
⇒『総額24万円相当、プレゼントしちゃいます!』

Written By: sax on 6月 5, 2014 No Comment


 アメリカンとフレンチと言っても、コーヒーやトーストの話しではありません。フルートの吹き方の話しです。サックス奏者はフルートの持ち替え演奏も多いので、たまには「フルートのうんちく話」もしてみたいと思います。
 フルートの演奏姿勢の基本形は、アメリカンスタイル(ジャーマンスタイルとも呼ばれます)とフレンチスタイルの2種類があります。アメリカンスタイルは、「外組み・外吹き」、フレンチスタイルは、「内組み・内吹き」とも呼ばれ、両者はフルートの組み立て方と、唇のリッププレートへの当て方の違いがあります。
アメリカンスタイルは、主管のキーの並びの中心線(ほとんどのキーの円の中心を通る線)にヘッドの歌口の穴の中心を合わせて頭部管をセットします。キーとリッププレートの穴がほぼ平行な状態です。その組み方で唇の下の顎の部分をリッププレート手前におき、アンブシャ(息を出し音を出す唇の形)を作ります。そうです、ほとんどのフルート教則本で紹介されているフルートの演奏姿勢はこのアメリカンスタイルです。
かたやフレンチスタイルは主管のキーの中心線に、リッププレートの穴の端(外側)を合わせます。アンブシャはリッププレートに顎を当てるというより、下唇をリッププレート手前側に当てる感じです。

 
 両者の違いは、歌口の音を出すエッジの部分と、アパチャー(上下の唇で作る、空気を出す穴)の距離です。簡単に言えば、唇の空気の出口と、音の出るエッジの位置が遠いのがアメリカンスタイルで、近いのがフレンチスタイルです。
極端な言い方は物議を醸しだすかもしれませんが、アメリカンスタイルはその距離の長さからサウンドに息の雑音を含み易く、ざらついた音になりがちと言われます。ただし、その距離ゆえ、ある程度アンブシャの許容度が増し、ぴったりとアパチャーの位置が合っていなくても音が出やすいというメリットもあるようです。
フレンチスタイルはアパチャーとエッジが近いため、よりピュアなサウンドが出せると言われています。ただしアンブシャの位置はかなりシビアで、ちょっと角度が狂えば音が出ない、なんてことにもなり兼ねません。多くのクラッシックのフルート奏者の巨匠たちは、このフレンチスタイルで演奏しています。
 実はフルートの設計も、これらのアメリカンスタイル、フレンチスタイルのどちらを基本とするかで変わってきます。メーカーによっては、取扱説明書にフレンチスタイルの組み方を明記してあるものもあります。
フルートは非常に繊細な楽器です。あなたに合っているのはアメリカンとフレンチの間の「ジャパニーズ(?)」かもしれません。
両者のスタイルの違いの存在を知り、自分のベストスタイルを作り出して構わないと思います。

——————————————————————————————–

『今週の新着情報』

一旦手に入れると手放すコレクターはなかなかいません!
⇒『超希少 ヴィンテージ セルマーソロイスト ショートシャンク テナー G』

GreatNeckの超珍しい初期のビンテージ!シリアル4桁!!
⇒『超レア アルト ヴィンテージ Designed By Arnold Brilhart ブリルハート エボリン メイヤー5番 GreatNeck#63xx』
 

吸水性・耐水性をアップしリニューアル!
⇒『AIZEN パッドクリーニングペーパー NEW!』
 

——————————————————————————————–

『イー楽器のお得情報』

増税なのに・・・
⇒『定番マウスピース・リード 大幅値下げ!』

7周年特別企画!
⇒総額24万円相当、プレゼントしちゃいます!

残り4名様
AIZENより、価値ある豪華プレゼントキャンペーン実施中!

詳しくはこちら

Written By: user on 5月 13, 2013 No Comment
フルート持ち替え時の注意

AIZENもフルートのご提供を始めましたので、フルート吹き、特にサックスプレーヤーのフルート持ち替え奏者への情報も拡充しなければ、と思っています。多分、フルート専門の奏者では余り意識しない、持ち替えフルート奏者用のノウハウも多々有ると思います。そんな情報の始めの一歩として、サックスからフルートへ持ち替えるときの注意を二、三あげてみましょう。
 コンボジャズの場合は、一曲の途中でサックスからフルート、フルートからサックスへ持ち替えることは稀でしょうが、ビッグバンドのサックスプレーヤーの場合は日常茶飯事です。近年のアレンジャーによる曲では、一曲の中の随所に「change to Flute」やら「change to Sax」と書いてある場合が少なくありません。だいたい楽譜のパート記載が普通の「2nd Tenor Sax」とかではなく、「Woodwind 3」なんて場合があります。ま、とにかくスムースに楽器を持ち替えなければなりません。このサックスとフルートの持ち替えをスムースにするポイントが三つあります。唇、アゴ、指の3種です。
サックスとフルートの最大の違いは音を発する構造です。サックスではマウスピースに付けたリードを振動させますが、フルートではリッププレートの歌口孔(サウンドホール)に息を吹きかけて、空気の渦で音を出します。この息を作るため、上下の唇を閉じて、その間にアパチャーと呼ばれる小さな孔を開け、そこから細い息を出し、歌口孔にぶつけます。サックスは口を開けてマウスピースを咥えていますが、フルートは口を閉じます。そして正確にアパチャー(唇の空気穴)の形状をコントロールして息を出さなければなりません。この違いを相当意識しなければ、フルートに持ち替えた後の最初の音は絶対に出ないでしょう。次はアゴ、サックスでは使わない場所です。アゴというよりアゴと下唇の間というのが正しいでしょうか。ここにしっかりとリッププレートを固定しないと、フルートの音を安定させることが出来ません。左手人差し指の付け根でフルートを支えて、適度な圧力でフルートを安定させることに集中してください。そして最後のポイントはキーを操作する指の動きの違いです。サックスではかなり大きな指のアクションでキーを操作しますが、かなり小ぶりのフルートのキーでは、より繊細な指の動き、力の入れ具合が必要です。サックスの操作の指のアクションを「パタパタ」と例えるなら、フルートは「うねうね」です。また動かす方向も違います。頭を切り替えないと、キーに無理な力を加えて、フルートの調整が狂う場合もあります。これら三つの「頭の切り替え」はサックス&フルート持ち替えの、最小限のものですので、自動的に意識できるよう癖をつけてください。

残り17名様 初夏のAIZENキャンペーン
スペシャル4大特典プレゼントキャンペーン開催中

詳しくはこちら

  Copyright ©2009 サックスお悩み相談室, All rights reserved.| Powered by WordPress| Simple Indy theme by India Fascinates