広島交響楽団クラリネット奏者、高尾哲也氏が考案した非常にシンプルで効率的な新発想のリガチャーです。見た目は「ただのバネ?」と思いますが、バネのような焼入れはしてありません。
太目の銅線(直径1.8mmまたは2.0mm)が螺旋状に巻かれており、その螺旋がマウスピースとリードをしっかりとかつ無理無く固定します。非常にシンプルな構造ですが、最小限の接触面積で合理的にリガチャーがリードを固定し、またリガチャーとしての質量も少ないため、とても抜けの良い鳴りの良さが実現されています。
またリードが効率的に振動するため、見た目に反したしっかりと太いサウンドです。
古典的な糸でリードを固定する方法が、あまりに面倒なので考え付いたというこの構造ですが、巻き方向の逆に少し力を入れてマウスピースに装着し、リードを合わせて巻き方向に軽く回して締め付ける、という装着方法は、慣れればネジ式のリガチャーをも超えるスピーディーな装着が可能です。
そして最後の「ひと締め」でリードは驚くほどしっかりと固定されます。楽器とマウスピースのサウンドを最大限に生かし、抜群の音色とコントロール性を実現した、クラッシックからジャズまで、オールマイティーに使用できる汎用性の高いリガチャーです。
仕上げには、「ロジウム」、「ピンクゴールド」、「ゴールド」の三種類があり、ロジウムは透明感のある柔らかい音、ピンクゴールドはややダークなマイルドで太いサウンド、ゴールドは輪郭のしっかりした肉厚のサウンドで、低音域から高音域までの安定性が抜群です。
クラリネット用として考え出されたリガチャーですが、サックスのハードラバー・マウスピースばかりでなく、メタル・マウスピースにも驚くほどの順応性を持っています。
形状が特殊なため、通常サイズのキャップは合わない場合がありますが、プラスティック製の大き目のキャップが使用できます。高野氏のホームページに懇切丁寧な使用方法、メンテナンス方法が記載されています。
説明書付き。
1.8mmは自然で、楽に、軽く、遠くに音が響きます。それに対して2mmは、太く、重く、しっかりとした音が出ます。元々はリードを固定する力の強さで2mmを標準としており、1.8mmは多少その力が弱まります。リードを固定する力がある程度強い方がよい方は2mmをご注文ください。
個人的には軽く楽に演奏できる1.8mmがいいと思いますが、太くしっかりとした音で吹きたい方には2mmをお勧めします。
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